【2019年度版】Google AdSenseの審査について【合格のポイント】
さあ、今日も戯れ言《
まずは下の記事を参照ねがいたい。
◆合わせて読みたい◆
独自ドメインでのブログを始め、これからGoogleアドセンスの審査を受ける人にとって、少しでも参考になれば、と思いこの記事を書いてみた。この手の記事はブログによって情報がまちまちである。だから小手先ではなく、大きな意味で汎用できる内容(ノウハウ)にしたいと狙っている。また、後述するが、審査用AIの精度は年々進化していると考えられるので、無難なサイトで審査を通過してから、同じドメインで内容を入れ替える様な真似(普通に脱法行為)をしても、すぐにポリシー違反として検出されるだろう。
SEOも含め、もうブラックな手法が通用する時代ではないのだ。
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大前提として、広告主が納得するブログにする
アドセンスのポリシー云々については割愛する。具体的にはGoogleアドセンスについてググれば、すぐに分かる程度の事だ。
よって、わざわざ記事内に列挙はしない。この手の内容は随時、情勢に合わせて変更されていくだろうし。それは少し前(GW頃)に話題となったYouTubeアドセンスの収益無効化祭でも同様である。ルール(規約)を決めるのがGoogleである以上、それは避けては通れないのだ。
件のYouTuberの収益無効化のターゲットにされたのは、「テキスト動画をはじめとした、動画である意味・意義が希薄なチャンネル」である。
前々から僕は首を傾げていた。ブロガーからYouTubeに進出した人達が「一から動画を作ってアップするのではなく、ブログの内容を動画にして流せば良い」という旨を、ブログの記事で主張していた事に。考えるまでもなく、ブログで済む内容ならばブログで良いし、YouTubeでの宣伝目的ならば「ブログの動画化」はアリかもしれないが、そんな動画に対して広告主はスポンサー料を払いたくないだろうな、と。
『ファミリー・フリー』
広告主がブログ運営者に大切にして欲しいのは、まずこれだと思われる。
細かい事はさておき、審査に出す貴方のブログは「家族で目を通した際、眉をしかめる様な内容ではないか?」を、まずは真剣に自問するべきだ。
身も蓋もない話、アドセンス審査に落ちる=広告主がお金を出したくないブログ、という事に他ならない。広告主からお金を得る事の意味を考えれば、自ずと合格のコツ(要点)は見えてくる。
審査基準とは合否を決める為のものではなく、「広告主に納得して貰えるブログなのか否かを判断する」指標だと捉えた方が良いだろう。だからGoogleが明文化した基準を機械的にクリアしても、その内実(実相)を「広告主にとって魅力的ではない」ブログとAIが判定したら、おそらく不合格になる筈だ。そうでなければAIの意味が無い。
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作りかけのブログでは不合格になる
ブログ毎の審査になったのだから「とりえあずガワ(サイトデザイン)のみを取り繕ったブログ」では、当然ながら(ブログ追加であっても)合格する筈がない。
これは記事数の問題とは異なる。
記事数が少なくとも合格しているブログが存在するからだ。
総記事数が10以下でも、記事毎の質と内容が高く、かつブログ(メディア)としての完成度が一定水準以上とAIが判定したのならば、審査を合格できる。実際に5記事より少ない記事数で合格している猛者も、ググれば発見できる。
記事数の目安は考えなくとも良い。
前途した「広告主が納得する内容」で、その記事数によりブログ全体がメディアとして一定水準の完成度を超えている――これが基準だ。
たとえば8記事で合格を目指すとすれば、カテゴリに統一性がなく、かつ1カテゴリに記事が1~2しかなければ、ブログとしての完成度は低いといえるだろう。この場合は、1記事毎の評価が高くとも不合格にされる危険性がある。
また1カテゴリに特化して8記事全部だとしても、内容が日記や日記の延長、個人的な備忘録程度では「広告主が納得する内容」には遠いので、合格する可能性は低い筈だ。
審査用AIは日々、進化している。
人工知能を名乗っている以上、ブログ内の単語を拾うなんて安っぽい代物ではなく、文脈や意図を理解できるレベルにあると思っていいだろう。まだそのレベルに達していなくとも、いずれ到達するのは間違いないのだ。
画像や広告は入っていても問題ない
審査用ブログが有効だった頃、画像は使ってもフリー素材や自分で撮影した物、広告は全て外す、というノウハウが一般的だった。
だが、現在ではそこまで細かく気にする必要はないと考えられる。
引用の範囲内で、画像毎に出典(引用元)を付けて、かつ権利云々について明記したページがあれば、著作権画像を用いても不合格の理由にはならない。
ただし、一個人(一般人やフリーランス)の著作物を勝手に引用する様な真似は、少々危険だと思う。著作権は親告罪だ。一個人の物だと本当に訴えられるリスクがある。商業作品で、かつブログ内での引用が著作権者の不利益にならない範囲に留める事が肝要だ。
倫理的に不適切な画像も含めて、著作権者の不利益になる引用(記事の内容と画像の関連性や必要性が希薄、誹謗中傷は論外)だった場合、現状のAIだとページ単位で「審査合格後であっても」ポリシー違反を検出するレベルにあるのだ。心しておこう。
