【超初心者向け】PCメンテナンスについて【デフラグ&クリーニング】
さあ、今日も戯れ言《
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前置き
ここ最近、PCのメンテをサボっていた所為か、動作がメチャクチャ重たくなっていた。
少しくらいならば気にならないが、体感でタイムラグが1秒だと、流石に気になる。
ブログ作業に余計なストレスが伴う。だからカテゴリも【ブログ】だ。
解消の為、久しぶりに重い腰を上げてメンテナンスした。
キャッシュとクッキーの削除にかなりの時間を要した。それだけ放置していた証左だ。
メンテナンス後、問題なく速度は回復してくれた。新品顔負けにサクサク動く。
使用しているPCはアウトレット品(当時7万円)で購入したノートPCで、OSはWindows7だ。
10にアップグレードしていない。
スペックは、まあ、詳しくは記載しないでおこう(苦笑
サポートが切れたら、流石に新品を購入する予定である。セキュリティで延命できるのならば、7で不便していないので、まだまだ使いたいのが本音であるが。
データの移行や再設定が面倒なのだ。
とまあ、そんな前書きはこの辺にしておいて、PC初心者の方は、あまりメンテナンスに興味がないのではなかろうか。
気が付けばPCの動作が重たくなっており、故障か? と疑ったりした事は?
昨今は『モバイル・ファースト』が叫ばれており、スマホとタブレットの併用で大抵の事はできてしまう。僕はタブレットを所持していないので、そちらのメンテについては全く分からないが。
雑破にいってしまえば、PCは使用しないゴミファイルや、無駄に肥大化したデータ、そしてファイルの断片化によって、動作がどんどん遅くなっていく。これは故障とは違い、システム上どうしても避けられない。
特にインターネット用のブラウザだと、それが顕著になる。
――というワケで、PCの超初心者向けに簡単メンテナンス方法を書き残そう。
動作が重たくなってきたら、試してみて欲しい。
ちなみに、あくまでソフトウェア的な話であり、ハードウェア的なメンテナンスや寿命は別になってくるのであしからず。
ソフトウェア=スマホのアプリと同じで、要はプログラム的な面。
ハードウェア=スマホのフレームや画面、基盤と同じで、要は機械的な面。
では、始めようか。
用意(インストール)するソフトは3つで事足りる。
- ①クリーニング用ソフト
- ②デフラグ用ソフト
- ③レジストリ管理ソフト
(デフラグに使う)
各自、使いやすいと思うフリーソフトでいい。検索して探してみよう。
デフラグとかレジストリについては、その都度、説明するので心配なく。
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Windows7以前の話になる
今のWindows10以降がベースの高性能PCには、あまり必要ではないかもしれませんね
①クリーニング用ソフト
まず①であるが、僕は『CCleaner』を使っている。
無料バージョンで性能は充分だろう。
画面は以下の通りだ。
CCleaner
最初にレジストリをクリーニングする。
赤丸の【レジストリ】をクリックし、次いで【問題をスキャン】だ。
チェック項目は画面通りで問題ないと思う。
ここでレジストリについて説明すると、レジストリとはOS等の設定情報のデータベースである。OS本体のみならず、アプリケーションや拡張等の情報がデータベース化されているのだ。
ただし、このレジストリ、書き加えられていく一方で、削除したアプリや無効になった関連情報および設定についてのデータが残ってしまう。肥大化するのだ。
よって、こうして不要なデータを検出して、デリート(掃除)する必要がある。
この作業によってレジストリの不要ファイルを削除したら、次はクリーニングだ。
左上の【クリーナー】をクリックして画面を切り替える。
チャック項目は画面の通りで問題ないだろう。
Internet Explorer を使っていないので、チェックは適当であるが、使用していない人は全てにチェックを入れてもいい筈だ。
ここで説明しておきたいのが、『インターネット一時ファイル』と『クッキー』の2つとなる。この2つが肥大化すると、ブラウザは動作が重たくなるのだ。
インターネット一時ファイルとは『キャッシュ』とも呼ばれ、WEBサイトを閲覧した時の情報が保存されているファイルだ。このファイルのお陰で2度目以降の閲覧が高速化、効率化できるのだが、逆にこのファイルが肥大化するとブラウザ自体のパフォーマンスが落ちてしまう。
そしてクッキー(cookie)も同様のファイルで、インターネットサービスを利用した際の記録を残しておくファイルとなっている。キャッシュとは異なり、サイトを訪れた際の会員証に近い役割を果たしている。
このクッキーはWEBサイトを運営するサーバーからユーザーへと送られてくる。サイトに表示される広告の内容が、各ユーザーに対し最適化されるのは、このクッキーを参照しているからだ。
よって、クッキーをブラウザ側で遮断すると正常に表示できないサイトがある、というワケである。
非常に大雑把な説明だったが、概要は理解できただろうか?
