【アニメアワード2025】アニメ・オブ・ザ・イヤー2024が発表【クランチロール】
さあ、今日も戯れ言《
この記事は2025年5月28日が初アップだ
第9回クランチロール・アニメアワード2025
アニメアワードについての記事は、これが3回目だ。
とはいっても、過去の2回とは記事にした時期が明らかに異なっている。前回は3月12日にアップしていた。つまりクランチロール・アニメアワード2024は3月上旬のイベントであり、今年の同アニメアワード2025は5月下旬のイベントであった。
◆合わせて読みたい◆
選考期間が今年の第9回から「前年9月末⇒12月末の放映作」までに対象が変更になった以外は、特筆する様な変化はない。この第9回も東京で開催されている。まあ、賞の名前に一部変更はあったし、「グローバルインパクトアワード」なる賞が新設された。これには『進撃の巨人』が選出されたのだが、原作に続いてアニメも完結した記念の特別賞っぽい。賞のコンセプトが「文化や歴史、そして世界中の観客の心を掴んで忘れがたい足跡を残した先見性の高いクリエイターや画期的な作品を称える」だから、毎年は出ないのでは? 他のノミネート作の公表もなかったし。
最優秀長編アニメ賞が「フィルム・オブ・ザ・イヤー」に分かり易く名称変更した。最優秀ファンタジー作品賞も最優秀異世界アニメ賞と、よりコンセプトを明白にしている。おそらく来年度以降、場合によっては現代ファンタジー賞とか、異能バトル賞とか、異世界ナーロッパ系ファンタジー作とは違うジャンルの作品を受賞させる前置きと邪推してみたり(笑
受賞作をまとめてみた
動画版を観てから、以下の文章を読んで下さい
受賞作品等の一覧は『クランチロール・アニメアワード』のホームページ:
◆アニメ・オブ・ザ・イヤー
・俺だけレベルアップな件(前半クール)
他のノミネート作
● ダンダダン
●ダンジョン飯
● 葬送のフリーレン
● 怪獣8号
● 薬屋のひとりごと
◆最優秀アニメーション賞
・「鬼滅の刃」柱稽古編
他のノミネート作
● ダンダダン
● ダンジョン飯
● 葬送のフリーレン
● 怪獣8号
● 俺だけレベルアップな件
◆最優秀オリジナルアニメ賞
・NINJA KAMUI
他のノミネート作
● ぶっちぎり?!
● ガールズバンドクライ
● 夜のクラゲは泳げない
● メタリックルージュ
● 終末トレインどこへいく?
◆各作品賞
最優秀アクション作品賞/俺だけレベルアップな件
最優秀コメディ作品賞/マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
最優秀異世界アニメ賞(旧・最優秀ファンタジー作品賞)
/Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season
最優秀ドラマ作品賞/葬送のフリーレン
最優秀ロマンス作品賞/アオのハコ
最優秀日常系作品賞/負けヒロインが多すぎる!
◆劇場版
フィルム・オブ・ザ・イヤー(旧・最優秀長編アニメ賞)
/ルックバック
◆シリーズ賞
最優秀継続シリーズ賞/鬼滅の刃「鬼滅の刃」柱稽古編
最優秀新シリーズ賞/俺だけレベルアップな件
◆OP・ED
最優秀アニソン賞/
ダンダダン 「オトノケ」 Creepy Nuts
最優秀オープニング賞/
ダンダダン 「オトノケ」 Creepy Nuts
最優秀エンディング賞/
俺だけレベルアップな件 「request」 krage
最優秀作曲賞/
俺だけレベルアップな件 澤野弘之
◆キャラクター賞
最優秀主演キャラクター賞/
俺だけレベルアップな件 水篠 旬
最優秀助演キャラクター賞/
葬送のフリーレン フェルン
「何があっても守りたい 」キャラクター賞/
SPY×FAMILY Season 2 アーニャ・フォージャー
◆クリエーター賞
最優秀監督賞/葬送のフリーレン 斎藤圭一郎
最優秀キャラクターデザイン賞/ダンダダン 恩田尚之
最優秀声優賞(日本語)/薬屋のひとりごと 猫猫役 悠木碧
歴代の大賞受賞作一覧
2017 ユーリオンアイス
2018 メイドインアビス
2019 デビルマン クライベイビー
2020 鬼滅の刃
2021 呪術廻戦
2022 進撃の巨人 The Final Season
2023 サイバーパンク エッジランナーズ
2024 呪術廻戦2期
2025 俺だけレベルアップな件 ←New!
2024年の栄冠は『俺レべ(前半クール)』
Solo Leveling wins Anime of the Year at the 2025 #AnimeAwards! 🏆 pic.twitter.com/32RzBfde9I
— The Anime Awards (@TheAnimeAwards) May 25, 2025
アンチが多い日本国内とは違い、海外のファンには圧倒的な支持だったので、個人的にはそんなに驚きはないかな、というのが本音である。アンチが多いって事は空気作とは違い知名度とファンも多いという証左であるし。
韓国漫画が原作の『俺だけレベルアップな件』、アニメアワードで最高賞を受賞 日本のアニメ完全敗北へ・・・そして海外で大炎上中wwww | やらおん!
