【総菜とんかつを利用】自宅でカツ丼に挑戦してみた件について【すき焼きのタレ】
さあ、今日も戯れ言《
半額の総菜とんかつ大好き
僕は弁当にせよ総菜にせよ刺身にせよ、半額シールが貼られた物に目がない。
自称・半額シールハンターだ。
健康に悪いと承知しつつ、思わず半額から揚げに手が伸びてしまう。そして、缶チューハイのお供にしてしまうのだ。健康診断での尿酸値が心配になる。平均値から上限値までを定期的に行ったり来たりしているのだ。
で、半額のとんかつをゲットした場合、僕はそのほとんどを以下の様にして食す。
そう。カツカレーである。
これがベストだと思っていたし、他には思い付かなかった。疑う余地なんてなかった。これ以上に美味しく総菜とんかつ(半額)を食べる方法など、この世には存在しない。ずっとずっとそう信じていた。自宅でとんかつ定食はやらない主義だし。
カツ丼という選択肢。
僕はタマネギが嫌い(よってカレーとシチューはペースト状まで炒める)なので、ソースカツ丼しか食べた事がない。
参考までにソースカツ丼とは以下の丼ぶり飯だ。
再確認するが、世間一般として「カツ丼」に認知されているのは以下である。
味噌カツ丼については割愛させてもらおう。
最近、原作小説が完結した『はたらく魔王さま!』のアニメでも、「カツドゥーン」として登場している。アニメ放映当時は視聴者に受けた。
このカツ丼――子供の頃にタマネギを我慢して食べた記憶はあるが、大人どころか高校生くらいから1度も食べていないのだ。チェーン店で「すいません、カツ丼でタマネギを抜いてもらえますか?」と頼む勇気を持てないまま、ズルズルと今まで来ていた。牛丼には「ネギ抜き」があるのに、どうしてカツ丼には「ネギ抜き」がないのだ。
ぶっちゃけ、どんな味なのかも覚えていないという。想像はできるが。
ふと閃いた。
自宅でならば「タマネギを抜いた」カツ丼を作れるのではないかと。
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総菜とんかつでカツ丼
理想は自分でかつを揚げる事であるが、それは流石に御免被りたい。
そんな手間をかけるくらいならば、大人しく和幸に行ってとんかつ定食を頼む。
利用するとんかつはこれだ。
左のパックだけで足りるだろう。
ひれかつ6切れだ。
タマネギの代わりはこれを使う。
ローソンストア100で買った白菜である。
代用品としては最適だと判断した。
割下(タレ)は「すき焼きのタレ」でイケる筈だ。
料理スタート
冷蔵庫に保管して、すっかり冷たくなってしまったカツをどうにかする。
電子レンジだと衣が「ベチャッ」となってしまうので工夫が必要だ。テフロンが効いているフライパンで熱しても衣はカリカリになる――が、 フライパンは別に使うので、オーブントースターで温める。
グラタン用の耐熱皿に入れてトースターにイン。
トースターの写真は撮り忘れた。
初めてのチャレンジで緊張しているのだ。
フライパンで「すき焼きのタレ」を火にかける。
本みりんを加えるつもりが、間違って白だしを入れてしまう。やっちまったものは仕方がない。仕上がりに大差はないだろう。そうに違いない、きっと、たぶん。
白菜のざく切りを炒めていく。
しんなりするまで根気よくだ。
シャキシャキでも問題ないが、それだと食感的にタマネギの代わりにはならないだろう。
加熱し終えたとんかつを合流させる。
衣がすぐに汁を吸っていくなぁ。
ご飯もスタンバイOKだ。
もちろんパックご飯を器に移しただけである。
300gだから割と多め。
卵は2個にした。
大雑把に溶いて、ゆっくりと回しかける。
あれれ? 火が強過ぎるのかな。
蓋をするまでもない感じが。
というか、カツの衣が「すき焼きのタレ」を吸って、ドス黒くなってしまった。
見た目がグロい。
これで完成とするしかないだろう。
ご飯に乗せる。
食欲が湧かないビジュアルである。
視覚に加えて嗅覚――匂いもだ。
なんていうか黒い。ちょっと待て、こ、こんなに黒い筈は。イメージでは色鮮やかな黄色だったのだが。
食べる前から激しく後悔した。
実食した感想
本みりんではなく白だしを入れてしまった影響で、とにかくショッパイ!
それからタレも濃かった。
水で薄めるべきだったと痛感する。
いや、手抜きして「すき焼きのタレ」なんて使わずに、ちゃんとレシピを調べるべきだったのだ。甘みが皆無の上に塩気が強過ぎて、完食を断念する。
肉と白菜はともかく、タレが不味くて。タレを吸った衣は迷わず全て剥がす。
それから溶き卵も美味しくないときた。
食っていて辛いと感じたのはいつ以来だろう。無念だが残すしかなかった。
結論――大失敗だ。
素直にソースカツ丼にしておけば。
気が向いたらリベンジしたいと決意した。