気を付けなければならないのは【保存されたパスワード】を消さない事だ。
これをチェックしてしまうと、全てのサイトのパスワードを再入力する羽目になる。
本来、パスワードはブラウザに記憶させない方がセキュリティ上は好ましい。
とはいえ、全サイトでそうするのは億劫、非効率的だろう。
パスワード管理について気を付ける点は以下に羅列しておく。
- パスワードの使い回しはせず、1サイトで1パスワードにする
- 可能な限り複雑にして、一定周期で変えていく
- USB等の外部メディア(テキストデータでよい)にパスワードを保存する
- 金銭に関わるサイトは、ログインしたままにしない。記憶させない
この程度で充分なのだが、実はこの程度ができない人が大半だったりする。
それから『メールアドレスは複数所持』『アドレスは基本的に非公開』も基本だ。
金銭を扱うサイトは、基本的に一定時間でログインが切れる(遮断される)仕様になっている事が多い。ネットバンクなどは物理的な解除キーとの組み合わせ(入力)が必要等、相応に外部対策は講じられている。
まあ、余程の大富豪や有名人でもない限り、個人が特定されてハッカーに狙われる事はないといえる。ハッカーも暇ではないので。
無作為なスパムメール、フィッシング詐欺に気を付ければオーケーなのだが、これも残念ながら一定数の人間が引っかかってしまう。
- 心当たりのないメールは開かない
- 安全が確定していない付属ファイルはダウンロードしない
- 不審なサイトにはアクセスしない
それから、万が一、不審サイトにて『勝手に会員登録』『料金請求画面』になっても慌てない事だ。
こちらから振り込まなければ契約は成立しない。逆にいえば、1円でも振り込んでしまえば、契約に同意したとみなされる。
とにかく『パスワード要求画面』だけは絶対に気を付ける様に!
パスワードが外部流出する大半の理由は、ハッキングではなくフィッシングなのだ。
OS側のチェックを点検し終えたら、今度はタブを変えてアプリ側にいく。
インストールしてあるブラウザが表示されるだろう。
こちらのチェックも確認し、【解析】⇒【クリーンアップ開始】となる。
重要な事ゆえ、説明が長くなったが、これでクリーニングも完了だ。
このままでも速度は回復するが、ここからデフラグという作業を行えば、更に効果的にPCの速度を軽くできる。
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②デフラグ用ソフト
②のソフトについては、僕は『Auslogics Disk Defrag』を使用している。
画面は以下の様になり、各ドライブ毎にデフラグが可能だ。
Auslogics Disk Defrag
記憶装置にファイルが書き込まれる際、記憶装置全体で効率良く書き込もうと、ファイルが分断されて書き込まれる事がある。
テトリスとかぷよぷよをイメージするといいだろう。
だが、分断されたファイルが多くなってくると、逆にアクセスに対して足枷になる。
特に円盤が回転するHDDだと、無駄に回転して機械的な寿命を縮めてしまう。
これが分断化であり、分散したファイルを一つの箇所にまとめ、かつファイルが記憶されている場所を再整理する処理をデフラグというのだ。
このデフラグによって、無駄なアクセスがなくなりPCは高速化される。
それはレジストリも同様だ。
しかしレジストリのデフラグは通常のデフラグソフトではできない場合が多い。
Googleで[ レジストリ デフラグ Windows7 ]
10ユーザーならば、Windows10で同様の検索をかければ、最適なデフラグ用ソフトが引っかかる筈である。
③レジストリ管理ソフト
僕は③にて、『QRegDefrag』を使用している。
QRegDefrag
赤丸をクリックするだけでオーケーだ。
デフラグ後に再起動が必要になる。
全ての行程が終わり、PCを立ち上げ直したら使用しているブラウザのパスワードをチェックして、必要なサイトでログイン情報を再設定する。
これでPCの処理速度は目に見えて回復し、快適なブログライフを送れる筈。
――以上でメンテナンス完了だ。
できれば2ヶ月に1度は行う、あるいは診断をかけるのが望ましいだろう。
この備忘録が参考になれば幸いである。
繰り返すが、くれぐれもパスワードの管理には注意して貰いたい。