【ランキング(最新98話まで)】野球漫画『球詠』登場人物とチームのデータ、試合内容をまとめてみた【考察/感想レビュー】
さあ、今日も戯れ言《
新越谷高校 新1年生のデータ更新済み
Wikipediaの「球詠」ページを遥かに超える情報
世界一の野球マンガ『球詠』を8万8千文字でデータ化
新越谷高校でクソアニメ打線を組んでみた
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社、新越谷高校女子野球部)より抜粋】
目次は邪魔ならば、折り畳むことができるからな
- 【ランキング(最新98話まで)】野球漫画『球詠』登場人物とチームのデータ、試合内容をまとめてみた【考察/感想レビュー】
- 最新98話の感想
- 登場キャラクター考察
- 各チーム考察
- 新越谷ナイン解説
- 試合内容を振り返る
- 新越谷VS柳大川越(練習試合)
- 新越谷VS大鷲(練習試合)
- 新越谷VS藤和B(練習試合)
- 新越谷VS守谷欅台(練習試合)
- 新越谷VS影森(公式戦)
- 新越谷VS梁幽館(公式戦)
- 新越谷VS馬宮(公式戦)
- 新越谷VS熊谷実業(公式戦)
- 新越谷VS柳大川越(公式戦)
- 新越谷VS????(練習試合)
- 新越谷VS小河台(練習試合)
- 新越谷VS熊谷実業(練習試合)
- 新越谷VS熊谷実業(練習試合)
- 新越谷VS夜明林工(練習試合)
- 新越谷VS青柳(公式戦)
- 新越谷VS越谷一(公式戦)
- 新越谷VS翔栄(公式戦)
- 新越谷VS姫宮(公式戦)
- 新越谷VS北本実業(公式戦)
- 新越谷VS深谷東方(公式戦)
- 新越谷VS咲桜(公式戦)
- 新越谷VS美園学院(公式戦)
- 新越谷VS小河台(練習試合)
- 新越谷VS大宮第一(練習試合)
- 新越谷VS南栗橋(公式戦)
- 新越谷VS村神学園(公式戦)
- 新越谷VS総州学院(練習試合)
- ダイヤのAの完結(週刊連載)で分かった事
- 新越谷高校野球部の戦術解説
最新98話の感想
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同人ノベル『球詠アフター』
https://www.zare-kiji-tukai.com/TAMAYOMI-after
◆Chapter01:最後の夏が終わって
◆Chapter02:世代最高の二遊間コンビ
◆Chapter03:大学野球での再会
◆Chapter04:フリーバッティング
◆Chapter05:プロ注だったライバルの今
◆Chapter06:ドラフト会議
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その1
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その2
◆Chapter07:キャッチボール
◆Chapter08:姉と妹
◆EXTRA:柳大川越アフター
◆EXTRA:主将・岡田 怜の休日
◆間幕:菫と稜
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その3
◆Chapter09:新越谷高校受験勉強部
◆間幕:絶対王者
◆Chapter10:母校凱旋
◆EXTRA:瑞帆VS詩織
◆間幕:京子、蘭々、美咲の絶望
◆Chapter11:それぞれの想い
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その4
◆Chapter12:同窓会
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その5
◆Chapter13:年末年始
◆Chapter14:希の開幕
◆Last-Chapter:卒業式――たまよみ(珠✕詠)
◆EPISODE:後日談 ~27歳の秋~
『球詠アフター』AFTER
◇EXTRA:続・YouTuber中田奈緒(前)
◇番外編:息吹のキモチ ~26歳の冬~
◇EXTRA:続・YouTuber中田奈緒(後)
詠深たち3年生は、最後の夏を終えて野球部を引退していた。
4期連続の全国出場に、最終学年は春夏全国制覇を達成する。
前年度からの活躍で新越谷野球部は名門復活を遂げ、来春の新3年生15人と新2年生22人の計37名が新チームとして始動、すでに秋の県大会優勝を決めている。
息吹と白菊は卒業後の進路を、怜と理沙が進学している大学野球部に決めていた。2人はドラフト会議前日に怜と理沙の大学に出向き、特別課外実習という名目で野球部の練習に泊まり込みで参加する。そこで息吹と白菊は怜と理沙に再会するのであった。
翌日、ドラフト会議にて希が希望球団から予定通りの1位指名。
関東大会前で1軍メンバーは不在だったが、2軍メンバーの2年と1年、そして息吹と白菊を除く詠深たち3年生が見守る中、希のプロ入りが確定し、新越谷野球部の引退者は全員の進路が実質的に決まる。
これは高校3年の夏を終えた詠深たちが卒業式を迎えるまでの、IFの物語。
主な登場人物一覧
・武田 詠深――春夏全国優勝投手、プロ志望届け未提出
大学・ノンプロのスカウトを蹴り、大学進学予定
・山崎 珠姫――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・藤田 菫――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・川﨑 稜――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・中村 希――ドラフト1位指名公言、卒業後はNPB入り予定
・川口 息吹――名門皇京大学野球部に推薦枠で進学内定済
・大村 白菊――名門皇京大学野球部に特待枠で進学内定済
・川口 芳乃――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・岡田 怜 ――名門皇京大学野球部でレギュラーとして活躍
リーグMVP獲得、新2年生次から異例の主将抜擢
・藤原 理沙――怜と共にレギュラーとして大学1年目から活躍
リーグ本塁打と打点の2冠王
・川原 光――ドラフト6位指名で福岡ハードバンクホークスに入団
6月から主に3番打者として1軍の中軸に定着する
・野村 瑞帆――梁幽館高校野球部、この秋から新キャプテンに就任
来年度のドラフト候補、現・高校ナンバー1ショート
・斉藤 小町――梁幽館高校野球部、夏からはエースナンバー
・渡邉 詩織――美園学院高校野球部、この秋から新キャプテンに就任
来年度のドラフト候補、中学時代の詠深の後輩
・村松 京子――咲桜高校野球部、全国最速の快足を誇るセンター
川口息吹の大ファンで追っかけ
・東條 蘭々――咲桜高校野球部、1軍のセットアッパー
川口息吹の大ファンで追っかけ
・長谷川 美咲――咲桜高校野球部、2軍の内野手
川口息吹の大ファンで追っかけ
YouTubeチャンネル『中田奈緒の埼玉魂』の人々
・松井 遥菜――メスガキ系の主人公、そして被害者
・中田 奈緒――良い人だけど、かなりアレ
・陽 秋月――無口なワンレングス
・田辺 由比――重度の球詠マニアしか覚えていない人
・久保田 依子――ガサツな男前キャラ
・松岡 凛音――実は169センチと奈緒よりデカい
・川原 光――2月21日生まれだから、実はほぼ学年下
・園川 萌――お嬢様風ロール髪
・朝倉 智景――キャラは立っているのに出番少ない人
・小林 依織――依織バズーカ! は名セリフだと思う
・諸積 恋美――名前の呼び方は「このみ」です
・中村 希――ぐぬぬ
・愛甲さん――下の名前が知りたいのですが
登場キャラクター考察
元ネタとなったプロ野球選手
●新越谷高校
=ソフトバンクホークスがベース
バランス良く元ネタ選手の実績を配置している印象だが、双子は仕方なしにしてもソフバン以外の元ネタ選手が他3名もいるのは何故?
①武田詠深
ソフバンの武田翔太(右投げ右打ち)が元ネタ
誕生日は、詠深6月4日:翔太4月3日
通算11年(2023年時点)で65勝
連載開始の2016年にキャリアハイの14勝を挙げている
近年は故障がちで低迷気味(2024年にTJ手術)
連載開始時はエース級として飛躍すると予想していたのかも
推定年俸の最高値は1億5千万円+出来高
というか、24年シーズンにTJ手術をしてしまった
②山崎珠姫
ホークス⇒オリックスと渡り歩いた⼭崎勝⼰が元ネタ
誕生日は、珠姫8月31日:勝⼰8月16日
ソフバン時代は正捕手も経験
通算16年NPB在籍、2020年に引退
通算300安打(4本塁打)
(通算打率.196/OPS.489)
珠姫が「打てない捕手」を自認も分かる元ネタ選手
甲斐拓也を元ネタにしなかったのは渋いチョイス
③中村希(※新幹線ネーム「のぞみ」)
名前の元ネタどころか、
構えがそのまんま中村晃である
誕生日も一致している
新幹線ネーム「のぞみ」「ひかり」で対になっている
このクラスの元ネタ選手だと、作中で下手な扱いはタブーだろう
④藤田菫
ソフバンに該当選手はなし
ベイスターズ⇒楽天の藤田一也が元ネタと思われる
誕生日は、菫10月17日:一也7月3日
プロ18年で通算1034安打(24本塁打)
(通算打率.268/OPS.637)
元ネタがソフバン選手ではない点からも、作中での菫のチーム内の立ち位置も納得か
⑤藤原理沙
南海ホークスの藤原満が元ネタ
誕生日も一致している
プロ14年で通算1334安打(65本塁打)
(通算打率.287/OPS.692)
古の名選手。そこそこの強打者という理沙のイメージにピッタリ
三振が少ないのが満の特徴
⑥川﨑稜
言わずと知れた元ソフバンのムネリンこと川崎宗則
元メジャーリーガーとしてのイメージが強いけれど
誕生日は、稜4月7日:宗則6月3日
超有名な元ネタ選手だが、稜の作中の立ち位置的に、いずれ瑞帆にショートのレギュラーを追われそうなのは、ムネリンの選手としての遍歴も参考にしての事か
⑦川口息吹(双子の妹は、芳乃)
ソフバンに該当選手はなし
双子かつ誕生日が一致している点から
川口寛人(元巨人)/川口隼人(元楽天)
両選手とも、めっちゃマイナーな選手
息吹のプレースタイルやセンス云々よりも「双子のNPB選手」という条件を満たすのを優先した結果の元ネタだろう
⑧岡田怜
ソフバンに該当選手はなし
ロッテの岡田幸文が元ネタ
誕生日も一致している
プロ9年で通算573安打(なんとホームラン0!)
(通算打率.255/OPS.588)
元ネタの幸文は内野安打が多く、作中のキャップはモデル選手よりかなり打撃は上乗せされているキャラになっている。逆に守備と走塁は、まさに元ネタそのもののレベルの高さ
⑨大村白菊
近鉄⇒ソフバン⇒オリックスの大村直之が元ネタ
誕生日も一致している
プロ17年で通算1865安打(78本塁打)
(通算打率.284/OPS.707)
かなりメジャーな選手。しかし直之と白菊では打撃スタイルは異なっている。それに直之は晩年以外はセンターメインで、パワーより俊足が売りの打者であった
⑪川原光(※新幹線ネーム「ひかり」)
名前の元ネタはソフバンの川原弘之
打撃スタイルは柳田悠岐(ギータ)
投球スタイルは和田毅⇒誕生日も一致
つまり性は(おそらく語感を優先した)川原でも、真の元ネタは「柳田悠岐(打)+和田毅(投)」という作中で唯一のハイブリット型
そして親会社のネタとして『光回線ならSoftBank 光』
新幹線ネーム「のぞみ」「ひかり」で対になっている
どう考えても、この光パイセンだけ、色々と(元ネタ的に)盛りに盛っているキャラである
プレースタイルが希の中村晃以上に、ギータと和田毅のコピーキャラ(しかも下の名前がSoftBank 光)なので、作中で下手な扱いしたらソフバンからクレームが来かねない
⑫渡邉詩織
ソフバンの渡邉陸(右投げ左打ち)が元ネタ
誕生日も一致している
2018年育成1位
強肩・強打の大型捕手
まんま詩織のイメージに近い元ネタ選手かも
⑬斉藤小町(※新幹線ネーム「こまち」)
ソフバンの斉藤和巳が元ネタ
誕生日も一致している
2003年には20勝をマークした超有名選手
ソフバンの歴代エースの中でもレジェンド級。全盛期の輝きはピカ一。次期エースという小町にピッタリな元ネタ選手かもしれない
新幹線ネーム「こまち」「みずほ」で対になっている
⑭長谷川美咲
ソフバンの長谷川勇也(右投げ左打ち)が元ネタ
誕生日も一致している
2021年に引退
プロ14年で通算1108安打(76本塁打)
(通算打率.288/OPS.774)
普通に一級品な元ネタ選手であるが、美咲が勇也の域まで成長するのかは不明。勇也は俊足巧打、安定した選球眼で高い出塁率を誇るリードオフマンだった
⑮東條蘭々
ソフバンに該当選手はなし
ロッテの投手・東條大樹が元ネタと思われる
通算8年で6勝1S58H
防御率は通算3.83
蘭々もこんな感じの投手になりそう。ソフバン選手の元ネタではないし
⑯野村瑞帆(※新幹線ネーム「みずほ」)
ソフバンの野村勇が元ネタ
誕生日も一致している
社会人経由とはいえ、プロ1年目に二桁HRをマーク。勇は瑞帆と同じく5ツールで本職ショートの内野手(今宮の壁が厚く、1軍ではサードおよびセカンドがメイン)
新幹線ネーム「みずほ」「こまち」で対になっている
⑰村松京子
ホークス⇒オリックスの村松有人が元ネタ
通算盗塁数270(96年には58盗塁を記録)
プロ19年で通算1380安打(18本塁打)
(通算打率.277/OPS.686)
普通にレジェンド級の元ネタ選手
元ネタ的に京子が即戦力の走力を持っているのは当然か。しかし元ネタの有人は長打力がお察し的なので、怜みたいな上乗せがないとちょっとキツイか
●梁幽館高校
=日本ハムファイターズがベース
奈緒と秋月の元ネタ選手がやはり実績的に一段上という感じ
①中田奈緒
日ハム⇒巨人⇒中日の、中田翔が元ネタ
誕生日は、奈緒5月11日:翔4月22日
現役の中でも知名度はトップクラスな元ネタ選手
ちなみに翔は奈緒とは違い投手ではなく一塁専
②小林依織
日ハムに該当選手はなし
巨人の⼩林誠司が元ネタと思われる
誠司が元ネタならば、依織が4番未経験なのも納得
③高橋友理
日ハム⇒巨人⇒オリックスと渡り歩いた髙橋信二が元ネタ
プロ15年で通算768安打(82本塁打)
(通算打率.266/OPS.718)
友理がホームランアーティストっぽいもの納得の元ネタ
④白井莉子
日ハムの⽩井⼀幸が元ネタ
プロ13年で通算889安打(49本塁打)
(通算打率.246/OPS.668)
通算168盗塁の俊足・巧打・堅守を兼ね備えた二塁手だった⼀幸は、莉子のイメージ通りの元ネタ選手といえよう
⑤笠原真寛
日ハムに該当選手はなし
というか、笠原性の内野手が見つからない
笠原祥太郎(投手)とは思えないし
⑥高代恵
日ハム⇒広島の⾼代延博が元ネタ
プロ11年で通算772安打(57本塁打)
(通算打率.256/OPS.680)
⑦大田瑞樹
巨人⇒日ハム⇒横浜の大田泰示が元ネタ
日ハムにトレードされて花開いた大砲
かなり有名な部類の選手
⑧陽秋⽉
巨人⇒日ハムの陽岱鋼が元ネタ
誕生日も一致している
プロ15年で通算1164安打(105本塁打)
(通算打率.270/OPS.731)
岱鋼と秋月はかなりイメージが近いと思う
作中では、秋月は何故かソフバンもどきのショートバンクに入団
⑨西浦麻友
日ハムの西浦克拓が元ネタ
プロ10年で通算231安打(35本塁打)
(通算打率.235/OPS.714)
⑩堀さん
日ハムの堀瑞輝が元ネタ
プロ6年で通算12勝(年俸5500万円=23年=)
⑱⇒①吉川和美
日ハム⇒西武の吉川光夫が元ネタと思われる
和美は右投げで、光夫は左投げだけれど
誕生日は、和美11月13日:光夫4月6日
プロ15年で通算55勝(防御率3.96)
元ネタからすると、和美はプロで通用する未来はなさそうな気が
●咲桜高校
=西武ライオンズ(伝説級)がベース
元ネタ選手の凄さは全チーム中で群を抜いているというか、元ネタ通りの実力だったら絶対に負けないだろこれ、っていうスーパーな面子
①工藤夏雲
名球会投手・工藤公康が元ネタ
誕生日も一致している
プロ29年で通算224勝(防御率3.45)
選手というか野球界のレジェンド
凄すぎの元ネタで、夏雲はどこまで公康のイメージに近づけるのだろうか
けれど4番打者としての夏雲は逆にお察しだ
②和田さん
髪型的に超有名な西武の和田一浩が元ネタ
プロ19年で通算2050安打(319本塁打)
(通算打率.303/OPS.892)
通算成績だけ見ても掛け値なしにバケモノ級、人気も凄まじかった
作中の和田さんは一浩みたいなバケモノ級ではなかった。それからフサフサだし
③鈴木さん
西武⇒ヤクルトの鈴木健が元ネタ
プロ19年で通算1449安打(189本塁打)
(通算打率.278/OPS.808)
④辻さん
西武⇒ヤクルトの辻発彦が元ネタ
プロ16年で通算1462安打(56本塁打)
(通算打率.282/OPS.721)
⑤石毛さん
西武⇒ソフバンの石毛宏典が元ネタ
プロ16年で通算1833安打(236本塁打)
(通算打率.283/OPS.812)
⑥松井遥菜
言わずと知れた、松井稼頭央が元ネタ
誕生日も一致している
NPBの枠では収まらない特別な存在だった
遥菜も稼頭央と同じく、作中でスペシャルな選手
⑥田辺由比
西武⇒巨人の田辺徳雄が元ネタ
プロ15年で通算926安打(87本塁打)
(通算打率.268/OPS.706)
由比は遥菜の前世代の埼玉ナンバー1ショート。元ネタ的にはこんな感じなのだろう。稼頭央モデルの遥菜が別格というだけで
⑦大友琴羽
西武⇒中日の大友進が元ネタ
誕生日も一致している
プロ9年で通算528安打(18本塁打)
(通算打率.263/OPS.698)
まあ、琴羽もこんなイメージっぽかったよね
⑧秋山愛梨寿
言わずと知れた、秋山幸二が元ネタ
プロ20年で通算2157安打(437本塁打)
(通算打率.270/OPS.839)
和田さんと同じく、この凄まじい通算成績でモブキャラはある意味で斬新
⑨平野さん
中日⇒西武⇒ロッテの平野謙が元ネタ
プロ16年で通算1551安打(53本塁打)
(通算打率.273/OPS.674)
?小関諒
西武⇒巨人⇒横浜の小関竜也が元ネタ
プロ13年で通算806安打(18本塁打)
(通算打率.276/OPS.696)
塁間最速の諒のモデルというだけあり、竜也は通算83盗塁を誇る
●美園学院高校
=ロッテマリーンズ(往年)がベース
実績よりも知名度とキャラでチョイスしているイメージ
①園川萌
ロッテの園川一美が元ネタ
誕生日も一致している
プロ14年で通算46勝(防御率4.32)
う~~ん、萌のモデルにしては大した実績ではないと感じてしまう。元ネタに沿うのならば、萌がプロに行っても一美と同じく通算50勝未満?
②福澤彩菜
ロッテの福澤洋一が元ネタ
誕生日も一致している
プロ14年で通算124安打(6本塁打)
(通算打率.202/OPS.503)
里崎智也を元ネタにチョイスしなかったのは何故?
⑭愛甲さん
ロッテ⇒中日の愛甲猛が元ネタ
プロ20年で通算1142安打(108本塁打)
(通算打率.269/OPS.740)
愛甲さんのキャラデザは個人的に最高だと思う
④五十嵐優子
ロッテ⇒オリックス⇒近鉄の五十嵐章人が元ネタ
誕生日も一致している
プロ13年で通算422安打(26本塁打)
(通算打率.234/OPS.674)
章人がモデルの割に、優子は強打者すぎると思う
⑤初芝さん
ロッテの初芝清が元ネタ
プロ17年で通算1525安打(232本塁打)
(通算打率.265/OPS.781)
知名度的にも作中でモブなのが不思議な一級品の通算成績
⑥堀さん
ロッテの堀幸一が元ネタ
プロ21年で通算1827安打(183本塁打)
(通算打率.269/OPS.749)
作中でモブだったのが、元ネタに失礼に感じる立派な通算成績
⑬山下さん
ロッテの山下徳人が元ネタ
プロ11年で通算253安打(19本塁打)
(通算打率.255/OPS.710)
⑧平井さん
ロッテの平井光親が元ネタ
プロ14年で通算822安打(39本塁打)
(通算打率.272/OPS.720)
美園学院本来の4番打者のモデルの割には、う~~ん
⑨小宮山さん
言わずと知れた、小宮山悟が元ネタ
NPB18年で通算117勝(防御率3.71)
記録より記憶に残る投手
⑰諸積恋美
ロッテの諸積兼司が元ネタ
誕生日も一致している
プロ13年で通算691安打(7本塁打)
(通算打率.263/OPS.662)
作中ナンバーワン打者の恋美の元ネタであるが、通算7本塁打なんだよなぁ
⑱黒木亜莉紗
言わずと知れた、ジョニー黒木が元ネタ
プロ11年で通算76勝(防御率3.43)
このジョニーと荒木大輔はまさに天性のスターだった。実績云々より人気とカリスマが凄いという。亜莉紗の元ネタに相応しいモデル選手だと思う
⑫田村澪
ロッテの田村龍弘が元ネタ
なぜか彼だけ現役選手である
●他の主なネームド選手
柳川大附属川越高校(中日)
①大野 彩優美
中日の大野雄大が元ネタ
誕生日は、彩優美1月31日:雄大9月26日
2024年の年俸は3億円
現在のエース
作中で、彩優美は中日もどきの中京に育成枠で入団
というか、元ネタの割に彩優美はショボい気が
⑪⇒①朝倉智景
中日の朝倉健太が元ネタ
誕生日は、智景9月24日:健太6月11日
プロ16年で通算65勝(防御率4.11)
智景も健太と同じイメージ
⑧大島留々
中日の⼤島洋平が元ネタ
誕生日は、留々7月20日:洋平11月9日
2024年の年俸は2億5000万円
2000本安打を達成している
洋平は留々の元ネタとしてイメージに合致している選手
⑰平田さん
引退時のドタバタが記憶に新しい中日の平⽥良介が元ネタ
プロ17年で通算1046安打(105本塁打)
(通算打率.268/OPS.764)
深谷東方高校
①松岡凛音
ヤクルトの松岡弘が元ネタ
誕生日は、凛音6月4日:弘7月26日
昭和の投手では屈指の速球派右腕として有名
プロ18年で通算191勝の大投手
作中の凛音も、元ネタに相応しい本格派右腕
熊谷実業高校(阪神経験者)
①久保⽥依子
阪神の久保⽥智之が元ネタ
誕生日も一致している
最速のセットアッパーとして知られ、通算117ホールド
作中で、依子は阪神もどきの京阪神に育成枠で入団
③広沢さん
ヤクルト⇒巨人⇒阪神の広沢克実が元ネタ
広沢といえばヤクルトの印象が強い
プロ19年で通算1736安打(306本塁打)
(通算打率.275/OPS.812)
④上坂さん
阪神の上坂太⼀郎が元ネタ
プロ7年で通算141安打(7本塁打)
(通算打率.248/OPS.648)
姫宮高校
⑥金子小陽
日ハムの金子誠が元ネタ
誕生日は、小陽7月23日:誠11月8日
プロ20年で通算1627安打(84本塁打)
(通算打率.256/OPS.658)
小陽の元ネタだけあり、かなり上質な通算成績
⑧吉田美月
ヤクルトの吉田大喜かオリックスの吉田凌が元ネタと思われる
吉川和美と同じく利き腕が逆だけど
大喜:プロ3年で3勝9敗
凌:プロ6年で4勝5敗
そもそも美月の本職はセンターなので、厳密な意味では元ネタなしだろう
夜明林工高校
⑩日高凪
ヤクルト⇒ソフバンの日高亮が元ネタ
誕生日も一致している
プロ4年で通算5勝16S(防御率4.19)
よく元ネタとして見つけてくるな、というレベルの選手
大宮第一高校
⑤江川さん
ソフバンの江川智晃が元ネタと思われる
プロ14年で通算183安打(26本塁打)
(通算打率.235/OPS.690)
元ネタ通りのホームランバッターだった
村神学園高校
⑤村上さん
村神様ことヤクルトの村上宗隆が元ネタ
プロ6年23歳時点で、すでに191本塁打に到達し、7面目シーズンで史上最年少(24歳3ヵ月)での通算200号を達成。
通算OPSは.965(プロ6年時点)
速球ランキング
作中には「球速表示」がないので、現実のプロ野球ピッチャーを基準(現実の高校野球の男子ピッチャーではなくNPB投手=「高校で160kmオーバーって」と読解力のないバカがコメント(非認証)したので強調)とした相対的な評価(球速は推定値)で独自ランキングを考察してみた。あくまで公式とは無関係の私見である。前記事からも微調整した。
評価基準は【最高球速、平均球速、球威、球の伸びとキレ、球質(スピン量)】の5項目から総合的に判断。空振りを取れるか、緩急を活かせる球速(球質)かも考慮する。
第1位:松岡凛音(右、深谷東方)
- 最高球速=162キロ
- 平均球速=155キロ
- 球威=S
- 伸びとキレ=S
- 球質(スピン量)=S
第2位:朝倉智景(右、柳大川越)
- 最高球速=156キロ
- 平均球速=148キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=A
- 球質(スピン量)=A
第3位:園川 萌(左、美園学院)
- 最高球速=153キロ
- 平均球速=147キロ
- 球威=S
- 伸びとキレ=A
- 球質(スピン量)=A
第4位:久保田依子(右、熊谷実業)
※)第80話で高校卒業
- 最高球速=158キロ
- 平均球速=142キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=C
- 球質(スピン量)=B
第5位:中田奈緒(右、梁幽館)
※)第80話で高校卒業
- 最高球速=151キロ
- 平均球速=145キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=B
- 球質(スピン量)=A
第6位:黒木亜莉紗 (右、美園学院)
- 最高球速=150キロ
- 平均球速=145キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=B
- 球質(スピン量)=A
第7位:古川さん(右、宗陣)
※)第80話で高校卒業
- 最高球速=149キロ
- 平均球速=145キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=B
- 球質(スピン量)=B
第8位:武田詠深 (右、新越谷)
- 最高球速=146キロ
- 平均球速=142キロ
- 球威=S
- 伸びとキレ=S
- 球質(スピン量)=S
第9位:吉川和美(右、梁幽館)
- 最高球速=144キロ
- 平均球速=140キロ
- 球威=A
- 伸びとキレ=B
- 球質(スピン量)=A
第10位:川原 光(左、新越谷)
- 最高球速=143キロ
- 平均球速=138キロ
- 球威=C
- 伸びとキレ=S
- 球質(スピン量)=S
第11位:工藤夏雲(左、咲桜)
- 最高球速=140キロ
- 平均球速=135キロ
- 球威=B
- 伸びとキレ=A
- 球質(スピン量)=B
第12位:斉藤小町(右、新越谷)
- 最高球速=140キロ
- 平均球速=134キロ
- 球威=B~A
- 伸びとキレ=A
- 球質(スピン量)=B~S
第13位:藤原理沙(右、新越谷)
- 最高球速=139キロ
- 平均球速=133キロ
- 球威=S
- 伸びとキレ=C
- 球質(スピン量)=C
第14位:大野彩優美(左、柳大川越)
※)第80話で高校卒業
- 最高球速=136キロ
- 平均球速=130キロ
- 球威=C
- 伸びとキレ=A
- 球質(スピン量)=B
第15位:吉田美月(左、姫宮)
- 最高球速=134キロ
- 平均球速=129キロ
- 球威=B
- 伸びとキレ=B
- 球質(スピン量)=B
第16位:日高 凪(左、夜明林工)
