僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

ヘッダーPC画像 ヘッダーSP画像
 — 最 新 記 事 —

【モンスター】戯れ言――井上尚弥がルイス・ネリを6回TKO、4団体統一王座防衛【Sバンタム級】

【モンスター】井上尚弥がルイス・ネリを6回TKO、4団体統一王座防衛【Sバンタム級】

f:id:ayafumi-rennzaki:20180529140913j:plain

 

さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

タイソン以来、34年ぶりの東京ドーム

“モンスター”井上尚弥が東京ドームという大舞台のメインで、そのパフォーマンスを存分に発揮した。立ち上がりの第1ラウンドに「まさか」のダウン。しかし、そのピンチを冷静に凌ぐと次のラウンドから堅実に立て直す。そして圧倒し、第6ラウンドに右ストレートが火を噴いて、悪童ネリを完膚なきまでに粉砕・轟沈させた。

 

5月6日

会場:東京ドーム

4団体統一世界Sバンタム級タイトルマッチ

TKO6回1分22秒

 勝利 4団体統一王者

    井上尚弥(31=大橋)

    戦績:27勝(24KO)無敗

      VS

 敗北 WBC指名挑戦者

    ルイス・ネリ(29=メキシコ)

    戦績:35勝(27KO)2敗

 ※)井上はWBC/WBOはV2、WBA/IBFはV1

 

スポンサーリンク

 

世界戦で20KO目の勝利

◆合わせて読みたい◆

第1ラウンドに衝撃のダウン

 

ネリのオーバーハンド気味の軌道を描くやや変則の左フックを顎に食らって、半回転してマッへ井上が落ちる。まるで横転。このシーンには目を疑った。

やや緊張というか、傍目にも必要以上に井上はヒートアップしているかなと感じた矢先の、衝撃のダウンシーンであった。ちょっとというか、かなり不用意だと思う。

しかし、そこから先の立て直しは見事で、ラウンド後半には既に盛り返していた。

 

2ラウンド目には、ネリの足が揃ったところへ左フックを当ててダウンのお返し。ポイントをイーブンに引き戻す。このダウンのダメージはなかったが、精神的にかなり井上は楽になる。対するネリは、あっという間にポイントの優位を失う。

 

3ラウンドからは中間距離での真っ向勝負。

レベルが高い駆け引きと攻防が続くが、スピードと仕掛けで明白に井上が上回る。ネリは思った様に先手を取れない。4ラウンドに入ると、ネリの被弾が増えていき、ダメージが蓄積しているのが伺えた。

5ラウンド。ロープ際に誘い込んだ井上が、痛烈な左フックをショートでヒットさせ、ネリは腰から崩れ落ちる。このダウンは決定的に近い。それほどに深刻な様子だ。

3度のダウンを奪い返し、ネリを轟沈させる

フィニッシュとなった6ラウンド。

気迫でネリが抵抗するものの、なんとか手を出しているだけという様相である。よく立っていられるな、という雰囲気の中、井上の強打が容赦なくネリを削っていく。

そして、ついに終焉が訪れる。

 

 

ネリの浮いた顎へ、井上の右ストレートが強襲。

頭部が跳ね上がりロープでバウンドした後、真下に崩れ落ちるネリ。

圧巻のKOシーンであった。

ネリが強いが故の好ファイトに

本当にナイス・ファイトだったと思う。

ネリが普段とは違う「対モンスター用スタイル」ではなく、普段通りのルイス・ネリを小細工なしでぶつけてきた。3ラウンド中盤以降は時間の問題という程の差があったとはいえ、ここまで井上と互角に近い戦いを披露した相手は皆無だった。

普段のスタイルを捨てたフルトンとタパレスよりも、間違いなくレベルが上のボクサーであった。個人的にはネリはグッドルーザーだと思う。心の拍手を送りたい。

Sバンタムは残り何戦なのだろうか

前の記事で書いた防衛ロードであるが――

 

①WBC指名のネリ⇒クリア

②IBF指名かつWBO1位のグッドマン

 ⇒陣営が交渉開始を名言(9月開催予定)

③WBA指名のMJ⇒年末?

 

正直いって相手になりそうなライバルは不在だ。ネリ相手にこの勝ち方であると、ちょっと対抗馬をイメージできない。対戦相手が見つからない状況になれば、予定よりも早く2025年からフェザーに上げるかも。

次戦予定のグッドマンは、ぶっちゃけ5ラウンド前後にKOで終わるだろう。

フレーム的に階級アップには慎重な井上であるが、相手あっての興行だ。まともな対戦相手が見つからなくなると、必然的にフェザーに上げるしか選択肢がないと思う。今回、東京ドームで試合が可能だったのは相手がネリだったからだし。

 

管理人による電子書籍はコチラ。

◆配信電子ストア◆