【藤島康介、あかほりが降板】新サクラ大戦の制作発表について【久保帯人がキャラデザ】
さあ、今日も戯れ言《
この記事は2019年4月5日が初アップだ
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
サクラ大戦とは
あなたは往年の名作――『サクラ大戦』をご存じだろうか。
ゲーム本編は無印(1)からV(5)まで発売された。対応機種はメインのセガサターンをはじめとして、ドリームキャスト、PS2、そしてPC版もある。
関連作品(ゲーム)は多岐にわたっており、携帯端末(ガラケー)やスマホのソシャゲなんかにも展開されていた。詳細はググって貰えれば、簡単に調べられる。
また、ゲーム関連での多方面展開のみならず、メディアミックスも大成功した。出演声優による「歌謡ショウ(ミュージカル)」は有名だ。映像化についてもOVAは5期まで、TVアニメ全25話、そして劇場版も公開されている。
改めて振り返ってみると、セガが世界に誇る一世を風靡した伝説のゲーム、と形容しても決して大げさではないだろう。
伝説を振り返ろうと思う
オールドゲーマーにとっては革命的な作品とも言えましたよね
旧シリーズのメインスタッフ
メジャーな有名どころをピックアップすると。
- 原作、総合プロデューサー:広井王子
- キャラクターデザイン:藤島康介
- 音楽、作曲:田中公平
- キャラ設定、作画監督、パブリシティーイラストレーション:松原秀典
- 構成:あかほりさとる
- 脚本:あかほりさとる、川崎ヒロユキ
こんな感じである。
松原秀典が手掛ける公式イラストは美麗であるが、『サクラ大戦』のビジュアル=藤島康介といった印象が、世間に対して強いのは否定できないだろう。藤島のイラストレーション(キャラデザ)実績は一流であるし、漫画家としても『逮捕しちゃうぞ』『ああっ女神さま』の2作品をメディアミックス込みのメガヒットさせている。
原作が広井王子、キャラデザが藤島康介、音楽が田中公平、脚本があかほりさとる。
この4名が『サクラ大戦』の看板クリエイターだ。あくまで印象論としての話で。
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旧シリーズのウリ
公式ジャンルは「ドラマチックアドベンチャー」と命名されている。
実際は「アドベンチャーパート」+「戦略シミュレーションパート」だ。アドベンチャー部分ではヒロイン関係(ヒロインのルートが決定する過程)がメインであり、基本的には恋愛シミュレーションゲームだと解釈しても間違いではない。
第一作目の発売は1996年。
YouTubeで検索すれば分かるが、当時としては破格のOPアニメーション(予算も規格外だった)が話題を呼んだ。以降、OPアニメーションおよび主題歌はシリーズの顔となる。時代と共に映像技術も進歩して、『サクラ大戦』OPアニメーションの優位性は失われていったが、OP主題歌はその輝きを保ち続けた。
主題歌:
- 『檄!帝国華撃団』(ゲーム第1作)
- 『檄!帝国華撃団(改)』(ゲーム第2作、OVA第1期)
- 『檄!帝国華撃団(改II)』(OVA第2期)
- 『檄!帝国華撃団III』(ゲーム第3作)
- 『ゲキテイ(檄!帝国華撃団)』(TV版)
- 『檄!帝〜最終章(フィナーレ)〜』(ゲーム第4作)
他には『御旗のもとに』(ゲーム第3作) 、『檄!帝国華撃団』と『御旗のもとに』のミックスバージョン(ゲーム第4作)、『地上の戦士』(ゲーム第5作)があるが、世間的イメージとしては『サクラ大戦』の主題歌=ゲキテイ、でいいだろう。
ってか、僕にとっては少なくともそうである。異論は認める。
シリーズ販売の流れ
①サクラ大戦(1996年)
②サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~(1998年)
③サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜(2001年)
④サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜(2002年)
⑤サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜(2005年)
⑥新サクラ大戦(2019年)
こうして見ると、旧シリーズ1~5まで割とコンスタントにリリースされている。
巷での最高傑作は3であり、実質的に4で完結しているのはファンならば承知の事実といえるだろう。ドリームキャストの製造中止とセガの家庭用ゲーム機撤退――という事情から大神一郎を主人公としたシリーズは、意図的に4で終わらせたのだ。
Vは大河新次郎を新主人公としてリスタートの筈だったのだが、残念ながらこれが明らかに失敗してしまい、旧シリーズは長らく休止状態のままだった。
そして、13年を超える年月が過ぎる。
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成功して、新しい伝説になれるのでしょうか?
