僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【「キラメイジャー」レッド】戯れ言――特撮ヒーローの役者交代について【新型コロナ感染】

【「キラメイジャー」レッド】特撮ヒーローの役者交代について【新型コロナ感染】

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さあ、今日も戯れ言 記事 ゴト を始めますからね

 

この記事は2020年4月3日が初アップだ

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引用元――魔進戦隊キラメイジャー(原作:八手三郎、tv asahi/東映)より抜粋】

キラメイレッド、新型コロナ感染

去る3月31日の事である。

スーパー戦隊シリーズ第44作目『魔進戦隊キラメイジャー』で主役のレッドを演じる小宮璃央(17)が新型コロナ感染という衝撃のニュースが日本中を駆け巡った。

ソースは以下のリンク。

https://www.asahi.com/articles/ASN305HT4N30UCVL00W.html

「キラメイジャー」レッド 17歳小宮璃央が新型コロナ感染 先週末から撮影ストップ テレ朝発表

 テレビ朝日は31日、放送中のスーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」で、主役の「キラメイレッド」を演じている俳優の小宮璃央さん(17)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日行われた定例会見で、記者の質問を受け、明らかにした。

 テレビ朝日広報部は、共演者や撮影スタッフに濃厚接触者がいるかどうかについては、「濃厚接触者は保健所により確定されますので、その指示待ちです」とした。他の出演者やスタッフのなかで体調不良を訴えている人は、現時点では報告がないという。小宮さんの所属事務所は、31日夜、ホームページ上で小宮さんの感染を発表。小宮さんは今月27日のキラメイジャー収録終了後、「3月24日から味覚と嗅覚に違和感がある」との訴え、医療機関を受診。PCR検査の結果、感染していると診断され、31日に入院したという。発熱やせきなどの症状はないとしている。

番組は今月8日に初回放送。小宮さんは、戦隊シリーズで歴代最年少の「レッド」役だった。撮影は現在中止している。5月中旬の放送回まで撮影を終えており、当面放送に影響はないが、それ以降は未定という。

引用:朝日新聞デジタル

 

まずは小宮さんの1日も早い回復を祈りたいと思います。加えて、このまま重篤化せず、肺や他の器官に後遺症が残らない事も。

 

新型コロナウィルスの感染爆発(オーバーシュート)は、もう不可避なのかな、と個人的に感じた。加えて、現状ではこの獰猛なウィルスは世界中、万人に対して平等に猛威を振るっており、明日は我が身かもと想像すると身が竦む。早くワクチンが開発されて欲しい。

新型コロナに罹ってあの世に逝く。肺に深刻な後遺症が残り寿命が大幅に縮む。こんな目に遭うくらいならば、勤めている会社が倒産しようが、解雇されて無職になろうが、財産ゼロになって生活保護を申請する羽目になろうが、大した話じゃない。命あっての物種だ。というか、肺炎で呼吸困難になってのたうち回るって洒落にならん。風邪と変大差ないとか、インフルの方が脅威だとか、デマを吹聴した者(バカ)が実際に目の前にいたら、怒りでブン殴ってやりたい気分である。免疫できないなら肺癌の方がマシかもしれない。

 

現在、撮影はストップ中との事であるが、仮に小宮さんの復帰が間に合わなければ、主役のレッドはどうなるのだろうか? 期間限定の代役なのか降板して新レッドなのか。

過去に、特撮ヒーローものにおいてメインキャラのキャストが急遽、変更になった例を調べてみた。まあ、有名どころばかりで調べるまでもなく、知っているのだが。

メインキャストの交代劇

仮面ライダー1号、2号

最も有名なのが、コレ。

主演の藤岡弘が撮影中に事故って撮影継続不能となり、2号ライダー(俳優:佐々木剛)が登場となる。Wライダーという単語よりも「技の1号、力の2号」というフレーズの方がオタクには浸透しているだろう。金言といっても過言ではない。

当時、スーツアクターではなく藤岡さん本人が仮面ライダーとしてのアクションも担当していた為に、この様な事態が起こってしまった。

2号ライダーの設定は原作漫画にも逆輸入されており、本郷猛はショッカー(偽ライダー軍団)に敗れて死亡してしまい、その最中で頭に衝撃を受けて洗脳が解けた偽ライダーの1人が2号ライダー(一文字隼人)として、本郷の後を継いで主役になっている。最後に本郷(脳が無事だったので)もサイボーグ化して再登場するが。