- 最高球速=133キロ
- 平均球速=124キロ
- 球威=B
- 伸びとキレ=C
- 球質(スピン量)=C
第17位:東條蘭々(右、新越谷)
- 最高球速=130キロ
- 平均球速=120キロ
- 球威=C
- 伸びとキレ=C
- 球質(スピン量)=C
第18位:中山さん(右、影森)
- 最高球速=128キロ
- 平均球速=122キロ
- 球威=C
- 伸びとキレ=C
- 球質(スピン量)=D
第19位:川口息吹(右、新越谷)
- 最高球速=124キロ
- 平均球速=115キロ
- 球威=D
- 伸びとキレ=B~C
- 球質(スピン量)=A~E
打者ランキング
描写されている範囲での総合評価。チーム主力の上位者のみを選出した。作中で凡退のみでも、打席内容を重視してのランキング。また所属する学校のレベルと打順も選考要素に入れている。打順は劇中における最高学年時とした。これも独自見解に過ぎない。ランキング下位はともかく、最上位の1位~10位の面子は(各々の順番はともかく)鉄板だと思う。
ランキング上位者ほど現状の完成度や成績よりも素材・将来性(プロ入りと仮定してからの伸びしろ)を重視している。逆にランキング下位にいくに従って「高校野球の打者(高卒でプロ入りを想定しない)」として現状の打撃成績を比重にした評価だ。高校時代にスカウト評価外で、大学野球や社会人で成長してプロ入り後に大活躍というタイプの選手(例として白菊、理沙は明かにこのタイプ)は、このランキングでは考慮外にしておく。
第98話までのデータで考察。
必要に応じて適宜、入れ替えていく。
1位:諸積恋美(左)外
美園学院高校:4番
コメント「守備力の関係で背番号は1年の秋時点だと17番。しかし秋大会6本塁打は県の本塁打王である。対戦した詠深が感じた圧力は中田奈緒に匹敵。対詠深の打席内容から、ポテンシャルとスケール、将来性は明らかに中田奈緒より上。プロ入りしてより大成するのは、間違いなく中田奈緒よりも彼女の方であろう。スイング、センス、打撃技術全てが一級品で芳乃は彼女を「世代最高」と評価した」
2位:中田奈緒(右)投/一
梁幽館高校:4番
※)第80話で高校卒業
コメント「OPSが約2とか、化物クラスの打者。全国区で名を知られている。パワーはあるが走力が難点か。高卒プロ入りではなく、大学野球を選択した事が第76話で示された」
3位:陽 秋月(左)外
梁幽館高校:1番
※)第80話で高校卒業
コメント「総合的に希は現時点では陽を抜いていないと思うので、3位。プロ注(リストアップ)組であったが、第76話にて福岡ショートバンクから支配下5位指名を受ける」
4位:中村 希(左)一/外
新越谷高校:4番/1番
コメント「作中最強打者の最右翼。1年の秋大会以降で明白に打ち損じたのは、凛音の土壇場カッターのみ。バレル率から判断すると高校最高打者だろう。遥菜スカウターで95点を付けられている。新2年生春時点で「来年のドラフト候補」と練習試合を見学していた観客が台詞する。福岡ショートバンクから支配下で指名を受けると予想」
5位:松井遥菜(両)遊/外
咲桜高校:3番
コメント「対詠深の打席内容から判断すると、高校最高水準レベルの打者(選手)なのは間違いない。全国ベスト8のチームで1年夏からレギュラーという実力者(流石にポジションは本職のショートではなく外野だったが)。詠深から意図してホームランを狙える打者なので、光より上の5位にした。自己評価は謙遜して85点。ドラフト候補まで進むと思う」
6位:川原 光(左)投/外
新越谷高校:3番/5番
コメント「豪快なスイングかつ思い切りのよい打撃、それに伴った打球速度。松岡凛音、園川萌の速球を苦もなく捉えるミート力。プロのスカウトおよび遥菜の高評価からしても、作中で準最強クラス打者。新越谷で希と双璧。遥菜スカウターだと遥菜と同格の85点前後と思われる。メタ的(モデル打者的)に神視点でみれば、希と同じ福岡ショートバンクから指名される筈。今のままだと育成枠の可能性が高いが」
7位:村上さん(左)三
村神学園高校:4番
コメント「対新越谷戦における3打席の内容を評価して、この位置にランクさせた。モデル(元ネタ)が村上宗隆だけあり、2年春時点で高校通算21本塁打を誇る。間違いなくプロ注の逸材であると思われるし、久保田さんより明らかに打席内容が上」
8位:久保田依子(右)内野手(元投手)
熊谷実業高校:4番
※)第80話で高校卒業
コメント「パワーは中田奈緒に匹敵し、ピッチングとは違いプロのスカウトも評価している。しかし打撃技術がやや粗いという印象。詠深と珠姫もそんなに脅威を感じていなかった。第76話で京阪神の育成枠で内野手として指名された」
==ここより上が「プロ注」レベルの打力==
9位:高橋友理(右)一
梁幽館高校:4番
コメント「新チームにおける梁幽館4番バッター。ホームランアーティストと推察できる。選手に復帰したばかり(判断材料が少ない)という事を考慮し、暫定的に9位。なお第69話にて、その時点で秋大会の本塁打数は美園学院の諸積の5本より下と判明した」
10位:五十嵐優子(左)二
美園学院高校:1番/2番
コメント「復調して詠深から痛烈なヒットを放った際に、希が「強打者になった」と感想した打力。詠深の球を軽々とカットできるだけの技術もある。次の打席もツーベースを詠深から打つ。美園の本来の1番打者。秋の県大会決勝で梁幽館の吉川からホームランを放つ」
11位:西浦麻友(左)不明
梁幽館高校:?番
コメント「旧チームでも9番バッターとして打撃が光っていた。新チームでは間違いなく主軸であろう。「プロ注」レベルであるかは不明」
12位:大島留々(左)外
柳川大附属川越:1番
コメント「旧チームで唯一1年生レギュラー。しかもトップバッター。将来的には詠深のライバル候補か。素材だけならば間違いなく一級品だろう」
13位:愛甲さん(左)一
美園学院高校:1番
コメント「足もあるし、新越谷戦でかなり良いバッティングを披露した。守備力の関係でレギュラーではないが、伸びしろも大きそう」
14位:高代 恵(右)遊
梁幽館高校:3番
※)第80話で高校卒業
コメント「旧チームの主軸打者。140試合基準で判断すると相当な成績を残す筈。プロ入りして活躍といった素材とは思えないが」
15位:牧野一美(右)捕/投
深谷東方高校:9番
コメント「プロ注のキャッチャー(ただし雑誌掲載分のみでコミックスでは消えていた)。高校レベルだと強打者でなければスカウトもリストアップしないと思われる。捕手なのでドラフト下位でのプロ入りもありそう」
16位:岡田 怜(右)外
新越谷高校:4番/1番/3番
コメント「プロ注なので16位にランクしておいた。しかし希どころか光と比べても明らかに打者としては見劣っている(そもそも守備が真骨頂の選手)。走力が売りなので適正打順は1番か2番。遥菜スカウターだと75点だった。咲桜でもレギュラーは獲れそう。現時点ではリストアップ止まりでドラフト候補に残るビジョンは見えない。本人も理沙と共に大学野球に進むつもりだし。大卒時のドラフトならば上位指名が十分にあり得る素材。第97話の練習試合でホームラン描写あり」
17位:金子小陽(左)遊
姫宮高校:1番
コメント「姫宮で彼女だけがレベチだった。ポジションも花形のショートストップ。彼女が新越谷に残っていたら、キャプテンは怜ではなかったかも。不祥事の影響で高校2年秋を過ぎても無名なのが惜しい選手だと思う。素材という観点からは怜に引けを取らないと推察する。大学からのスカウトはありそう」
==ここより下は「プロ注」圏外と推察の打力==
18位:藤原理沙(右)三/投
新越谷高校:4番/5番
コメント「それなりに実力がある打者。体格とパワーは一級品。けれどもプロのスカウトが関心を示さなかった事からも、現時点ではそこまでの素材ではないのだろう。遥菜も理沙個人には全く興味を抱かず、遥菜スカウターだと50点台だと思われる。ただし中学スタートで競技歴の浅さを考えると、指導者でハズレを引かなければ大学野球で覚醒してドラフト上位レベルの大砲になる予感が強い」
19位:園川 萌(左)投
美園学院高校:7番/5番
コメント「普段は5番を打つこともあるというので、この位置にランクインさせた。強豪校相手には下位打線に回ってピッチングに集中する模様。第三打席にて詠深からレフトオーバーのツーベースを放った」
20位:江川さん(右)三
大宮第一高校:4番
コメント「新1年生だがガールズ時代に活躍したスーパールーキー。打撃は入学時点で相当なレベル。守備と走塁がゴミという自覚ありで『埼玉3強』への進学は避けた」
21位:野村瑞帆(右)遊
新越谷高校:6番/5番
コメント「第88話で覚醒したっぽいタイムリーツーベースを放ったので、詩織より上に位置づけした。村神学園戦にて詩織がそれまで3タコというのもある」
22位:渡邉詩織(左)捕
新越谷高校:6番
コメント「新1年生で打席数は少ないが、確実に結果を残している強打者。練習試合での打撃(外野最深部へのフライ)に、希が90点を付けるレベル。春大会でも白菊を押し退けて6番ライトでスタメン。1年生メインの3回戦では2番キャッチャーで出場」
23位:松岡凛音(右)投
深谷東方高校:6番
コメント「前職が花形のショートストップだった割には打席内容がショボかった様な。ピッチャーとして規格外なだけでも十分だが。投手としてドラフト上位指名されると思う。メタ的にみればプロに進んで希と光のライバルになる筈」
24位:工藤夏雲(左)投
咲桜高校:4番
コメント「名門の新4番とは思えない淡泊な打撃。試合中の打席で、遥菜にダメ出しを食らっていたし。4番とはいっても遥菜よりも明白に格下の打者だ」
25位:白井莉子(右)内
梁幽館高校:2番
※)第80話で高校卒業
コメント「足もあり普通に好打者。プロ入りはしないだろうが、大学野球で活躍しそう」
26位:浅井花代子(右)捕
柳川大附属川越:4番
※)第80話で高校卒業
コメント「柳大川越の4番だから、一応という事でこの順位に。好投手からは打てそうなイメージがないけれど。素材としての魅力は感じない」
27位:吉田美月(左)外/投
姫宮高校:4番
コメント「小陽の相棒であるし、トータルではそこそこの打者だと思う。投手としてはともかく、本業はセンターだし」
28位:小林依織(左)捕
梁幽館高校:?番
コメント「新チームでどこまで打力を伸ばしているのか。旧チームだと8番だった。中学ガールズ時代には4番を未経験。依織バズーカと呼ばれる肩は凄い。捕手というポジションから彼女もドラフト候補までは進みそう、ってかプロ入りだと思う」
29位:山崎珠姫(右)捕
新越谷高校:5番/6番/7番
コメント「評価が難しい打者。打撃技術はそれなりのレベルにある。たまに大きな当たりをカッ飛ばすけれども、基本的にはパワーレス。遥菜には40点の選手と酷評されている。全国をレギュラーで経験していた中学ガールズ時代も、実は大した選手ではなかったと判明。中学野球界で有名だったのに、プロのスカウトがスルーというのも道理だった。ただし大学で大化けして「詠深とセットで」プロ入りという線は残っている。
二年生編に入り、いわゆる「強打者モード」にスイッチが入る機会が増えている様子」
30位:藤田 菫(右)二
新越谷高校:2番
コメント「一応、ランキングの端っこに入れておいた。欠点が皆無なのと引き換えに強みもほぼないという打者。選球眼とミート力は標準以上か。将来的にプロ云々といったレベルの素材ではないと思う(大学で化けるかもしれないが)。強打の2番ではなく繋ぎの2番。遥菜スカウターだと50点~60点の選手だろう」
↓
最下位:武田詠深(右)投/内(※スカウトからは投手のみのリストアップ)
新越谷高校:8番/9番
コメント「シャレで入れておいた。第98話時点で公式戦通算3安打だ。練習試合も含めて打ったヒットは失投がメインである。咲桜戦のスリーベースも集中力がゾーンに入った状態でチェンジアップを打っているし。コーナーにそこそこのボールを放れば確実に凡退してくれるだろう。スイングパワー(と速度)はあるが、おそらく技術的に甘いコースしか打てないスイングだ。
第70話で美園学院のキャッチャー福澤から「詠深の打力では真ん中に半速球でも投げない限り打たれることはない(意訳」と、バッサリ切り捨てられていた。その打席で釣り球を空振って三振だし(剛速球レベルのボールは見えていない)。
新2年生となった春大会2戦目(ベスト16)でSPだったが、新1年生全員スタメンな特別オーターなのにも関わらず、打順は定位置の9番。つまり同じ投手の蘭々と小町よりも打撃は下(練習や練習試合でチーム側は読者以上に実力を分かっている)という事だ。その試合で公式戦3安打目を放つと、味方ベンチが珍事だと驚くという。
対咲桜戦での遥菜からの評価(75点以上かと思ったら単体ではやはり75点の選手、珠姫と2人で160点以上)だと、高卒プロ入りは怪しい感じが」
パワー(飛距離・打球速度)ランキング
描写されている範囲での推定ランキング。
純粋にスイングのスピードとパワーのみに注視してみた。第72話まで「理沙先輩と光先輩でどちらがパワーで上か」が判断つかなかったが、第73話でほぼ確定したので、作ってみた。とりあえず第18位まで。咲桜の上位陣は、おそらく皆パワーはあると思うが、作中でパーフェクト負けだったので遥菜しかランクインさせていない。
困ったのが珠姫。パワーレスなのか逆に長打力あるのか、判断に迷う描写になっている。
1位:諸積恋美(左、美園学院)
コメント「リストの返しのみで、詠深の『あの球(ナックルスライダー)』を引っ張ってのスタンドインだから、凄い飛距離だよねっていう」
2位:大村白菊(右、新越谷)
コメント「純粋なフィジカルだけならば、下手をすれば作中ナンバー1のパワー」
3位:中田奈緒(右、梁幽館)
コメント「高校通算50発オーバーも、このランキングだと3位まで下がる」
4位:高橋友理(右、梁幽館)
コメント「ホームランを打ったシーンからして、かなりの長距離砲だと推察」
5位:久保田依子(右、熊谷実業)
コメント「パワーのみならば中田奈緒とほぼ同レベル」
6位:村上さん(右、村神学園)
コメント「第88話にて2年生春時点で高校通算21本と判明。モブっぽいのが惜しいかなりの強打者である」
7位:武田詠深(右、新越谷)
コメント「ジャストミートさえすれば、外野の定位置より先に飛ばすだけのパワーはある。打撃技術およびセンスがポンコツだから、ちゃんとバットに当たらないだけで」
8位:陽 秋月(左、梁幽館)
コメント「対詠深の打席内容だけではなく、純粋なセイバーメトリクス的にも間違いなくパワー(長打率)は超一級品」
9位:松井遥菜(両、咲桜)
コメント「詠深からホームランを狙えて、かつ対光の打席内容というかあの飛距離からして、パワーも相当なレベルにあるだろう」
10位:中村 希(左、新越谷)
コメント「第80話のHRで15位から上げた。長打率もあるから決してパワーレスではない筈。単打マンな印象が強いから、甘めにみてもこの位置だが。2年生に進級してからのパワーアップを考慮した第96話で10位にランクアップ」
11位:川原 光(左、新越谷)
コメント「第98話までホームランシーンはないものの、高レベルの打球速度に、力のある速球をセンター最深部まで弾き返す飛距離。スラッガーなのは間違いない」
12位:藤原理沙(右、新越谷)
コメント「光とどちらが上か判断が難しかった。光=園川の甘く入ってきた速球をセンター最深部。理沙=狙っていた園川のゾーンにくるスライダーを逆方向右中間の最深部。同レベルではあるが、純粋なパワーは光をやや下回ると思われる」
13位:浅井花代子(右、柳大川越)
コメント「パワーのみならば、この位置にランクしても問題ないと思った」
14位:五十嵐優子(左、美園学院)
コメント「詠深から2本目のヒットがレフト線を破るツーベース。秋県大会決勝で吉川和美を捉えてホームランも放つ。充分にパワーあるよね」
15位:園川 萌(左、美園学院)
コメント「詠深からレフトオーバーのツーベースを放つパワー」
16位:野村瑞帆(右、新越谷)
コメント「第88話のタイムリーツーベースおよび、それまでの打席内容およびスイングの質を評価して。というか、元々からして5ツールな強打者である」
17位:岡田 怜(右、新越谷)
コメント「明らかに中距離打者だが、希を15位に入れる為(第80話で入れ替え)にキャップもここに入れた。対園川の第一打席の内容からして確実にパワーは光よりも格落ち。第97話でホームラン打っているので会心の当たりならばフェンスオーバー可能なレベルではある」
18位:渡邉詩織(左、新越谷)
コメント「新越谷高校の新1年生で、それだけの打撃を披露しているので。タイプ的には今後の活躍でより上位にいくかも」
投手ランキング
ピッチャーの総合力を独自考察でランキングしてみた。
かなり方々から異論が出る結果だとは思う(汗
大学や社会人で大幅に伸びてドラフト候補に化けるピッチャーも多いので、前途した打者ランキング以上に、プロの投手として成功するか否かは関係ないかも。
1位:園川 萌(左、美園学院)
コメント「総合力が非常に高い。高校最高水準に近い球速に球威を誇る。コーナーへのビタビタな制球力は作中最高レベルか。スライダー、フォークと変化球のキレも抜群。スタミナに問題もなし。ファンサイトの評価だと来年のドラストで複数球団が競合しそう。公式戦で1試合3点以上失った事がない。通算被本塁打も僅かに2本。ただし監督からの信頼度は新越谷戦での交代からすると、そんなに高くないと推察される。3年春の全国において優勝投手になる」
2位:松岡凛音(右、深谷東方)
コメント「まだまだ素材だけで投げている印象だが、彼女のキャリア本番はプロ入りしてからという原石だろう。速球だけならば第98話時点で作中最強。何気に「どんな投手でもそこそこ抵抗はしていた」新越谷打線を、内容的にほぼ完璧に封じたのは彼女のみ(ムエンゴで敗戦投手になったが)」
3位:黒木亜莉紗(右、美園学院)
コメント「世代最速クラスのフォーシームとチェンジアップ、スライダー等が武器。制球力もありそう。立ち上がりの荒れ球が欠点だが、1年目秋の県大会決勝で梁幽館を2失点完投勝利したので、この位置に評価」
4位:武田詠深(右、新越谷)
コメント「まだまだ未知数な部分が多い。高校公式戦でノックアウト降板がゼロ。イニングイーターで奪三振能力も高い。ただしフォーム更新に着手して以降(~66話まで)だと防御率が3点近くとあまり良くない。安定感も欠けている。遥菜の評価からしても、詠深単体ではそこまでの投手および球ではないっぽい。咲桜に編入した元新越谷の人も「平凡な投手」と感想していたし。咲桜戦でも甘いコースに放ってシフト範囲に打球がいってくれ的な「運に助けたれた」部分も散見でき、総合的にはそれ程の投球内容ではない。というか、4回と5回は直球で空振りを取れる気配が皆無だった。美園学院のマネジも「映像だとまあまあな投手」と言っていた。現時点でのベストピッチは、投球内容から評価するとその美園学院戦だろう。新2年生になった春大会時点で6位から4位にランクアップさせた」
5位:古川さん(右、宗陣)
※)第80話で高校卒業
コメント「梁幽館(旧チーム)と初戦で対戦して惜敗している。失点は初回に打たれた3ラン(中田)のみ。スコアは3対2だった。中田奈緒との投げ合いに負けているが、本格派でもあるし、実はかなり良いピッチャーなのでは?」
6位:川原 光(左、新越谷)
コメント「第98話時点で、描写内で対外試合40イニングで失点が7(公式戦だと19イニング2失点)。球威の軽さがネック(球速は十分)だが、奪三振能力も備えた万能型ピッチャー。秋以降限定だと芳乃の評価でも光>詠深。また遥菜は詠深を打てると考えていたが、光に対しては6回表のピッチングを目にして「ダメか(点は取れない)」と諦めた。新3年生となった春大会で詠深からエースナンバーを奪えなかった点から4位から6位に下げた。詩織には「スケール感はないが、熱投型」と評される」
登場時は(軟球から硬球への不慣れからか)制球難が垣間見えたが、第93話時点では詠深をも上回る制球力に。
7位:中田奈緒(右、梁幽館)
※)第80話で高校卒業
コメント「希に逆転の3ランホームランを浴びているのが、かなりマイナスポイントに。明らかに打者本領で投手は高校までだろうけれど」
8位:工藤夏雲(左、咲桜)
コメント「1年生時に全国でも投げている万能型。かなりの好投手で全国レベルだろう。ぶっちゃけ、現時点だと全てにおいて光の下位互換と評価するしかないが」
9位:吉川和美(右、梁幽館)
コメント「クローザーに転向してからの詳細は不明であるが、新越谷打線相手の投球内容からすると、そこまで高く評価できない。秋の県大会決勝で救援好投するも美園学院の五十嵐さんにダメ押しのホームランを浴びた」
10位:朝倉智景(右、柳大川越)
コメント「球速は全国上位レベルでも総合力はあまり評価できないと思う。素材は一級品なので、プロ入りしてからが楽しみな投手だ」
11位:大野彩優美(左、柳大川越)
※)第80話で高校卒業
コメント「最後の夏は朝倉以上の結果を残したが、旧チームの咲桜打線に打ち砕かれたのが彼女の限界を物語っていた。素質的にも朝倉に遠く及ばない。第76話で中京の育成枠にて2位指名を受ける」
12位:斉藤小町(右、新越谷)
コメント「ポテンシャルの高さから、暫定的にこの位置に評価した。第91話で、『強直球モドキ』をマスターした事より13位から12位に上げた」
13位:久保田依子(右、熊谷実業)
※)第80話で高校卒業
コメント「プロのスカウトにピッチャーとしては評価されていない時点で。っていうか、高校野球から引退した時点で彼女は投手ですらない」
14位:日高 凪(左、夜明林工)
コメント「全国で通用しないが、地区大会では上位レベルといった感じ」
15位:吉田美月(左、姫宮)
コメント「地区大会で3回戦レベルの投手というか、本業はセンターである」
16位:藤原理沙(右、新越谷)
コメント「本業はサードだし」
17位:東條蘭々(右、新越谷)
コメント「新1年生春時点の評価だが、おそらく現時点では理沙より下」
18位:中山さん(右、影森)
コメント「弱小チームのエースそのもの」
19位:川口息吹(右、新越谷)
コメント「翔栄レベルの対戦相手だとパカスカ打たれてしまう投手」
走力ランキング
候補者は少ないけれど、作ってみた。
思いっ切り当てずっぽうだけれども。
当ブログの『サタノファニ』強さランキング並みに怪しい順位になっている(笑
基本的に守備シーン、走塁シーンから判断した。守備シーンがなくとも、内野安打か三塁打を奪える足があると判明している主力選手はピックアップ。守備位置(ポジション)は「チーム内最上位のフィジカルと運動能力を持つ選手」が担う傾向があるセンターかショートに偏ってしまうが。
三塁打を打てる希を抜擢したが、光がレフト(ライト)、希がファーストという守備がメインなので、ひょっとしたら光の方が希より足が速いかも。少なくともレフトの守備範囲は希よりも光が上の筈(でなければ、レフトが希でファーストが光になる)。とはいっても、身長と足の長さ(コンパス)を考慮すると、光がそこまで俊足だとは思えないけれど。
第76話の練習風景から、光を走力ランキングに入れた。純粋なトップスピードは怜に引けを取らない感じで描かれていたので。
5位にはエンドラン空振り失敗なのに、単独で盗塁を成功させた愛甲さんを選んだ。ひょっとしたら、彼女が3位かも。1位キャップとセカンドゴロを内野安打にする白井さんの足はちょっと別格なのは間違いない。
第84話時点で、新越谷の新1年生2名を追加。2位に京子、5位に瑞帆を入れた。それに従って、他の順位も変動。
第88話で、ツーアウト1塁からの左中間ツーベースで一気に本塁まで還ってきた走力を加味して、光を6位にランクアップ。
1位:岡田 怜(新越谷)
2位:村松京子(新越谷)
※)ベーランは作中最高かも
3位:白井莉子(梁幽館)
4位:川﨑 稜(新越谷)
5位:野村瑞帆(新越谷)
6位:川原 光(新越谷)
7位:大島留々(柳大川越)
8位:愛甲さん(美園学院)
9位:松井遥菜(咲桜)
10位:五十嵐優子(美園学院)
11位:金子小陽(姫宮)
12位:陽 秋月(梁幽館)
13位:中村 希(新越谷)
14位:武田詠深(新越谷)
↓
ドベ2:藤原理沙(新越谷)
最下位:中田奈緒(梁幽館)
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各チーム考察
1年目の夏のシード校。
A:咲桜、梁幽館、美園学院
B:県立浅間台、村神学園、秋津
C~D:椿峰(Cシード、お嬢様校)、大宮大附設(Cシード、文武両道エリート校)、県立南栗橋、県立川口青木、柳大川越、県立越谷二、翔栄、県立草加一、熊谷実業、朝霞武蔵野、深谷東方
他、対戦したチーム:大鷲、藤和、守谷欅台、影森、馬宮、小河台、夜明林工、青柳、越谷一、姫宮、北本実業、大宮第一、総州学院、天王学院、千住、「神川・上里・長瀞」連合
2年目の夏のシード外:西宮、美園工業、武蔵南、南与、西堀、優栄館、三峰、奥加須
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
評価はA~Eの5段階。
新越谷高校
1年目の夏大会時
総合評価:C
とにかく選手層が薄い。というか、薄いのを通り越してプレイヤーが人数ギリギリしかいないのが致命的だ。たった1人でも故障したり病気になったりしたら、即棄権負けである。
本業投手が1名(そもそも他のポジションも全て1名だが)しかおらず、サードの藤原とレフトの川口姉を兼業投手に急造して、どうにかローテーションを組んでいた。
梁幽館に勝利というジャイアントキリングを果たすも、その快挙は「エース武田の実質的なデビュー戦だった」「天才バッター中村希がまだノーマークだった」「2番手の吉川のデータが(ガールズ時代にバッテリーを組んでいた)山崎により入手できた」という3点が大きかった。それに加えて吉川の与四死球が多く、継投タイミングのミスにも助けられた。
武田しか計算できる投手がおらず、かつ打線も貧弱という――『埼玉3強』から見れば、そんなに脅威ではないな、というイメージ。
1年目の秋大会時
総合評価:B
プレイヤーが1名増えた事により「脱落者発生⇒即棄権負け」という事態はなくなった。それでも選手層は激烈に薄いが。
新加入した川原が先発2番手を担って、夏大会時とは違い「まともな先発ローテーション」が組めるようになる。投手としてエース武田に遜色ないどころか、打者としてもチーム2番目の実力を持つ川原の存在は大きい。打席に立つ時は中軸を任される。
夏大会時のメンバーがそっくりそのままレギュラーとして残っており、代替わりなしのメリットとして、新チームになっているライバル校に比べて完成度は高い。
それにメンバー全員が底上げされている。
『埼玉3強』以外にはそう簡単には負けない実力があり、『埼玉3強』を相手にしても堂々と渡り合えるだけのチーム力を備えていると評価できるだろう。『埼玉3強』に勝っても、もう番狂わせとは呼ばれないレベルだ。最大のネックは選手層だが、これも来年度次に新入生が(それなりに)加入すれば、大幅に解消される見込みだ。
武田、中村、川原の個人力が大きいとはいえ、このチーム力に加えて、レギュラー争いが起こる状態になれば総合評価は文句なしにAになると思う。
秋の県大会は美園学院に準決勝で敗退。
敗因は明らかに選手層不足。代打1回しかできないのが致命傷になる。まだまだA評価は遠い、という試合内容だった。
2年目の春大会時
総合評価:B
新入部員6名が加わり、総勢16名のチームに。