新サクラ大戦の制作発表
セガフェス2018にて、太正29年の帝都・東京を舞台とする完全新作の制作が発表された。さらに翌年のセガフェス2019、PlayStation 4用ソフト『新サクラ大戦』のリリースが正式に発表。旧シリーズのファンを中心に話題を呼ぶ。
セガフェス2016にて行われた総選挙おいて『サクラ大戦』が「作品部門」と「復活期待部門」で1位を獲得し、セガ社内での開発プロジェクトに大きな影響を与えたとの事。
ストーリーは降魔大戦によって帝国華撃団、巴里華撃団、紐育華撃団が消滅し、10年の月日が流れた太正二十九年を舞台としている。現実の大正は15年で終わっているが、「太正桜に浪漫の嵐」というキャッチコピーゆえ太正という時代は続き、昭和にはなっていない。
新主人公は神山誠十郎。彼が率いるのは新生「帝国華撃団・花組」だ。
旧シリーズからの大きな変更点
2Dから3Dグラフィクスへ
ハードがPS4に変わっているのは、当たり前なので変更点とはいえない。
まず真っ先に挙げるべき点は、フル3Dになった事か。
これまでのシリーズは「アドベンチャーパート」部分では2Dグラフィックスでの表現あったが、フル3D化により「戦略シミュレーションパート」とのフレキシブルかつシームレスな切り替えが期待できるだろう。
上は旧シリーズ、下は新シリーズのキャプチャ画像である。
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
メインスタッフの入れ替え
フル3D化と同じく話題になっているのが、メインスタッフが変わった事だ。
- キャラデザ:藤島康介&松原秀典⇒久保帯人
- シナリオ:あかほりさとる⇒イシイジロウ
- 企画原案や世界観設定:レッド・エンタテインメント不参加
特にキャラクターデザインの一新に大きな反響があった。
また、あかほりさとるは「自分には最近の萌えは理解できない」という旨の発言もしており、シナリオ担当がイシイジロウになった事について「初めて『サクラ大戦』をファン目線で楽しめる! うれしい!」と声明している。
旧から新に変わるというテーマには、世代交代も含まれていると僕は思った。
松原秀典には作画監督およびパブリシティーイラストレーションで参戦継続して欲しかったというのが本音で、今からでも期待している。
藤島康介が外れた事については、旧来のファンからは賛否両論といった感じであるが、正直いって近年の藤島氏は全盛時から比べて画力をキープしているとは言い難く、イメージ刷新という名目以外でも、今回の結果は仕方がないと思っている。
帝国華撃団と帝国華撃団・花組の比較
まずは主人公
旧:大神一郎 ⇒ 新:神山誠十郎
ヒロイン人気に劣らず、大神の人気は高かった。今の時代でも大神一郎というキャラが主人公として受け入れられるのかは分からないが、ファンにとっては「サクラ大戦=大神一郎」でも間違いではないだろう。
神山はどうだろうか? 新シリーズ成功の鍵は彼が握っている。
正直いって、3Dグラフィックの神山は個人的にあまり好みとはいえない。
メインヒロイン
旧:真宮寺さくら ⇒ 天宮さくら
名前は同じ『さくら』である。ビジュアル的には新シリーズも良い感じだ。
3Dモデルの出来も及第点。動いているのを見れば、より印象は良くなる筈である。それから担当声優は「あやねる」こと佐倉綾音だったりする。『サクラ大戦』だけに佐倉というわけではないだろうが。
旧:桐島カンナ ⇒ 新:東雲初穂
パワー系のキャラは、こういう風に受け継がれた。
担当声優は「まれいたそ」こと内田真礼(まあや)である。たそ~~。
旧:アイリス ⇒ 新:クラリス
超能力系はロリではなくなった。
旧:神崎すみれ ⇒ 新:クラリス
お嬢様キャラみたいなので、すみれとアイリスを兼任しているっぽい。
そして担当声優は早見沙織である。
追加情報で、すみれは大神から受け継いだ支配人として登場するとの事。
旧:マリア・タチバナ ⇒ 新:アナスタシア・パルマ
バックボーンが不明なので、追加情報待ちか。
担当声優は福原綾香だ。
旧:李紅蘭 ⇒ 新:望月あざみ
チャイナ娘なマッドサイエンティストからメイド忍者へ。
PVでクナイっぽいのを投擲しているので、そんな感じな筈。
担当声優は山村響である。
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では、最後に発表されているPVの一部を――
テーマ曲はもちろん『ゲキテイ』だ。
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
正直いってゲームを買ってプレイする時間など全くない。
だからTVアニメ化をはじめとしたメディアミックスに期待している。
白状すると旧シリーズも3のみのプレイで、しかもほとんど忘れてしまっている。TVアニメにて1の大筋は観たが、これも覚えている自信は(汗
YouTubeでOPメドレーは今回を機会に見直した。改めて素晴らしかった。
この『新サクラ大戦』が成功したら、またTVアニメを観てみようかな?
神崎すみれの現在(追加発表)
6月26日に、すみれさんと他キャラの追加が発表された。
以下の4名である。とくとご覧あれ。
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
こちらも貼っておこう。
https://www.youtube.com/watch?v=U2Cry9vJ48A
なんというか、その、皆の思い出の中に生きるすみれさん。
若かりし日はこうであった。
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
可憐だ。実に可憐であった。
それが年月を経て、こうなってしまうとは。
不老の妖怪よりはマシかもしれないが。
【引用元――サクラ大戦シリーズ(著作・制作:セガゲームス)より抜粋】
2Dと3D、キャラデザの違い云々ではなく。
本当に、本当に見事にオバサン化している。
リアルちゃ、リアルだが、かなC!
そしてOPムービー公開!
9月13日に発表された動画を紹介しよう。
PS4『新サクラ大戦』オープニングムービー - YouTube
追加でゲームの後日になるアニメ版
さくら大戦
さくら大戦2
さくら大戦3
さくら大戦4
さくら大戦V
さて、貴方はどのOPが好みでしょうか?
今回発表された、新のOP。
僕は歴代最高と呼ばれる3に匹敵すると思います。
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