本流の特撮版では、1号ライダーが復帰するのと入れ替わりで、2号ライダーは南米での戦いに赴くという体裁で「お役御免」となった。終盤に再登場し、以降『仮面ライダーV3』とかにもWライダーとして普通に登場する様になるが。

 

この代役劇が仮面ライダーシリーズにもたらした影響は多大である。

代役の佐々木さんはなんとバイクの免許を持っておらず(なのに、どうして抜擢したのだろう?)、バイクアクションが出来なかったのだ。それまでの変身は、原作漫画に準じて、バイクに乗ってベルトに風圧を当てる⇒ベルトバックル部の風車が回る⇒自然なエネルギーが体内を循環⇒仮面ライダーに変身(&サイクロンも変形)というプロセスだった。

しかし佐々木さんではそれが難しい(変身後ならばスーツアクター任せでOKだが)為に、変身ポーズが考案されたのである。

で、1号ライダーにも変身ポーズが付いて、仮面ライダーシリーズの売りに「変身ポーズ」というか、平成シリーズで「カブト」前後くらいから「変身ギミック」が加わる事となったのだ。その背景には特撮映像の技術進化もあったのだが、カブトの「キャストオフ」は本当に、最高に格好よかった。ライダーキックの演出も。昭和から平成を通じて、最もスタイリッシュな仮面ライダーだと思う。

次点はディケイドか。仏壇と揶揄される最終フォームも個人的にはウケた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=HQqOYoKy-4M

www.youtube.com

 

同じカブトムシをモチーフでも、昭和のストロンガーと平成のカブトを比べると、その進化ぶりが鮮明になる。そのカブトでさえ、平成ライダー初期だからかなり昔であるが。

サンバルカンのバルイーグル

シリーズ5作目『太陽戦隊サンバルカン』で、レッドが完全に交代した。

本当に交代してしまったのだ。

初代バルイーグルの大鷲龍介(俳優:川崎龍介)は途中(第23話)で「NASAのスペースコロニー開発計画に参加する」とか言って、飛羽高之(俳優:五代高之)に2代目バルイーグルを任せて退場してしまった。唐突にも程がある。それ以降、大鷲は復帰どころか顔見せ程度ですら登場する事はなった。

ちなみに飛羽の方は後に『海賊戦隊ゴーカイジャー』にゲスト出演している。

 

なお、交代の理由に関しては――

 バルイーグルの交代劇については、杉も川崎の交代劇は突然だったと証言しており、川崎の降板は共演者たちはおろか、当人も台本を手にするまで知らず驚いていたと言う。

プロデューサーの鈴木武幸は「毎週 1話完結で、敵も味方も変化がないのはもう古い」と考えており、このリーダー交代劇を番組強化策の最たるものとして挙げている。

引用:Wikipedia

テコ入れだった模様だが、こんな行き当たりばったりなキャスト変更は、今だったら契約問題に発展しているだろうなぁ。ってか、僕が主演だったら、これ怒るよ。

 

 

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シンケンジャーのシンケンレッド

シリーズ33作目となる『侍戦隊シンケンジャー』での事。

キャストおよび主役は交代していないのだが、劇中でレッドが変更になった。

ただしイレギュラーやトラブルではなく、ストーリー上で必要なレッド交代だ。

主人公の志葉丈瑠(俳優:松坂桃李)は、他の仲間(臣下)を率いるレッド「志葉の当主」だったのだが、なんと影武者である事が判明し、真の当主「志葉 薫」が登場し、彼女がシンケンレッドとして臣下を率い戦った。

その後、本当にレッドに相応しいのは主人公という事で、薫は年上の主人公を義理の息子して家督を継がせるというウルトラCで、主人公が当主&レッドに復帰という流れだ。

後にも先にも女性のレッド(しかも演じた夏居瑠奈は当時、中学生)は、このシンケンレッドのみである。彼女は同じレッドでも主人公と区別する為に「姫シンケンレッド」「真シンケンレッド」と呼称される事も。

 

