【実録】不動産の飛び込み営業に苦労した件について【撃退】
さあ、今日も戯れ言《
この記事は2018年12月18日が初アップだ
これは独り暮らしの女性にとっては必読な情報といえよう。
小っ恥ずかしい体験談なのだが。
先日、つい油断して玄関先に飛び込み営業マンを入れてしまった。
本当に不覚だった。
完全な油断である
常日頃から自分だけはこんなミスはしないと思っていたのに。
思い返しても悔しさが込み上げてくる。
こういったケースに、独り暮らしの女性は特に気をつけて欲しい。
悪質な業者だと、最悪で性的暴行まがいに発展しかねないだろう。
手順はこうだった。
この実体験の話を少しでも参考にして欲しい
有益な情報になればと思います
飛び込み営被害業の顛末
飛び込み営業マン(三十代男性)が19時過ぎにアポなし訪問。
この時、会社名(早口で聞き取れない)しか言わなかった。
ヤツ「住宅関係の法改正に伴うアパート契約の件で、郵便受けにアンケート用紙を入れていましたが、約束通りにその回収に参りました」
記憶になかった。アパートの不動産関係だろうか。
年末だし、そういう時期かも。
オレ「いや、ちょっと気がつかなかったんですけど」
ヤツ「ですよね~~。普通、よく見ないで捨てちゃいますよね。だからこうして直に伺わせて貰いました。約束通り」
オレ「えっと、よく分からないから、明日にでも不動産に問い合わせます」
ヤツ「ほんの10分で終わりますから。ちょっと紙に書くだけで」
時間も時間だし、不動産に問い合わせるのは面倒だと思った。
この時点で失敗だったのだが。まだギリギリで問い合わせは間に合ったかもしれない。そうしたら、これから先に起こってしまう面倒を回避できただろう。
オレ「手早くして、お願いですから」
ヤツ「ちょっと棚ありませんかね? 書き難いので」
玄関は猫の額なので、靴棚をテーブル代わりに書くのは無理があった。
仕方なしに、ダイニングに上げてしまう。
その上、テーブルまで用意するというお人好しっぷりであった。早くアンケートとやらを済ませたい一心だったのだ。
で、アンケート用紙をテーブルに置くと思いきや――
普通のルーズリーフである。
あれ? おかしくね?
オレ「とりあえず、名詞を貰えませんかね」
ヤツ「それは後ほど」
オレ「いや、ってかさ、明日にでも不動産に問い合わせたいし」
ヤツ「それでしたら名詞は渡せません」
オレ「なに言ってんの? アンタ」
この時点で騙されたと自覚し、丁寧語は使っていない。
というか、怒り心頭である。
オレ「ひょっとして契約している不動産関係の人じゃないの?」
ヤツ「違いますよ」
オレ「こんなやり方して、なに考えているの?」
ヤツ「こうしないと会ってお話をして頂けないので」
オレ「いや、話なら不動産を通してよ」
ヤツ「じゃあ後日に出直しますから、日時を指定して下さい」
オレ「イヤだよ。なんで約束が前提なんだ」
ヤツ「でしたらこの場でお話を。聞いて下されば帰りますので」
面倒なヤツを玄関先からダイニングに上げてしまった。
名刺を渡さない時点でアレである。
しかも、時間が時間なだけに声を荒げるわけにもいかない。
オレ「分かった分かった。10分で終わらせろよ」
ヤツ「仕事で話しているのに、言葉使い悪いですね」
オレ「いや、仕事じゃねえよ。普通にプライベートだろ」
厚かましいにも程がある。
もう商談のつもりなのだろうか。
ヤツ「賃貸関係の法の改正によって、一方的なアパートの取り壊しや立ち退きを、大家に迫られているのが問題になっているのは、もちろんご存じですね?」
オレ「知らねえよ。大家と不動産との関係は良好だし」
なんか、白紙の紙に「賃貸」「持ち家」とか書き出す営業マン。
プレゼンのノリである。
もうアンケート云々でないのは明白だ。
オレ「なんか話が長くなりそうだが、手短に頼む」
ヤツ「これから10年先になって、不当に立ち退きを迫られた場合の危機を、私たちは地域の人達に教えて回っていまして」