4月中旬でのベストメンバーは以下の通り。
1:岡田 怜(中)=プロ注の野手
2:藤田 菫(二)
3:川原 光(右)=プロ注の打者
4:中村 希(一)=ドラフト候補の打者
5:藤原 理沙(三)
6:山崎 珠姫(捕)
7:川口 息吹(左)
8:川﨑 稜(遊)
9:武田 詠深(投)=プロ注の投手
新1年生である村松の脚は脅威。代走として評価すれば埼玉随一かもしれない。ベストメンバー以外でもライトレギュラーの大村、新1年生の野村と渡邉とパワー充分のスラッガーがベンチに控えている。
1年生主体のスタメンで大会2戦目に挑んだ結果、ベスト16止まりに終わる。ただし間違いなく昨年度よりもチーム力は選手層をメインに底上げされていた。
メンバーの評価
評価はA~Eの5段階。背番号順で序列順ではない
プロ注の選手には☆を付ける
武田詠深①:総合評価B☆⇒A☆
2年生春時点で評価アップ
※)プロ注の投手
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ右打ち。
エース。投手として(公式戦で)非常に優れた成績を残している。三塁および一塁に内野手として入る事も。ただし新1年生の入部に伴いおそらく投手専念に。打者としては、ほぼ使い物になっていない。プロ注としてスカウトにリストアップされているが、ポジションが投手のみ(対して光は投手だけではなく外野手としてもリストアップされていたので、打者としても評価されている)で、打者としては評価外だろう。第70話で釣り球に引っかかって空振り三振だから、ハッキリ言って打者としては絶望的だ(プロだとDHありだから問題なしだが)。
遥菜スカウターによると75点の選手(怜と同レベル)。『埼玉3強』レベルでエースになれるのかは、ちょっと分からない。確実にローテーションには入ると思われる。
2年生春の段階で球速が底上げされている描写あり。1年生終わりの段階で、チームナンバーワンのスタミナを誇っている様が冬合宿で示されている。
高卒でプロ入り(その場合、珠姫の野球は終わりになる)ルートか、珠姫と大学野球で活躍して共に大卒プロ入りルートになるのか――は、現時点では作者のみぞ知る、だ。
新2年生になり、球速が底上げされている。
山崎珠姫②:総合評価B⇒A
2年生春時点で評価アップ
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ右打ち。
正捕手。遥菜スカウターで40点と酷評されていたが「詠深とセットで160点以上および周囲の点数も上昇」と、異質の存在かもしれない。打力はそこそこか。チームへの貢献度はかなり高い。アスリートとして純粋にみれば、総合評価はC以下かもしれないが、将来性も加味してB評価(第83話からA評価にアップ)にした。なんだかんだで『埼玉3強』レベル以外の学校ならば、1年生からベンチ入り間違いなし。
詠深が高卒でプロに進んだら、「彼女と野球(一緒の事を)をやりたい」珠姫は野球を辞めると思われる。詠深と同じ大学に進んで大学野球で覚醒してドラフト候補に成長(および詠深1位、珠姫2位で同球団にプロ入り)するのかは、今は判断の時ではない。
中村 希③:総合評価A☆
※)プロ注の選手⇒ドラフト候補
1年生⇒第81話から2年生。
左投げ左打ち。
天才バッター。一塁手。場合によってはレフトに回る事も。
遥菜スカウターで95点だった。
選手としての欠点が見当たらない。希がいなければ新越谷の戦力は大幅ダウンだ。どの学校に所属していても、中心選手間違いなし。というか、そういうレベルを超えて「どの球団にプロ入りするか」という域の選手である。
唯一の難点は、レベルが高過ぎるが故に「上級生ですら希に(内心の畏怖から)遠慮がちになってしまう」という事か。プロ注レベルの怜であっても、明らかに「選手として格上」な希に対しては(プレイヤーとして)同等以上に接するのが難しい。そんな状況で「自分とほぼ同レベルの選手」で「自分とプレイヤーとして対等にコミュニケーション可能」な光という存在は、希の精神面にかなりのプラスになっている。
藤田 菫④:総合評価B
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ右打ち。
二塁手。選手としての武器や特色はないのだが、とにかく打者としても野手としても堅実。打力以上に出塁率が高めなのは選球眼とミート力が優れている為だろう(BARBIPは良いとの事、ただし800打席ないと信頼に値しないセイバーメトリクス)。監督目線からすれば、極めて使いやすいプレイヤー。高校野球の選手としては理想的かも。彼女ならば中堅校以上にいても、1年の秋からレギュラーを獲れるだろう。ひょっとしたら1年の夏から。それくらい良い選手という印象。
中学時代は地区大会ベスト16レベルの選手(強豪高校からスカウトがこない)だったので、現状の菫の実力でも十分にファンタジーレベルではある。
藤原理沙⑤:総合評価B
2年生⇒第81話から3年生。
右投げ右打ち。
三塁手および控え投手(新1年生の入部でお役御免)。長打力が魅力の4番打者。怜と練習してきただけあり『埼玉3強』クラスのチームでもベンチ入りはできるだろう。Bシード以下の高校ならば確実にクリーンナップを任されると思う。
野球を始めるのが遅かった点を考慮すると、理沙が本当の意味で成長曲線に入るのは大学野球に進んでからだろう。阪神の佐藤輝みたいに、大学野球で本物のスラッガーに開花するのでは? 3年夏大会の打撃成績次第では、大学に特待生入学だってあり得る。
川﨑 稜⑥:総合評価C⇒B
2年生春時点で評価アップ
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ左打ち(右打ちから転向)。
遊撃手。菫と対照的な選手。堅実さには欠けるが、センスはある。
走力も備えており(現状の完成度がかなり低いが故に)将来性は期待できる。中堅校以上に所属していれば、1年時からレギュラーは難しいかも。3年生の頃にはどの中堅校でもレギュラーを獲れそうだが。
二遊間コンビを組む菫よりも、現状での評価は下にせざるを得ないが「将来性と素質」は稜の方がありそうではある。この稜にしても菫にしても、高校入学当初の実力(本来ならば1年夏からレギュラーはなかったレベル)を考えれば、1年に満たない期間で驚異的に実力を伸ばしている。
2年生春時点で打力(主にミート力)が底上げされており、春の練習試合6連戦は打率3割3分を残した。
川口息吹⑦:総合評価D⇒B
2年生春時点で評価アップ
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ両打ち。
左翼手および控え投手(新1年生の入部でお役御免)。選球眼と出塁率に優れているが、レギュラー争いがある強豪校だと普通にスタンドで応援しているだろう。初心者という事を考えれば、凄まじい活躍だが。
才能だけならば天才と形容できる。とはいってもプロのスカウトが刮目する「圧倒的な」レベルではなかったけれど。フィジカルと経験さえ積み上がれば、咲桜の松井遥菜レベルにまで成長しそうではある。球速不足ゆえに投手としては大成しないのは確実だが、大学野球でショートにコンバートすれば面白いかも。
2年生春から明白に打力を伸ばしており、練習試合6連戦では強豪校相手に20打席15打数5安打5四死球という7番打者としては破格の成績を残す。新1年生3名が熱烈なファンになる程のルックスと野球センスおよびプレー。
岡田 怜⑧:総合評価B☆⇒A☆
2年生春時点で評価アップ
※)プロ注の選手
2年生⇒第81話から3年生。
右投げ右打ち。
中堅手でキャプテン。中学ガールズ時代から名センターとして名を馳せている。遥菜スカウターで75点だった。足の速さと守備力は全国レベルでもピカ一。その反面、打者としては「一線級の投手」相手だと、気のせいか咬ませ犬っぽい打席内容な事が多い。『埼玉3強』レベルのチームでもレギュラーは獲れる選手だと思う。
現状ではドラフト候補まで進む描画(活躍)ではないが、強豪大学に学費・寮費等が全て免除の特待生入学くらいはするだろう。大学野球だと2番を打っていると思う。もちろん繋ぎ役ではなく強打型の2番だ。希と光以外の面子が大学野球と仮定すると、怜、理沙、小陽、息吹、白菊は同じ学校な気がする。対して詠深、珠姫、菫、稜が同じ学校で。
大村白菊⑨:総合評価E⇒C
2年生春時点で評価アップ
1年生⇒第81話から2年生。
右投げ右打ち。
右翼手。規格外のパワーと肩の強さは評価できるが、総合的に評価すればレギュラー争いがある中堅校以上だと確実に代打要員だと思う。まだまだ初心者なので、伸びしろ無限大ガールでもある。
こういった選手をレギュラーにできるのが「人数ギリギリのチーム」を主役にした野球漫画の醍醐味だ。まあ、少子化が進んで合同チームも増えている今時、現実でも白菊レベルの初心者レギュラーは珍しくなくなるかも。
フィジカルエリートで剣道インターミドル王者という下地を考えると、将来的な成長は間違いない。経験1年未満な現状だと、一線級ピッチャーの配球と変化球に対してバットをコネクトできないのは、当たり前といえば当たり前だ。むしろ始めて半年とちょっとのキャリアで、松岡凛音クラスの速球が見えていたり(詠深は明かに見えていない)、変化球にバットを当てられるだけでも凄い。
2年生春時点では、その打棒を更に伸ばしており、新1年生メインの練習試合では超特大のホームランを放ったりしている。だだし打者としての総合評価は詩織以下か。光がSPであっても、(空いている)6番ライトのスタメンを詩織に譲っている。
ライトのレギュラーとはいえ純粋な守備力は光、宮子より劣るのがネック。
川原 光⑪:総合評価A☆
※)プロ注の選手
投手ではなく野手(打者)としての評価
2年生⇒第81話から3年生。
左投げ左打ち。
投手および外野手(一塁にも入る)。
登場当時は打者本領かと思っていたが、投手としても結果を残し続けている。稜が光のライトオーバーしたシート打撃を見て「凄い」と感嘆していたので、その点だけでも同じ2年生の怜と理沙よりも格上の打者だと推察できる。
この光と希は新越谷で頭1つ抜けている印象。
どんなチームでも主力になるのは確実だ。
希の後日談(進路)を考えると、このキャラを追加せざるを得なかったのかも。
怜と理沙の進路が別々はない(怜が高卒でプロ、理沙が大学と別離しない)と仮定すると、2人が高卒でドラフト指名は無理がある。怜と理沙は揃って大学野球⇒共に大卒プロ、としかならない。希が高卒プロ入り確実と仮定すると、学校の先輩でプロ入りなしは「ぼっち気質」な希には酷だから、同じプロ球団から希の1年前のドラフトで指名される先輩キャラが「希の為に」必要だったんだろうなぁと。芳乃は普通に大学に進んで、将来は新越谷野球部の監督(大学生からコーチに就任)だろうし。希の性格的に、芳乃と4年間一緒にいたいからプロ志望届は出さない、は流石にないだろう。
プロでは投手としてではなく、打者1本で勝負が現実的な路線だと思う。
新3年生になった春以降のチーム(総勢16名)では、背番号1を逃しており、ベストメンバースタメン(総力戦時)だと光は「3番ライト」が定番か。
渡邉 詩織⑫:総合評価B
新入部員(第81話)。新1年生。
右投げ左打ち。
ポジションは捕手。他に投手以外の全てのポジションもこなせる。
詠深の中学の後輩であり、強打者。技術のみならず身体も大きく飛距離がある。スカウト網に引っかからない「弱小校にたまに存在するオーパーツ的な」選手だった。詠深を追いかけて新越谷に進学。入部早々、他の新入部員とは異なりフィジカルトレではなく上級生と共に実践練習に入る程に、評価は高い。
1年春大会、初公式戦では白菊を差し置いて6番ライトで先発出場(ただし、SPはエース詠深ではなく2番手の光(3番ピッチャー)だった)
長距離砲タイプ(希と怜は除外)としての打者としてのチーム内序列は「第85話時点で」――①光>②詩織>③理沙>④白菊>⑤瑞帆――という感じだろう。光=希でも見惚れる打球、詩織=希が90点評価、白菊=パワーだけならば希が嫉妬、瑞穂=希が見どころアリ的に見ていた描写。
斉藤 小町⑬:総合評価C⇒B
第91話で評価アップ
新入部員(第81話)。新1年生。
右投げ右打ち。
ポジションは投手。コントロールはやや雑だが球威充分。変化球はツーシーム、カットボール、スプリットなどを投げる。ガールズ時代は県ベスト4でのエース。
強打者相手には気持ちの昂ぶりからか、意図してど真ん中に投じてしまう癖がある。それが原因で一発病があり、強豪校からのスカウトはなかった。OPS1.5を超えてくる世代最高クラスには極端に打たれているが、強打者以外のバッターに対しては優れたセイバーメトリクスを誇る。
新世代のエース候補。
長谷川 美咲⑭:総合評価D
新入部員(第81話)。新1年生。
右投げ左打ち。
内野手。息吹ガールズその1。メインポジションはセカンドと思われる。軟式経験者であるが平凡な選手で、パワーレスが顕著。
春大会2戦目(ベスト16)で「新1年生全員スタメン」のメンバーにおいて、打順は6番(7、8、9は投手組)という事からも打撃の評価もまだまだ低い。
東條 蘭々⑮:総合評価D
新入部員(第81話)。新1年生。
右投げ右打ち。
投手。外野も守れる。息吹ガールズその2。軟式野球出身で、高校一年生としては平均約な能力のピッチャー。変化球はスラーブのみ。制球力(コマンド)も並み以下。まだまだ始まったばかりの選手。
打撃は同じ投手の小町より上の模様。
野村 瑞帆⑯:総合評価C⇒B
第91話で評価アップ
新入部員(第81話)。新1年生。
右投げ右打ち。
ポジションは内外野全てをこなす。
メイン守備位置はショートと思われる。5ツールプレイヤーであり、ガールズ時代に全国大会を2回、経験している。野球エリートと呼べる経歴。県外中堅校からスカウトされたが、入学早期からの出場機会を求めて新越谷を選ぶ。
スイングスピードおよびパワーは申し分なし。しかしフィジカルはまだまだ高校野球のレベルにはない。新1年生の中では最も総合的なポテンシャルが高いと思われる。
村松 京子⑰:総合評価C
新入部員(第81話)。新1年生。
左投げ左打ち。
外野手。息吹ガールズその3。怜に匹敵するレベルの守備範囲および走力を誇る。
代走の切り札として即戦力の活躍。
ガールズではなく中学軟式だった為に強豪校のスカウトには引っかからなかったと思われる逸材。新1年生全員スタメンだった春大会2戦目(ベスト16)では、練習試合に続いて3番ライトで起用。打力もそれなりにある。
ツーアウト一塁走者のケースならば、ライト線ツーベースで一塁からそのまま本塁まで還ってこれるベースランニング能力を誇る。
梁幽館高校
1年目の夏大会時
総合評価:A
一昨年度の夏県大会を制している名門。
不運な条件が重なって新越谷に敗退してしまったが、リリーフ陣が例年より弱いという点を除けば、かなり強いチーム。春までの二遊間コンビが夏大会ではベンチ入りすらできないというチーム内競争も苛烈。それだけ選手層も厚い。
打線も強力だった。
トップの陽と4番の中田は全国区で注目されるプロ注。実力的にドラフト指名されると思う。悪い箇所を強いて言えば7番の投手(中田が先発の時は、ここに正一塁手が入る筈)と8番の正捕手・小林がやや打てなかった点だろう。代打陣も充実している。
仮に(夏時点での)新越谷と「7試合4勝先取方式」で戦ったら、4勝1敗か4勝2敗で制していたと想像する。
新越谷に不覚をとっていなければ、準決勝で咲桜、決勝で美園学院という組み合わせだったが、果たして優勝できていたのだろうか?
1年目の秋大会時
総合評価:A
新チームになって明白に強くなった。
プロ注が何名いるのかは不明であるが、打って打って打ちまくる超攻撃型のチームカラーに変貌を遂げた。旧チームでは手堅く緻密な試合運びが基本だったが、正反対の戦い方に。
戦略マネージャーだった高橋が選手復帰およびキャプテンになったのが、チームカラー刷新に大きな影響を与えたのは想像に難くない。秋大会は準々決勝まで全てコールド勝ちしているという驚異の得点力だ。
某巨人が「全員が4番」みたいな打線にして失敗したのは、単純に守備力が犠牲になった面が大きかったからであり、走力および守備力をキープ可能ならば、全員が4番的な打線でもマイナス面は少ない。まあ、全員が4番よりも「全員が3割30本30盗塁」可能な打者を並べた方が上だと思うが。
投手は完全な分業制に。
旧チームでは2番手スターターだった吉川がエースになるが、クローザーに転向する。
スターター(先発)⇒セットアッパー(中継ぎ)⇒クローザー(抑え)と、豊富に投手を注ぎ込むスタイルは、高校野球においては最先端だろう。というか、普通のチームの選手層だと、そこまで投手の駒を揃えられないし。
絶対的な先発投手を2枚揃える(最悪でエース1名のみ)よりも、そこそこの投手を育成・量産した方が確実かつ効率的なのは間違いない。スターター3名(2名)、セットアッパー2名(3名)、クローザー1名と最低でも6名ほど本業投手が必要になってしまうけれど。
秋の県大会では美園学院に敗れて準優勝に終わる。
関東大会はベスト4だったが、春の全国出場を濃厚に。
咲桜高校
1年目の夏大会時
総合評価:A
県大会を制し、全国ベスト8までいったのだからA評価は当然だ。しかも敗退した相手がそのまま全国制覇しているし。ちなみに夏の全国は今回で7度目であった。
県内最高との評価を得ているショート田辺に、塁間県内最速の小関、そして1年生レギュラーである松井と、主力選手が充実だ。前年度の夏大会も優勝しており、県大会夏2連覇の偉業は伊達ではない。
1年目の秋大会時
総合評価:A
夏では唯一の1年生レギュラーだった松井だが、3年生が引退し、新チームには他にも1年生レギュラーが。
チームの中心かつ主力は、田辺に代わって本職のショート(旧チームでは外野)に就いた松井である。スイッチヒッターの彼女は打者としてもチームナンバーワンだ。
個々人の能力は高いが、代替わりの代償としてチーム完成度が大幅に落ちる。その影響もあってか、格下の学校と競った試合をしてしまう事も。新チームになって圧勝続きの梁幽館とは対照的である。
とはいっても、咲桜は夏の全国大会で勝ち続けた為に、他の学校よりも代替わりが遅くなっているので、来年度の春までには完成度も仕上げてくるだろう。
この秋大会は準々決勝で新越谷に不覚をとる。
スコアは0対3の完封負け。継投とはいえ、パーフェクトを喫してしまった。
しかしエース工藤は3点以内に抑えているし、被安打も5だ。守備面としては上出来だった。攻撃面については課題が残ったが、新越谷の先発・武田、リリーフ・川原の調子を考慮すると、この試合に限っては2点以上を取るのは無理だろう。
試合は武田5回、川原2回だったが、仮に武田4回、川原3回、あるいは川原が先発でリリーフが武田でも、おそらく完封負けしていた。
相手投手が抜群に良かったこの試合だけで、咲桜の評価が大幅に落ちるとは思えない。
美園学院高校
1年目の夏大会時
総合評価:A
春には全国に出場(結果はベスト4)し、夏も県大会決勝で咲桜(全国ベスト8)に惜敗だからA評価以外はあり得ない。伝統ある名門で選手層も充実している。
2年生エース美園は県下ナンバーワンとの評価。
咲桜にも打ち崩されて負けたのではなかった。仮にだが、咲桜に勝って全国に出場していれば、ひょっとしたらローテーション次第では咲桜以上に勝ち進んでいた可能性も。
1年目の秋大会時
総合評価:A
夏大会のバッテリーがそのまま残り、1年生ピッチャー黒木も台頭してきた。順当にベスト4まで勝ち進んだ。エース園川のみならず、黒木および小宮山という「計算できる投手」が3枚も揃っているのは戦力として大きい。打者には諸積という期待のスラッガーが台頭してきている。他に俊足好打の愛甲が1番に定着すれば面白い。愛甲と五十嵐が1・2番コンビとして機能し、平井・諸積・初芝(か堀)のクリーンナップが安定すれば、その攻撃力は新生・梁幽館に劣らないだろう。
秋の県大会は決勝に進み、関東大会出場権を獲得。
そして梁幽館を破り優勝を果たした。
続く関東大会も制覇。そして春は全国制覇を成し遂げる。
柳川大附属川越高校
1年目の夏大会時
総合評価:B
プロ注目の右腕・速球派の朝倉を中心に、サイドスローからのクロスファイヤーが印象的なエースの大野と抑えの山本。投手陣は充実している。
選手層も申し分なく、控えにはガールズ出身の実力者が揃う。唯一の1年生レギュラー大島はセンターを守りトップバッターも担う有望株だ。
打線は他の強豪校に比べると弱いが、少ないチャンスをしっかりとものにできる。
創部して初のベスト4は快挙であった。
1年目の秋大会時
総合評価:B
梁幽館に敗戦したがベスト4まで進んだ。
戦力の詳細は不明。
以下、時間を見つけて追記。
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新越谷ナイン解説
背番号1:武田 詠深
ポジションは投手(三塁手/一塁手)
※2年生に進級し、降板した後は基本的にはベンチに
打順は9番メイン(8番)
主人公。
基本アホの子系なのに成績は優秀。
まだ1年生であるがチームの中では最も体躯に恵まれている。
上級生(2年)の怜と理沙に引けを取らない優れたフィジカル。
1年の秋にはプロのスカウトにリストアップされるまでに成長。
新生・新越谷としてのスタート直後の打順は、白菊と息吹が初心者なので2人より上の7番を打っていた。しかし春の練習試合での通算打率が.050しかなく、夏大からは9番で固定される事となる。なお、夏大の打率は5試合で.100に終わった。
練習試合の通算打率にちなんで「ゴブ(5分)リン」と読者には揶揄される事も。
1年の秋大会時には、稜が戦略的に9番を任される事が多くなり、8番がデフォルトになっている。美園学院戦(第73話)まで公式戦で通算2安打という惨状だ。
打者としてはバッティングがダメなだけではなく、バントも苦手気味である。
投手としては傑出している。
中学時代に無名(公式戦未勝利)で終わったのは、彼女の変化球(通称、あの球)を捕球できないキャッチャーが原因であった。
高校入学を機に野球から離れる決意をしていたが、「あの球」を捕れる幼馴染の珠姫と再会した事により、再び野球に取り組む。その後、クラスメートの芳乃が参謀となりチームが出来上がっていく。希の目標に触発されて、全国を目指す様に。
スタミナが豊富で尻上がりに調子を上げていく。
柳大川越のキャプテン、大野 彩優美いわく「暴力的なピッチング」
奪三振能力も高い。加えてメンタルも強く、チームメイトに恵まれなかった中学時代の境遇もあり、野球を楽しんでプレーしている。大崩れしない信頼できる投手だ。
ピッチングスタイルとしては、物語開始から1年夏大の梁幽館戦の中盤までは「あの球」をウイニングショットに組み立てていく変化球投手。そして梁幽館戦の中盤以降は、通称「強直球(強ストレート)」に覚醒して、球速・球威による「真っ向からの」力勝負ができる本格派ピッチャーへとスタイルチェンジを果たしている。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
通常の直球、ツーシーム、カットボールでカウントを整え、あわよくばツーシームで凡打に、「強直球(強ストレート)」か「あの球」で打ち取りにいく。対戦相手のレベルが上がっていくに従い、「あの球」を見せ球(布石)にする事も増えている。
『おおきく振りかぶって』の主人公、三橋 廉をオマージュしている部分も散見できる。性格は正反対であるけれど(笑
夏大で敗退した後は、「強直球(強ストレート)」の制球と、リリースポイントおよびステップ幅の修正というフォーム改造に着手しており、第50話の時点ではその影響で調子を崩している様子が伺える。
1年の秋大会、準々決勝の咲桜戦にてリリースポイントおよびステップ幅の修正は完了した模様。その試合で咲桜打線を5回パーフェクトに抑えている。
まだまだ未完成で、投手としての潜在能力は更に上の領域にあるのかもしれない。
現時点での「遥菜スカウター」による点数は75点。ただし珠姫と合わせると160点以上と、未知の可能性を秘めている。
球種は以下――
強直球(強ストレート)
詠深のウイニングショット。
彼女にとって最強のボール。
正統なフォーシーム・ファストボールであり、彼女が秘めていた「本来のストレート」でもあった。投球ではなく、中継時にみせた詠深の送球の速度・威力に気が付いた珠姫が、詠深のストレートを本来のレベルまで引き出していく。ネーミングはその珠姫から。
詠深が「本来のストレート」を投げられなかったのは、「あの球」を捕ってもらえなかった中学時代のトラウマが原因で、精神的なリミッターが無意識下に掛かっていたからと、珠姫は考えていた。実際は心理的なストッパー以上に、ステップ幅とリリースポイントが他の球種時と異なっており、それが球速と球威の物理的な差異を生み出していた。
梁幽館高校の戦術担当の参謀マネージャー、高橋友理は「変化球を先に覚えて、本当のストレートは未習得なのでは」と評したが、奇しくもそれは正解に近い。指導者に恵まれずに、独学(我流)で「あの球」をマスターした弊害(代償)として、詠深に最も適した投球フォームから遠ざかっていたのだろう。また、フォーシーム・ファストボールは正確なバックスピンを要求される「最も難易度の高い変化球」とも定義できる。
夏合宿の時点では制球が悪く、高めに外れる事が多い。ゆえに待球に弱い面もある。
純粋な球速としては、熊谷実業の久保田や柳大川越の朝倉に大きく劣らないと推察される。伸びとキレは久保田よりも上だろう。
仲間内では「強直球(強ストレート)」と呼称されているが、対戦相手からは「あのストレート」「例の直球」と畏怖されている。速球派投手によくあるスタミナ切れによる球威の衰えどころか、彼女は回を追うごとに球速・球威を増していくので、バッターにとっては脅威そのものだ。
このストレートは、詠深の成長に追従して更に威力を増していく可能性も。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
あの球(ナックルスライダー)
ウイニングショットその2。
詠深にとって絆と想いが宿る球種。
幼少時におもちゃのカラーボールで投げていた「魔球(大きなカーブ系)」を、硬式でも再現しようと、詠深が独自に編み出した変化球。
再現(酷似)しているのはボールの軌道であり、当然ながら「魔球」と「あの球」では投げ方(特にボールの握り)は異なっている。打者の胸元から縦方向に大きく鋭い変化をみせ、低めにまで落ちる軌道。打者のレベルによっては、顔面付近のビーンボールから変化すると錯覚を起こさせる程だ。
フィクションなファンタジーボールではなく、リアルに実在する変化球で、その正体は「ナックルスライダー」である。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
仲間内では「あの球」呼びで一貫されているが、対戦相手(主に強豪校)には球種が「ナックルスライダー」だと看破されている。(強豪校ではない)馬宮高校の面子は「エグい高速カーブ」と見誤っていたが。
ドラフト候補を集めているファンサイトのコメント欄にも「直球に近い速度帯で大きく落ちるスライダー」と「あの球」が記載されていた。
ただし、第71話でスピン自体は「ジャイロ回転」と判明しており、ナックルスライダーではあるがジャイロスライダーの性質も併せ持っているかも。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
