【ハウスの名作】バーモントカレーについて【アレンジレシピ】
さあ、今日も戯れ言《
国民的なレトルトカレー
ハウスのバーモントカレーといえば、日本人で知らない人はいないだろう。
CMでも、めっちゃやっている。
リンゴとハチミツでお馴染みなアレだ。
日本人なら誰だって1度は食している、そんな超メジャーなブランドである。
特に香りが独特だ。
僕はあの香りが大好きなのである。
粉末スパイスと固形ルーの両方があるが、やはり粉末より固形ルーを使用した手作り(各家庭での味)の方がバーモントカレーって感じがする。反対に、レトルトといえばククレカレーというイメージだ。大塚食品のボンカレーシリーズの世話にもなっているが。
バーモントカレーの魅力
夕暮れ時。
なにげなく道を歩いていると、居並ぶ家屋の換気扇から、ふとバーモントカレーの香りが漂ってきたりして、非常に食欲を刺激されるものだ。皆さんも、きっと1度は経験されているのではないだろうか?
これはレトルトでは味わえない妙である。
しかし僕は独り暮らし故に、カレーライスを自宅アパートで食す時は、もっぱらレトルトのお世話になっていた。保存性と1袋1皿分という便利さ。そういう観点ではレトルトパックは最強だろう。
そんな僕であるが、ふとバーモントカレーを作ってみようと思い立った。
カレーはカレーでも、ピンポイントにバーモントカレーを。
昔、実家で母親が作っていたのが、バーモントカレーだったのだ。
そんなワケで、翌日、僕はバーモントカレーの固形ルーを購入した。
他の食材も一緒に。
チキンカレーにしようと鶏肉と野菜、そして隠し味用のヨーグルトを買った。
ここまでは間違いではなかったと思う。
そう。
結論から述べると僕は失敗した。
バーモントカレーを作ってみたが
失敗の原因は明白である。実家で父親が趣味で作っていた(凝りに凝った本格的な)カレーまで思い出してしまったのだ。
父は玉葱をペースト状になるまで弱火で炒め、複数の固形ルーと複数のカレー粉およびスパイスを調合していたと記憶している。
とにかく専門店な味で美味かった。
――で、僕はジャワカレーの固形ルーと玉葱のみじん切りパックを追加購入したのだ。レシピをアレンジする為に。
そうして玉葱ペーストの作成から入った。
超美味いバーモントカレーを作るつもりで。
まあ、美味い事は美味いカレー(写真は酷いが)にはなった。
けれど香りからして、すでにバーモントカレーとは定義できない代物だった。
致命的な事に、あの独特の香りが消えていた。
本末転倒とはまさにこの事だ。
途中で過ちに気が付き、バーモントカレーの固形ルーを追加したがダメであった。出来上がったルーの量がとんでもなくカサ増しされてしまった。そのまま食せるシチューとは違い、この量のルーはヤバイ。これでは冷凍保存するしかない。
この失敗で学んだ事
僕は痛感した。
本物のバーモントカレーとは、バーモントカレーのみで完結している、いわばひとつの世界なのだと。
元々からして、そういう風に開発されているし。
素人の魔改造は想定されていないだろう。
僕はハウスの食品開発部の方々を軽んじていたのかもしれない。
次はパッケージの裏に書かれている作り方に、素直に従おうと思う。