【朗報】ガンダム関連の総売上、『水星の魔女』効果もあり過去最高を記録【2023年3月期】
さあ、今日も戯れ言《
この記事は2023年6月14日が初アップだ
【引用元――機動戦士ガンダム 水星の魔女(原作:矢立肇/富野由悠季)より抜粋】
2023年3月期、売り上げ過去最高を記録
バンナムHD、2023年3月期の決算を発表。『エルデンリング』が好調
— ファミ通.com (@famitsu) May 11, 2023
IP別売上は『フィルムレッド』大ヒットの『ワンピース』や『水星の魔女』人気の『ガンダム』が前年比増。『プリキュア』は20周年施策の結果が出る来年に期待。『アイカツ!』の項目はなくなっている。
https://t.co/xmaXwPL1gn pic.twitter.com/MkdIBlVZml
久しぶりに新規記事のアップとなる。
大谷翔平と井上尚弥および更新型漫画レビューの記事を除くと、本当に長期間ブログを放置していた。まあ、最低限のメンテだけはやってはいたけれど。
YouTubeチャンネルの方向性(コンセプト)も固まってきたので、そちらと連動するカタチでブログの方も少しずつ更新していければな、と。手頃な連動記事として『アニメ系にゅーす』の企画を、このサブブログで紹介していく所存だ。
売上高9900億8900万円(前期比11.3%増)
めでたいニュースである。
2023年5月11日、バンダイナムコ ホールディングス(バンナムHD)は2023年3月期の決算短信を発表した。短信によると、当連結会計年度の業績は、売上高は9900億8900万円(前期比11.3%増)で過去最高を記録。
『機動戦士ガンダム』も最新テレビシリーズ『水星の魔女』の話題性もあってか、トイホビーを中心に非常に好調。前年比で見ると『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が人気の『スーパー戦隊』も高い数字を示している。『ウルトラマン』や『仮面ライダー』に『ドラゴンボール』、ゲーム最新作『スカーレット・バイオレット』にあわせた展開も多かった『ポケモン』なども好調だ。
IPプロデュースでも、引き続き話題を集めている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ほか、20周年施策が続いており、かねてより映画版の制作継続が報じられていた『機動戦士ガンダムSEED』、ついに最終章の第4話が10月6日に公開される『ガールズ&パンツァー』に、アニメ映画化が進行している鳥山明原作の『SAND LAND』など、多彩なアプローチに注目が集まっている。
2023年3月期 補足資料
https://www.bandainamco.co.jp/files/2022E5B9B4E5BAA6E9809AE69C9F_E8A39CE8B6B3E8B387E69_2.pdf
スポンサーリンク
水星の魔女は令和のファーストか
動画版を観てから、以下の文章を読んで下さい
やはり『水星の魔女』効果は大きいと思う。
このシリーズ、外伝『ヴァナディースハート』をコミックとして連載しているけれど、他にも同世界観にて劇場版やアニメ2期、続編など色々と展開していって良いと感じている。
非常に練り込まれたストーリー
ある一定以上の読解力を要するが、ストーリー構成は秀逸の一言に尽きる。
全24話において本当に無駄なく各話が構成されていると言えよう。ただし、公式HPによる世界観の予習・復習を含めて、しっかりと視聴する必要があるのだ。なんとなく流し見すると高確率で「????」となる。
しかし、ちゃんと視聴すれば少なくともZガンダムよりは簡単に理解できる。
最初は無駄・冗長ではと感じていた第4話が、後に非常に大きな役割(伏線として機能)を果たす回だったりと、情報提示の仕方が綿密かつダイナミックだ。ライブ感なんてとんでもない。最初から最後まで計算ずくめのシナリオなのだ。
スレッタの正体は、まあ、第5話の時点で予想できた通りであったが、最終決戦用MS――ガンダム・キャリバーンが全24話中21話で情報開示は見事だった。名前的にガンダム・シュバルゼッテにスレッタが搭乗するとミスリードされた。
情報非公開の「新商品B」がスレッタ用ガンダムではとの予想もあったが、エアリアルがラスボス化してからのキャリバーン公開は鳥肌モノである。
「このキャラはこうあって欲しい」「このカップリングになって欲しい」「こういう風にストーリー展開して欲しい」「こんな結末であって欲しい」と色眼鏡をかけて視聴している者には、唐突・ライブ感・矛盾に錯覚してしまうのだろうけれど。
しかもキャリバーンの情報開示に合わせて、スレッタが主人公として覚醒だ。
プロスペラからの洗脳ワード「逃げれば1つ、進めば2つ、手に入る」を跳ね除けて「何も手に入らなくても、今やれることをやる」だからガンダム(キャリバーン)のもとへ連れて行ってくれと、スレッタが言ったシーンは素晴らしかった。
自身のクローン告白、「母親から本当の意味で愛されていない」と受け入れた心境と、あの場面のスレッタは観ていて心に刺さるモノがある。
広がりと充実をみせるガンダムシリーズ
この『水星の魔女』より前となるTVシリーズ『鉄血のオルフェンズ』は、今ほどYouTube公式チャンネル、公式Twitter等との連動がなかったと記憶している。動画サブスクも浸透していなかった。
特にTwitterのトレンド云々や、主題歌・EDテーマの公式アニメMVによる販促・宣伝は、文化として定着したのはここ3~5年くらいではなかろうか。
コンテンツとしての商品展開、ネットツールとの連動、そしてガンプラブームとガンプラの進化――様々な要素が『令和のファースト』としての位置づけに相応しいと思う。
女性主人公の正体が18話まで明かされず、主人公機がラスボスに転身し、最終決戦機が21話に情報開示、おそらく初登場は22話。そんなガンダムは『水星の魔女』が最初で最後になるだろう。
振り返ってみても本当に考察が盛り上がった。
そして展開の予想は良い意味で裏切られ、最後は美しく予定調和で決戦へと向かっている。
後は『ガンダムSEED』劇場版が完成して、早く上映してくれないかなぁ。