『フリーレン』や『ダンジョン飯』の方が大賞(アニメ・オブ・ザ・イヤー)に相応しいという声も理解できないわけではない。しかし、そんなケチを付けたら『オリジナルアニメ部門』はどうなるだっていう。『ぶっちぎり』『メタリックルージュ』がノミネートされている時点で、濃いアニメオタクよりも「浅く広い」世界基準のファンを対象にしているのではなかろうか。去年の『オリジナル部門』もクソアニメだった『マージナルサービス』がノミネートされていたなぁ(遠い目
ロマンス部門は『マケイン』で、日常部門に別作品の方(僕ヤバ2期とか)が日本のアニメファンには納得じゃね?っていう気もするが。オリジナル受賞の『NINJA KAMUI』も視聴者の評判的に「まあ妥当」という感じだろう。日本国内で圧倒的な成功を収めた『ガルクラ』は受賞を逃すし、日本国内で圧倒的に不評だった『怪8』がノミネートされている時点で、日本基準で語るアワードとは根本的に異なる。過去2回の記事でも云っているが。
っていうか、『俺レべ』の前半クールが受賞したという事は、アンチが多い日本ですら好評だった丁度1年後放映『俺レべ』後半クールの「アニメ・オブ・ザ・イヤー2025」での受賞は、ほぼ確実な状況なのだが。
アニメ1期(前半クール)が2024冬クール放映で、アニメ2期(後半クール)が2025冬クールというインターバル1年スパンになると、この手のアワードって困るような気がする。来年、『俺レべ』以外が大賞だと個人的には微妙だ。
総括すると、この第9回は『ぶっちぎり』以外、特に変だなっていう作品はなかったと思う。『メタリックルージュ』も期待外れってだけでクソアニメとは違うし。
最近では『俺レべ』という公式略称よりも、なんか『俺ップ』と呼ばれています
映像美とアクションの動きっぷりは、他の作品の追従を許していない
『マケイン』とか『ガルクラ』も予算が凄かったですが、戦闘シーンのカメラワークと動画枚数を推察するに、金と制作スタッフはTVアニメのレベルを超えてましたよね
『推しの子』も作画レベルだけは同等だったがな
クランチロールについて
クランチロール(Crunchyroll, LLC)は、200以上の国と地域でアニメやマンガを提供しています。広告モデルによる無料配信、有料配信に加えて、イベント、劇場版アニメ、ゲーム、グッズ、マンガ出版を通してアニメコミュニティを創出しています。
世界のアニメファンは、クランチロールを通して、正規にライセンスされた世界最大級のアニメコレクションに様々な言語でアクセスできます。最新の人気作品は、日本の放送直後にサイマル配信されています。クランチロールのアプリは、全てのゲーム機を含む15以上のプラットフォームで利用できます。
クランチロールは、米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・インクおよび株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下、株式会社アニプレックスによる合弁会社です。
他の海外大手サイトの受賞作
ANIME TRENDING
主だった作品を並べると――①フリーレン②僕ヤバ2期③ダンダダン④マケイン⑤薬屋⑥ガルクラ⑦リゼロ3期⑩ダンジョン飯
やはりこのサイトだと『俺レべ』『アオのハコ』といった日本アニメファンにアンチが多かった面子はトップ10から外れる。そんでもって『ガルクラ』以外のオリジナルアニメは掠りもしないし。恋愛系は『義妹生活』の順位が高いな。
やはり2024年は『ガルクラ』の年ですよね
『フリーレン』2期制作は予定調和だが『ガルクラ』はコンテンツの続きやる発表に、『マケイン』は2期制作が決定済みだ
MAL(My Anime List)
MALの方は――①フリーレン②ダンダダン③薬屋④ダンジョン飯⑤マケイン⑥ガルクラといった、まさに真のマニア向けの面子が揃っている。
海外では理解されなさそうな『まほあこ』が20位、『ブレイバーン』が25位なのが地味に笑える。で、日本国内で虚無アニメと評されていた『アオのハコ』が22位で、アニメ・オブ・ザ・イヤー2024の『俺レべ』が21位と「そりゃそうだよな」的な順位に収まっていた。連続2クールとはいえ、一昨年放映開始の『フリーレン』が2024年度1位は、やっぱり少し違和感がある。アニメトレンディングの方もだが。
『俺ップ』評価、MALだと妥当って感じですよね
濃いアニオタに評価が高かったのは後半クールに当たる2期だもんな
第9回選考期間に視聴した作品の感想
メインサイトで記事にしてあるので参照して欲しい。
期間は今年から変更で前年の1月頭から12月末となった。今年だけ前年度の余りを足して23年10月~24年12月までと一ヵ月だけ長い。
放映期間:2023年10月~12月
放映期間:2024年1月~3月
放映期間:2024年4月~6月
放映期間:2024年7月~9月
放映期間:2024年10月~12月