僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【明石市長暴言問題】戯れ言――パワハラの境界について【泉房穂前市長、出馬表明】

【明石市長暴言問題】パワハラの境界について【泉房穂前市長、出馬表明】

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さあ、今日も戯れ言 記事 ゴト を始めますからね

 

この記事は2019年3月10日が初アップだ

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引用=職員に対する暴言を認め、謝罪する泉房穂氏=2019年1月29日、兵庫県明石市役所(朝日新聞)】

 

去る3月7日――

『朝日新聞DIGITAL』に以下の見出しが躍った。

 

暴言辞職の前明石市長が出馬表明 他陣営からは批判も

記事を引用させて頂く。『朝日新聞DIGITAL』より。

 職員への暴言問題で辞職した兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)・前市長(55)は7日、自らの辞職に伴う市長選(10日告示、17日投開票)に立候補すると正式に表明した。支援者の集会で「市長として人として自覚が足りなかった」と謝罪。その上で、立候補を求める約5千人の署名を受けたとし、「明石のために、もう一度がんばりたい」と述べた。

泉氏は2017年6月、交通事故を防ぐためにJR明石駅前の国道の幅を広げる事業に関し、立ち退き交渉の遅れに激高。担当幹部に「(建物に)火つけてこい」と怒声を浴びせた。

市長選は本来、泉氏の2期目満了に伴い4月の統一地方選で予定されていた。市選管によると、出直し選の費用は最大約8千万円。公職選挙法の規定で、泉氏が当選すると4月に再び市長選がある。この場合、市議選とダブル選になり、最大約1億7千万円がかかる見通しという。他の候補者が当選すれば任期は4年。

市長選には他に、元市長で県議の北口寛人(ひろと)氏(53)=無所属=、元県議の新町美千代氏(71)=共産=、元同県加西市長の中川暢三(ちょうぞう)氏(63)=無所属=の3人が立候補を表明している。

北口氏も7日、支援者の集会を開き、暴言問題について「ふるさとが悲しいニュースとして全国に流れたのは残念。温かい市役所づくりから始める」と呼びかけた。新町氏は「なぜ暴言問題が起きたのか、市民に何も明らかにせず辞職し、多額の費用をかけて出直し選をするのは理解を得られない」、中川氏は「シナリオ通りの出馬表明だ。遅すぎた立候補で市民を翻弄(ほんろう)した。一刻も早く政策を発表するべきだ」とそれぞれ取材に語った。(山崎毅朗、吉田博行)

 

議論の前提条件として、泉房穂前市長が辞任に至った経緯および、そのパワハラ問題に関して起こった擁護に対する関連記事(2月16日)の1つが以下である。

同じく『朝日新聞DIGITAL』の有料記事で、無料公開分のみ抜粋(引用)だ。

 

 「仕事熱心」ならOK? 暴言辞職の前明石市長に擁護論

国道用地の買収の遅れに激高し、「(建物に)火つけてこい」と職員に暴言を浴びせた兵庫県明石市長。録音データが明らかになり、今月2日に辞職した。だが、市役所には暴言への批判よりも、「一生懸命だからこそ」と擁護の声が多く届いているという。パワハラ問題の専門家はこうした状況に危機感を抱く。

暴言があったのは2017年6月。市長だった泉房穂(ふさほ)氏(55)が担当幹部を市長室に呼び、立ち退き交渉の遅れを問いただす中で、怒声を浴びせた。泉氏は「感情をコントロールできなかった」と言う。

報道各社が1月29日、録音データをもとに暴言を報じると、市役所に電話やメールが殺到した。9割が泉氏への批判。だが翌日には泉氏を擁護する意見が急増。今月8日までの集計では、批判962件に対し、擁護1202件となった。

朝日新聞が入手した録音は約1分半。だが暴言には続きがあった。泉氏は「市民の安全のためやろ」「役所はしんどい仕事をするんや」とも発言。地元紙の神戸新聞などが、これらの発言を含むより長時間の録音内容を報じると、暴言には理由があると考えた人が増えたようだ。

SNSでも「こいつら(職員)仕事もせんとおったわけでしょ? 暴言浴びせられても仕方ない」「言い方はきついけど間違ってない」などの投稿が続いた。(山崎毅朗)

 

では、この件について語りたいと思う。

2月2日付で辞職した兵庫県明石市の泉房穂前市長(55)に関する議論について、様々な意見がSNSを中心に飛び交った。

前市長の部下に対する暴言が各紙にて報じられたのは、1月29日。

その時は批判一色であった。

 