県大会上位レベルには初見で対応される事も。
高校通算50本超えの中田奈緒を真っ向からの力勝負で捻じ伏せた「強ストレート」(注)とは違って、全国レベルでは決して突出した球ではない。
注記)最終打席、中田は「あの球」にはタイミングが合っていたが、「強ストレート」に対しては「完全に振り遅れ+スピンに負けてボールの下を叩く」というファーストフライに倒れる。
このボールも低めに外れる事が多く、待球には弱かったりする。
物語開始当初は、この「あの球(ナックルスライダー)」で強敵を倒していく漫画だと思っていたら、強打者には割と通用しなく、良い意味で予想を裏切られて驚いた。
余談だが、春の練習試合で連敗街道を突っ走っている時、冗談で「魔球デスサイズ」と名付けられたネタがあり、それによりゲーム等で「あの球」を「デスサイズ」と表記していたりする。あくまで冗談であり、当然ながら作中での定着はしなかった。
ストレート
並の球だが、コントロールは良い。
女房役の珠姫は、詠深の「遅いストレート」を配球に使えると高く評価している。
夏大会後のフォーム更新により、この直球は「強ストレート」に吸収された――と思っていたら、第77話にてこの球を意図的に磨いていく模様。別の球種に進化する可能性もある。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
ツーシーム
何気に詠深が投げるボールで、最も頻度が高い球種だったりする。
コントロール、キレ、変化と珠姫が配球するのに使い勝手が良く、好みなのだろう。実際、このツーシームを中心にカウントを作る場面が多い。
カットボール
詠深としては今ひとつだった変化球。
使用頻度は低いし、ツーシーム程は使えないと珠姫は評している。しかしリリースポイント修正のフォーム改造で使える球に進化した。
チェンジアップ
単に緩急を利用したスローボールではなく、本物のチェンジアップは減速しつつ手元で独特の沈み具合をみせる。詠深の場合は練習試合でパーム系の握りで投げようとしたが、バックフェンス直撃の暴投をしてしまった。
第50話の時点では、取り組んだばかりで完成には程遠い出来である。第65話でフォーム更新を完了した後でも、この球種を操れる気配はない。
背番号2:山崎 珠姫
ポジションは捕手
打順は1年夏は3番メイン
1年秋以降は6番か7番(たまに5番)
詠深の幼馴染で、疎遠になっていたが高校で再会した。
第2主人公的な立ち位置か。
中学時代には強豪「美南ガールズ」で正捕手を務めており、全国出場の経験を持つ。しかし、最後の大会では強打の控え捕手にレギュラーを奪われてしまった。その件もあってか、高校では「本気の」野球から身を引こうと思っていた。けれども「あの球」を習得していた詠深との再会で、高校でもエンジョイではなくガチで野球をやる事に。
なお、その中学時代であるが秋大会の咲桜戦での回想により、吉川和美のスライダー捕球専門キャッチャーで総合的には大した選手ではなかったと判明している。
捕手(守備面)としては「強気の」リードを含めて、文句の付けようがないスキル。強肩ではないが、盗塁も刺せる。
データ分析能力も優れている。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
その反面、打者としては物足りない。1年目の夏大だが、梁幽館との試合は先発ピッチャーの吉川和美がガールズ時代のバッテリーだった事もあり、例外的に1番を打って猛打賞だったが、それ以降の打棒は振るわなかった。
秋大会の咲桜戦でも「打てる捕手って凄い」と自身を「打てない捕手」と認識していた。「遥菜スカウター」では40点(ただし詠深とセットで160点以上)。遥菜には打撃技術はあるがパワーが足りないと評されている。
美園学院戦では負担軽減の為か初の7番に。実際は代打を出すタイミング調整の為の7番だった(でなければ、6番)。
2年目の春大会初戦(2回戦)では、SPが3番打者の光という事もあり、打順は7番だった。なお、6番にはライトでスタメンした詩織(本職は捕手)が座っている。
背番号10:川口 芳乃
マネージャー
実質的なチームの指揮官
川口姉妹の双子の妹。
重度の高校野球マニアにして、データ収集と解析を得意としている。野球知識も深い。幼少時から家の近所である新越谷野球部の大ファン。
その頭脳から成績も非常に優秀。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
参謀役を自任しており、監督以上の発言力をチーム内にて発揮する事も。
采配やオーダーも基本的に彼女の意向で決定される。それもそのはずで、新生・新越谷硬式野球部は「芳乃が集めた芳乃のチーム」という側面があり、監督がチームの実権を委ねられるのは彼女が引退してからになるだろう。
背番号11:川原 光
ポジションは投手(一塁手/外野手)
※総力戦時は3番ライトで野手スタメン
打順は3番か5番(村神学園戦は4番)
1年目の夏大終了後に加入した新戦力。
戦力的なテコ入れ要員ともいう。
「がんばるぞい」ポーズの使い手。
2年生であるが、去年入部を見送ったのは不祥事にも繋がる結果となった当時の上級生からの過剰な下級生シゴキを目撃して委縮してしまった故。その過去に対して、同じ2年の怜と理沙に引け目を感じている。
3年生に進級した際、理沙と共に副主将に。
一部の読者からは「幼女先輩」と人気。
ロリで美少女かつ可憐な外見とは裏腹に、脱いだらガチムチなアスリート筋肉を纏っている。形容するのならば、パワー系ロリ。
貴重なサウスポーでもある。
通常ならば、新戦力は来年度まで補充できない。しかしレアケースとして投入された強キャラクターだ。決定的に足りなかった投手の台所事情を補い、かつ打線の破壊力不足をも一気にカバーできる存在。リザーバー型が多い追加キャラでは珍しい「中途参加なのにチームの主力」タイプだ。
全国経験がありガールズで名を馳せた怜、世代最高クラスでチーム最優良打者の希、主人公の詠深と並んで、プロのスカウトにリストアップされる実力と素質を備えている。
投手としては、コントロールがアバウト(これは高校一年時に軟式に所属していた為、まだ硬球になれていないのが主因)で球質が軽いという欠点を持つ。持ち球は「スピンが良質な直球」「スライダー」「チェンジアップ(おそらくサークルチェンジ)」の3つが判明。他にも持っているかも。珠姫いわく「駆け引きのし甲斐がある投手」
しかし制球力に関しては翌年春(第93話)時点で、アバウトさを克服している。むしろ制球力が良い部類のピッチャーに。
エース詠深と比較すると投手としての将来性(素材)は格落ち感が否めない。
新1年生の詩織にも「(投手としての)スケールは大きくない」と感想された。
プロのスカウトは光を投手としてリストアップしていない感じだが「投げっぷりは良い」と述べ、詩織も「常に熱投している」と評価する。
投手としては詠深よりスケールは小さいが、打者としては小技とパンチ力を兼ね備えている貴重な左打者だ(ただし新1年生に左打者が揃っている)。スイングのモデルがソフバンの柳田(ギータ)そのまんまである。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
名前的には「のぞみ」と「ひかり」で、希と新幹線コンビになっている(さらに新1年生の「こまち」「みずほ」も新幹線ネーム)。モデル選手的にも中村晃とギータだ。第56話にて二人の絆は強固に結ばれた模様である。
夏合宿の練習試合~秋大予選戦まで、豪快なフルスイングからの強打を充分に発揮している。強烈な打球速度およびパワーは理紗、白菊と並んでチームでも屈指。プロ注の天才投手・松岡凛音との対決は、プロのスカウトに「見ごたえのある勝負」と評されるパワフルな打撃を披露した。
咲桜戦での代打を除き、スタメン時に全て打順がクリーンナップは意外にも彼女のみ。
投手としても深谷東方を完封、リリーフした咲桜戦でも2回をパーフェクトと申し分ない結果を出している。「遥菜スカウター」は遥菜本人と同格の85点前後と推察される。
3年春となった現在、新越谷打線はこの光と希を軸に打線を組んでいる印象。
背番号3:中村 希
ポジションは一塁手(左翼手)
打順は1番か4番
九州からやってきた安打製造機。
「勝負して!」
ややコミュ障(基本的に無口で口下手)な面もある。こと野球においては戦闘民族。ホームランを打った味方への祝福で、本気の蹴りを入れる女である。先輩に敬語を使うのも苦手な模様。けれども誰よりも野球に対して真剣で努力家だ。
芳乃ラブな人で打者の主役ともいえる。
第91話から、後輩の瑞帆に「神」と呼ばれる様に。
チームではナンバーワンの打力を誇る。
1年の秋にはプロのスカウトにリストアップされるレベルのバッターだ。2年の春にはドラフト候補とプロ入りを確実視されている。
「遥菜スカウター」では95点を叩き出す。
クラッチ&スプレーヒッター。
俊足好打で打球方向を狙った位置へコントロールできる。高い打率に長打率。ただしパンチ力と飛距離は中距離打者以下で、二塁打で長打率を稼いている。 公式戦のホームランは梁幽館戦での1度のみだ。白菊のパワー(規格外の長打力と飛距離)に嫉妬して、一方的にライバル視している。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
夏大が終わりスランプに陥る。主に(技術面よりも)精神面が原因だ。
強打者の光が加入して彼女が基本的に3番か5番打者に。加えて、6番だった理紗が4番打者に昇格と、夏大の頃とは打線事情が大きく変わってしまった。そんな中、秋大初戦の姫宮との試合でスランプからスタメンを外れた際、希の定位置だった1番に怜が入って活躍。
第56話でスランプを克服。復活のスタメンでは4番に入り3番の光と初コンビを組む。その後の深谷東方戦および咲桜戦では1番に戻っている。
第67話の美園学院戦で初の2番に。
新2年生になった春、飛距離と長打力を伸ばし、より4番に相応しくなった。
背番号8:岡田 怜
ポジションは中堅手
打順は1番か3・4・5番
※希と光の打順に合わせて決めている印象
キャプテン(主将)を務める。
ガールズ時代から名が知られており、全国レベルでも通用する中堅手。
その守備範囲を支える足はチーム1だ。
チーム1年目の秋大会時にはプロのスカウトにリストアップされているが、評価が高いのは打撃よりも俊足および守備(とフィジカル)だろう。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
面倒見の良い人柄からチームメイト(下級生)達に慕われており、彼女がキャプテンである事に関して不満は一切ない。その反面、キャプテンシーには欠ける面も散見でき、本人も1年目夏大敗退の時点で自覚を持つ。
打者としてもそれなりの力があり、夏大までのメンバーにおいては4番がメイン。ベンチから「打点マニア」と声を掛けられる程度にはチャンスに結果を出している。だが芳乃の評価では「怜の真骨頂は守備」だ。本来ならば中軸よりも1番を打たせたいタイプか。
親友の理沙が4番に昇格した事により、夏合宿の練習試合では3番に降りていた。しかし秋の県大会本番ではスランプの希に代わり最も適性のある1番に入る。
秋大初戦の姫宮戦にて、かつてのチームメイト・小陽と美月と再会。2人との試合および交流を経て、去年のトラウマとキャプテンシーの弱さは克服した模様。
「遥菜スカウター」では75点だった。
背番号5:藤原 理沙
ポジションは三塁手
※2年秋まで兼業投手もやっていた
打順は4番か5番(以前は6番)
チームの副キャプテン的な存在。3年生に進級した際、光と共に副主将に。
ファンの通称「重い人」
走力は「鈍足」と評されるレベルだ。
規格外な白菊を除けば、そのパワー(パンチ力)は光とチーム1、2を争う。
控え投手もこなしており、重い球質を利したパワーピッチングを身上としている。
打者としては夏大の馬宮戦まではチームに貢献できていなかった。基本オーダーも6番だった。しかし馬宮戦でのホームランから状況が変わり、熊谷実業戦および柳大川越戦で強打者として覚醒した感がある。5番に定着。自信を得て精神的に成長した。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
春の合宿で、怜に「4番ピッチャーを務めた時、貴女を超える」と言っていたが、投手としてはともかく、打者としては怜を超えて4番に入っても不思議ではない位置まできた。
そして第51話にて、ついに念願であった4番の座をゲットしてみせる。
秋大予選初戦では4番ピッチャーを務め、見事に勝利投手に輝く。内容的に投手としての結果はさておいて、打線の大黒柱として定着した貫録をその打棒によって示した。
だが第56話では、スランプから復活した希に4番を譲り、再び5番を打っている。
3年生に進級したが、新1年生に詩織、瑞帆といったスラッガーが加入し、中軸打者として安泰という立場ではなくなった模様。
背番号4:藤田 菫
ポジションは二塁手
打順は2番(美園学院戦では1番)
チームのおしゃれ番長。
不動の2番打者。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
打席での小技も含めて、堅実なプレーを確実にこなしている。派手な活躍は皆無だが、チームの地盤を支えている。夏大では影のMVP的な数字を残した。無失策、犠打成功率100%、四球の数、出塁率に加えて、なにげに打率と長打率も悪くない。極めて上位打線向きの打者。このままスケールアップすれば最高の2番打者になれるだろう。
自分の才能と実力を客観視しており「自分は野球では何者にもなれない」と、良くも悪くも達観している。しかし、それでもなお野球に真剣に取り組む決意をした。
美園学院の黒木亜莉紗を「自身のライバル」と定め、高校野球2年目に臨む。
背番号7:川口 息吹
ポジションは左翼手
※1年秋まで兼業投手もやっていた
打順は7・8・9番。
センス・オブ・ワンダー。
運動センスのみなら天才と形容できる。
芳乃の双子の姉。
野球においては、芳乃のリクエストで幼少時にプロ選手のフォームを物真似していた経験から、いわゆる「コピー能力」を発揮できる。ただしコピー(模倣)可能なのはフォームのみ。スピードとパワーはオリジナルには及ばない。
野球初心者というよりは、アスリートとしてスタートラインに立ったばかり。
コピー能力を発揮してもオリジナルに及ばないのは、単純にフィジカルが不足している為である。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
1年目の夏大において、初心者とは思えない活躍を披露するが、土台ができていない故の未熟さも目立っていた。
2年の春にはフィジカルが付いてきており、打力+高出塁率を誇る「打線を機能させる」不動の下位打者として、レギュラーを新1年生に譲る気配はない。
背番号9:大村 白菊
ポジションは右翼手
打順は6番~8番の下位
剣道のインターミドル王者。
強烈な打球速度と飛距離を誇る「ロマン砲」
神仏照覧。
明鏡止水。
実家が剣道道場を経営しており、その関係で白菊自身も剣道家である。白菊は剣道ではなく野球選手に憧れていた。母親に「剣道で全国一になれれば野球をして良い」との条件を突き付けられ、本当に全国制覇を果たしてしまう。
知的で和風お嬢様な外見や物腰とは裏腹に、どうやら「文武両道」とはいかない模様。
全国でも屈指のスポーツエリートだ。
しかし野球初心者である為、ライトの守備はおぼつかない。打撃もミート力に欠ける。
技量的には未熟そのものであり、息吹の様なセンスには恵まれていないが、そのスイングから弾き出される打球は規格外の一言。芯を食えばホームラン。掠った当たりでも角度がつけばフェンス際。本人いわく「ドン詰まり」でも痛烈なライナー。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
白菊が初心者から脱した時には、堂々と中軸を任せられる打者に成長している筈だ。少なくとも3年生時は4番を打っているだろう。
1年目の秋大初戦においては、自己最高打順である6番を任され、相手のシートを真っ向から打ち破る痛烈なタイムリーヒットを放つ等、非凡な活躍をしてみせた。
光が先発(SP)時のベスト攻撃陣(詠深が打線から抜ける)だと、6番を珠姫に譲り、白菊は8番まで下がる。いずれはベスト攻撃陣でも(珠姫を8番にして)6番を打てる様になりたい。
2年生に進級して選手層が厚くなった。ライトのレギュラーを新1年生に譲ることはなかったが、起用は代打がメインになる感じである。守備力は明らかに光、宮子に劣っており、それがスタメン起用が減る主因かもしれない。
背番号6:川﨑 稜
ポジションは遊撃手(三塁手)
打順は9番か8番
菫と同じ中学出身。
悪友と呼べる仲。
ボーイッシュで奔放だ。そしてイメージを裏切らずに学業は劣等生の部類か。
チームの花形ポジションであるショートを任されている。二遊間コンビを組む菫とは対照的に、派手なプレーを好む。その反面、丁寧さや正確さに欠ける場面も。
打撃に関しては、芳乃に「フリースインガー(自由に打つ人)」と評されていた。だが、好き勝手に振り回すわりにパンチ力はない。夏大では打撃が振るわずに、クリンナップである5番から6番に降格されている。例外的に3番を任された梁幽館戦でも第1打席の内野安打以外は活躍できず、クリンナップ失格という芳乃の判断は妥当といえよう。
第50話から俊足を活かす為に左打ちにチャレンジ。強打者である光の加入もあり、第51話の練習試合では(詠深がベンチである為に)9番にまで打順を下げている。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
左打ちに開眼して、足が武器であるトップバッターになれるか。あるいは彼女が3番を打てるまでに成長すれば、打線として面白くなるだろう。
秋大が始まり、上位に繋ぐ優良な下位打者として、その俊足も含めて(モデルのムネリンに恥じない)才能の片りんを見せ始めている。
2年生に進級した後もショートのレギュラーを死守。打力も上がり息吹と共に「強力打線を支える」下位打者コンビとして機能。瑞帆がショートに入った際は、理沙に代わってサードを守る。
背番号16:野村 瑞帆
ポジションは遊撃手
打順は5番(村神学園戦)
「アピールするぞ」
「なんで私だけ」
新1年生。
実家から通学可能なのに(書類の手続きミスにより)寮生でもある。第90話で追って入寮してきた小町とルームメイトに。
新章に入ってからの新主人公みたいな存在。
というか、2年生編からの主人公(たぶん
中学ガールズ時代に全国を2回経験している5ツールプレイヤー。
中堅校からのスカウトを蹴り(出場機会を求めて)新越谷への進学を選んだが、春大会からのレギュラーはならなかった。ポテンシャルの高さは随所に示されている。その反面、入学当時の練習時代では気持ちが空回り気味で、あまり活躍できていない。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
本来ならば野球エリートの筈だが、なかなか面白い性格をしている。
スイングの質だけならば、チーム最上位クラスだ。高校入学直後の春大会にて、ベスト8クラスの村上学園を相手に「まだ基礎体力トレしかしていない段階」なのに出色の打撃を披露する。ショートの守備力もレギュラーの稜と比較しても遜色ないレベルだろう。
小町とは「みずほ」「こまち」で相棒的な間柄。
背番号13:斉藤 小町
ポジションは投手
打順は9番
「吸い込まれていくんだ、真ん中に」
新1年生。
中学時代はガールズで地区ベスト4チームのエース。
第90話で入寮して相棒・瑞帆のルームメイトに。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
負けん気が強く、強打者を相手にすると、なぜか気持ちの昂ぶりから「ド真ん中で勝負しにいく」性格をしている。もちろん良い結果にはなっていない。その為、対強打者へのセイバーメトリクスが極端に悪く、強豪校からはスカウトされなかった。総合的な実力・素材のみならば、充分にスカウト網に引っかかるレベルの投手。
速球は上々で、メイン変化球はスプリット。
第91話にて、詠深の強直球を模倣した「荒れ球」系のフォーシームをマスター。ど真ん中付近に投じてのパワーピッチ勝負ができる様になった。
瑞帆とは「こまち」「みずほ」で相棒的な間柄。
背番号12:渡邉 詩織
ポジションは捕手
打順は6番
「思い通り」
新1年生。
右投げ左打ちのスラッガー。
中学時代の詠深の後輩(3年次は主将)。その詠深を追いかけて新越谷高校を選ぶ。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
ゾン使いの1人。
計算と知略に長けている印象で、そつなくまとまったリードをする。
詠深とその相棒である珠姫を尊敬している、と言いつつ、内心では虎視眈々と珠姫から正捕手の座を奪おうと狙っているかも。
打者としては、理沙・白菊・瑞帆の3名(全員、長距離砲タイプ)とスタメン枠を競う第2グループ(下位打線組とは別タイプの打者)か。第1グループ(希、光、怜)の牙城には届いていない印象。打力、守備力ともに高レベルなのに「所属チームが弱小過ぎて、スカウト網に引っかからなかった」いわばオーパーツ的な掘り出し物。中学3年生時は弱小チームを2勝させた。
ライトレギュラーである白菊を差し置いて、春大会初戦は6番ライトで先発。SPの3番打者・光がライトに移るまで出場し、最後の打席ではタイムリー二塁打をマーク。
背番号17:村松 京子
ポジションは外野
打順は3番(ただし1年生中心オーダー)
一塁でも得点圏んん!(瑞帆談)
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
新1年生。
代走および外野守備固めの切り札。ベースランニング能力はチーム1(いや、作中で最強)かも。スタメン枠とは別だが、新1年生の中で最も頼りになる「即戦力」といえよう。
息吹ガールズの1人。
背番号15:東條 蘭々
ポジションは投手
打順は9番
新1年生。
平均的な投手。メイン変化球はスラーブ(しかない)
息吹ガールズの1人。
背番号14:長谷川 美咲
ポジションは二塁手
打順は下位(ほぼ控えの為、特定不能)
新1年生。
平均的な選手。明らかに非力なのが欠点か。
息吹ガールズの1人。
監督:藤井 杏夏
新任であるが野球部のOGで、新越谷高校が県内の強豪だった頃の世代。
高校教師としての担当は家庭科。
実質的にチームをまとめている芳乃がいる為、チーム方針をその芳乃と相談しつつ、大人でしか出来ない役割を担当している。ノッカーとして非常に出来る女。ただし現役時代の体力はすでにない模様。
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試合内容を振り返る
新越谷VS柳大川越(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|3 0 0 0 0 0 0|3
柳大川越|0 0 0 1 3 0 ☓|4
投手:武田(新)6回、奪三振4
大野(柳)5回、奪三振3
朝倉(柳)2回、奪三振6
ヒット:三塁打-中村(新)、二塁打-岡田(新)、単打-打点2-川﨑(新)、単打-中村(新)、単打-大島(柳)、単打-柳大2番、単打-打点1-柳大3番、単打-大村(新)、単打-柳大7番、スリーランHR-大野(柳)、単打-大島(柳)
ーーーーーーーーーーーーーーー
初回、先頭の中村がいきなりのスリーベース。続く藤田のライトへの浅い犠牲フライで1点を先制する。3番の山崎がデッドボール。4番の岡田が左中間を破るツーベースでノーアウト2、3塁のチャンス。5番の川﨑にポテンヒットながら2点タイムリー。大野は打者5人からアウトを取れず。いきなりの3失点。
しかし、その川﨑が盗塁失敗し、6番の藤原が三振に倒れて1回の表終了。
1回の裏、3点ビハインドの柳大川越の攻撃。
先頭の大島が見逃し三振。続く2者も連続でアウト。
三者凡退に終わってしまう。
2回の表、新越谷の攻撃。
7番の武田がファーストフライ、8番の大村、9番の川口姉が連続三振で終わる。
2回の裏、柳大川越の攻撃。
4番の浅井が三振。続く2者も凡退。これで武田は2回を6人でシャットアウト。
3回の表、新越谷の攻撃。
1番の中村からだが、ライト前ヒット。藤田が送りバントを成功させて追加点のチャンスを作る。山崎が内野ゴロに倒れるも進塁打になる。ツーアウト3塁。だが4番の岡田はピッチャーライナーに終わり無得点。
イニングは4回の裏までカット。
3回をパーフェクトに抑えていた武田だが、1番の大島に初ヒットを許す。2番打者にもピッチャー強襲の内野安打が出る。3番打者にもライト前にタイムリーが出て、1点を返した。これで三連打。
しかし4番の浅井が三振に倒れる。
次にダブルスチールを試みるも、3塁はアウト。次打者もファーストの好守に阻まれて凡退し、1点で終わってしまう。
5回の表、新越谷の攻撃。
先頭は8番の大村(つまり、4回の攻撃は5、6、7番で終わっている)。
内野安打で出塁する。9番の川口姉が手堅くバントで送る。けれども今日、マルチヒットの中村はサードライナーに倒れる。藤田は四球で繋ぐも、3番の山崎はショートライナーでスリーアウトに。
5回の裏、柳大川越の攻撃。
6番打者が四球で出塁。続く7番がセンター前ヒットでノーアウト1、2塁に。
だが、8番の阿部がバント失敗。
9番の大野が逆転のスリーランを放つ。
走者一掃で1番の大島が本日2本目のヒット。バントで2塁に進むも、3番打者が三振してしまい、追加点は取れず。
6回の表、新越谷の攻撃。
ここでピッチャーが朝倉に交代。
大野はセンターに入り大島がベンチへ。
4、5、6番が三者連続三振。
6回の裏、柳大川越の攻撃。
調子を上げた武田が三者凡退に抑える。
7回表、新越谷の攻撃。
先頭の武田が三振。次の大村も三振。これで5連続の三振。
川口姉も三振するが振り逃げで出塁。
今日2安打の中村がセンターフライでゲームセット。
初回に大野の立ち上がりを捕まえて3得点と、その大野に不用意な1球を投じてスリーランを許してしまった新越谷。この3点でプラマイゼロという感じで、4回の裏にとった柳大川越の1点こそが、両チームの差を示していたという印象。
リリーフした朝倉から打てる気配はなかったし、実力的には1対0で新越谷の負けか。
ハイライトシーン
1回表――新越谷が犠牲フライで先制
4回裏――柳大川越が1点を返す
5回裏――柳大・大野の逆転かつ決勝点になる3ランHR
6回表/7回表――柳大・朝倉が圧巻の奪三振ショー
新越谷VS大鷲(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
大 鷲|0 2 3 0 1 0 3|9
新 越 谷|2 0 1 0 0 1 0|4
新越谷VS藤和B(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|1 0 0 0 0 0 0|1
藤 和 B|0 0 1 1 0 1 ☓|3
新越谷VS守谷欅台(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|6 0 0 0 0 0 1|7
守谷欅台|1 0 1 0 1 0 0|3
投手:武田(新)7回、奪三振?
山田(守)7回、奪三振?