変身シーンをご覧あれ。

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バイオマンのイエローフォー

シリーズ8作目『超電子バイオマン』にて。

これは演じた女優、矢島由紀が撮影現場に現れなかったというトラブルが原因なので、詳細は控えよう。色々と事情があったんだろうなぁ。

 矢島由紀の失踪
1984年2月頃、第7話以降のアフレコを前にして矢島由紀(ミカ役)が突然失踪。このような状況下で制作された第10話では、ミカは終始イエローフォーのスーツ姿のまま戦死扱いになり、埋葬シーンでも採石場にてスーツ状態のまま遺影も飾られずに弔いが行われるという展開になった。

引用:Wikipedia

電王のハナ(コハナ)

ヒロインにしてキーパーソンに相当するハナ(19歳)であったが、演じていた白鳥百合子が体調不良により降板を余儀なくされる。で、この危機をどう乗り切ったのかというと、松元環季という子を代役にして、なんとハナが幼女になったとして切り抜けた。それも最後まで貫き通す。

なんとも強引ではあったが、怪我の功名で、ヒロインの幼女化というファクターは後の設定に生かされる結果にも。

ウルトラマンAの南夕子

主人公の北斗星司(俳優:高峰圭二)と南夕子(女優:星光子)による男女合体変身だったのだが、29話から北斗が単独で変身する様になる。夕子は月に還ってしまった。

1人で変身可能ならば、どうしてわざわざ2名で変身していたのだろう?、という疑問だけが残る結果だ。これもテコ入れだったわけであるが。

 合体変身と南夕子の降板
本作で設定された男女合体変身は、それまでのヒーロー番組でほとんど例のない新機軸であり、メインライターの市川森一が原案で当初から設定していたことからも、本作のテーマの軸をなす設定だったといえる。

物語前半はこの設定が生かされたエピソードが見られたものの、いくつかの要因で南夕子の設定を生かし切ることが難しくなってきた。「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」や「合体変身を子供がまねることが難しい」などの番組の評判としての意見もさることながら、ストーリーを展開するうえで北斗と夕子のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求があったとも言われている。

引用:Wikipedia

ゴレンジャーのキレンジャー

実は記念すべきスーパー戦隊シリーズ第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』からキャスト変更は行われていたりする。

黄色は大食いのカレー好き、で知られていたキレンジャーだ。 

後に黄色はヒロインが多くなるけれど。

初代キレンジャー、大岩大太は栄転という形で戦線を離れる。役者である畠山麦のスケジュにおける都合で代役が必要になった故の処置だ。

代役を務めたのが2代目キレンジャー、熊野大五郎(俳優:だるま二郎)。

あくまで代役だった為に55話から67話の期間限定で、しかも残酷な事に殉職(戦死)にて劇中から退場している。2代目の殉職を知り初代が現場復帰という体裁をとった。正直いって、あんまりな話(扱い)である。

バトルフィーバーJのバトルコサック

シリーズ3作目の『バトルフィーバーJ』であるが、次の4作目から有名な『電子戦隊デンジマン』になり、皆が周知している「スーパー戦隊」になっていく。ちなみに2作目もマイナーで『ジャッカー電撃隊』だ。

初代の白石謙作(俳優:伊藤武史)は33話で死亡。神 誠(俳優:伴直弥)が2代目バトルコサックとなりサブリーダーの役割も引き継いでいる。

どうしてキャスト変更したのかというと――

 バトルコサックの交代は、伊藤武史が「結婚するので降板したい」と申し出たからだと吉川進は回想している。

引用:Wikipedia

ンなアホな。

今ではとても考えられない理由である。

バトルフィーバーJのミスアメリカ

初代のダイアン・マーチンは24話で退いている。

死亡していないだけマシだ。

2代目は汀マリア(女優:萩奈穂美)。

こちらの交代劇は、ダイアン・マーチン(なんと役名と同じ)のスケジュールが都合つかなくなった為。ちなみにマーチンは英語しか話せなかったので、変身後のスーツアクトレスである小牧リサがアフレコを担当していた。

 

オマケで初期のスーパー戦隊の名乗りシーンを

タイムレンジャーまでのダイジェスト

www.youtube.com

他には

ジェットマンのブラックコンドルとかタイムレンジャーのタイムファイヤーとかも死亡している。とはいえ、ブラックコンドルは最終話だし、タイムファイヤーはタイムレッドという主人公が別にいた。

キラメイレッドも交代劇の仲間入りしない様に、と願って止まない。

 

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