しかし、その暴言には続きがあり、報じられたのは断片として恣意的に切り取られた一部のみだと判明し、それが報道される。

すると今度は、前市長擁護の声が急増した。

 

前市長の部下への台詞、その全てを聞くと確かに印象は一変する。

悪意あっての暴言ではなく、叱咤が起こった背景も確かに前市長が激怒するに充分な状況といえよう。それを踏まえて、パワハラ発言について僕の見解を述べたい。

 

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①パワハラの一般的な定義

基本的には「受けた側がパワハラと認識」したら全てアウトである。

そういった意味合いでは、今回のケースはパワハラに当たらない。

インタビューで職員は「パワハラ(パワーハラスメント)と認識していない」と答えていた(当てにできないケースもあるが)し、スマホに録音した理由がパワハラの告発用ではなく、本来は前市長の言動をネタにして(宴席等で)笑い飛ばす為だったのだから。

前市長がこの件の様な発言に至ってしまうのも、感情的には許容してしまうレベルで、職員(税金で養っている公務員)の職務怠慢が酷かった。むろん最もダメだったのは総責任者である前市長だが。

②世間体としてのパワハラ

前市長の台詞全てを聞けば、ハラスメントの意図で発言されていないのは、ほとんどの者が理解できる。悪意・害意はゼロだ。

当事者間のみで閉じていれば、パワハラとして問題化はしなかっただろう。職務への責任感と熱意が伝わってくるので。(客観的な)怠慢が重なっている職務の状況と、職員が(宴席等での)話のネタに録音しているという精神状態を考慮すれば、特別悲惨な事とは真逆で割と日常的な光景だった筈だ。

しかし前市長の発言はマスコミを通じて全国に知られてしまう。

こうなってしまうと、ガラリと事情が変わるのだ。

 

問題発言は問題発言であり、しかも市長という立場の者が口にして良い台詞ではなかった。

 

怒鳴るというのもアウトだ。

その場のイメージでは熱血な市長であろうと、明るみに出てしまえば、単なる恫喝・威嚇になってしまう。大儀やおおよその流れで市長の叱咤に道理があっても、今の世の中はパワハラに該当する言動を容認しないし、してはならない。

今回のケースを特例として「パワハラ外」にはできないのである。

そこは同情や共感とは、厳粛に切り離さなければならない。

③リークしたのは被害者ではない

そもそも今回のケースは被害者という概念が存在しない特殊事案だ。

ぶっちゃけると、次の市長選が絡んでいるとしか考えられない。1年以上前の録音データを断片的に掘り起こした者が黒幕だ。録音した職員および当時、叱責されていた連中はこんな騒ぎになるなんて、夢にも思っていなかったと推察する。

パワハラ被害を世間に訴えるどころか、職務怠慢が広くバレてしまうリスクをはらんでいるのだから。①で前途した様に、パワハラと認識して前市長を恨んでいるのならば、年単位で録音データを寝かせない。とっととリークして訴える筈だ。

 

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④マスコミへの苦言および総括

ちゃんと裏を取っていないから、こんな事態になる。

マスコミ側で「意図的に一部を切り取る」というのは、流石に考え難い。全会話データが公開された時にダメージを被るし、事実、今回はマスコミの姿勢が世間から責められた。

単純に、職員から入手(話のネタ用だから簡単だったろう)した録音データの一部のみを意図してリークした通報者を信用してしまったと思われる。時間が過ぎていたので、(手間暇かけて)詳細に当時の状況を取材せずに、安直に報道してしまったのだろう。

他社に出し抜かれたくなかったのでスピード重視だったのかも。

 

総括すると、やはり第三者が見聞きしてパワハラと解釈される様な言動はアウトだと僕は思う。

 

前市長を擁護する論調も理解できるが、責任ある立場の者は、仕事に対する責任と同様に、その言動にも対外的な責任を求められるのだから。ハウスルールでオッケー、なんて都合は通用しない。

ただし前市長の職務に対する姿勢は(大多数の者に)非難されていないので、有識者の評価は落ちていないだろう。辞職を惜しむ声も多かった。

 

よってご本人が出馬表明した今、明石市民の声がダイレクトに世間へ届くだろう。

追記)3月18日
明石市長選は泉前市長が当選

 職員への暴言で前の市長が辞職したことに伴う明石市の市長選挙は17日投票が行われ、辞職して再び立候補した前の市長の泉房穂氏が、元市長や新人を抑えて3回目の当選を果たしました。

明石市長選挙の開票結果です。
泉房穂、無所属・前、当選、8万795票。
北口寛人、無所属・元、2万6580票。
新町美千代、共産・新、7321票。

 

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