僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【シルバー人材】戯れ言――定年退職後の働き方について【年金不足】

【シルバー人材】戯れ言――定年退職後の働き方について【年金不足】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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最近、清掃員のおっちゃん(高齢者)と話す機会が増えた。

定年後のおっちゃんよりもパートのおばちゃん達の方が主力だ。

 

フルタイム(社員や契約社員)で清掃員をやっている人達とは別の仕事をしていた時に接した事があるが、こういった清掃員は結構なプロフェッショナルで、仕事バリバリな男性ばかりが印象に残っている。使う機材や洗剤も専門業者用で、そういった人達に接したら「清掃は誰でもできる簡単な仕事」なんて真っ赤な嘘だと分かるだろう。

知識と経験、体力が要る専門職だ。

それを知っているので、僕は時給が良くても清掃は選ばない。

 

清掃員も超が付く人手不足なので、楽な現場に若い姉ちゃんとか、パートタイムなおっちゃんやおばちゃんを配置し、「清掃は誰にでもできる簡単な仕事ですよ」アピールを求職者にしているのだ。騙されない様に。

 

まあ、そんな余談はともかく。

僕が今の仕事で接する清掃員の方々は、プロフェッショナルな方ではなく僕の出勤前に仕事に就いて、昼頃にはあがっているというパートタイマーだ。

そこそこ大きなカートで早朝から様々な場所をルートしてゴミ回収、から1日の清掃をスタートさせている。清掃の方々のローテの関係で、僕の小休憩中にこちらに回ってきて、いつの間にか数人(最初はおばちゃんメイン)の人と軽い雑談する程度には打ち解けた。

 

定年退職後――年金暮らしのシルバー清掃員とも話をする。

 

今でも続いている方は「トイレ掃除でしゃがむのが辛い」と苦笑しつつも、それなりに仕事を楽しんでいる様子だ。役所勤めの元公務員との事で、年金だけでも夫婦のみならば生活できるが、独立した子供や孫の為という理由で働いている。

 

「ここの清掃の他にもシルバー人材派遣からスーパーのカート回収のパートを紹介されているんですけど、どうですかね?」

 

そんな相談を受けた。僕は高齢男性に懐かれる傾向がある。

僕は「カート回収を専門でって事は肉体的に相当にハードな筈ですよ。楽な仕事だったら警備員の業務に盛り込めばいいだけですから。そうじゃないって事は、お察しでしょう」

「あ、楽じゃないんですか。じゃあ断っておきます」

 

定年まで公務員のまま役所勤め――ぶっちゃけ世間知らずだ。

66歳なのだが人生経験がないなぁ、と皮肉なしに感じてしまう。それだけ紆余曲折がなかった幸せな人生という裏返しでもあるし、再雇用で清掃員やって新しい発見を喜べるのだから、豊かな人生だとも思う。

 

逆なシルバーはすぐに辞めてしまった。

 

元バスの運転手で年金だけでは生活できないと再就職した人だ。

辞める寸前に、僕に胸の内を吐露してきた。

 

「年金だけで悠々自適の先輩方が羨ましい」

 

彼は言う。清掃員が惨めだ。給料安いし。もっと年金が貰えると思って老後を設計していたのに。このまま死ぬまで働かなければいけないのだろうか。

本当に苦しげに言ったのである。

退職金は住宅ローンで消えて、しかもローンは残っているとの事。

老後の人生設計に失敗した典型例だ。

正直いって「ンな愚痴を俺に言われてもなぁ」と内心で思ったが、察するに、他に不満をぶちまけられる相手が僕しかいなかったのだろう。

 

「でも悠々自適だとして、何して暮らすんです?」

 

早期退職&資産運用で、経済的には潤っている叔父がいるのだが、独身の叔父は、犬と猫を大量に飼って、キャンピングカーで旅行&キャンプ三昧のリタイア生活を満喫している。

僕は叔父を凄いと感心&尊敬しているのだ。仮に自分だったら、そんな生活、数ヶ月も保たずに飽きて、再就職すると思うから。

 

「旅行いったり、趣味をみつけて楽しんだり。悠々自適の先輩方はみんな年中旅行しているんですよ」

 

余暇に旅行なら今だって可能だろうし、趣味だって同じだ。

そもそもパートタイムでフルタイム労働じゃない。

流石に「清掃を趣味にして、お掃除マスターを目指しては?」なんて言えなかったが、こう返した。

 

「そんなに旅行が好きなら、旅行会社に再就職しては?」
「そういうのじゃありません。お金に余裕があって客がいいんです」

 

コイツ、何様のつもりだろうか。

 

「それに金だったら投資とか資産運用とかネットビジネスとか」
「勉強とかチャレンジとかは、ちょっともう歳なんで

 

僕は呆れた。向上心、努力する気ゼロである。

だって「年金がもっと貰えて悠々自適がいい」の一点張りだから。

働くのは嫌、ビジネス等で金を稼ぐのも嫌、年金を寄越せである。

そのバス会社だって無い袖は振れないのだ。

 

「悠々自適な先輩方だって、きっと年金減らされてますよ」
「だとしても私よりも好い目を見ている。納めた額は一緒なのに」
「だけど若い世代は確実に年金は払い損ですから」
「それは私の責任じゃないし。私は先輩方と同じく年金で悠々自適がしたかったのに。私は被害者なんです」

 

う~~ん、この! って感じな人だ。

そりゃ清掃の仕事もサッパリ(おばちゃん談)なわけである。この人、他の清掃員にめっちゃ評判が悪かったのだ。不真面目で仕事できないと。

バスの運転手だって人手不足だろうし、それにも関わらず再雇用の声が会社から掛からなかったのも納得だ。同業他社も全滅だったのだろうと勝手に想像した。というか、清掃会社もこんなの雇うなよ、と思ってしまった。時給900円でも高いって感じの仕事しかしないだろう、この手合いは。

 

それきり彼を見ていない。その後、すぐに退職したから。

今なにしているのだろうか。

◆合わせて読みたい◆

 

総じてなにが言いたいかというと、能力にせよ人格にせよ、それなりの人材だったら、給料が安い業種だろうがボランティアだろうが、楽しんで相応の結果を出す、本当に優秀ならば――という事だ。

やりがい搾取はまた別の話で。

残酷にバッサリ斬ってしまえば、定年退職後に安い賃金で働くのが屈辱だというのならば、サラリーやバイト代ではなく自力で金を稼ぐしかない、そういう時代になっている。

 

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