住処に関しては別にさし当たって困っていないし、トラブルがあったら、その時はその時の状況に合わせて対応する――と説明しても、暖簾に腕押しで、営業マンはまるで人の話を聞かない。家を買え、とダイレクトに言わないが、このままだと将来はアパートに住めなくなるリスクが高く、突然死などを考えても、単身者にアパートを貸すこともなくなるだろう、と主張するのみだ。
ヤツ「では、なぜ貴方は賃貸を選んでいるのですか?」
名前も年齢も職業も何も知らないのがバレバレだ。
こちらも適当にボカして答えておく。
最初のアンケートのチラシ云々も嘘だろう。証拠になるから。
オレ「経済的だし、昔に転勤の都合があったから。別にそれで不自由していないし、不満もないよ。持ち家だと住み替えも大変だし」
ファイナルアンサーのつもりだ。
しかし、その回答を蒸し返すように会話がエンドレスする。
本題に移る気配がない。
加えて、息が臭い。
そんでもって、時間が時間なのに声が大きいのだ。
オレ「ちょっと声を控えて貰えませんかね? 隣の迷惑でしょ」
ヤツ「貴方も大きな声で言っていますよ?」
本当になんだコイツ。喧嘩を売っているのだろうか?
オレ「で、いつになったら本題に入ってくれるんだ?」
ヤツ「だって貴方が話の腰を折るからですよ」
オレ「もう10分を余裕で超えているけど。早くしてくれ」
ヤツ「ちょっと待って下さい。その警戒振り。貴方はひょっとして悪質な営業マンに変な物を買わされたりして、イヤな経験をしていらっしゃるとか」
オレ「現在進行形でそうだよ。変な奴を入れちまったと後悔している」
まるでコントみたいなやりとりだ。
そこから話は再び脱線して、自分は潔癖な営業マンだというアピールに始まり、過去にどんな営業マンが迷惑だったのか聞き出そうとする。いや、目の前に居るお前に迷惑してんだよ! 後ろめたくないのなら、名詞を寄越せ。
そこから話が紆余曲折する。
というか、流石にこの時点で気がついていた。
この野郎、居座り続けてこっちの判断力を削ぐ作戦か。
正式なアポイントを取り付けるまで、粘るに粘るつもりだろう。
ものスゴく巧妙に会話を引き延ばすのは、間違いなくその手のマニュアルに沿った訓練を受けている証だ。
オレ「持ち家には興味ないから、もう帰ってくれないか?」
ヤツ「まだ話は終わっていませんので」
オレ「終わる気配がないだろ。時間を考えろよ、時間を」
ヤツ「貴方ね、もうちょっと丁寧な言葉で話してくれませんかね? さっきから気になって。今は仕事の場じゃないですか」
ここで切り札を使う
ブチ。もう我慢の限界だった。
お前さ、人をおちょくっているだろ?
オレ「分かった。今から警察を呼ぶから帰らなくていいぞ」
ヤツ「あ、帰ります(即答)」
そりゃ、向こうも違法バリバリな居座りだと自覚はある。
本来ならば、家主が「帰れ」と云ったら退去しなければならない。
マニュアルには「警察」ときたら撤退とある筈だ。
奴が退散した後、時間を確認して脱力した。
――40分以上も居座っていやがった。
参考までに宅地建物取引業法を
宅地建物取引業法に以下が定められているので、参考に。
【1】不確実な将来利益の断定的判断を提供する行為(法第47条の2第1項)
【2】威迫する行為(法第47条の2第2項)
【3】私生活又は業務の平穏を害するような方法によりその者を困惑させる行為(法施行規則第16条の12第1号のヘ)
【4】勧誘に先立って宅地建物取引業者の商号又は名称、勧誘を行う者の氏名、勧誘をする目的である旨を告げずに、勧誘を行う行為(法施行規則第16条の12第1号のハ)
【5】相手方が契約を締結しない旨の意思(勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む。)を表示したにもかかわらず、勧誘を継続する行為(法施行規則第16条の12第1号の二)
【6】迷惑を覚えさせるような時間の電話又は訪問する行為(法施行規則第16条の12第1号のホ)
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