ヒット:二塁打-2打点-中村(新)、二塁打-2打点-岡田(新)、単打-1打点-川﨑(新)、単打-1打点-大村(新)、単打-守谷1番、単打-1打点-守谷3番、二塁打-山崎(新)、二塁打-1打点-中村(新)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、新越谷の攻撃。
1番の川口姉、2番の藤田、3番の山崎と三連続での四球。いきなりノーアウト満塁になる。4番の中村がファーストを強襲し、ライト線に抜ける2点タイムリーツーベース。5番の岡田も左中間を破る2点タイムリーツーベース。
その後も描画なしで2点を追加。最後は1番の川口姉が三振でようやく攻撃終わり。アウト要員は、藤原(犠打)、武田、川口姉と推察できる。
打者一巡して6点のビッグイニングに。
1回の裏、守谷欅台の攻撃。
先頭打者が初球を捉えてレフト前ヒット。2番打者がセカンドゴロで進塁打。
3番がセンター前ヒットで1点を返す。4番は併殺打に倒れ、1点で終わる。
場面は飛んで7回表、新越谷の攻撃。
3番の山崎がセンターオーバーのツーベース。4番の中村が右中間を破るツーベースで7点目を奪う。
7回の裏、守谷欅台の攻撃。
最後の打者が空振りの三振に倒れ、ゲームセット。
初回の猛攻がなければ3対1での競り負けという内容だった。エース武田は好投したが、ナックルスライダーを封印していた事もあり、小刻みに失点していた。対する山田は初回を除き素晴らしいピッチング。勝敗に関係なく実りのある内容だったであろう。
ハイライトシーン
1回表――守谷欅台・山田が乱調
1回裏――守谷欅台があっさりと1点返す
7回表――新越谷が初回以降の追加点
新越谷VS影森(公式戦)
◆夏の県大会2回戦
1 2 3 4 5 6 7
影 森|1 0 0 0 0 0 |1
新 越 谷|0 0 1 0 0 7☓ |8(コールド)
投手:中山(影)5回2/3、奪三振2
藤原(新)4回1/3、奪三振0
川口(新)1回2/3、奪三振1
影 森 新 越 谷
1:山池(6) 1:中村(3)
2:小橋(4) 2:藤田(4)
3:三角(7) 3:山崎(2)
4:小毬(3) 4:岡田(8)
5:岩村(5) 5:川﨑(6)
6:畠 (9) 6:藤原(1)
7:飯田(8) 7:大村(9)
8:田西(2) 8:川口(7)
9:中山(1) 9:武田(5)
途中交代
5回に藤原⇒川口(1)
武田⇒藤原(5)
中村⇒武田(3)
川口⇒中村(7)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-1打点-三角(影)、単打-山池(影)、ソロHR-大村(新)、単打-川口(新)、単打-中村(新)、単打-小毬(影)、単打-畠(影)、単打-飯田(影)、単打-三角(影)、単打-1打点-中村(新)、単打-藤田(新)、二塁打-3打点-岡田(新)、単打-川﨑(新)、二塁打-1打点-藤原(新)、二塁打-打点1-武田(新)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、影森の攻撃。
1番の山池だが、ライト大村のエラーで出塁。2番の小橋がバスターエンドランを仕掛けるも、ショートゴロの進塁打に終わる。3番の三角がセンター前にタイムリー。
影森が1点を先制する、
4番の小毬がサードフライ。5番の岩村がレフト線を破るも1塁ランナーが本塁でアウト。
1回の裏、新越谷の攻撃。
トップの中村がサードゴロ。2番の藤田が内野ゴロ、3番の山崎も外野フライに終わる。
2回の表、影森の攻撃。
6番の畠、7番の飯田、8番の田西が合計5球で凡退してしまう。
2回の裏、新越谷の攻撃。
4番の岡田が見逃し三振。5番の川﨑も三振、6番の藤原がキャッチャーファールフライ。
3回表、影森の攻撃。
9番の中山が凡退、1番の山池がサード強襲のヒット。2番と3番がアウト。
3回の裏、新越谷の攻撃。
7番の大村がレフトへのソロホームランで同点に。
8番の川口姉もレフト前ヒット。9番の武田が送りバントを失敗しゲッツー。
打者二巡目、1番の中村がセンター前ヒット。しかし牽制に引っかかりアウト。
4回の表、影森の攻撃。
先頭の4番、小毬がレフト前ヒット。5番の岩村はショートゴロで2塁フォースアウト。6番の畠は描画外でヒット。7番の田西がライトフライでスリーアウト。
4回の裏、新越谷の攻撃。
2番の藤田がショートゴロ。3番の山崎がレフトフライ。4番の岡田もレフトフライで三者凡退に終わる。
5回の表、影森の攻撃。
8番の飯田がライト前ヒット。9番の中山が送りバントで追加点のチャンス。
ここで新越谷はピッチャーを川口姉に交代。藤原はサードに、サードの武田はファーストに、ファーストの中村がレフトに。
球数44で被安打は5。
1番の山池が三振。2番の小橋がセカンドゴロ。
5回の裏、新越谷の攻撃。
先頭の5番、川﨑はファーストライナー。6番の藤原が四球を選ぶ。7番の大村が右中間を破りそうな大飛球だったが、ライトがファインプレー。飛び出したランナーが戻れずに、ゲッツーになってしまう。
6回の表、影森の攻撃。
3番の三角がレフト前ヒット。これでマルチヒットを達成する。4番の小鞠がファーストゴロで進塁打。5番の岩村がレフトフライを打つも、犠飛にはならず。6番の畠がセンターフライに終わり無得点。
6回の裏、新越谷の攻撃。
先頭の8番、川口姉はデッドボール。9番の武田が送りバント。1番の中村がレフト前に落として、1点勝ち越し。中村はこれでマルチヒット。
2番の藤田が初球エンドランを仕掛け、ライト前にヒット。これで1、3塁に。
3番の山崎が四球。満塁に。4番の岡田が走者一掃となる右中間突破の二塁打。
続く川﨑がレフト前ヒット。1、3塁に。
そして6番の藤原がサードを抜けるタイムリーツーベース。この回5点目を取る。
大村の犠牲フライで6点目。
打者一巡して川口姉が四球。1、3塁。
武田がレフト前ヒットで、藤原が生還してコールド勝ちが成立。
6回の裏の攻撃が全て。藤田のエンドラン成功がコールドへの呼び水になった。影森は初回の1点しか取れなかったので、どう戦っても勝てない戦力差があった。
ハイライトシーン
1回表――影森が1点先制
3回裏――新越谷・大村の同点ソロHR
5回表――新越谷・川口が好リリーフ
6回裏――新越谷が待望の勝ち越し点
6回裏――新越谷・藤田がヒット&ラン成功
新越谷VS梁幽館(公式戦)
◆夏の県大会3回戦
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|1 0 0 0 0 1 3|5
梁 幽 館|1 0 1 0 1 0 0|3
投手:武田(新)7回、奪三振7
吉川(梁)6回0/3、奪三振3
中田(梁)1回、奪三振1
新 越 谷 梁 幽 館
1:山崎(2) 1:陽 (8)
2:藤田(4) 2:白井(4)
3:川﨑(6) 3:高代(6)
4:中村(3) 4:中田(3)
5:岡田(8) 5:笠原(5)
6:藤原(5) 6:大田(7)
7:大村(9) 7:吉川(1)
8:川口(7) 8:小林(2)
9:武田(1) 9:西浦(9)
途中交代
7回に吉川⇒中田(1)
中田⇒谷口(3)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-山崎(新)、単打-川﨑(新)、単打-1打点-岡田(新)、単打-白井(梁)、単打-打点1-笠原(梁)、単打-中村(新)、単打-西浦(梁)、単打-陽(梁)、単打-大村(新)、単打-小林(梁)、単打-西浦(梁)、単打-山崎(新)、ソロHR-中田(梁)、三塁打-岡田(新)、単打-山崎(新)、スリーランHR-中村(新)、二塁打-高代(梁)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、新越谷の攻撃。
先頭打者、山崎がセンター前ヒット。2番の藤田が送りバント成功。ランナー2塁に。
3番の川﨑がサード内野安打。4番、中村のヒット性の当たりはセカンドのファイトマネーでアウト。5番の岡田がセンター前ヒットで1点を先制。
6番の藤原はショートゴロでスリーアウト。
1回の裏、梁幽館の攻撃。
トップの陽が空振りの三振。2番の白井がセカンドへの内野安打。3番の高代が送りバントでツーアウト2塁に。
4番の中田は敬遠。1、2塁に。
5番の笠原がセンター前ヒット。同点に追いつくも、センターからの好返球により1塁ランナーが3塁で刺される。
2回の表、新越谷の攻撃。
7番の大村がショートゴロ。8番の川口姉が四球。
9番の武田が送りバントを失敗して、キャッチャー後方へのファールフライ。しかし、ランナー川口が好判断でタッチアップして2塁に進む。
1番の山崎がサードゴロでチェンジ。
2回の裏、梁幽館の攻撃。
6番の大田がサードゴロ。7番の吉川が三振。8番の小林がショートゴロで三者凡退。
3回の表、新越谷の攻撃。
2番の藤田がデッドボール。3番の川﨑が送りバントするも、キャッチャー小林が強肩を披露して2塁フォースアウト。4番の中村がレフト前ヒット。これで1、2塁。
しかし5番の岡田がセカンドゴロでゲッツー。
3回の裏、梁幽館の攻撃。
先頭打者、9番の西浦がライト前ヒット。1番の陽がレフト前ヒットで連打。ノーアウトで1、2塁のチャンス。2番の白井が送りバントをキッチリと決めて2、3塁に。
3番の高代がスクイズを見破られるも、キャッチャーがエラー(落球)して満塁。
4番の中田はまたも敬遠。押し出しで1点を勝ち越しに成功。
しかし5番の笠原がピッチャーゴロでホームゲッツーを食らってしまう。
満塁のチャンスだったが1点止まり。
4回の表、新越谷の攻撃。
6番の藤原がレフトフライ。7番の大村がバントヒット。8番の川口姉が送りバント。しかし9番の武田が三振で得点できず。
4回の裏、梁幽館の攻撃。
6番の大田がレフトライナー。7番の吉川がセンターフライ。8番の小林がレフト前にヒット。9番の西浦がセンター前にポテンヒット。西浦はマルチヒット達成。ツーアウトながら1、3塁のチャンス。
しかし陽がファーストゴロに倒れ無得点。
5回の表、新越谷の攻撃。
1番の山崎ががレフト前にヒット。これで山崎はマルチヒット。2番の藤田が送りバント。これでランナーは得点圏に。3番の川﨑は三振。
4番の中村はヒット性の当たりだったが、二遊間コンビの美技に阻まれてアウト。
5回の裏、梁幽館の攻撃。
2番の白井が三振。3番の高代がショートフライ。
4番の中田がレフトへソロアーチ。2点差に。
5番の笠原はセンターフライ。
6回の表、新越谷の攻撃。
5番の岡田が快足を活かしての三塁打。これで岡田はマルチヒットを達成。
続く藤原のショートゴロの間に1点を返す。
7番の大村は三振。8番の川口姉は四球。9番の武田がセンターフライでチェンジ。
6回の裏、梁幽館の攻撃。
6番~9番まで四連続三振。8番の小林は降り逃げで出塁。この回で武田は奪三振数を一気に7まで伸ばす。
7回の表、新越谷の攻撃。
1番の山崎がセンター前ヒット。これで山崎は3安打の猛打賞。
続く藤田が四球で、梁幽館ベンチが動く。
ピッチャーを吉川から中田に交代。吉川はベンチに下がり、ファーストには谷口。
3番の川﨑はバント失敗のキャッチャーファールフライ。しかし4番の中村が起死回生となる逆転のスリーランをライトスタンドに叩き込む。5対3と試合をひっくり返す。
5番の岡田がサードゴロ、6番の藤原が三振でスリーアウトチェンジ。
7回の裏、梁幽館の攻撃。
1番の陽が不運jなセカンドライナー。2番の白井がショートフライでツーアウト。3番の高代がレフト線へのツーベース。本塁打で同点だったが、4番の中田がファーストフライで試合終了。
梁幽館が勝てる試合を落としたという印象。吉川の与四死球があまりにも多過ぎた。エース中田への継投も遅かった。マークしていた筈の岡田に初回タイムリー、6回スリーベースと実質、岡田にやられていた。攻撃は中田の敬遠押し出し、ソロホームランで「3点のうち2点」と中田以外はチャンスに機能しなかった。梁幽館らしかったのは初回だけかも。特に7番のピッチャー吉川がノーヒットで、結局は吉川の投打に渡る不出来が致命傷だった。
ハイライトシーン
1回表――新越谷が3安打を集めて1点先制
1回裏――梁幽館が笠原のタイムリーで追いつく
3回裏――梁幽館が敬遠による押し出しで逆転
5回裏――梁幽館・中田のソロHR
6回表――新越谷が岡田の三塁打を足掛かりに1点差に
6回裏――新越谷・武田が四者連続三振の快投
7回表――梁幽館・吉川がワンアウトも取れずに降板
7回表――新越谷・中村が決勝点となる逆転3ランHR
新越谷VS馬宮(公式戦)
◆夏の県大会4回戦
1 2 3 4 5 6 7
馬 宮|0 0 0 0 2 0 0|2
新 越 谷|1 0 3 2 2 0 ☓|8
投手:村井(馬)6回、奪三振?
川口(新)4回、奪三振1
藤原(新)2回、奪三振0
武田(新)1回、奪三振2
ヒット:安打-中村(新)、馬宮は3回表まで3安打、単打-中村(新)、二塁打-打点1-藤田(新)、単打-打点1-藤原(新)、安打-中村(新)、単打-打点2-山崎(新)、馬宮は5回の表に2安打以上で2得点(通算で9安打)、ソロHR-藤原(新)、以降は新越谷が3安打で1得点
ーーーーーーーーーーーーーーー
3回表ツーアウトから描画。
馬宮の攻撃中。
打者が三振してスリーアウト。2塁に残塁。
3回の裏、新越谷の攻撃。
1番の中村がセンター前ヒット。続く2番の藤田もバスターから左中間を破る二塁打を放つ。これが適時打になり1点追加で2対0。
3番の山崎が四球。4番の岡田がセカンドゴロの間にランナーが2、3塁に進む。
5番の川﨑がレフトへ犠飛。3対0。6番の藤原がレフトへタイムリーヒット。この回3点を追加して4対0までリードを広げる。
4回の表、馬宮の攻撃。
ダイジェスト。チャンスは作れるも無失点。
4回の裏、新越谷の攻撃。
場面はワンアウト満塁。3番の山崎が2点タイムリー。
5回の表、馬宮の攻撃。
この回から藤原がリリーフ。
馬宮に2安打以上を許し、2点を返される。
6回の裏、新越谷の攻撃。
藤原がソロホームランを放ち、突き放す。
その後、3安打を追加し、さらに1点。
7回の表、馬宮の攻撃。
最終回は武田が登板。
ワンアウトから二者連続三振でゲームセット。
地力差が顕著な内容だった。エース武田をクローザーに温存して2失点だから、新越谷としては盤石の試合運びといえよう。
新越谷VS熊谷実業(公式戦)
◆夏の県大会5回戦(ベスト16)
1 2 3 4 5 6 7
熊谷実業|2 1 2 0 0 1 0|6
新 越 谷|3 1 1 0 2 0 ☓|7
投手:久保田(熊)6回、奪三振2
藤原(新)4回、奪三振0
川口(新)1回1/3、奪三振0
武田(新)1回2/3、奪三振2
熊 谷 実 業 新 越 谷
1:平下(8) 1:川口(7)
2:上坂(4) 2:藤田(4)
3:広沢(3) 3:山崎(2)
4:久保田(1)4:中村(3)
5:豊村(7) 5:岡田(8)
6:今関(5) 6:藤原(1)
7:早川(9) 7:川﨑(6)
8:田中(6) 8:大村(9)
9:野口(2) 9:武田(5)
途中交代
5回に藤原⇒川口(1)
武田⇒藤原(5)
中村⇒武田(3)
川口⇒中村(7)
6回に川口⇒武田(1)
武田⇒中村(3)
中村⇒川口(7)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:安打-熊谷実業、ツーランHR-久保田(熊)、単打-打点1-中村(新)、4回の裏まで熊谷実業は7安打で新越谷は2安打、二塁打-中村(新)、単打-岡田(新)、単打-2打点-藤原(新)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、熊谷実業の攻撃。
4番である久保田のツーランから開幕。バックスクリーン直撃の一発であった。
1回の裏、新越谷の攻撃。
1番の川口姉が四球。続く藤田も四球。3番の山崎がバントするも、サードがエラーしてノーアウトで満塁。4番の中村がライト前に運び1点を返す。岡田がセンターへ犠飛を打って2対2の振り出しに。
6番の藤原が併殺崩れの間に3点目で逆転。
7番の川﨑が三振でチェンジ。
2回は両チーム1点ずつ。
3回の表、熊谷実業の攻撃。
場面はツーアウト1、2塁から。
今関のライト前ヒットだったが、大村が打球を逸らして2点。逆転に成功。
3回の裏、新越谷の攻撃。
4番の中村が内野ゴロ。5番の岡田も凡退。6番の藤原が四球で出塁。7番の川﨑も四球でツーアウト1、2塁。8番の大村がショートライナーだったが、田中が弾いてしまう。これがタイムリーエラーになり5対5の同点。
9番の武田は三振。
4回の表、熊谷実業の攻撃。
ツーアウト1、2塁から。
キャッチャーフライでチェンジ。無得点。
4回の裏、新越谷の攻撃。
無得点に終わる。
5回の表、熊谷実業の攻撃。
ピッチャーは川口に交代。
ランナーを1名出すも無得点。
5回の裏、新越谷の攻撃。
先頭打者の中村が二塁打。ポテンヒットだが幸運だった。5番の岡田がセンター前ヒット。これで1、3塁。岡田が盗塁を決めて2、3塁に。
6番の藤原がセカンドの頭上を越し2点タイムリーヒットで7対5となる。
7番の川﨑、8番の大村が凡退してチェンジ。
6回の表、熊谷実業の攻撃。
場面はワンアウト1塁から。
強攻を選択したのが奏功し、連続ヒット(1番、2番)が出てワンアウト満塁にチャンスを広げる。そして3番の広沢には押し出しとなるデッドボール。これで7対6まで追い上げた。
ここでピッチャーが武田に交代。
打者は4番の久保田。
キャッチャーフライに倒れる。5番の豊村も三振してしまい、3者残塁という結果に。
この後、両リーム無得点。
最後の打者を武田が三振にとりゲームセット。
新越谷が辛くも逃げ切った。エース武田が先発していれば、もう少し余裕をもって勝てただろう。攻撃面では7点をとったとはいえ、久保田を打ち崩したとはいえない内容。熊谷実業の守備力の低さと、久保田の制球力のなさに助けられた格好だ。
ハイライトシーン
1回表――熊谷実業・久保田の先制2ランHR
1回表――新越谷があっさりと逆転
3回表――新越谷・大村が痛恨のタイムリーエラー
3回裏――新越谷も相手のタイムリーエラーで追いつく
5回裏――新越谷・藤原の2点タイムリーが決勝点に
新越谷VS柳大川越(公式戦)
◆夏の県大会 準々決勝
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 0 0 0 1 0 0|1
柳大川越|0 0 0 3 0 0 ☓|3
投手:武田(新)6回、奪三振2
朝倉(柳)4回2/3、奪三振3
大野(柳)2回1/3、奪三振0
新 越 谷 柳 大 川 越
1:中村(3) 1:大島(8)
2:藤田(4) 2:亀平(4)
3:山崎(2) 3:岡本(7)
4:岡田(3) 4:浅井(2)
5:藤原(5) 5:石川(5)背番号13
6:川﨑(6) 6:平田(9)背番号17
7:大村(9) 7:森野(3)
8:川口(7) 8:阿部(6)
9:武田(1) 9:朝倉(1)
途中交代
5回に朝倉⇒大野(1)
石川⇒最上(5)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-中村(新)、単打-大島(柳)、単打-打点1-浅井(柳)、二塁打-打点2-平田(柳)、単打-藤原(新)、二塁打-打点1-川﨑(新)、単打-藤原(新)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、新越谷の攻撃。
初球打ちで、いきなり1番の中村がセンター前ヒットで出塁。しかし2番の藤田は三振。3番の山崎はファーストファールフライ。4番の岡田はセカンドゴロでスリーアウトチェンジ。
1回の裏、柳大川越の攻撃。
トップの大島は空振りの三振。ここで場面はカット。
2回は両チーム無得点。
柳大川越の5番打者石川(背番号13)はセンターフライ。6番の平田(背番号17)はサードゴロで三者凡退に終わる。
3回の表、新越谷の攻撃。
先頭打者は8番の川口姉。三振に終わる。9番の武田も三振。1番の中村もセカンドフライに倒れて無得点。
更に描画は飛び、4回表まで両軍0行進。
4回の裏、柳大川越の攻撃。
打者1巡目をパーフェクトに抑えた武田に対し、1番の大島。ショートへの内野安打と悪送球(エラー)で、ノーアウト2塁。次の打者はセカンドフライ。
3番の岡本もショートゴロでツーアウト。しかしランナー大島は3塁に進んだ。
4番の浅井がレフト前に落ちるタイムリーヒットを放ち、1点先制。
5番の石川は四球で1、2塁。6番の平田がセンターオーバーでフェンス直撃の2点タイムリー2塁打を放ち、3対0に。
7番の森野はファーストフライで攻撃が終わる。
5回の表、新越谷の攻撃。
先頭の5番、藤原がレフト前ヒット。6番の川﨑でベンチが仕掛ける。ラン&ヒットが成功し、藤原が生還。3対1と2点差に。川﨑の記録はツーベースヒット。
7番の大村が四球。8番の川口姉がキッチリと送りワンアウト2、3塁。
9番の武田もフォアボール。連続四球で満塁になりピッチャーが交代。
マウンドにはエースナンバー大野が。
サードもレギュラーに交代。
1番の中村だったが、セカンドライナーによるゲッツーで得点ならず。
5回の裏、柳大川越の攻撃。
8番の阿部が三振。9番の大野はセカンドゴロ。1番の大島はセンター岡田のファインプレーに阻まれてアウトに。三者凡退に終わる。
6回の表、新越谷の攻撃。
2番の藤田がライトフライ。3番の山崎はショートゴロ。4番の岡田はサードゴロに倒れて、三者凡退に。
6回の裏、柳大川越の攻撃。
新越谷と同じく2番からの打順だったが、こちらも三者凡退で無得点。
3番をファーストゴロ、4番をショートゴロ。
7回の表、新越谷の攻撃。
5番の藤原がライト前に落として出塁。6番の川﨑はサードゴロ。進塁打になりランナーは2塁に。7番の大村は浅いセンターフライ。
8番の川口姉がショートライナーでスリーアウト、試合終了。
柳大川越がワンチャンスをものにして際どく勝利を手にした。チームの地力では新越谷がやや上回っている印象だったが、試合前における相手チームに対する研究と対策が明暗を分けた感じだ。
これまでの試合、結果的にそこそこ得点している新越谷打線であったが、基本的には貧打という欠点が露呈した試合でもあった。
ハイライトシーン
3回表――好打者、新越谷・中村が打ち取られる
4回裏――柳大川越・大島が武田の速球を捉える
4回裏――4番・浅井の適時打で柳大川越が1点先制
4回裏――平田の二塁打で柳大川越が2点を追加
5回表――川﨑の二塁打で新越谷が1点を返す
5回表――ワンアウト満塁の好機に中村が併殺打
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新越谷VS????(練習試合)
勝利(おろらくは5対3で逃げ切り)
川口2回1失点
川原4回2失点(勝利投手)
藤原1回0か1失点
新越谷VS小河台(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
小 河 台|0 0 0 1 2 0 0|3
新 越 谷|2 0 0 0 1 0 0|3
武田7回3失点
新越谷VS熊谷実業(練習試合)
勝敗不明
川口(3回)⇒藤原(3回)⇒武田(1回/3失点)
新越谷VS熊谷実業(練習試合)
4対1で勝利(川原1失点7回完投)
新越谷VS夜明林工(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 3 0 0 2 0 0|5
夜明林工|0 0 0 0 2 1 1|4
武田7回4失点(勝利投手)
新越谷VS青柳(公式戦)
新人戦 東地区1回戦
6対3で勝利(武田が完投勝利)
新越谷VS越谷一(公式戦)
新人戦 東地区2回戦
3対1で勝利(川原が完投勝利)
新越谷VS翔栄(公式戦)
新人戦 東地区 準々決勝
3対8で負け(川口が5失点で敗戦投手)
(残り3失点は藤原と推察)
新越谷VS姫宮(公式戦)
◆秋の県大会 予選1回戦
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 0 4 1 0 1 1|7
姫 宮|1 0 0 0 1 0 0|2
投手:藤原(新)5回、奪三振0
川口(新)2回、奪三振0
吉田(姫)7回、奪三振0
新 越 谷 姫 宮
1:岡田(8) 1:金子(6)
2:藤田(4) 2:原 (5)
3:川原(3) 3:後藤(3)
4:藤原(1) 4:吉田(1)
5:山崎(2) 5:呂花(8)
6:大村(9) 6:下山(7)
7:川口(7) 7:菊地原(9)
8:川﨑(6) 8:日高(2)
9:武田(5) 9:塩崎(4)
途中交代
6回に藤原⇒川口(1)
武田⇒藤原(5)
川原⇒武田(3)
川口⇒川原(7)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:三塁打-金子(姫)、単打-川﨑(新)、二塁打-1打点-岡田(新)、単打-藤原(新)、単打-打点1-大村(新)、単打-金子(姫)、単打-打点1-川原(新)、5回裏に姫宮が1得点、6回表/7回表に新越谷がそれぞれ1得点
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、新越谷の攻撃。
トップの岡田は、ショートの好守備に阻まれて内野ゴロ。2番の藤田はサードゴロ。3番の川原は内野フライで三者凡退。
1回の裏、姫宮の攻撃。
先頭打者の金子が左中間を破るスリーベース。2番、原のセカンドゴロの間に、ランナーが還って1点を先制。
2回は両チーム無得点。
3回の表、新越谷の攻撃。
先頭打者は8番の川﨑。バントヒットで出塁。続く9番の武田は四球。
ノーアウト1、2塁で1番の岡田。ショート横を抜ける同点タイムリー二塁打。これで2、3塁になる。2番の藤田がセカンドゴロに倒れるも、ランナー生還して勝ち越し。
2対1でワンアウト3塁。
3番の川原がライトに犠飛を打ち、3対1。
4番の藤原はレフト前ヒット。5番の山崎は四球。これで1、2塁のチャンス。大村がタイムリー内野安打で続き、4対1にリードを広げた。
川口姉が内野ゴロでようやくスリーアウト。
3回の裏、姫宮の攻撃。
9番の塩崎がサードフライ。1番の金子がレフト前に運んでマルチヒットを達成。次の原がライトフライ。3番の後藤もショートゴロに終わった。
