僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【父は落合博満】戯れ言――期待の声優、落合福嗣について【三冠王3度の遺伝子】

【父は落合博満】戯れ言――期待の声優、落合福嗣について【三冠王3度の遺伝子】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

親が有名で偉大だと、その息子はプレッシャーに押し潰されて「道を誤った人生」を送ってしまう――なんて、日本だと割とよく耳にする話だ。分別の付かない年頃に、親の威光でチヤホヤされてしまう不幸もあるし。そんな条件で子供が大成するのは難しいだろう。

特に、父親が元プロ野球(NPB)の名選手だった場合。

メジャーリーグだと親子で活躍して、息子が父を超えるケースもあるのだが、NPBだと名選手だった父を、息子が更に上回る名選手になった例は未だにない。

 

名選手だった父の地盤を活かして、他の分野での活躍はある。

最も有名なのが、『ミスタージャイアンツ』こと長嶋茂雄の息子、一茂だ。プロ(NPB)入りして1軍の試合に出ただけでも凄いといえば凄いのだが、引退後の努力により、タレントとして一線級にまで成長した。

 

それから野茂英雄の息子は日ハムの球団通訳になっている。

 

そして成功している元プロ野球選手二世として最も異彩を放つのが、若手の実力派として注目を集めている声優、落合福嗣(以下、落合)だ。

父親は「あの」落合博満。

声優デビュー時こそ「落合博満の息子」というアドバンテージが大きかったが、その知名度とコネ(全くの別業界なので、そもそもコネになっていたのか微妙)に頼る事なく、実力で周囲の目を変えていく。

今の若いアニメファンにとって、落合は「落合博満の息子」ではなく「父親が落合博満」の声優という認識だろう。

 

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落合博満とは

若い世代にとっては元NPB関係者という括りであっても、中日ドラゴンズの名監督(名将)というイメージの方が強いかもしれない。

2003年から2011年まで監督を務め、その間、監督として5度の日本シリーズ進出(リーグ優勝4度)を決めている。2007年、中日を53年ぶり2度目の日本一(日本シリーズ優勝)に導いた。全てのシーズンでAクラスを維持したのも凄い。

2013年からは中日のGMに就任し2017年1月で退任している。

 

 冷静に振り返るまでもなく、引退後の活躍だけでもレジェンド級なのだ。

 

では、輝かしい現役時代はというと――

通算打率:.3108

※右打者の日本人歴代最高打率(5000打席以上)

通算本塁打:510本

※両リーグ200本塁打以上(パ247本、セ263本)

通算出塁率:.422

※歴代2位、右打者歴代1位

通算長打率:.564

※右打者の日本人歴代1位

通算四球:1475

※歴代2位、右打者歴代1位

 

走力以外はパーフェクトな打者と形容していい。

打率が高くても出塁率が低ければ、そんなに評価できないのだが、出塁率の高さと四球の多さが、落合博満という大打者の凄みを物語っている。

ちなみに落合はプロボーラーを目指していた時期があり、プロ入りは26歳なのだ。それでいて、ここまでの通算成績を残している。「オレ流」という代名詞からして、本質的にフリーダムな人(だからこそ息子が柔軟に育った)なのだろう。

この成績に裏付けられた主な記録(タイトル)は――

 

三冠王:3回 (1982年、1985年、1986年)

首位打者:5回

本塁打王:5回(両リーグでの本塁打王は落合が初)

打点王:5回

最高出塁率:7回

MVP:2回(1982年、1985年)

ベストナイン:10回

 

ちなみに監督としては――

正力松太郎賞:1回(2007年)

最優秀監督賞(セ・リーグ連盟特別表彰:2011年)

そして2011年に殿堂入りも果たしている。

 

選手&監督の両輪で評価するのならば、王貞治、長嶋茂雄、野村克也くらいしか、落合博満に比肩できる存在はいないであろう。原辰徳は監督としてはともかく、選手としては落合に遠く及ばないし。

ただし今の日本の野球選手は、超一流どころはメジャーに移籍してしまうので、単純に現代のNPBプレイヤーとメジャー嗜好前のNPBプレイヤーとの通算成績を比較できない。

 

余談だが、落合博満は息子(福嗣)の影響もあり『ガンダムシリーズ』のファンだったりする。ガンプラにもこだわりがあり、最も好きなモビルスーツは、『新機動戦記ガンダムW』に登場するウイングガンダムゼロカスタムとの事。

 

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落合福嗣とは

偉大な父を持って生まれて幸運なのか、それとも不幸なのか。

父を追って落合は野球を始める(とはいっても指導は受けていなかった)。だが、国士舘中学時代、軟式野球チーム「世田谷ウイングス」の大型内野手として活躍するも、国士舘高校在学中に野球を断念。

この時の心中は本当に苦しかっただろう。

成長するに従い自我が確立されていく反面、肥大化していくであろう父親へのコンプレックスを思えば、父親との軋轢もあった筈。

 

ぶっちゃけ、父親の財産を思えば経済的には働く必要はないし、人生安泰だ。

あくまで経済的に、という意味合いでだが。

 

落合がボンクラ息子だったのならば、父親に寄生するだけの人生だった。

しかし野球で挫折したものの、落合はかなり出来の良い部類の二世といえる。得意教科の英語において「私立中学校英語レシテーション(暗唱)大会」で、優秀賞を獲得している事からも、彼の本質が垣間見える。ボンクラならば、そもそもそんな大会になど出ないから。

 

野球を断念した後、落合は父親の知名度を活かして各種メディアに出演。

声優としての道を切り開いていく。

国士舘大学21世紀アジア学部を卒業後、アミューズメントメディア総合学院東京校声優タレント学科も卒業している。

2015年4月より『青二プロダクション』のジュニア所属(新人研修生で3年後に再びオーディションし合格すればプロダクションに正式所属となる)になる。

 

最初こそ落合博満の知名度で仕事のチャンスを得られるかもしれない。

しかし、そんなコネ的なチャンスは本当に最初だけだ。

また実力的に分不相応な役柄であれば、アニメファンに容赦なく叩かれる。

 

けれど落合は「三冠王の息子」というバックボーンに過度な依存をすること無く、努力と実力によって周囲に存在を認められるのであった。

メインキャラこそ少ないが、確実に出演数を増やしていった。

 

僕が落合の声優としての実力に気が付いたのは、『タイガーマスクW(2016年)』のクレジットに「落合福嗣」の名を発見した時だった。

声優になっていたのはニュースで知っていたが、なかなか上手いな、と。ハリボテの二世ではなく、本物の声優になっていた。

 

ナレーションでも良い味を出している。

TVドラマにも『下町ロケット(2018年10月14日、TBSテレビ) 』に、田辺海斗役として出演している。『ゲゲゲの鬼太郎(6期)』にも複数回、出演した。

 

そして『グラゼニ』で主演――凡田夏之介という当たり役を引き当てる。

 

夏之介役で実力と成長を示した落合は、2019年、第13回声優アワードで新人男優賞を受賞。順調にステップアップしている。有望株だ。

彼はいわゆる主役を演じるタイプの声優とは異なる。しかし、名バイブレイヤー役として様々な役柄をこなし、息の長い声優として活動すると思う。

 

この時点で、彼はまだ31歳。

アイドル売りしている声優とは路線が違うので、本当にこれからだ。

アニメファンとして「三冠王3度の遺伝子」を秘める声優に期待したい。

 

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