ユーザーフレンドリーはやはり必要
以下の工夫(カスタム)程度はやっておくべきだ。
それぞれのやり方は、ググればいくらでもブログ記事が引っかかる。
- カテゴリ分け+記事サムネイル
- グローバルナビゲーション設置
- プライバシーポリシーのページ
- お問い合わせフォーム設置
- 月間アーカイブやブログ内検索
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意外な合格例を紹介する
別に「おりこうさん」「優等生」なブログでなくても、ちゃんと運営されていれば、審査を合格できる具体例を紹介しよう。是非とも参考にして欲しい。
その①『ダメ人間ブログ』
面白いけれど、あまり褒められた内容じゃない記事も多い。
具体的には【ニートの話】カテゴリ内にあるタグだ。「ダメ人間」はともかく「死にたい系」かな。全く『ファミリー・フリー』じゃない。だけど30回のトライで審査に通過した。というか29回も不合格して、それでも再チャレンジできる精神力が凄い。
そして、未だにポリシー違反の警告は来ていない模様。
ただし人気はかなりあるブログ。そういった点もAIは加味して審査しているのかも。
その②『ニートと駄弁る部屋』
以前、別のお勧めブログ記事で紹介したブログだ。
面白いブログだが、ぶっちゃけアドセンス合格は厳しいと思っていた。
このブログも本当に面白い事は面白いが、果たして「広告主さんが納得する内容か?」と問われると、正直いって苦笑い。優等生なブログとは一線を画する。しかし前途の『ダメ人間ブログ』もそうだが、AIが面白いブログと判断するに足るデータを提供できれば、審査はかなり甘くなるのかなと、個人的には感じた。
意外と為になる記事も多かったりするし。
スマホで読む分には気が付かないが、PC表示だと最低限のカスタマイズ(グローバルナビゲーションも無い)すらしていないので、基本的に内容が面白ければ細かい事はGoogle的には些事なのかもしれない。
追記)この記事の後、ちゃんとカスタムされていた。
後に警告メールがくるケース
このブログが有名だと思う。
『ブログ作成ボタンを押しちゃった』である。
審査用ブログで誤魔化しても、ポリシー違反しているブログだと、結局は「ページ単位でAIに検出されて警告がいきます」よ、という例として紹介する。
そりゃそうだ。インデックス化の為に、クローラが常に巡回しているのだから。
というか、ガンプラの写真掲載って、割とバンナムは厳しく(場合によってはNGで掲載取り止めの打診あり)みている筈なのだが、バンナムから何も云って来ないという事は、それなりに有益だとバンナムに評価されているのだろうか?
なぜか合格しないケース
ここまで挙げた(個性的な)3つのブログをみて「なんだ、審査合格なんて楽勝じゃん」と思った、これからアドセンス審査に挑戦する貴方は甘い。浅はかである。
合格できない、こんなブログもあったりするのだ。
う~~ん、どうしてダメ(不合格)になるのだろうか。
個人的には面白く読ませて貰っているのだが。
可能性としては、著作権の違反っぽい。
気になったのは、記事の内容に沿った画像引用ではなく自分の手で二次創作として版権キャラクターのイラストを描いている。しかもカテゴリとして独立させて「自分の作品」として扱っているのだ。
リンク貼った記事も、マオちゃん先生である必要性が薄い=引用の範囲を超えた使用に当たる可能性がある、と僕は解釈した。
勘違いしている人が多そうだが、版権物キャラクターを自分で描いた(二次創作)からといって、著作権法から逃れる事はできない。ファンアートとして発表する場合を除き、著作権者からすればキャプチャ画像(による引用)よりも質が悪い。海賊版グッズ化して販売でもしない限り、わざわざ著作権者が法的手段に出る事はないと思うが、ツイッターやピクシブ等での純粋なファンアート活動とは異なる目的=ブログ等で使用ならば、二次創作の版権物イラストよりも素直にキャプチャ画像の方が良いだろう。
アドセンスに通るために、記事のリライトを進めてきてはいたんですよ。「ビール」を「炭酸」に差し替えたり、お酒が移ってる写真を取り除いたりしてたんです。
「おっぱい」だってぜんぶ削り取りました。これは三記事だけでしたが。
『ニートと駄弁る部屋』の下ネタ記事がオッケーな事を考えると、この線はあまり関係ないと僕は考える。まあ、僕も引用画像で「喫煙シーン」「飲酒シーン」「残虐シーン」は意図して飛ばしているのだが。それで繋ぎが不自然になった場合は、「アドセンスのポリシーの関係で場面を割愛です」と断りを入れる様にしている。
合格が無理だと思われるケース
具体例として挙げて申し訳ないが、このブログが典型だ。
前途した『ダメ人間ブログ』『ニートと駄弁る部屋』の管理人が可愛くみえる程の、苦しみに喘いでいる管理人さんである。
決定的なのが、引用になっていないアニメ画像の無断転載だ。
それなりに記事の内容の雰囲気に合わせてチョイスされているとはいえど、出典(引用元)の記載くらいはするべきだと思う。それから記事内に『サクラ大戦』OP主題歌の歌詞もノリで載せていた。
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じゃあ、そういう僕のブログは?
