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【らっきょ】戯れ言――空の境界について【型月】

【らっきょ】戯れ言――空の境界について【型月】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

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今回は、僕にとっての記念碑的な作品を語りたいと思う。

紹介や説明というよりも、まさしく思い出語り。

 

割と――どころか、かなり古い話になる。

その当時はスマホなんて空想やSFのガシェットだった。手の平サイズで薄型の高性能PCなど。世間にインターネット、ネットビジネス、SNSが浸透するなんて、僕は夢にも思っていなかった。

ガラケーでも充分だと感じていたが、振り返ってスマホと比較すれば、ガラケーはスマートデバイスとは定義できない玩具みたいな代物であった。

加えて、個人が独自ドメインでサイト(ブログ)を運営、なんて、……まあ、それは僕自身も最近まで考えていなかったのだが。本当に時代は変わったと思う。

 

じゃあ、本題に移ろうか。

 

型月こと、TYPE-MOONは今や国民的な知名度を誇る。

云うまでもなくFGO――『Fate/Grand Order』の成功によって認知度が爆発した。

 

初見がFGOというユーザーも多いだろう。

けれどFGOの成功と継続は、型月が長年に渡り、ファンと共にそのブランドを築き上げてきた結果なのは明白だ。

月姫から数えると、実に20年規模になるのではないだろうか。

だから他のソシャゲとは土台(世界観と歴史)が違う。他のソシャゲとは成功した根本が異なっている。よって類似的な真似(成功)は不可能だろう。

 

ソーシャルゲームの是非については、別の記事で述べたい。

通称・ソシャゲそしてガチャを悪とする人も、世間に多い(その大半がソシャゲに金を出さない部類でもある)のは承知である。だが、違法コピーの蔓延によって、深刻に収益にダメージを受けていたPCゲーム界が、存続の為に別の集金システムを必要としていたのを理解している(つもりの)僕は、ハッキリいえば肯定派だ。

 

話を戻そう。

 

皆さんはどの作品で型月および奈須きのこと出会っただろうか?

 

僕はタイトルにある通り、『空の境界 the Garden of sinners』だ。

 

 

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過去に遡るコト――2004年、講談社ノベルズ版が発売となり、立ち寄った書店にて平積みで大々的に宣伝されていた。

今だったら、書店で目についてもスマホで検索をかけてから購入するかどうか、検討するだろう。でも、当時は書店の宣伝にそのまま食いつく――そんな時代だ。

 

僕は新伝奇という触れ込み、武内崇氏のイラストに惹かれ、レジに持っていく。

そして帰りの電車の中で第一章を読み耽った。

 

式と幹也の日常にして非日常。

廃ビルにおける幽霊との相対。

大胆巧妙に入れ替わる一人称。

独特かつ魅力的なガジェット。

 

その時は、きのこ節に慣れていなかったので、その悪文ともいえる文体に苦労したのを覚えている――が、慣れると実に中毒性に満ちていた。

通常の伝奇モノとは違う、されど確かに伝奇。

僕は第一章に嵌まり、何度か第一章のみを読み返す。

 

そして、ようやく第二章へ。

胸を躍らせて、ついにページを先に進める。

続きを期待していたのに、過去に時系列が飛んで唖然となったものだ。

それもつかの間。

 

時系列シャッフルを理解し、僕はこの作品と奈須きのこに夢中になる。

 

読み終えた僕は、すぐに奈須きのこを調べ、『Fate/stay night』と『月姫』(同人)を買いに、秋葉原へと急ぐ。

月姫を買うには、やはりアキバが最短だった。幸運にも、それほど高価でないうちにファンディスクと共に入手できた。ついでに『空の境界』の同人版も買えた。

そう、今では衰退してしまい、僕も卒業してしまったが、僕をエロゲへと誘ったのは『空の境界』だったのだ。

 

新伝奇というジャンルは、結果としては『空の境界』のみで終わってしまった。

後続はなかった。

広義には『Fateシリーズ』『月姫』そして『魔法使いの夜(通称・まほよ)』も範疇に入るだろうし、未完のままの『DDD』も含まれるだろう。『DDD』は続きを今でも待っている。『まほよ』の続編と『月姫』リメイクも。

冷めた言い方をすれば、『新』伝奇(伝綺)なんてモノは最初から何処にも在りはしなく、単に『奈須きのこ』伝奇(伝綺)だった。それだけだ。それだけだし、それで十全だった。だって誰一人として、きのこ節以外(彼を原点とした他作家による派生作品は別にして)の新伝奇なんて、求めていなかったのだから……

 

講談社文庫版も買った。

こちらの方が文章が洗練されているし、人形関連のミスが修正されていた。

僕はノベルズ版の方が好きだけど。

 

 

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今年発売された『20周年記念版』も購入したいと思う。

いま無職(笑 なので、職を決めてからかな。

 

この作品のアニメ化ほど、僕が喜んだアニメ化はない。

式のCVが坂本真綾、幹也のCVが鈴村健一というキャストもだ。

 

ネット配信がメインになりつつある昨今、円盤は場所を取るので、もう余程の事がない限り購入しないだろう。しかし、BDではなくDVDで発売された円盤を、この作品だけは捨てずに保管している。仮想ディスク化して、この作品だけは本当に何度も繰り返し観た。

現在ではBD-BOX版も発売されているし、販売ではそちらが主流となっている。

 

 

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こうして発掘して撮影すると、懐かしさが込み上げてくる。

割と埃を被っていたのは、内緒だ。他の記事を読めば分かる通り、僕は杜撰でだらしがない。DVDにも関わらず、この円盤だけは永久保存する予定だ。

 

ファンゆえに言ってしまえば、色々と瑕疵が散見できる作品でもある。

第五章のマンションが最たる例で、ツッコミどころ満載だ。

第七章で相対する最後の敵(けれどラスボスではない)にしても、伏線張りが未熟だと思う。まあ、ミスリードと心理的な通過儀礼が主目的で、戦闘自体はオマケみたいな敵だったのだが。

 

そういったマイナスを全て帳消しにして、なおかつプラスにすら変えてしまうパワーが、この作品にはある。

そのパワーと深淵な世界観、登場人物が多くの人を虜にしたのだろう。

 

FGOとのコラボ企画で知っているユーザーも多いと思うが、『空の境界』未読、未視聴の方は、是非とも型月ワールドの原点ともいえる、この作品に触れて欲しい。

 

僕も今日から、ノベルズ版を読み返そう――

 

 

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