【くまみね氏】大人気な現場猫を振り返ってみた件について【仕事猫】
さあ、今日も戯れ言《
この記事は2020年9月15日が初アップだ
「現場猫」と「仕事猫」
身も蓋もないぶっちゃけだと、現場猫=仕事猫である。
肝心の現場猫に対する著作権が曖昧な事から、元ネタを商業用の現場猫にリファインしたバージョンを、便宜上、仕事猫と名義分けしたに過ぎない。
具体的にはこういう経緯だ。
現場猫 は、2018年頃から人気となったインターネット・ミーム。このミームは工事用ヘルメットを被った猫が「ヨシ!」と指差呼称をしている姿が基本形である。
2016年8月、イラストレーターのくまみねが「夜中科学電話相談」と題した電話をする猫のイラストをTwitterに投稿した。このキャラクターは電話猫と呼ばれるようになる。
この「電話猫」が一部で話題となりコラージュが作成されるようになったが、その流れの中で「電話猫」の顔に胴体や工事用ヘルメットなどのイラストを加工し繋ぎ合わせたコラージュがふたば☆ちゃんねるで作成され、このコラ画像が後に「現場猫」と呼ばれるようになった。
流行を受け、電話猫の作者であるくまみねによって仕事猫として逆輸入され、「電話猫」も含む様々なグッズが作成されている。
引用:Wikipedia
元ネタの電話猫は下。
夜中科学電話相談 pic.twitter.com/tanTFmNuGK
— くまみね (@kumamine) August 25, 2016
選り取り見取りのラインナップだ
是非ともゲットしましょう!
仕事猫グッズを紹介
ミニフィギュアコレクション
カードゲーム
コラボレーションポスター
以下のネタの数々は悪い例ですので、現実の仕事で真似はNGですよ
現場猫のネタを集めてみた
社内コンプラあるある
偉い猫「我が社は全社員にコンプライアンス教育やハラスメント教育などを行い、社員の意識醸成に努めています!」
――現実――
上司猫「全員、eラーニングを期限までにやっとけよー」
現場猫1「確認テストの答ありますよ」
現場猫2「動画即終了、テスト開始ヨシ!」
現場猫3「どうやってログインするの?」
現場猫4「あれ時間記録されてて、動画飛ばしたらバレるらしいよ」
現場猫5「でも受講率が大事だし、上司猫も何も言わないよね」
新型コロナ対策あるある
偉い猫「我が社は新型コロナ対策で全従業員の体温を測定・記録し、37.5度以上の者はすぐに帰宅させております!」
――実際の現場――
現場猫1「37.5だけとどうします?」
現場猫2「まー室内暑いし、実際は37.4だと思うのでヨシ!」
現場猫3「俺37.5だけど平熱高めだしヨシ!」
現場猫4「測ってないけど、とりあえすヨシ!」
現場猫5「(超えているが)熱いお茶飲んだし、俺も37.4でヨシ!」
社内情報の管理あるある
上司猫「情報資産を守るためパソコンは厳重に管理。絶対に部外者に情報が流出することが無いよう各自注意する!」
なお、パソコンのモニターにはログインパスワードを記した付箋が貼られている模様。
社内の安全意識あるある
――新型コロナ前――
上司猫「安全は全てに優先します。決して無理せず、危ない時は客先や上司に相談」
――新型コロナ後――
上司猫「緊急事態宣言が出ましたが、客先が動いている以上、現場は止められません」
現場猫(安全は全てに最優先とはいったい)
社内の情報共有あるある
業務での重要な見落としや放置案件に気が付き、上司猫に報告しても「そのままスライドして仕事を丸投げされる」ので、見なかった&気が付かなかった事にする。
現場の本音あるある
偉い猫「採用において、できるだけ高いレベルの人材が欲しい」
現場猫「人事の見る目は当てにできないので、ちゃんと話が通じて危ない行動しない子なら、とりあえずヨシ!」
オンライン会議あるある
新型コロナ対策の意味とオンライン会議の目的を理解できていない偉い猫の図。
というか、その朝礼は本当に必要?
低レベル中小企業あるある
上司猫「追加人員? ないよ? 超過残業? ふーん。工数ギリギリだけど現場努力で頑張れ。チェックリスト提出も毎日毎月ヨロシク」
同僚猫「てめーだけ休みをとるとか、定時で帰るとか許さねー」
高望みし過ぎあるある
部下に対し理想を述べて、さらなるスキルアップを望む上司猫。
優秀な現場猫「そんなスキルがあったら転職か起業するわい」
資格取得あるある
新人猫「現場休ませてもらったから、一夜漬けで勉強して合格しなきゃ」
中堅猫「資格試験? 現場が忙しいから受けないよ」
玄人猫「試験があって俺1週間いないから、後はよろしく!」
トリプルチェックあるある
現場猫1「後の2人がちゃんと見てくれるだろうからヨシ!」
現場猫2「1人目が合格にしているし3人目も見てくれるだろうからヨシ!」
現場猫3「前の2人が合格にしてるんだから、絶対ヨシ!」
無責任な受注あるある
現場猫「納期が無茶な仕事を取ってくるなよ」
営業猫「なんとかなるでしょ。なんとかして」
現場猫「そんな仕事は無理、できません」
偉い猫「できないのをするのが仕事だ」
上司猫「いいよなぁ。無責任にホラ吹ける人は」
賢い社員あるある
先輩猫「後輩君、中免以外に何かあったっけ?」
後輩猫「いやぁ~~、(本当は大特・クレーン・フォーク・玉かけの資格を持っているけど)中免だけですね」
本当の事を言うと(給料は変らないのに)余計な仕事(負担)を押し付けられる。
あるあるだと洒落にならない
保守点検中は絶対に機械に近づくな。
フォークリフトあるある
これも現実にある光景だったりする。
破綻したスケジュールあるある
上司猫「正月もGWもお盆も普通に働いていた奴らだ。面構えが違う」
現場猫たち――精神が崩壊して目が逝ってしまっている表情。
仕事の引き継ぎあるある
初代目猫「初めてだからよく判らんけど、とりあえずヨシ!」
二代目猫「前任者がこのやり方でやっているのでヨシ!」
三代目猫「前任者もその前の人もこのやり方でやっているのでヨシ!」
仕事の流れあるある
――ダメな仕事の流れ――
現場猫「この仕事って、いついつまでにやって貰えますかね?」
外注先の上司猫「職人に確認とってみます」
(と言いつつ、催促されるまで後回し)
現場猫「仕事の話、どうなりました?」
外注先の上司猫「あー、じゃあすぐに職人を手配しますから」
職人猫「いきなりこんな仕事を振られても、この日程じゃ無理」
――最適化された仕事の流れ――
現場猫「あの職人さん、こういった仕事ですけど可能ですか?」
職人猫「こっちは日程に都合がつくよ。ウチの上司に仕様書を送っておいてね。上を通さすに話をするとウルサイんだわ」
改善提案あるある
偉い猫「改善提案を出せ。お前の部署、提出数が少ないぞ」
なお、実相は改善提案制度が運用されているという対外的アピールがメインであり、フィードバックや報奨金は有耶無耶になっている。
上司猫「毎月1人1件、提案書を出せ。出さないと査定に響くぞ。何でもいいからとにかく書け!」
なお、これによって従業員のモチベーションがダウンして、時間の圧迫および改善提案の質も低下してしまう。
現場への認識あるある
現場未経験な猫「現場なんてチョロい!」
他の現場猫たち「お前が言うな」
/ ヨシ! \