4回の表、新越谷の攻撃。
先頭の川﨑がデッドボール。9番の武田は三振だったが、その間に川﨑が盗塁成功。
1番の岡田は四球を選び、1、2塁に。
2番の藤田が進塁打で最低限の仕事をする。そして3番の川原がライト前にタイムリーヒット。しかし4番の藤原が外野フライに倒れ、追加点は1点止まり。
7回の裏、姫宮の攻撃。
最後の打者がサードゴロに倒れ、ゲームセット。
なお、本大会出場を決めた2回戦(地区代表決定戦)の詳細は不明。
投打において地力の差があった。藤原⇒川口に対して2点しか取れなかった姫宮打線。中心打者、中村を欠いた状態でも新越谷打線は7点を奪ってみせる。武田か川原がSPし、中村がスタメンしていればコールドで新越谷が勝っていただろう。
ハイライトシーン
1回裏――先頭打者三塁打の金子が還って姫宮が先制
3回表――新越谷が岡田のタイムリー二塁打で追いつく
3回表――逆転した後、川原が犠飛で2点差に広げる
4回表――新越谷・川原のタイムリーで試合を決定的に
新越谷VS北本実業(公式戦)
◆秋の県大会 2回戦
1 2 3 4 5 6 7
北本実業|0 1 0 1 0 |2
新 越 谷|4 4 0 1 3☓ |12(コールド)
武田5回2失点(勝利投手)
新越谷VS深谷東方(公式戦)
◆秋の県大会3回戦(ベスト16)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 0 2 0 0 0 0|2
深谷東方|0 0 0 0 0 0 0|0
投手:川原(新)7回、奪三振1
松岡(深)7回、奪三振2
新 越 谷 深 谷 東 方
1:中村(3) 1:西川(8)
2:藤田(4) 2:山本(9)
3:岡田(8) 3:福田(4)
4:藤原(5) 4:山村(6)
5:川原(1) 5:文堂(5)
6:山崎(2) 6:松岡(1)
7:川口(7) 7:渡部(3)
8:大村(9) 8:佐藤(7)
9:川﨑(6) 9:牧野(2)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-川原(新)、二塁打-大村(新)、単打-打点1-川﨑(新)、単打-打点1-中村(新)、単打-藤田(新)、単打-佐藤(深)、単打-牧野(深)、単打-中村(新)、6回7回に深谷東方がヒット1本ずつ
ーーーーーーーーーーーーーーー
2回の表、新越谷の攻撃。
ここまで両チームノーヒット。
先頭、4番の藤原がショートフライ。5番の川原がセンター前に落として、両チームで初のランナーに。続く山崎はセカンドフライ、川口姉はショートゴロに終わる。
2回の裏、深谷東方の攻撃。
この回も三者凡退に終わる。
3回の表、新越谷の攻撃。
8番の大村が左中間を突破する二塁打。9番の川﨑がピッチャー強襲の内野安打+カバーに入ったセカンドの悪送球で3塁へ。2塁ランナーも生還し、1点先制。
1番の中村も連打で続き、2点目が入る。まだノーアウトで1塁。
藤田もセンター前ヒットで四連打。
しかし3番の岡田は内野フライ。4番の藤原が三振。5番の川原は大飛球であったが、センターが追い付いて好捕した。
3回の裏、深谷東方の攻撃。
9番の牧野にヒットが出る(おそらく2安打されている)も、続く1番の西川が4-4-3のゲッツーでスリーアウト。
5回の表に出た中村のシングルが。新越谷最後のランナー。
6回の裏にヒット1本、7回裏ツーアウトからシングル1本が出ただけで、深谷東方はシャットアウト負け。最後の打者、6番の松岡は空振り三振。
充実した投手戦であった。負け投手になったものの、3回に四連打を許した以外、松岡は素晴らしいピッチングを披露する。対して川原は3回以外は2塁を踏ませない被安打4の完封劇。深谷東方はノーチャンスだった。
松岡に封じられた新越谷の打者は、中村と川原の両名が打席内容で際立っている印象。
ハイライトシーン
2回表――新越谷・川原が両軍合わせて初ヒット
3回表――新越谷・大村が二塁打で出塁
3回表――川崎の先制タイムリーでこれが決勝点に
3回表――中村が連続タイムリーを打ち2対0に
4回以降は圧巻の投手戦に
新越谷VS咲桜(公式戦)
◆秋の県大会 準々決勝
1 2 3 4 5 6 7
咲 桜|0 0 0 0 0 0 0|0
新 越 谷|0 0 1 0 0 2 ☓|3
投手:工藤(咲)6回、奪三振1
武田(新)5回、奪三振5
川原(新)2回、奪三振1
咲 桜 新 越 谷
1:秋山(8) 1:中村(3)
2:石毛(5) 2:藤田(4)
3:松井(6) 3:岡田(8)
4:工藤(1) 4:藤原(5)
5:鈴木(3) 5:山崎(2)
6:和田(2) 6:川口(7)
7:大友(7) 7:大村(9)
8:平野(9) 8:武田(1)
9:辻 (4) 9:川﨑(6)
途中交代
5回に武田⇒川原(代打)
6回から川原(1)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-中村(新)、三塁打-武田(新)、単打-岡田(新)、単打-藤原(新)、二塁打-2打点-山崎(新)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、咲桜の攻撃。
1番の秋山と2番の石毛が連続三振。3番の松井はジャストミートするもピッチャーライナーに終わり、三者凡退。
1回の裏、新越谷の攻撃。
1番の中村が右中間を突くヒット。2番の藤田が送り、ランナーは得点圏へ。3番の岡田は四球。チャンスは広がるが、4番の藤原が内野ゴロでゲッツー。
2回の表、咲桜の攻撃。
4番の工藤、5番の鈴木が共に内野フライでアウト。
6番の和田は三振に倒れて三者凡退。
2回の裏、新越谷の攻撃。
5番の山崎はショートゴロ。6番の川口姉はセカンドゴロ。7番の大村は三振に倒れてスリーアウト。
3回の表、咲桜の攻撃。
7番の大友はサードゴロ。8番の平野、9番の辻は連続三振でチェンジ。
3回の裏、新越谷の攻撃。
8番の武田が激走しての三塁打。9番の川﨑はサードゴロ。ランナーは還れず。1番の中村は申告敬遠。2番の藤田が犠牲フライを打って、1点先制。
3番の岡田がサードゴロでスリーアウト。
4回の表、咲桜の攻撃。
1番の秋山がレフトフライ。2番の石毛はセカンドライナー。3番の松井はライトゴロという珍しい結果に終わる。
4回の裏、新越谷の攻撃。
藤原がアウトの後、5番の山崎がレフトフライ。6番打者もアウトで三者凡退。
5回の表、咲桜の攻撃。
4番の工藤がサードゴロ。5番の鈴木がショートゴロ。6番の和田はポテンヒット性の当たりだったが、センターがファインプレーでセンターフライ。
5回の裏、新越谷の攻撃。
7番の大村はレフトフライ。8番の武田に代打。川原が打席に入り、痛烈な打球だったもののファーストゴロ。9番の川﨑がショートゴロでスリーアウト。
6回の表、咲桜の攻撃。
マウンドにはリリーフの川原。
7番の大友が三振。8番の平野をセカンドゴロ。9番の辻はファーストのファールフライで、三者凡退。
6回の裏、新越谷の攻撃。
1番の中村が内野へのライナーでアウト。2番の藤田が内野ゴロでツーアウト。
そこから3番、4番とシングルの連打。5番の山崎が左中間フェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち、2点を追加して3対0と試合を決めた。
7回の表、咲桜の攻撃。
1番と2番が倒れ、3番の松井もライトフライに終わり、ゲームセット。
継投ながらも新越谷は完全試合を達成。
とにかく咲桜が打てなかった。被安打5失点3のエース工藤は合格だと思うが、7回をパーフェクトに抑えられてはどうしようもない。強いてポイント挙げるのならば、4回表の拙攻が致命的であったか。終盤には武田を捕まえられそうな気配もあったが、新越谷は早めの継投で反撃されるリスクを断ち切った。
ハイライトシーン
3回裏――先頭打者の新越谷・武田が三塁打
3回裏――藤田の犠飛で新越谷が1点先制
4回表――咲桜・松井のヒット性の当たりがライトゴロ
6回裏――新越谷が三連打でダメ押しの2点を追加
新越谷VS美園学院(公式戦)
◆秋の県大会 準決勝
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 0 0 0 0 3 0|3
美園学院|0 0 4 0 0 0 ☓|4
投手:武田(新)6回、奪三振5
園川(美)5回2/3、奪三振12
黒木(美)1回1/3、奪三振2
新 越 谷 美 園 学 院
1:藤田(4) 1:愛甲(3)背番号14
2:中村(3) 2:五十嵐(4)
3:岡田(8) 3:平井(8)
4:藤原(5) 4:諸積(9)背番号17
5:川原(9) 5:堀 (6)
6:川口(7) 6:初芝(5)
7:山崎(2) 7:園川(1)
8:武田(1) 8:福澤(2)
9:川﨑(6) 9:山下(7)背番号13
途中交代
6回に川口⇒大村(代打)園川⇒黒木(1)
諸積⇒園川(9)
川原⇒大村(9)
川原(7)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒット:単打-愛甲(美)、単打-初芝(美)、単打-山下(美)、単打-五十嵐(美)、スリーランHR-諸積(美)、単打-中村(新)、単打-岡田(新)、二塁打-五十嵐(美)、単打-藤田(新)、単打-中村(新)、二塁打-2打点-大村(新)、単打-山崎(新)、二塁打-園川(美)
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、新越谷の攻撃。
トップの藤田と2番の中村が共に見逃しの三振。外から内に入るスライダーはボール臭いコースだったが審判がストライクをコール。3番の岡田はストレートを打つも、球威に押されて平凡なライトフライ。
園川は上々の立ち上がりで三者凡退。
1回の裏、美園学院の攻撃。
先頭打者の愛甲がライト前にシングル。詰まっていたが武田のカッターを捉えた。
打席は2番の五十嵐、一塁ランナーが初球に盗塁を仕掛ける。エンドランだったが五十嵐は空振り、単独スチールの形になり成功。ワンアウト2塁に。
五十嵐はピッチャーゴロで凡退。ランナーは2塁に釘付け。3番の平井はカットボールを引っかけて、セカンドゴロ。進塁打になりツーアウト3塁。
4番の諸積は三振に倒れ、スリーアウトチェンジ。
2回の表、新越谷の攻撃。
先頭打者、4番の藤原はスライダーを見逃し三振。
5番の川原は甘く入った直球を捉える大飛球であったが、センターフェンス前で捕球されてアウトに。そして6番の川口姉は良い選球眼を披露するも、見逃し三振。この回も三者凡退に終わった。早くも園川の奪三振が4に。
2回の裏、美園学院の攻撃。
先頭の堀がサードゴロ。しかし次の初芝がシングルで出塁。園川は空振りの三振に倒れて、ランナーは一塁から進めず。福澤がサードフライで無得点に終わる。
3回の表、新越谷の攻撃。
7番の山崎が見逃し三振。8番の武田が釣り球を振って三振。9番の川﨑も空振りの三振で、園川、この回は全て三振に切って落とす。前のイニングから4者連続三振。アウト9つの内、7奪三振というピッチング。
3回の裏、美園学院の攻撃。
先頭打者、9番の山下が初球打ちでセンター前ヒット。トップの愛甲はファーストゴロで進塁打。これでワンアウト二塁。2番の五十嵐が三遊間を破るシングル。武田はワンアウト一・三塁のピンチに。
3番の平井への初球。五十嵐がスチールを仕掛ける。平井はヒッティングし、結果はセカンドゴロ。バックホームするも山下が見事なスライディングで山崎のタッチを搔い潜って、美園学院が1点を先制。記録はフィルダースチョイス。
このクロスプレーの隙に、五十嵐が好走塁をみせて三塁に進む。
4番の諸積が武田の変化球(この試合で決め球に使っているナックルスライダー)を完璧に打つ。ライトスタンドに3ランを叩き込む。
これで4対0。
5番の堀が三振、6番の初芝がアウト(内容不明)でスリーアウトチェンジ。
4回の表、新越谷の攻撃。
先頭、トップの藤田がカットし損ねての三振。2番の中村、3番の岡田が甘いコースのストレートを捉えて連打(共にシングル)するも4番の藤原が三振で本日9個目を献上、5番の川原がサードファールフライで園川は無失点を継続。
4回の裏、美園学院の攻撃。
7番、8番を凡打に切って落とし、最後は前の打席でヒットを打たれている9番の山下を三振。完璧なピッチングで武田は4失点から復調した印象。
5回の表、新越谷の攻撃。
6番の川口姉が見逃し三振。7番の山崎がフォアボールを選び出塁。8番、9番と連続三振で、ついに三振の山は12に。
5回の裏、美園学院の攻撃。
先頭の愛甲は凡退。2番の五十嵐がレフト線を破るツーベース。マルチヒットを達成。3番の平井がライトフライ(犠飛になる)で、ツーアウト3塁。4番の諸積は見逃しの三振で無得点。
6回の表、新越谷の攻撃
先頭、トップの藤田がライト前ヒットで出塁。続く中村がレフト前シングルでマルチ安打を達成。ノーアウト一・二塁。3番の岡田は一二塁間に痛打するも好守に阻まれ二塁フォースアウト。ワンアウト一・三塁。4番の藤原は右中間への痛烈な大飛球。フェンス前で捕球されるも犠飛となって藤田がタッチアップ、新越谷は1点を返して4対1。5番の川原がフォアボールを選び、ツーアウト一・二塁とチャンスを繋げる。
ここで美園学園ベンチが動く。
ピッチャー園川から黒木に交代。園川はベンチに下げず、ライトについていた4番の諸積を下げた。ライトに園川が入る。
対する新越谷、ピッチャー交代に対して代打。大村を打席に送る。その大村がレフトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打。4対3と1点差まで追い上げた。
続く山崎がライト前ヒットを打つが、ライト園川のレーザービームにより大村が本塁手間でアウト。痛恨の走塁ミスで新越谷は同点を逃す。
6回の裏、美園学院の攻撃。
先頭の5番の堀がサードゴロ。続く6番の初芝はセカンドフライでツーアウト。
7番の園川がレフトオーバーのツーベースを放ち、追加点のチャンス。しかし8番の福澤がショートフライに倒れて最終回へ。
7回の表、新越谷の攻撃。
先頭の8番、武田が空振り三振。ラストバッターの川﨑はショートフライ。1番の藤田も空振り三振に終わり、三者凡退でゲームセット。
美園学院の完勝。チーム力に明白な差があり、それが全てである。極端な待球が目についた新越谷打線であったが、その結果、なんと14という三振の山を築く。上位打線の打席内容はそこそこ良かったので、別の作戦を採った方が良かったかもしれない。交代直後にタイムリー2塁打を浴びたとはいえ、リリーフした黒木の投球が見事だった。
ハイライトシーン
3回裏――セカンド藤田の野選で、美園学院が1点を先制
続く4番・諸積の3ランで4対0に美園学院がリードを広げる
6回表――4番・藤原の犠牲フライで新越谷が1点を返す
代打・大村が2点タイムリーとなるフェン直の二塁打
同点のランナー大村がホームでタッチアウト
春の全国大会を仮想した練習試合
6連戦:4勝2敗(詳細は不明)
新越谷VS小河台(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
小 河 台|1 0 0 2 0 2 1|6
新 越 谷|1 4 0 3 0 1 1|9
先発投手は武田(6回裏に代打で中村と交代)
7回裏の1点はカウントせず
2回裏に藤原が先頭で長打=4番ではない?
藤原→大村→川﨑→川口と4連打
代打で中村がHR(おそらく6回裏)
推定打順は――
1:岡田(8)
2:藤田(4)
3:山崎(2)
4:川原(3)
5:藤原(5)
6:大村(9)
7:川﨑(6)
8:川口(7)
9:武田(1)⇒代打、中村
新越谷VS大宮第一(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
大 宮 一|0 0 0 1 0 1 1 |3
新 越 谷|1 1 0 0 1 0 1☓|4
投手:斉藤(新)5回、奪三振?
東條(新)2回、奪三振?
4回表の1点は大宮4番・江川のソロHR
7回裏に大村のサヨナラHR
新 越 谷
1:川﨑(5)
2:川口(9)
3:村松(8)
4:渡邉(2)
5:長谷川(4)
6:野村(6)
7:大村(3)
8:東條(7)
9:斉藤(1)
途中交代
6回表から斉藤⇒東條(1)
東條⇒斉藤(7)
新越谷VS南栗橋(公式戦)
◆春の県大会初戦(2回戦)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|1 1 2 1 1 0 1|7
南 栗 橋|0 0 0 1 0 3 0|4
投手:川原(新)5回、奪三振?
斉藤(新)2回、奪三振?
中田(南)7回、奪三振?
新越谷は先発全員安打。4回裏の1点は4番・内藤のソロHR。中村は1安打ほか全四球。川原2安打以上(7回に得点、おそらく3安打)、藤原は1安打以上1四球、山崎は2安打以上(先発全員安打確定後に1安打)、代打の大村が犠飛で1打点(先頭で二塁打以上の川原が生還)
新 越 谷 南 栗 橋
1:中村(3) 1:福田(8)
2:藤田(4) 2:太田(6)
3:川原(1) 3:池田(7)
4:岡田(8) 4:内藤(3)
5:藤原(5) 5:渡部(9)
6:渡邉(9) 6:中川(2)
7:山崎(2) 7:中田(1)
8:川﨑(6) 8:上野(4)
9:川口(7) 9:野口(5)
途中交代
5回表、新越谷は藤原⇒村松(代走)
渡邉⇒野村(代走)
5回裏、新越谷は川原⇒斉藤(1)
渡邉(野村)⇒川原(9)
藤原(村松)⇒川﨑(5)
川﨑⇒野村(6)
7回表、新越谷は斉藤⇒大村(代打)
7回裏、新越谷は斉藤⇒川原(1)
川原⇒大村(9)
新越谷が力の差を見せつけての完勝劇。エース武田を温存しつつ、新戦力も試すという盤石の試合運び。先発全員安打と打線も強力。代打および代走と層が厚くなった点をアピールできた。唯一の難点は、6回裏に崩れた斉藤のピッチングか。
ハイライトシーン
4回裏――4番・内藤のソロHRで南栗橋が1点を返して5対1
5回表――6番・渡邉のタイムリー2塁打で新越谷が突き放す
6回裏――リリーフの斉藤が乱調。南栗橋が3点を返す
7回表――代打・大村の犠飛で川原が生還し、試合は決定的に
7回裏――再登板したSP川原が〆てゲームセット
新越谷VS村神学園(公式戦)
◆春の県大会3回戦(ベスト16)
1 2 3 4 5 6 7
村神学園|0 0 2 0 0 2 0|4
新 越 谷|0 0 0 0 1 1 1|3
投手:武田(新)3回、奪三振3
斉藤(新)2回1/3、奪三振2
東條(新)1回2/3、奪三振0
梅野(村)7回、奪三振1
村 神 学 園 新 越 谷
1:山崎(9) 1:岡田(8)
2:廣岡(6) 2:渡邉(2)
3:塩見(8) 3:村松(9)
4:村上(5) 4:川原(7)
5:濱田(7) 5:野村(6)
6:奥村(3) 6:長谷川(4)
7:梅野(1) 7:東條(3)
8:古賀(2) 8:斉藤(5)
9:宮本(4) 9:武田(1)
途中交代
4回表、新越谷は武田⇒斉藤(1)
斉藤⇒武田(5)
6回表、新越谷は斉藤⇒東條(1)
東條⇒斉藤(3)
6回裏、新越谷は斉藤⇒中村(代打)
武田⇒藤田(代打)
7回表、新越谷は中村(3)
長谷川⇒藤田(4)
武田⇒藤原(5)
野村⇒川﨑(6)
7回裏、新越谷は村松⇒川口姉(代打)
東條⇒大村(代打)
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ヒット:単打-山崎(村)、単打-廣岡(村)、単打-塩見(村)、単打-岡田(新)、単打-斉藤(新)、単打-武田(新)、二塁打-山崎(村)、単打-2打点-塩見(村)、単打-川原(新)、単打-川原(新)、二塁打-1打点-野村(新)、単打-廣岡(村)、ツーランHR-村上(村)、三塁打-中村(新)、単打-宮本(村)、単打-1打点-藤原(新)、他 村神学園の2安打は詳細不明
ーーーーーーーーーーーーーーー
1回の表、村神学園の攻撃。
先頭の山崎は打ち取られた当たりであったが、ライト前ヒット。セカンド長谷川の動きが鈍い。続く2番・廣岡もレフト前ヒット。サード斉藤の反応の悪さを突く。3番・塩見もレフト前にポテンヒットで、武田はノーアウト満塁のピンチに。
しかし4番・村上はセンター定位置への犠飛かと思われたが、岡田の好返球により本塁タッチアップ失敗でツーアウト。ランナーは一・三塁。
5番の濱田は空振り三振からの振り逃げで、一塁に送球アウト。
エース武田は無死満塁のピンチを無失点に切り抜けた。
1回の裏、新越谷の攻撃。
先頭のトップ岡田がセンター前ヒット。
2番の渡邊がセカンドゴロ、3番の村松がファーストゴロで連続アウトになるも、それぞれ進塁打になり、ツーアウト三塁。4番の川原は敬遠気味のフォアボール。
5番の野村は三塁線を襲う痛烈なライナーを放つものの、キャッチされてアウト。
チャンスだったが無得点に終わる。
2回の表、村神学園の攻撃。
6番の奥村はフライアウト。7番の梅野はセカンドフライ。8番の古賀は三振、またも振り逃げだったが一塁送球アウト。三者凡退で無得点。
2回の裏、新越谷の攻撃。
6番の長谷川はフライアウト(おそらくライト)。7番の東條は空振りの三振。8番の斉藤がセンター前ヒットして三者凡退は避ける。9番の武田もセンター前ヒットで連打。しかし1番の岡田がショートフライに終わり、連打が出たもののスリーアウトチェンジ。
3回の表、村神学園の攻撃。
先頭の9番・宮本はキャッチャーフライ。二巡目に入り、1番の山崎はライトフェンス直撃のツーベース。マルチヒットをマーク。
2番・廣岡は三振振り逃げ(記録はパスボール)。ランナーは一・三塁に。
3番・塩見は、ファースト東條が強襲する打球を弾く。痛烈な打球だった為に右中間まで転がる。センター岡田と追いかけたセカンド長谷川が交錯しかけるが、長谷川が捕球してバックホーム。ノースライディングで廣岡が生還する。
村神学園が2点を先制。
エラー+ボーンヘッドっぽかったが、記録上は2点タイムリーとなる。塩見はこれでマルチヒットをマーク。
続く4番の村上は三塁線を襲うナイスバッティングだったが、5-4-3のゲッツーになってしまい、スリーアウト。武田、不運が重なり2点を許してしまう。
3回の裏、新越谷の攻撃。
先頭の2番・渡邉はショートフライ。3番の村松・4番の川原・5番の野村の内、2人が出塁して、1人がアウト。6番の長谷川がピッチャーゴロでスリーアウトチェンジ。
残塁2で無得点(後の「チャンスを潰しまくりという自軍からのヤジ」描写から推察するに、村松がフォアボール⇒川原ヒットでチャンスを野村がアウト。流石に初回とは違い2点リードで川原が連続の敬遠ではないと仮定)
4回の表、村神学園の攻撃。
新越谷はピッチャー交代。サードの斉藤がマウンドに。武田(3回2失点、自責点1)はベンチに下がらずに、そのまま斉藤と入れ替わりでサードに。
詳細不明だが、村神学園は無得点。
おそらく三者凡退。
4回の裏、新越谷の攻撃。
詳細不明だが、5回の裏ツーアウトランナー0で川原なので、1人「6回表まで両軍失策0だからフォアボールで」出塁している(つまり1番の岡田でスリーアウト)
一応、打者の実力と打順を加味して7番の東條が出塁と仮定しておく。
5回の表、村神学園の攻撃。
詳細不明だが、村神学園は無得点。
おそらく三者凡退。
5回の裏、新越谷の攻撃。
2番の渡邉、3番の村松が凡退した後、4番の川原はセンター前ヒット。おそらくこれでマルチヒット(+1四球)。続く5番の野村が左中間を突破するタイムリーツーベース。ようやく1点差に追い上げる。
その後は不明(たぶん6番・長谷川)でスリーアウト。
6回の表、村神学園の攻撃。
先頭の2番・廣岡がヒットで出塁。マルチヒットをマーク。
続く3番の塩見は進塁打。
そして4番・村上のバットがついに火を噴いて、ライトスタンドへの豪快なツーランホームランを放り込んだ。4対1と突き放す。
注記)第88話時点で、村神7安打・新越谷6安打となり、スコアボードの辻褄は合っている筈
ここでピッチャー交代、斉藤から東條へ。
6回の表、7回の表と村神は計3安打を放つも無得点。
おそらく7番の梅野で攻撃終了。
6回の裏、新越谷の攻撃。
先頭は7番ピッチャーの東條でおそらくアウト。
8番のファースト斉藤に中村が代打で、おそらく長打(辻褄的に三塁打、四球ならば次の打者は代打・川口姉の筈)
9番の武田に藤田が代打で、凡退も打点1(最終的に8安打なので)
4対2に追い上げる(これで「武田=2失点」の敗戦投手が消える)
1番の岡田が(おそらく)凡退でスリーアウト。
7回の表、村神学園の攻撃。
不明(ただし9番の宮本は確実にH、次の1番打者でゲッツーだから)
回頭から新越谷は守備固めで主力を投入。
ショートが野村に代わり川﨑(そのまま5番打者)。内野は全員レギュラーに。
7回の裏、新越谷の攻撃。
先頭の2番・渡邉はおそらくアウト。
3番の村松に代打で川口姉。この回は1安打なので間違いなく四球。
4番・川原と5番・川﨑はどちらかが四球でどちらかがアウト。実力的および初回の敬遠気味フォアボールを考慮して、川原を出塁と仮定。川﨑が凡退でツーアウト。
6番の藤原がタイムリーヒット(これで最終8安打目)で、4対3の1点差。川口の生還の際、ホームに返球がなかったので、おそらく三塁に投げている。
一打同点・長打ならば逆転サヨナラの場面で(おそらくツーアウト一・二塁)にて、7番ピッチャーの東條に代打・大村もセンターフライでゲームセット。
村神学園が4対3で逃げ切る。
新越谷がベストメンバーで臨めば勝てていた試合。しかし春大会なのでシード獲得済みおよび新1年生に経験を積ませるのを重視した模様。敗因は主力投入前の打線で、2番の渡邉と6番の長谷川がタコって大ブレーキ。それも最初から織り込み済みだろう。
ハイライトシーン
3回表――3番・塩見の一塁強襲タイムリーで村神が2点先制
5回裏――5番・野村のタイムリー二塁打で新越谷が1点を返す
6回表――4番・村上の2ランHRで村神が4対1に突き放す
7回裏――新越谷が1点差に追い上げるも4対3でゲームセット
新越谷VS総州学院(練習試合)
1 2 3 4 5 6 7
新 越 谷|0 0 1 5 0 0 1 |7
総州学院|0 1 0 1 0 0 0 |2
投手:川原(新)5回、奪三振?
斉藤(新)2回、奪三振?