このサブブログを審査用としてアカウントを取得している。
詳細は別記事にあるので、興味があれば読むといい。
振り返ってみて「広告主が納得する」ブログかどうかは、正直いって自信があるとは言い切れないのが本音だ。メインブログ【アニメを斬る!】の方は、「広告主が好む」ブログだろうと自負している。それだけ手間暇を掛けているし。
だが、面白い事にASPが好むのは、このサブブログの様だ。
メインブログは「ASP案件で成約が取り難い」と判断されている。
個人的にも、その通りだと思う。
ポリシー違反のメールがきたのも、このサブブログの方だった。
作業用のプレビューページへの誤爆で、存在しないページに対してのアダルト判定という摩訶不思議(AIも発展途上)であったが。これは自然に復旧していた。それからトップページへのクローラーエラーは両ブログでたまに起こる。
これは通報者がいる為かもしれない。
WEB小説を投稿していた頃から、僕はネットでの人望が皆無で、人気は更になく、嫌われ者の僕は、色々とサイト運営者に他のユーザーから通報されていた過去がある。独自ドメインでのブログとは異なり、小説投稿サイトに間借りしているアカウントなので、エロ関係の規約違反として運営にアウト判定されたら対処するしかない。まあ、対処(修正)せずに小説を全削除したのだが(苦笑
トップページのクローラーエラーで、主な原因がサーバーの過負荷なので、定期的にアンチさんが通報して、その度に普段よりもクローラが多く巡回して、ポリシー違反が検出できるか否かの判定をしているのだろう。
皮肉な事に、試行錯誤をしているのはこのサブブログで、このサブブログ運営の方が、僕にブログ運営のノウハウを与えてくれている。
ASPで成約を取るのには、それ専用のサイトを設計しなければ難しい――と、色々な面で分かってきた。
アドセンスが評価するブログ。
アフィリエイトが評価するブログ。
前者は純粋に読者にとって面白いブログが有利となるが、後者は読み手にとっての面白さではなく、いかに商品を売る(有益さがある)かだ。
アフィリエイトとアドセンスは基本的に別路線といえる。アフィリエイト用のブログでアドセンス報酬をゲットはできても、アドセンスメインでアフィリエイト成約をゲットするのには、相当なPVと読者の誘導および高いコンバーションのキラーページが必須になる。ページ単価を第一に考えて設計するアフィリエイトとは明らかに違う。
こっそりとアフィリエイト用のサイトも運用予定(遅々として進んでいないが)なので、Googleアドセンスとは違ったアプローチを試したい。
最後に、合格できないブログへ
単純に「自己満足な」ブログになっている可能性が高いからだと思う。
倫理的に『ファミリー・フリー』から外れているブログはまた別として、読者に対して有益になっていない記事が多かったりすると、普通に不合格になるだろう。
- ブログのテーマに対して記事がブレていないか
- 検索クエリ(ワード)に対して、適切な情報を提示できているか
- 独りよがりなポエムや日記、感想になっていないか
上記した『ダメ人間ブログ』『ニートと駄弁る部屋』『ブログ作成ボタンを押しちゃった』は、少なくとも「独りよがりなポエム」ではなく、ちゃんとタイトルやテーマに即した記事で構成されている。合格に足るだけのクォリティはあるのだ。
これからGoogleアドセンスの審査に挑戦するブロガーは、その辺を客観的にみて、自分のブログを吟味してみるのが良いだろう。