漫画家「津波から身を守る方法として手すりに掴まって3~7分息を止めて耐えましょう」⇒ 無理だろ!!と批判殺到して作者謝罪

この記事は2026年03月15日が初アップです

【引用元――大塚志郎氏X投稿(マンガでわかる死亡ピンチからの生還図鑑)より抜粋】
東日本大震災の生存者証言を基にしたらしいが
東日本大震災の生存者証言を基にした防災漫画が「津波に襲われた場合は、手すりに掴まって3~7分息を止めて耐えましょう」という表現で、投稿したXにて大炎上。そりゃ普通に考えて無理に決まっているだろう。結果、ちょっと切ない話だが、作者が謝罪に追い込まれたという騒動の全貌を簡単にまとめようと思う。
7分も息を止められないってばよwwww

【津波から生還した4つの知恵】
作者・大塚志郎氏の作品
大塚志郎氏は『阿鬼羅』『射 〜Sya〜』『マリンハンター』などの作品で知られる中堅レベルの漫画家で、BOOK☆WALKER大賞同人誌・個人出版賞を受賞した実績もある。
自転車漫画『びわっこ自転車旅行記』で知っている人も多いと思う。
今回問題となったのは、Xで公開した『マンガでわかる死亡ピンチからの生還図鑑』シリーズの一編『【津波から生還した4つの知恵】』。この中で、東日本大震災の生存者証言を基に、津波に飲まれた場合の対処法として「(流されない様に)手すりに掴まって3~7分息を止めて耐えましょう」と描いた部分が大炎上した。まとめサイトでは「作者の善意が伝わらない」「防災漫画なのに逆効果」といった声が飛び交った。なお、批判に交じって、作者は大人しく「かわいい女の子だけ描いてろ」という心ないツッコミも。

現実の津波の脅威
津波は波長が非常に長く、水深の4乗根に反比例して沿岸で増幅するため、わずか0.3mの高さでも人が流される破壊力を有する。エネルギーは波高の2乗に比例し、時には原爆や原油のエネルギーに匹敵。また津波は一度来て終わりではなく、複数波が数十分から数時間にわたって押し寄せるのが一般的だ。東日本大震災では、第一波到達後にもっと大きな第二波・第三波が続いたケースが多かった。
息を止めて耐えるという行為自体が、複数波の連打を前提とすると非現実的になる。
専門家は「津波に飲まれたら浮いて流されながら高台を目指す」「息を止めるのは極限の数分だけ」と指摘しており、「7分耐える」前提は現実離れしているとの意見が多数を占めた。
というか、手摺に捉まり続けられる握力と膂力って、どんだけ凄いんだよと。
生存者証言を基にしたはずが「非現実的すぎる」と批判殺到
・これは誤解を生むと思う。7分も息止め続けられるわけがない。波は上下するから、その合間に息継ぎができた人が助かったんじゃないだろうか?
・息止め3〜7分、、穏やかな水の中ではなく、瓦礫まみれの濁流で踏ん張りながら…無理だな…
・コレは赤子や子供は無理だわ と言うか大人でも厳しいて……
・1分も息止められないぞ…子供どうやって助けられるだろうか
・3分でも耐えれるか怪しい人ばっかりやと思うが…ていうかそもそも瓦礫その他etcの津波を素の状態でやり過ごすは無理あるて。
常人の息止めの限界は
一般成人の息止め限界は、安静時で1分~2分程度が平均的だ。訓練されたフリーダイバーでも6~10分が限界で、しかもそれは静止状態。津波の激流の中で手すりに掴まりながら7分耐えるのは、常人にはほぼ不可能。まとめサイトのコメントでは「息止めのギネス記録でも12分くらいなのに、激流で7分とか笑える」「肺に水が入ったら即アウト」「作者は極限例を一般化しすぎ」といった指摘が相次いだ。
作者の釈明と謝罪内容
大塚氏はXで「特に7分息止めの部分についてご指摘しっかり受け止めました。これは東日本大震災などの実際の生存者証言(極限状況で数分津波内でたえたという記録)を基に…」と釈明し、「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。シリーズ全体の見直しを匂わせ、一部投稿を修正・削除した。あまりに悲しいオチである。
たくさんご覧いただきコメントなどもありがとうございます!
— 大塚志郎 漫画を色々発表中!ぜひご覧ください! (@shiro_otsuka) March 14, 2026
特に「7分息止め」の部分についてのご指摘、しっかり受け止めました。
これは東日本大震災などの実際の生存者証言(極限状況で数分津波内でたえたという記録)を基にした表現ですが、… https://t.co/c61XLq9uEN
特に「7分息止め」の部分についてのご指摘、しっかり受け止めました。これは東日本大震災などの実際の生存者証言(極限状況で数分津波内で耐えたという記録)を基にした表現ですが、
・一般人が訓練なしで7分息を止めるのは極めて困難(通常1〜2分が限界)
・あくまで「死ぬかもしれない極限で少し延びた」可能性の参考例
…というニュアンスです。決して「7分止めろ」と推奨しているわけではありません
「とにかく高い場所へ!」「諦めずに耐える心構えが大事」というメッセージが伝えたいことです!
誤解を招く表現だった点は反省して以後、より正確で分かりやすい描き方を心がけます!引き続き、命を守る知識を一緒に広めていきましょう
最後に記事をまとめますと――

いや、これ編集が掲載前に止めようよ
この騒動は、防災啓発漫画の難しさを象徴している。
善意で描いた内容が、表現の選び方一つで誤情報を広め、余計な不安を煽ってしまう可能性があった。作者の意図は立派だったが、編集部や周囲が「7分無呼吸で耐える」という極端な表現を止められなかったのは残念だ。
まとめサイトのコメントでも「編集が止めようよ」「防災漫画は専門家監修必須」「次はもっと慎重に描いてほしい」といった声が多く、作者個人だけでなく制作体制への批判も広がっている。結果として、防災意識を高めるはずの漫画が、逆に「非現実的」と笑いものになってしまったのは皮肉な結末と言えよう。