推察オーダー
新 越 谷
1:岡田(8)
2:藤田(4)
3:川原(1)⇒川原(7)
4:中村(3)
5:藤原(5)
6:渡邉(2)
7:川口(7)⇒野村(6)or 斉藤(1)
8:大村(9)⇒村松(9)
9:川﨑(6)⇒斉藤(1)or 野村(6)
途中交代
6回表、新越谷は川原⇒斉藤(1)
川口⇒川原(7)
大村⇒村松(9)
川﨑⇒野村(6)
※大量リードなので、交代後の打順は「7:斉藤(投)、9:野村(遊)」かもしれない
紅白戦後の練習試合
10連勝(判明しているネームド校は、天王学院と千住)
千住戦のスコアは7対3
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同人ノベル『球詠アフター』
https://www.zare-kiji-tukai.com/TAMAYOMI-after
◆Chapter01:最後の夏が終わって
◆Chapter02:世代最高の二遊間コンビ
◆Chapter03:大学野球での再会
◆Chapter04:フリーバッティング
◆Chapter05:プロ注だったライバルの今
◆Chapter06:ドラフト会議
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その1
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その2
◆Chapter07:キャッチボール
◆Chapter08:姉と妹
◆EXTRA:柳大川越アフター
◆EXTRA:主将・岡田 怜の休日
◆間幕:菫と稜
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その3
◆Chapter09:新越谷高校受験勉強部
◆間幕:絶対王者
◆Chapter10:母校凱旋
◆EXTRA:瑞帆VS詩織
◆間幕:京子、蘭々、美咲の絶望
◆Chapter11:それぞれの想い
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その4
◆Chapter12:同窓会
◆EXTRA:YouTuber中田奈緒 その5
◆Chapter13:年末年始
◆Chapter14:希の開幕
◆Last-Chapter:卒業式――たまよみ(珠✕詠)
◆EPISODE:後日談 ~27歳の秋~
『球詠アフター』AFTER
◇EXTRA:続・YouTuber中田奈緒(前)
◇番外編:息吹のキモチ ~26歳の冬~
◇EXTRA:続・YouTuber中田奈緒(後)
詠深たち3年生は、最後の夏を終えて野球部を引退していた。
4期連続の全国出場に、最終学年は春夏全国制覇を達成する。
前年度からの活躍で新越谷野球部は名門復活を遂げ、来春の新3年生15人と新2年生22人の計37名が新チームとして始動、すでに秋の県大会優勝を決めている。
息吹と白菊は卒業後の進路を、怜と理沙が進学している大学野球部に決めていた。2人はドラフト会議前日に怜と理沙の大学に出向き、特別課外実習という名目で野球部の練習に泊まり込みで参加する。そこで息吹と白菊は怜と理沙に再会するのであった。
翌日、ドラフト会議にて希が希望球団から予定通りの1位指名。
関東大会前で1軍メンバーは不在だったが、2軍メンバーの2年と1年、そして息吹と白菊を除く詠深たち3年生が見守る中、希のプロ入りが確定し、新越谷野球部の引退者は全員の進路が実質的に決まる。
これは高校3年の夏を終えた詠深たちが卒業式を迎えるまでの、IFの物語。
主な登場人物一覧
・武田 詠深――春夏全国優勝投手、プロ志望届け未提出
大学・ノンプロのスカウトを蹴り、大学進学予定
・山崎 珠姫――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・藤田 菫――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・川﨑 稜――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・中村 希――ドラフト1位指名公言、卒業後はNPB入り予定
・川口 息吹――名門皇京大学野球部に推薦枠で進学内定済
・大村 白菊――名門皇京大学野球部に特待枠で進学内定済
・川口 芳乃――新越谷高校卒業後は大学進学予定
・岡田 怜 ――名門皇京大学野球部でレギュラーとして活躍
リーグMVP獲得、新2年生次から異例の主将抜擢
・藤原 理沙――怜と共にレギュラーとして大学1年目から活躍
リーグ本塁打と打点の2冠王
・川原 光――ドラフト6位指名で福岡ハードバンクホークスに入団
6月から主に3番打者として1軍の中軸に定着する
・野村 瑞帆――梁幽館高校野球部、この秋から新キャプテンに就任
来年度のドラフト候補、現・高校ナンバー1ショート
・斉藤 小町――梁幽館高校野球部、夏からはエースナンバー
・渡邉 詩織――美園学院高校野球部、この秋から新キャプテンに就任
来年度のドラフト候補、中学時代の詠深の後輩
・村松 京子――咲桜高校野球部、全国最速の快足を誇るセンター
川口息吹の大ファンで追っかけ
・東條 蘭々――咲桜高校野球部、1軍のセットアッパー
川口息吹の大ファンで追っかけ
・長谷川 美咲――咲桜高校野球部、2軍の内野手
川口息吹の大ファンで追っかけ
YouTubeチャンネル『中田奈緒の埼玉魂』の人々
・松井 遥菜――メスガキ系の主人公、そして被害者
・中田 奈緒――良い人だけど、かなりアレ
・陽 秋月――無口なワンレングス
・田辺 由比――重度の球詠マニアしか覚えていない人
・久保田 依子――ガサツな男前キャラ
・松岡 凛音――実は169センチと奈緒よりデカい
・川原 光――2月21日生まれだから、実はほぼ学年下
・園川 萌――お嬢様風ロール髪
・朝倉 智景――キャラは立っているのに出番少ない人
・小林 依織――依織バズーカ! は名セリフだと思う
・諸積 恋美――名前の呼び方は「このみ」です
・中村 希――ぐぬぬ
・愛甲さん――下の名前が知りたいのですが
ダイヤのAの完結(週刊連載)で分かった事
うん、『球詠』の完結シーンは「全国大会出場決定」「全国大会で投げる詠深」ではダメだという事が判明した。ダイAは甲子園で登板した沢村で〆たが、ぶっちゃけ不評であった。ここで終わりかよ、と。
今回のダイA最終回の読者の反応を見る限り、どの時点で『球詠』を終わらせるにしても、最後の1話を使って「プロのマウンドでキャッチャー珠姫を相手に投げる詠深」で締めくくらなければならないだろう。
一応、提案しておく。
最終話のラストシーン。
プロのマウンド—―日本シリーズ。
キャッチャーは珠姫。
バッターは希。
ネクストサークルには光。
その他のプロ入りした高校時代のライバル達が、モニター越しに試合を見守る。
ピッチャー詠深が振りかぶって――END。
もう、これでいいと思うよ、かなりマジで。
新越谷高校野球部の戦術解説
新年度に入り、春の新チーム(瑞帆、小町、詩織たち1年6名が入部)になってからのチーム戦術について解説していく。具体的には第84話以降のチームである。
プレイヤー10人ポッキリだと、試合にてチームを戦術的に運用するのは無理だ。
●本職ピッチャー2名と野手8名だと
・先発ローテーション組むので一杯一杯です
・代打は1回きりです
・代走は1回きりです
・1人しかベンチに下げられません
・ベンチで待機しているの1人のみ
――と、戦術的なベンチワークなんて不可能だった
●美学戦は代打攻勢が可能ならば
ツーアウトで(代打の)白菊が、1点差に迫るフェン直の2点タイムリーツーベースヒット。続く珠姫もライト前ヒット。
通常ならば、ここでツーアウト一塁三塁になる。
そこから詠深に代打、同点になれば稜にも代打、がセオリーだ。
たられば、になるが「この時点で」代打・詩織、さらに代打・瑞帆が可能ならば、同点あるいは逆転して、次の回から小町か光のリリーフという未来もあった。
まあ、できない状況だったから暴走気味に白菊が本塁に突っ込んで、萌のレーザービームで本塁アウトになってしまったのだが。というか、白菊の代走に京子を使えれば、珠姫のヒットが同点タイムリーになっていた。
代打と代走を使えれば、勝てていた試合である。
今にして思えば、美園学院戦での敗北は後の展開を考え尽くした、意味のある敗戦だ。
●新越谷の最強守備布陣
打線を度外視した守備固めならば、次の通りになる
1:投手(フィーリング力の優劣は不明)
2:捕手は珠姫(不動)
3:ファースト(たぶん誰でも大差ない)
4:セカンドは菫(不動)
5:サードは稜(理沙より上)
6:ショートは瑞帆
7:レフトは光(守備範囲と肩)
8:センターは怜(不動)
9:ライトは京子(白菊より守備範囲が上)
守備力に全振りすると、この布陣になる。
第88話にて、ツーアウト一塁から「レフト線ではなく」左中間突破のツーベース(しかも両翼が狭い球場)で、一気にホームまで生還した走塁技術とスピードを考えると、光の足は、南栗橋戦での京子のベーランと同等かそれ以上かもしれない。
外野は怜・京子・光の3人が守備力最強なのは、疑いようがないだろう。
ファーストはレギュラーの希が1番上手い(元ネタの中村晃はファーストの名手だが、晃は希ほどの打者でもない)のだろうが、そもそも左利きの場合、内野の選択肢は他にない。希はファーストとしては名手かもしれないが内野手として他の面子と比較しにくいっていう面が大きい。理沙や詠深のファースト守備の方が上という可能性もある。サードに稜を入れたのは、稜にショートをこなせる内野守備力があるから。瑞帆と稜がファーストやれば、ほぼ確実に希より上だろうし。まあ、ショートやれる内野守備力(基本的にチーム1の内野手を置きたい)のヤツを、わざわざファーストに置かないけど。
それと投手は基本的に守備機会が極端に少なく(光は公式戦で処理シーンなし)、判断材料がなさ過ぎる。多少下手でも他の内野でカバー可能だし、フィーリング力よりも牽制と投球能力の方が圧倒的に優先されると思う。
投手とファーストの守備力で試合の結果が大きく左右される事より、投手のピッチングとファーストの打撃が試合に与える影響の方が大き過ぎる。少年野球のヘボチームみたいに、ファーストに1番上手いヤツを置くような大惨事だと、間違いなく総合的な内野守備力は、全員が1年春時点の美咲より下だろうし。
基本的には、センターライン中心で守備は組み立てるべきだと思うが、『花鈴のマウンド』の青葉ゆいみたいに、チーム最高野手をライトに配置、というのもありといえばありか。まあ、青葉ゆいは漫画とはいえ、ちょっとやり過ぎって感じな気もする。
番外編:希はプロでは外野を守るしかない
上で、希のファースト守備について少し述べたが、希はプロで大野さんとの再戦を望んでいる。つまり普通にプロ志望であるし、来年のドラフト候補と目されている。
一応、プロのスカウトのリストアップの表記は【外 一 中村希】となっていたので、いわゆる「ファースト専(褒め言葉じゃない)」ではなく、ドラフトでは外野手として指名されるだろう。プロのファーストは外国人助っ人か、ベテランの主砲が守る枠で、普通に考えて希がプロでファーストの守備に就く機会は「若手の内は」ほぼ無いと思われる。
しかし、希の外野守備力は高校2年春時点で、少なくとも怜・京子・光の3名よりは下と推察できるので、プロ入り後を考えるのならば、もっと外野守備力を上げた方が良い。流石に息吹・白菊の外野守備よりは上だと思うというか、キャリア1年のこの2名より下だったらプロ入り後はどこを守るんだっていう話だ。
番外編:美咲は1年前の菫&稜を、他の1年生たちに比較対象として示すバロメーター用キャラかもしれない
新1年生6名にとっての春大会って、ほぼ入学直後である。
今の2年生たちの同時期をみると、練習試合で連敗街道だった頃だ。京子に関しては「なんでこんな奴がスカウトされずに新越谷に来たのか」って感じであるが、その理由付けとしての息吹ファンだから、なのかもしれない。
小町と詩織も強豪校ではなく新越谷に来た理由が示されている。
突っ込むのは野暮というか、本来ならば菫と稜の後輩、珠姫の後輩も数名は入ってこなければ不自然な状況であるが、10~20名の新キャラなんて描けるわけない。『花鈴のマウンド』も真ショートが復帰でスコアラー1名込みで部員18名。しかし控えが見事なまでに「モブの中のモブ」だ。9人ギリギリのチームみたいな試合ぶりという。そんな様なら居ない方がマシである。というか3番ショートのキャプテンがバセドウ病でドクターストップ(この漫画は不必要にシリアス要素がある)となったが、代わりがいないって、小春引退後はどうするんだろうか? 真ショートの亜夢(3年生)が3番ショートにそのまま入ったが、秋からの新チームは超弱体化確定である。
話が逸れたので『球詠』に戻すと――
そんな中、投手である蘭々を除き、美咲だけが等身大だ。
高校生の1年という時間はアスリートとして非常に大きく、同時期比較だと素材・実力的に『美咲=菫&稜というレベル』であると思われる。
同時期比較という意味では、瑞帆は別格だ。
入学早々、地区ベスト8クラスとの試合で、普通に及第点の守備および第一打席で痛烈なサードライナーを放ち、第三打席では左中間突破のタイムリーツーベースをマーク。流石に中堅校からスカウトくる選手だけあり、素材・土台が菫&稜クラスとはハッキリと違う。
それから光は2月21日生まれ(白菊も2月13日生まれ)で、ほぼ1学年下の生年月日に設定されている。4月7日生まれの稜とは、1ヵ月ちょいしか生まれが違わない。それであれだけの差があるのだから、素材という観点では光も瑞帆同様ダントツだ。
美咲と瑞帆のレベル差=1年前の菫&稜と瑞帆のレベル差という図式を示す為の、美咲という選手かもしれない。
●シフトに関して
ページ数が月刊誌かつやや少な目なので、かなりコマとコマの行間(小さなコマを含む)を読む必要があるシーンが点在している。
息吹ガールズの「野手が皆、1球ごとに守備位置を変えている」という台詞だが、普通に考えてシフトのサインは、大雑把にはベンチから、細かくはキャッチャー⇒ショート⇒センターとレフト、キャッチャー⇒ファーストorセカンド⇒ライト、という感じでリアルタイム調整しているのかな、と。そうでなければ、外野3名は超視力を要求されるし。
基本的に細かい中継・連携の核はショートストップ(キャッチャーの次にプレーの裏でやる事が多いと思う)だ。だからこそ、ショートは花形と呼ばれているのだが。
むろんチームごとにシステムは異なっている筈。
咲桜戦の大まかなシフトは、ベンチから(芳乃、代役で先生)で描かれていた。
遥菜の第三打席の最後も、希がエスパーでもない限り、珠姫がインハイの直球を要求しているのは分からない。よってキャッチャーもしくはピッチャーのサインかその様子から、次の球種がインハイの直球だと「知っている必要」がある。あの試合のテーマの1つに、「1人で野球をするのではなく、みんなで野球をする」があり、希の独断でライトのシフトを変更はテーマ的におかしいというのもある。仮に、次に光が変化球を投げてライト前にポテンヒットになってしまった場合、希の独断でライトを下げていたら大惨事だ。描写外だが、おそらく白菊のシフトに合わせて、センターとセカンドもカバー可能な位置取りをしている筈である。そうでなければチームプレーとして失格だ。
ほとんどの読者は知っていると思うが、第87話のダブルプレーにてファーストの蘭々が「はいやぁ」的な笑顔で一塁送球をキャッチしている後ろで、詩織がダッシュしているのは自陣のベンチに帰る為ではない。あのダッシュは蘭々が後逸した時のためのカバーである。キャッチャーは中腰で座る⇒カバーの為に一塁へダッシュ、を繰り返すので、めっちゃ重労働だ。投手と捕手はカバーに忙しいので、よほどの強打者でなければ8番と9番に置きたいところだ。まあ、漫画的に『MAJOR2nd』の大吾は4番キャッチャーだが。第266話で、道塁2番・太鳳9番と判明したが、打力的に明らかに道塁>太鳳だし、太鳳はショートなのでサードの道塁とは違い下位打者に下げたいというのもある。8番のピッチャー睦子で打線は切れるけれど、太鳳⇒千里で循環するし。というか、春大会で道塁3番だと明言されていたのになぁ。それだと3番の弥生はどうするんだって首を傾げていたが。クリーンナップはやはり弥生⇒大吾⇒魚住で鉄板だった。
●基本、スタメンに入れたい面子
・休養なしならば、最高打者の希(代替可能は光)
・投手業との兼ね合いなしならば、打者として光
・センターでチームの柱である怜
・司令塔であるキャッチャー珠姫
・出塁率の高さからレフトの息吹
・打線の繋ぎとして機能しているショート(サード)の稜
・2番打者に定着しているセカンドの菫
●スタメン争いをする強打者枠
・背番号9だけど、打者として総合力で劣る白菊
・スラッガーとして総合力があるが、控え捕手の詩織
※)彼女だけ左打者
・背番号5で中軸打者だが守備力が瑞帆に劣る理沙
・スラッガーだが、本職ショートには稜がいる瑞帆
この面子は、打力的に5番打者か6番打者をスタメンにて競う。
基本的にこの4名はパワーと飛距離が武器の長距離砲タイプで、息吹と稜といった下位打者として機能するタイプではない。5ツールプレイヤーで足がある瑞帆のみ、下位打線に置いても面白いかも。
現時点での優先順位は、内野先発:理沙>瑞帆
外野先発:詩織>白菊(特に詩織は左打者)
番外編:希は安っぽいキャラ(天才)ではない
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
上のコマは、姫宮戦での光のバッティングに見惚れる希のコマだ。
希が他者の打撃にこの様な反応を示したのは、初である。
彼女が光に懐くのは、スランプ脱出の件に関して恩義を感じたのは切っ掛けに過ぎず、光が希にとって相応の実力を有しているからなのは明白であろう。
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
シートバッティングでも、光は早い段階から打者として凄い、と明示はされていた。
それに対して、瑞帆――
【引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】
瑞帆の打撃に対して、光に近い反応を見せている。
凡退したシーンでこの表情。
無意味なコマ、無駄な顔(表情)である筈がないので、ほぼ間違いなく希から見て「瑞帆という打者は光のバッティングに近い素質がある」と感じている。
実際、第88話でみせた「外角ストレートを強引に引っ張って左中間突破」というパワースイングは、1年前の菫・稜・珠姫といった打者には不可能どころか、おそらく現時点であっても、菫・稜・息吹レベルの打者には不可能なパフォーマンスだった。
それも芳乃が詩織以外の1年生に「ほぼ基礎トレしか許していない」段階でだ。
第88話にて、再び主人公視点が瑞帆に戻ったが、やはりこの瑞帆というキャラは素材という観点では、ちょっと群を抜いていると思う。
入学直後の春大会で、ベスト8クラスの村神学園との試合にてこのパフォーマンス。比較対象は去年同時期の稜や菫ではなく、去年同時期の怜・理沙と考えてよい。
詩織を含めて他の1年生とはモノが違う。
南栗橋戦でサードに稜、ショートに瑞帆だったが、稜が背番号6を守れるのは現実的には今年の夏大会までだろう。現3年生が引退した秋は、稜は瑞帆に抜かされている可能性が高いし、来年の春だとショートとしても打者としても勝負にならないと予想する。
そもそも瑞帆は「1年の夏からレギュラー欲しい」とか高望みして、内心で勝手に焦って空回っているだけであって、ショートの守備・打席内容・走塁は特に問題ない。台詞・心の声をなくせば、普通に「現時点でよくやっている」で終わる。
それに選手層を考えれば、遅くても1年秋からショートかサードのレギュラーは間違いないチーム状況なのだから、別に焦る必要はないのだが、それだと物語的に緊張感がなくなるから「瑞帆は1年の夏から背番号6を取れるか否か」って風にしているのだろう。
番外編:3年生編はあるのか
考察すると、構想自体はあると思う。
新1年生は「2年目の秋以降の新チーム」を想定して配置されているから。代替わりが前提の新キャラだ。3年生編を構想していないのならば、1年生は詩織以外モブでいい。
第89話の会議の会話(キャップ達が瑞帆と小町の目先ではなく2年後や高校野球の先を考えていた)からしても、3年生編があるのは高確率で既定路線かと。
光が抜けて左投手がいなくなる問題も、どうやら元投手の京子(サウスポー)が「リリーフ専門と思われるが」投手復帰する感じと示唆されているし。
一例として、秋はこんな新オーダーになるのでは?
1:希(一)
2:菫(二)
3:瑞帆(遊)
4:詩織or白菊(右)
5:珠姫or詩織(捕)
6:息吹(左)
7:稜(三)
8:詠深or小町(投)
9:京子(中)
ショートで中軸を打つ瑞帆が「チームの花」って感じだろうか。
それ用のキャラだよね、瑞帆。
光が「可憐」なデザインと性格なのに対し、瑞帆はとにかく「華がある」デザイン、性格、5ツールというプレイヤー特性。
『ハチナイ』の有原翼(3番ショート)ではないが、瑞帆はかなり作者の贔屓を露骨に感じるし。他の新1年生は既に複数のポジションに入っている(美咲は3年でもレギュラーが怪しい)のに、瑞帆だけはショートから動いていない。早々に稜がサードに退かされている。
芳乃の起用法を見ても、瑞帆はショート1本。稜は秋以降、サードへのコンバートを視野に入れていると思われる。
群像劇にあって、主役として『詠深と珠姫』という柱は確固でも、新章からメインの主人公視点は瑞帆にチェンジしている。
来年、再び新1年生が入ってきたら、先輩になった瑞帆は主人公を降りて、新1年生の誰かが(おそらく新幹線ネーム、左のクローザーと予想)3代目の主人公を継承しそう。というか、最初から2年生編で畳む予定ならば、そもそも論として瑞帆自体が余計とも言える。ずっとメイン主人公が詠深、稜がショートで良いのだから。
ショート稜は、ある意味「弱小だった」新越谷の象徴でもあった。
チームナンバー1アスリートが担うべき「花形の」ショートストップに、強豪の仲間入りした新越谷では、もう稜はプレイヤーイメージが合わない。そういった観点からも、「華がある」瑞帆というプレイヤーをショートとして追加したと思う。
3年生編があるとしたら、新1年生はレギュラー争い云々はない。何故ならば2年生編とは違って、秋からのレギュラーがほぼ新3年生で固まっているので。上記の面子に夏までに割り込める新入生がいるとしたらスーパールーキーだ。
番外編:外れたら消す書き込み
2年目の秋から、稜がサードにコンバートはほぼ既定路線だと思う。
理沙が抜けたら他にサードがいないし。
自分が芳乃ならば、次の夏大会時点で先を見据えて、稜をサードとショートのバックアップにしてしまう。稜より1年多くショートを守れる瑞帆を、稜が引退するまでサードにコンバート、そこからショートに再コンバートよりも、ショート1本の方が合理的だ。
というか、理沙は鈍足の部類で守備範囲もそれなりだろうから、作劇の都合を無視すれば、理沙よりも稜をサードのレギュラーにするべきだったりする。
ぶっちゃけ、長距離砲は控え(人数に)余裕があるので、瑞帆がスタメンならば理沙がベンチでも全く不都合がないチーム状況だ。
ってか、自分が芳乃ならば理沙は控え(代打枠)に回してしまう。どう考えてもサードに稜の方が総合的に良いと思う。
う~~ん、理沙がサードでスタメン。出塁したら快足の京子が代走。次の守備からサードに稜、が一番よい起用法か。あるいは理沙の第二打席あたりで、稜と交代か。
バックアップ(選択肢)なしだった1年生編を思えば、贅沢な悩みではある。
番外編:スカウトは新越谷の練習や試合を視察している
まあ、これは番外編っていうよりも補足に近い。
『ドラフトキング』みたいに詳しいスカウト視線はないだろうが、普通に考えてプロ球団のスカウトは、もう新越谷の練習と試合を視察しに来ている筈。
藤井先生にヒアリングもしていると思う。
理由は1年目秋大会の時点で、既に光がリストアップされていたから。
1年間のブランクがあって、秋大会時点ではまだ公式戦でそこまで活躍していない光が、リストアップ済みという事は、夏大会が終わった頃からスカウトは『詠深・希・怜』をチェックする目的で新越谷高校に足を運んでいる。
で、目的だったその3名以外に光を発見したってわけ。
練習や動きを見れば、瞭然なレベルだろうから。
逆に言えば、まだ未チェックであろう新1年生は別にして、新2年生以上の他の面子はスカウトの目には引っかからなったという証左でもある。キャリア1年の息吹と白菊、中学スタートの理沙は仕方がないといえば仕方がないけれど。
それから大野さんも、朝倉さん目当てだったスカウトに(育成枠で)拾って貰ったって感じだと推察。顧問の先生(監督)が、頑張って売り込んだのでは? 正直いって県準決勝で咲桜にノックアウトされるレベルだと、まともに指名されるのは難しい気がする。
番外編:現代らしく投手の強打者が少ない
そこそこ以上に強いチームで「投手+中軸打者」はかなり希少となっている。
理沙みたいなサブ投手でなければ、なおさらだ。
◆主な、投手+中軸打者
1:中田奈緒=4番
2:工藤夏雲=4番
3:川原 光=3番(5番)
4:久保田依子=4番
◆主な、6番・7番の投手
1:吉川和美=7番
2:松岡凛音=6番
3:園川 萌=7番
他にいたっけ?
◆主な、8番・9番の投手
1:武田詠深=9番(8番)
2:朝倉智景=9番
3:大野彩優美=9番
4:斉藤小町=9番
まあ、他の野手より負担が大きい投手と捕手は「よほど打力が高くない」限り、8番か9番を打たせた方が合理的ではある。萌は5番を打つ事もあるが、中軸を他の打者で代替可能なので、SP時は7番に下がると思われる。逆に光は代替可能打者が希1人なので、南栗橋戦みたく3番ピッチャー⇒3番ライト⇒3番ピッチャー(再)みたいな起用方法になってしまう。代替可能打者がいるのならば、光は負担の軽い下位打線で小町とそのまま打順ごと交代してしまった方が良い。
●南栗橋戦の解説
この試合、前提条件として「スコアに余裕があれば」光⇒小町の継投、そしてショート瑞帆を試して経験を積ませたい、という狙いがあった。
※)芳乃は小町に単純に経験を積ませるだけではなく、一発病克服のための布石・第一段階(4番を申告敬遠)も考えていた。
つまり――
①ショートに瑞帆を入れるのならば、理沙をベンチに下げてサードは稜
※よって理沙は4番ではなく5番打者だった
②小町をリリーフさせるのならば、ライトのスタメンはベンチに下がる
この2点は絶対条件になる。
特に②だが、エース詠深から小町へのリリーフならば、9番ピッチャー詠深から9番ピッチャー小町に入れ替えるだけで十全だ。でも、3番ピッチャー光から3番ピッチャー小町にはできない。中軸を担う強打者の光をベンチに下げるメリットはないから。
だから継投が前提だと、ライトのスタメンは継投のタイミングでベンチに下がる。
3番ピッチャー光から3番ライト光になるので。
よって5回裏の守備で理沙と詩織はお役御免でベンチだから、5回表ツーアウトで理沙出塁⇒京子が代走、そして理沙と同じく裏で詩織はベンチに下がるのが確定で、守備から出る予定の瑞帆が詩織の代走、となる。
リリーフした小町が無失点で5点差をキープできていれば、おそらく5番ピッチャー小町のまま最後まで投げていた。追い上げられてしまったから、ワンナウトで3塁ランナー光(おそらく三塁打)の場面で、最後まで温存していたライトレギュラーの白菊を代打に送った。
スタメンが白菊だったのならば、逆にここで代打・詩織だったに違いない。
余談になるが、この試合の先発メンバーは意外と考えられている。
1:希=左
2:菫=右
3:光=左
4:怜=右
5:理沙=右
6:詩織=左
7:珠姫=右
8:稜=左
9:息吹=両
左⇒右⇒左⇒右⇒右⇒左⇒右⇒左⇒両
なるべく左右がジグザクになっている。
●村神学園戦の解説
新1年生に球場の特徴を覚え込ませる為と、春大会は落としてもシードのランクが落ちるだけなので、負けてもいいと「1年生に春大会をくれてやる」って感じだった。
2番に置いた詩織は4タコだし、6番の美咲も3タコ。
1年生が足を引っ張らなければ勝てていた試合。
ベストメンバーだったら普通に完勝できていた。
とりあえず春大会時点(新1年生は詩織以外は基礎トレしかしていない)での、実力評価はこんなところだろうか。
守備力は(守備練していないのもあり)、稜・菫・理沙>瑞帆
ただし怜が瑞帆と小町を「レベルが違う」と認めているので、今年の秋以降は確実に瑞帆の内野守備がナンバーワンになると思われる。まあ、2年生編の主人公だし。
打力については
息吹>白菊
詩織>珠姫
で間違いないだろう。
珠姫が詩織よりも打てるバッターならば、3タコの詩織に代打・珠姫になる。
ってか、7回裏の代打の順番からして白菊がトータルで息吹よりも上の打者ならば、先に白菊を代打で出す。長打力(パワー)こそまだ不足しているが、瑞帆も息吹からはレギュラー獲れないと最初から諦めていただけあり、息吹のセンス(才能)は相当なレベルなのは間違いない。
息吹は連載初期の頃から、一部の読者から「よくよく考えるとファンタジーじみた天才」と言われていた。白菊みたいな他競技からの転向ではなく、純粋に高校一年の春からスポーツを始めて、現状のパフォーマンス。仮に高二春時点の「今の」息吹に、怜レベルのフィジカルと希の経験(打撃技術ぬき)を付与したと仮定すると、たぶん(外野守備力以外で)チームでぶっちぎりの選手が出来上がる。
一応、6回裏と7回裏の説明。
大前提は8-6で計2安打である。
6回裏の攻撃。
先頭は7番ピッチャーの蘭々(7回表で続投している)は、普通にアウト。
代打もしくは6回表で交代している希の打席。残り5アウトで3点差。村神側は「ソロならオッケー」なケース。投手有利の本日第一打席だし、ゾーンで勝負する筈。勝負を避けて歩かせても次で代打は明白だし。で、おそらくは三塁打(これで残り1安打)。
次打者は詠深の代打で菫(四球ならば、もうここで息吹を使うべき。ランナーを溜めて怜の方が良い)。村神には想定内。内野ゴロか犠飛で1点をあげる代わりに、1アウトもらうという交換。4対2で、残り4アウト。
トップの怜に還るも凡退でスリーアウト。村神的には上出来な結果といえる。
7回裏の攻撃。
スコアボード的に先頭は詩織で、凡退。
これで残り2アウト。
3番の京子に代打の息吹で、四球で出塁。
そして4番の光を迎える。まだ2点リードで残り2アウト。要は長打を避ければオッケーな場面である。次打者は守備固めで入っている稜。そして、この日の光は1四球2安打で4打席目。ゾーンで勝負したらアホだ。第一打席と同じ敬遠気味の四球だろう。打たれたらシングルでも(走者が息吹なので)一・三塁。最悪で同点ホームラン。自分が村神ベンチだったら申告敬遠しても良い。少なくとも、まともなストライクをピッチャーが投げたらベンチ側で申告敬遠だ。ボール気味の球に手を出してアウトになってくれればラッキーで。
これでワンナウト一・二塁。
この日、初打席の稜は、まあ、打てなくても責められない。凡退で残り1アウト。
6番の理沙がタイムリーを打つ(これで8安打目になり打ち止め)。
息吹は悠々と生還、かつホームへ返球された様子がないので、中継はサードへだろう。2アウトで1点差にされての依然として一・二塁。逆に村神が追い込まれる。
長打ならば、同点&本塁アウトで延長、もしくはサヨナラ勝ちのケース。
代打の白菊がセンターフライで万事休す。
夏のシード権は確保済みだからここで負けていいやっていう試合だったが、1つだけ采配ミスがあるとすれば、守備力重視(守備固め)で先に瑞帆を引っ込めて、稜を出してしまった点か。後ろが(普段は下位打線で強打者ではない)稜だから、おそらく相手バッテリーは、1回裏と同様に光とまともに勝負しなかった。
前の打席にツーベースを放っている瑞帆がそのまま打席に入れる状況だったら、相手バッテリーは光と勝負したのでは?
そもそも、悪い意味で勘の鋭い読者は気が付いているかもしれないが、実はセンター光にレフト希、つまり3番センター光、4番レフト希にして他は1年生だけでも、スコア的に勝てていたりする、この試合って。だって怜は初回の守備でのファインプレーと第1打席のヒット以降は3タコ(守備の声出しミスあり)、どストレートに言うと4タコでパスボール付きの詩織、3タコで守備ミス付きの美咲に続いての戦犯だ。
4対3――許容範囲の4失点だから、敗因は3点しか取れなかった打線にある。
なお、この試合の貢献度を評価すると
1:怜――最初だけで、あとは、う~~ん、甘めにつけて60点
2:詩織――守備も微妙に落第レベルで、打撃は4タコ、大戦犯
3:京子――1出塁したし、まあ、目立ったミスもないし総じて普通?
4:光――守備機会なしも、攻撃面では大車輪で孤軍奮闘の活躍
5:瑞帆――トータルではややマイナスもパフォーマンス自体は上々
6:美咲――1つも褒められるところがない、打撃は3タコ、大戦犯
7:蘭々――守備で強襲ヒットを許すミスも、60点くらいの評価か
8:小町――1安打に1被弾、守備でファインプレーあり、70点
9:詠深――1安打に上質な投球内容、光に次いでこの試合は高評価
代打:希――素晴らしかった、よくやったで賞(≧▽≦)
代打:息吹――期待に応えてくれた、よくやったで賞(*^_^*)
代打:白菊――当たり自体は良かったし、アウトは仕方がない
代打:菫――そもそも、そんなに打撃を期待できる選手ではない
守備固め:稜――凡退したけど、1打席だけだし
守備固め:理沙――タイムリーヒットを打ったし、満点ですね!(^^)!
『球詠』紹介&新越谷高校野球部メンバーに喩えて、クソアニメ打線を組んでみた
第98球「お前に照準を当てている」感想
この時点での新越谷高校データ
S>A+>A>B+>B>C>D>E
注)基本的にカタログスペック
野手としての守備力は投手を除く
〇投手力
詠深:A+
光:A
小町:B+
蘭々:E
理沙:C
息吹:D
野手:打力|守備|走力|投力|身体
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
詠深:E |B+|B+|S |S
珠姫:B+|S |C |A+|B+
希 :S |B+|A+|B+|A+
菫 :B |A |B |B+|B
理沙:A |A |D |A+|A+
稜 :B+|A |S |A+|A+
息吹:B+|B |A |B |C
怜 :A+|S |S |S |S
白菊:B |B |B |A+|S
光 :S |A+|S |A+|A+
詩織:A |B |C |B |B
小町:C |D |C |A |C
美咲:E |E |D |D |E
蘭々:E |E |C |B |E
瑞帆:A |? |S |A+|C
京子:C |S |S |B+|C
〇打者能力分析(推定)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詠深:総合力E|ミートE|飛距離A+|打球速度A
スイングA+|選球眼E|バットコントロールE
対応力E|配球予測E
珠姫:総合力B+|ミートA|飛距離A|打球速度B
スイングA|選球眼A|バットコントロールB
対応力B+|配球予測A
希 :総合力S|ミートS|飛距離A+|打球速度A+
スイングA+|選球眼A+|バットコントロールS
対応力A+|配球予測B+
菫 :総合力B|ミートB|飛距離B|打球速度C
スイングB|選球眼A+|バットコントロールA
対応力B+|配球予測B+
理沙:総合力A|ミートB|飛距離A+|打球速度A+
スイングB+|選球眼C|バットコントロールC
対応力B|配球予測C
稜 :総合力B+|ミートB|飛距離C|打球速度B
スイングB+|選球眼A|バットコントロールA
対応力A|配球予測B
息吹:総合力B+|ミートA|飛距離C|打球速度C
スイングA|選球眼S|バットコントロールA+
対応力A+|配球予測A
怜 :総合力A+|ミートA+|飛距離A|打球速度A
スイングA+|選球眼A|バットコントロールA+
対応力A|配球予測A
白菊:総合力B|ミートC|飛距離S|打球速度S
スイングS|選球眼C|バットコントロールC
対応力C|配球予測B
光 :総合力S|ミートS|飛距離A+|打球速度S
スイングS|選球眼S|バットコントロールB
対応力S|配球予測A+
詩織:総合力A|ミートA|飛距離A+|打球速度A
スイングA+|選球眼A|バットコントロールA
対応力B|配球予測A
小町:総合力C|ミートC|飛距離D|打球速度D
スイングC|選球眼B|バットコントロールC
対応力C|配球予測B
美咲:総合力E|ミートD|飛距離E|打球速度E
スイングD|選球眼B|バットコントロールC
対応力D|配球予測E
蘭々:総合力E|ミートE|飛距離E|打球速度E
スイングD|選球眼D|バットコントロールD
対応力E|配球予測C
瑞帆:総合力A|ミートA+|飛距離A+|打球速度A+
スイングS|選球眼C|バットコントロールA
対応力B|配球予測D
京子:総合力C|ミートB|飛距離C|打球速度D
スイングB|選球眼C|バットコントロールB
対応力D|配球予測D
==================
あらすじ:第98話
フォワード表紙は『球詠』で、1年生の美咲・京子・蘭々――息吹ガールズ!!
夏大会の抽選会が実施される。
今まで登場してきた(ネームドの)ライバル達の顔見せと会話あり。初戦(2回戦)は「神川・上里・長瀞」連合に。3回戦の相手は不明。4回戦は姫宮。5回戦(ベスト16)は深谷東方という流れ。準々決勝は同じブロックにいる柳大川越か咲桜(恋美の台詞より)だろう。準決勝は梁幽館で、決勝が美園学院という組み合わせ。
3校の合同練習の日に見学に行ける事に。偵察の面子は息吹と美咲。
雑誌用の集合写真を撮り、後日にその野球専門誌をみんなで見て――次号へ続く。
ここから感想
ソフバンが4年ぶりのリーグ優勝を決めた。リアルの方の話題だが。ギータが早々に長期離脱に、近藤も右足ねん挫で離脱。気が付けば3番・柳田、4番・山川、5番・近藤のクリーンナップで、山川しか残らなかった(泣
本来なら6番の栗原が3番バッターとしてよくやった。最後の最後で活躍した中村晃だが、来シーズンは働き場所ないかな。ファースト守備のUZRも実は山川以下というか、実は山川の一塁守備は(指標的に)かなり良い方だったりする。一塁守備のバックアップも若手にシフトしていくだろう。タツル、正木の慶応コンビという若手が台頭してきており、川村と緒方も来年は更に伸びるだろう。投手陣も先発がマシになった。モイネロの先発転向成功はデカかった。
まあ、でも去年との違いはホームランアーティスト山川に尽きるだろう。ファーストの右大砲がホークスの弱点で、唯一欲しかった最後のピースだったが、見事に嵌って埋まった。率も.250まで戻ったし現時点で32HRに93打点。クリーンナップだけは打順固定の方針だったが、近藤の離脱で最後まで不動だったのは4番・山川だった。今年は甲斐も打ったが、海野を上手く使って休養させられたのが大きかっただろう。
和田毅も厳しいし、希のモデルである中村晃が全盛期で「最強2番」と呼ばれていた頃から今や見る影もない。ソフバンのイメージも変わってきている。世代交代は仕方がないだろう。というか、瑞帆のモデルである野村勇、ダメだなぁ。タマブラに移籍した野村大樹の方は中軸メインで5ホーマー打って、成功しつつあるが。川瀬が今宮から世代交代できなかったのが残念というか、今年の今宮は2番打者として去年よりいい。ホームラン減って三振増えたけど、全体的に2番として文句ない成績だ。来年もショートのレギュラーは不動だな。
リアルの話題はここまでにして、現3年生最後の大会を迎える。久しぶりに登場したライバル達との会話は良かった。3年生編があるのかどうかは不確定だが、新顔⇒新顔⇒姫宮⇒深谷東方⇒柳大川越⇒埼玉3強戦へ――
集大成という感じかな。まあ、でも初戦の相手が連合チームは予想できなかった。
詠深のラスボス・最大のライバルはやはり恋美だ。
〇咲桜の秋山さんの名前が判明
雑誌に載っていた。愛梨寿だ。埼玉世代最高の外野手(ってか、センター)3傑に、キャップと秋山さんと他1名がピックアップされていた。
〇同じブロックの好投手は――
新越谷以外だと松岡さん、朝倉さん、工藤さん、そしてどのチームかは不明だが小川さん。小川さんとの対戦はあるのかな?
〇集合写真は3年生が中心に
珠姫wwwwwwwwww
身長が足りなくて背伸びしているっぽいwwwwwww
無理せずに3列目ではなくて、前列でいいじゃん。
〇単行本16巻は10月発売!
表紙が公開されて、詩織だと判明。
あらすじ:第91話
瑞帆と小町の寮生活がスタート。
二段ベッドの上側は小町の荷物で占領されており、2人で下のベッドで寝る。
場面は週末の練習試合(VS総州学院)へ。SPは光先輩、捕手は詩織、他はレギュラーでのスタメン。ベンチで守備陣を応援する中、瑞帆は将来のプロ入り志望について小町に言及。小町は「プロは考えたことなかった」と返す。
その横で、瑞帆と小町の会話を耳にした珠姫は「ヨミちゃんも先(プロ)を考えているのかな」と隣の詠深を思う。
6回から小町がリリーフ。
ショートに瑞帆、ライトに京子、光先輩はベンチに下がらずにレフトへ。
小町は詠深に伝授された『強直球モドキ』で結果を出す。瑞帆はいつの間にか希を「神」と呼ぶようになっていた。それと裏の攻撃で瑞帆もヒット描写あり(コーチャーはベンチに交代した白菊)。試合は7対2で勝利。
早くからレギュラーと練習していた詩織はもとより、瑞帆と小町の両名もチームに溶け込んでいる中、息吹ガールズ3名は依然として1年生グループの輪から出られないでいた。それを危惧する怜と理沙。
時間は進んで、GW合宿。
各自がメニューをこなす中、美咲(中学時代は軟式で県ベスト16と判明)は、先輩達との実力差を痛感。京子と蘭々が励まし&フォローするが「自分には才能も根性もない」と拗ねた言動を返す。その様子を心配そうな表情で怜と息吹が見ていた。
――で、次号へ続く。
あらすじ:第92話
この号は本誌通算200号の記念誌。
表紙は『球詠』で、通算200号を打った瑞帆とシーズン200三振を記録した小町のイラスト。やはり2年生編になって主人公は瑞帆&小町になっている。
息吹が怜に「一年生が上級生と距離を感じている」と進言。
その後の理沙と稜を交えたやり取りで、芳乃発案の夜間レクリエーションをやる運びに。
夕食後に〇麻雀〇肝試し〇卓球にグループ分けして対戦する。
・麻雀組:怜、芳乃、珠姫、京子
・肝試し組:幽霊役・藤井先生
稜&小町、瑞帆&白菊&理沙
・卓球組:光&詩織VS詠深&蘭々
美咲&希VS息吹&菫
(卓球は少しは出来る)美咲が卓球初挑戦だった希にレクチャーしたのをきっかけに、美咲の上級生への壁が取っ払われて、めでたしめでたし(モチベーションも復活)。なお、卓球の勝者は菫&息吹組(代表で菫)。肝試しは稜&小町(代表は稜)というか、瑞帆たちは肝試しを途中離脱(飽きた)して3人で自主トレをやっていた。麻雀の勝者は珠姫。この各グループ勝者代表3名で優勝特典という名のパフェ早食い競争をやった(その裏にて一口100円で詠深が寄付かトトカルチョを集金、瑞帆が十口出していた)。
◆オマケだが私服Tシャツの柄
息吹:USA⇒未来のメジャーリーガー?
瑞帆:✕3⇒野球のトリプルスリー?
希:新幹線のぞみのイラスト
白菊:SYT⇒ Sweet Young Thing(大和撫子)?
詩織:I ♡ HODES⇒なんやねん
光:LH⇒わからない
チームメイトの絆が先輩後輩の垣根を超えて深まり――次号へ続く。
あらすじ:第93話
話の頭で、詩織が練習シーンにて詠深の強直球を捕球できる様に。
そして待望のチーム内で紅白戦に。9番ファーストは藤井先生が兼任する。
発案の芳乃が振り分けた中核の面子は次の通り――
白 | 紅
光(投) |詠深(投)
小町(投)|蘭々(投)
珠姫(捕)|詩織(捕)
希 |怜
この面子以外は小町の判断で振り分ける。
で、小町が選んだオーダーは。
白 | 紅
光(投) |菫(二)
希(右) |詩織(捕)
珠姫(捕)|息吹(左)
理沙(三)|怜(中)
稜(遊) |白菊(右)
美咲(二)|瑞帆(遊)
京子(中)|蘭々(三)
小町(左)|詠深(投)
藤井先生(一)
基本的には、珠姫視点で「将来はプロ入りの器」である詠深と、そこに行く確信と目標がない珠姫の葛藤が描かれている。詠深の中に自分たちの野球が生きているから「もしいつか違うチームになっても大丈夫だね」と。
それから、半年後の「左ピッチャー京子の爆誕」が露骨に示唆されていた。
1回表は光が三者凡退で紅組を切って落とす。
その裏(白組の攻撃)は詠深が光&希の新幹線コンビを打ち取るが、珠姫は詠深のツーシームを捉えて両チーム通じての初ヒットを放ち――次号へ続く。
あらすじ:第94話
4番の理沙からの打席だが、珠姫は「希と光の両名」を除くメンバーに、詩織の配球と中心となるムービング系の対応法を伝授(アドバイス)していた。
その助言の甲斐あり、打ち取られている詰まった当たりながら、理沙と稜が運も味方した連続ヒット。3連打で光チーム(白組ではなく実際にそう呼んでいた)が、1点先制。この時点で、希と光も対ムービングに気が付く。2人の様子に珠姫は「流石」と感心。
美咲は、なんと自力で配球を読んでタイムリーヒット。
京子が三振で1回の裏が終わる。詠深は被安打4で自責点2という立ち上がり。
2回の表、赤組(怜チーム)の攻撃。
先頭の怜が三塁線を痛烈に破って出塁。
白菊は「この夏は代打中心の起用だから、一打席一瞬を大切に」と集中力マックスで光のチェンジアップを捉えて、同点のツーランホームラン。
そこから瑞帆、蘭々、詠深を三者連続で光が打ち取りチェンジ。
3回の裏、光チームの攻撃。
先頭の小町凡退の後、(藤井先生は打席に立たず)打者二巡目に入り、1番の光がツーシームを完璧に捉えてヒット。2番の希は、ムービンク系を延々とカットし続けて「あの球」か強直球を待つ。
詩織は「あの球」を要求するが、今の100%に満たない球。捕手である詩織に無意識で手加減してしまっている。左中間へのツーベースで、ワンナウト二・三塁。
3番の珠姫には、初球から強直球で入るが、今の珠姫には通用しない。自分が捕手の時だけ全力は嬉しいけれど、上の舞台を目指すのならばこれではダメ。捕手を信じ切れずに全力で「あの球」と強直球を投げられない詠深に「わがままなヨミちゃん」
今の(本気のマックスではない)ボールでは希でなくても自分だって打てる、「本気できてよヨミちゃん」と珠姫が詠深を挑発し――次号へ続く。
あらすじ:第95話
珠姫の打席が続く。結局、粘りに粘るが最後は「あの球」を空振りの三振。
互いに満足する打席内容と投球内容。しかし詠深と珠姫の想いはすれ違っていた。
珠姫は自分以外のキャッチャーでもベストピッチができる様になったと、詠深に安堵した。詠深はキャッチャー詩織相手にベストに近い投球ができた(ベストで珠姫と対決できるのは詩織のお陰と感謝)のにも関わらず、自分には珠姫が必要と改めて実感していた。
3回の裏は、珠姫に続き理沙も凡退して、光チームは2者残塁で無得点。
その後は、膠着した試合運びに。
光は走者を出すものの、要所を締めて無失点に。具体的には菫にヒット描写。
4回表、怜チームは無得点(菫~怜)。
詠深は打者を寄せ付けない。2イニングをパーフェクトピッチング。稜~希まで全員6連続アウトに。特に強直球は希以外には当てさせもしない。
4回裏、光チームは稜~京子で三者凡退。
5回表、怜チームは描写なしで無得点(ボードが間違っている=4回表からキンクリではなければ1イニング足りない=コミックス版で修正希望)※第96話で後述
ここは三者凡退(白菊~蘭々)と仮定して推定OPSを算出。
5回裏、光チームは小町、光と凡退で2アウト。そして続く希も、詠深は強直球で力勝ちして、レフトフライに打ち取る。
5回を終えて2対2の同点で、おそらく次から両チーム投手交代――次号へ続く。
あらすじ:第96話
紅白戦で5回から小町と蘭々が登板。
あれれれ? ひょっとして描写なかった第95話の5回の攻防はキンクリではなく、そもそも存在していない? まあ、細かい矛盾は練習試合なのでスルーしよう。推定OPSだけは調整しておこう(元からして完璧な数字ではないが)。
怜チームの攻撃(5回表)は、詠深が四球で出塁しただけで他は凡退。無得点に終わる。
光チームの攻撃(5回裏)は、珠姫がシングルで出塁。理沙がレフトフライ。稜がシングルで一・三塁の好機。しかし美咲がゲッツーでチャンスを逃す。
6回の表は、キャップがヒット。白菊が凡退。瑞帆がゲッツーで小町に軍配。とはいっても稜の守備が良く、打席内容自体(打球の当たり)は悪くなかった。
6回の裏は、京子がセーフティを成功させるも、盗塁を失敗。小町は凡退。そこから光がシングルで出て、希が決勝となる2ランホームランを叩き込む。
7回の表(無得点)で勝負ありだったが、裏まで行い――4対2で光チームの勝利!
試合後のベンチでの1年生メインの会話。ちょっと弱気になった瑞帆は「プロに行けなかったら、マネジメントやるから小町は安心して野球やれ」的な事を言う。それを聞く珠姫。
そこから珠姫と詩織の会話。詩織は珠姫に「詠深の100%近くを引き出してくれた」事に対しての礼を告げた。そこに詠深も加わり、来月の抽選会に想いを馳せる。
珠姫の今の結論は「何も考えずに一生懸命に(詠深と仲間と一緒に)来年までは野球をやる」となり、いよいよ本番の夏大会が迫る――で、次号へ続く。
あらすじ:第97話
合宿は終わって、いよいよ夏大会が近づく。
練習試合、対天王学院戦。
ピッチャー(SP)光で守備陣はおそらくレギュラーナンバー。光がヒットを打たれるもののライトの白菊がナイス返球で、本塁アウトを奪う。
練習試合用メンバー表完成前に、所用で芳乃が席を外す。書きかけのメンバー表「3:希、4:菫、8:怜」を覗き見した白菊が、皆にその内容を話す。打順1~3を先に書いていただけだが、皆はレギュラー確定はこの3人のみで、他は未定=競争だと勘違いする。ただし後の川口姉妹の会話(場所は自宅)にて、背番号は春のままと判明。
春の関東大会にて、ライバル美園学院は初戦敗退していたという事実も分かる。その美園学院の練習描写もあり。主にブルペンでの会話シーン。
紅白戦後の練習試合は10戦全勝。相手は中堅校以上という盤石ぶり。
ついに抽選会の日がやってくる。今年はチーム全員で向かう中、最後の大会だと怜がプレッシャーを自覚していた――で、次号へ続く。
===============================
最後に、各打者の「ヒットの有無ではなく」打席内容をまとめる。要するに、運の要素を除いて評価だ。例として「当たり損ね・打ち損じのポテンヒット」は評価しないし、当たりと打球の質が良ければ、野手の守備範囲内でアウトになっても評価する。
◎が「ナイス」、〇が「グッド」、△が「まあまあ」、✕が「アカン」
※赤い太字が安打、青い太字が四死球で出塁
●春大会以降、新越谷打線の推定成績
公式戦2試合
①南栗橋戦 ②村神学園戦
練習試合2試合
①総州学院戦(途中出場の瑞帆1打席のみ)②紅白戦
長打は確定している安打のみ換算
・南栗橋戦は詳細なシミュレートしても、得点と残塁の辻褄が若干 合わない(失策の考察が難しい)ので、断片的な情報のみからの推察(5回の詩織で先発全員安打=その時点で9安打以上6得点、「5回の攻撃(先頭打者は光)=7回の攻撃(先頭打者は光=おそらく三塁打)=つまり菫の安打は第一打席ほか凡退?」、瑞帆のアウトで終わり=珠姫以降は4打席=HRでの得点なしと仮定で上位5打席・下位4打席とした)
・村神学園戦の6回と7回の攻撃だが、状況的に希が三塁打を放っている可能性が最も高いと推察。
・紅白戦の菫の最終打席、詩織で終わっている(誰か1人が出塁)ので菫は四球と仮定。
並びはOPS順
=ただし同一の場合は打席数が多い方を優先
① 希 :6打数4安打4四球ーOPS2.47
内、本塁打1/三塁打1/二塁打1
②白菊:3打数1安打1犠飛ーOPS1.58
内、本塁打1
③ 光 :11打数7安打2四球ーOPS1.51
内、三塁打1
④ 怜 :12打数6安打ーOPS1.08
内、二塁打1
⑤理沙:7打数3安打1四球ーOPS.928
⑤ 稜 :7打数3安打1四球ーOPS.928
⑦珠姫:9打数4安打ーOPS.888
⑧息吹:6打数2安打2四球ーOPS.833
⑨瑞帆:7打数2安打ーOPS.713
内、二塁打1
⑩詠深:4打数1安打1四球ーOPS.650
⑪ 菫 :8打数2安打1四球ーOPS.583
⑫京子:5打数1安打1四球ーOPS.533
⑬小町:5打数1安打ーOPS.400
⑭美咲:7打数1安打ーOPS.285
⑮詩織:11打数1安打ーOPS.271
内、二塁打1
⑯蘭々:5打数0安打1四球ーOPS.166
村神学園(対 新越谷戦)
山崎:第一打席✕、第二打席◎、第三打席✕、第四打席✕
廣岡:第一打席✕、第二打席✕、第三打席◎、
塩見:第一打席✕、第二打席◎、第三打席△、
村上:第一打席△、第二打席◎、第三打席◎、
濱田:第一打席✕、第二打席✕、第三打席?
奥村:第一打席✕、第二打席✕、第三打席?
梅野:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕、
古賀:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕、
宮本:第一打席✕、第二打席✕、第三打席◎
新越谷高校(対 村神学園戦)
怜:第一打席◎、第二打席✕、第三打席✕、第四打席✕
詩織:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕、第四打席✕
京子:第一打席✕、第二打席◎、第三打席✕、代打息吹、第一打席◎
光:第一打席◎、第二打席◎、第三打席◎、第四打席◎
瑞帆:第一打席◎、第二打席✕、第三打席◎、稜:第一打席✕
美咲:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕、理沙:第一打席◎
蘭々:第一打席✕、第二打席◎、第三打席✕、代打白菊、第一打席〇
小町:第一打席◎、第二打席✕、代打希、第一打席◎
詠深:第一打席◎、第二打席✕、代打菫、第一打席△
美園学院高校(対 新越谷戦)
愛甲:第一打席△、第二打席〇、第三打席✕
五十嵐:第一打席✕、第二打席◎、第三打席◎
平井:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕
諸積:第一打席〇、第二打席◎、第三打席✕
堀:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕
初芝:第一打席◎、第二打席✕、第三打席✕
園川:第一打席✕、第二打席✕、第三打席◎
福澤:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕
山下:第一打席◎、第二打席✕
新越谷高校(対 美園学院戦)
菫:第一打席△、第二打席△、第三打席◎、第四打席✕
希:第一打席〇、第二打席◎、第三打席◎
怜:第一打席✕、第二打席◎、第三打席◎
理沙:第一打席✕、第二打席✕、第三打席◎
光:第一打席◎、第二打席✕、第三打席◎
息吹:第一打席△、第二打席△、代打白菊:第一打席◎
珠姫:第一打席✕、第二打席◎、第三打席〇
詠深:第一打席✕、第二打席✕、第三打席✕
稜:第一打席✕、第二打席△、第三打席✕
◆この項は最新話に刷新されていきます◆
小ネタ
コミックスで瞬間移動が修正されていなかったのは草wwwww
選手名鑑にて、諸積恋美と五十嵐優子のフルネーム判明。
オマケ:新越谷メンバー(主人公チーム)を除いて個人的に好きなキャラランキング
僕個人の価値観であると前置きするが基本的に主人公チームって、どの野球漫画でも「キャラの好き嫌い」はほとんどない。あくまでチーム一つとして見ているし、キャラ贔屓があると試合を公平に見られなくなる気がするので。
例外を挙げると『H2』の木根は、彼女が出来て以降、なんか好きだったなぁ。甲子園で完投したシーンはグッときた。その反面、主人公のヒロが無双しまくっているのは、あまり感情移入できなかった。甲子園クラスの強豪学校に二桁奪三振&完封が当たり前って、もう高校生相手に投げなくていいよ、プロ相手に投げろ、としか感じられないし。確か3年の夏の地区大会決勝(準決勝は完全試合達成、他は全て完封)で1点とられて、マスコミが「国見が失点した」と大騒ぎとか、無敵にも程がある。
ってなわけで個人的に好きなキャラ(ただし新越谷を除く)を発表しよう。
第1位:愛甲さん(美園学院)
第2位:五十嵐優子(美園学院)
第3位:諸積恋美(美園学院)
第4位:松井遥菜(咲桜)
第5位:陽 秋月(梁幽館)
第6位:松岡凛音(深谷東方)
第7位:大島留々(柳大川越)
第8位:金子小陽(姫宮)
第9位:大友琴羽(咲桜)
第10位:園川 萌(美園学院)
こうして見ると、美園学院ってチームとしてもキャラ立っているんだよなぁ。正直にいうと好感度は1位~4位>>>>>>5位以下、くらいな感じなんだけど。特に愛甲さんと五十嵐さんはキャラデザと性格が合わさって、めちゃくちゃ魅力的だ。
各ランキング(特に打者ランキング)については、この選手を「こういった理由、描画から」第●●位に追加して欲しい――という要望があれば、コメント欄に書き込んで下さい。
打者に関しては「1位~8位」および「最下位(つまり詠深)」以外の面子は、そこまで絶対的なランキングではないと、作った本人も思っているので。たとえばスカウトと遥菜スカウターの評価を重視して打者ランキングで「怜>理沙」にしているが、久保田さんの評価では打者としては「理沙>怜」だったりするし。
良い例:第二打席で詠深の直球を軽々とレフト最深部に飛ばした咲桜の秋山さんは、キャップより上の打者だと思うので、キャップの1つ上の順位に入れるべきだと思う
悪い例:菫が好きだから、もっと上の順位に変更を希望