【家庭用レシピ】おいしい濃厚クリームパスタの作り方について【プロのコツ】
【 注)写真はフリー画像によるイメージです】
クリームパスタとは
誰もが知っているとは承知ではあるが、一応、正式にメニューの解説を。
以前に紹介したカルボナーラとは微妙に異なる。カルボナーラが卵黄をメインにしたパスタスープならば、このクリームパスタは生クリームをメインにした、いわゆるスープ系パスタである。使用する具材は基本的に自由であって良い。また、クリームスープをトマト系にアレンジするなどの派生パスタもある。日本人向けで、イタリア発祥の伝統的なパスタ料理とはやや一線を画す。
実践レシピ
材料(1人前)
- パスタ(100グラム)
- 生クリーム(70cc)
- 牛乳(50cc)
- 粉チーズ(10グラム)
※グラナパダーノを強く推奨 - にんにく(1欠片)
- オリーブオイル(20cc)
(ピュアオリーブオイル) - 黒胡椒(適量)
- パセリ(適量)
- 塩(22グラム)
- 水(2リットル)
============== - 具材パターン1
鶏もも肉(80グラム)
きのこ(50グラム)
・しめじ
・マイタケ
・えのき - 具材パターン2
ツナ缶(オイル漬け、半分)
ほうれん草(100グラム) - 具材パターン3
鮭切り身(90グラム)
ほうれん草(80グラム)
小麦粉(大さじ1)
塩コショウ(適量)
上記の通りだが、具材が多いのでパスタの量を1人前100グラムに増やした(当ブログでは90グラム基準)。なお生クリームと牛乳の量とバランスは、各自で研究して調整すると良いだろう。具材も好みによっては上記の半分でも可だと思う。
下拵え
①にんにく
包丁の腹で潰すか、みじん切りに。
細かくなっていればOK
②鶏もも肉
一口大に切り分ける。
カロリーが気になる人は皮を剝いでも良い。むね肉でも問題ないと思うが、むね肉を使うのならば、下味(料理酒と本みりん)に漬け込み、最後に小麦粉をまぶすべし。
③鮭の切り身
骨を除去し、一口大に切り分ける。
塩コショウを降ってからキッチンペーパーで包んで寝かせ、水気を抜く。
水気を抜いたら最後に小麦粉をまぶす。
④ほうれん草
熱湯で軽く下茹でし、冷や水へ。
絞って水気を切る。
4~5センチ程度の長さで切り揃える。
⑤きのこ類
適当なサイズに包丁で切っておく。
小さいのならば手で千切ってOK
⑥パセリ
みじん切りに。あくまで彩り用。
⑦パスタを茹でるお湯
用意した2Lの水をコンロにかけて沸騰させる。
塩分濃度は1%より少し上を狙う。
若干だが茹で汁を使うので、沸騰したあとは無駄に強火を入れない。
調理スタート
①パスタをお湯に入れる
茹で時間は、カタログよりも1分ほど短めを心掛けると良い。今回みたいな濃厚ソースの場合はやや柔らかめのアルデンテを意識しよう。
②具材(肉系)をソテー
オリーブオイルをフライパンにひく。
火加減は中火よりの弱火で。
細かくしたにんにくを炒める。フライパンを傾けて充分にオイルに浸す様に。
にんにくが色づき、香りが出てきたら具材(鶏肉か鮭)を投入。
表面が変色するまで火を入れる。
③具材(野菜系)を追加
鶏肉か鮭に火を入れたら、キノコやほうれん草をフライパンへ。肉系具材がツナの場合はほうれん草と一緒で良いだろう。軽く炒める程度でOK
④生クリームと牛乳を追加
クリームを入れたら火加減を強火よりの中火に変更しよう。
沸騰したら粉チーズをイン。火を弱火に。
トロミが付くまで加熱していく。木ベラで常に攪拌させるのを忘れないで。この段階で、鮭の切り身をほぐすのもありだ。
⑤アルデンテのパスタを合流させる
フライパンにパスタを入れたら、攪拌させてソースと馴染ませる。
乳化を促進&塩味の調整で、茹で汁を少量加えて具合をみよう。ソースの汁気については各自の好みで。肉系に火を入れ過ぎない様に。フィニッシュは黒胡椒とパセリだ。
――で、皿に盛り付け完成。
参考にしたYouTube
基本中の基本であるペペロンチーノよりも簡単といえるパスタ料理だけあり、勉強させてもらったどのYouTuberの動画も難しさは感じなかった。カルボナーラみたいなシビアさもないし、ワンパン(1フライパン)とか、電子レンジで手抜き、とかをしない限り、誰の動画を参考にしても普通に美味しくできそうである。なお、薄切りにしたタマネギを具材にしている方が多かったが、食感的に僕は外した。
最後に皆さんへ
生クリーム&牛乳を煮込むシンプルなソースを彩るのは、様々な組み合わせが可能な具材だろう。たっぷりのクリームスープが主役だと思う。このクリームパスタはアレンジが前提になっているので、冷蔵庫の残り物とかを使って工夫するのも面白い筈。カルボナーラと区別する為にベーコンは避けたが、ベーコン+きのこ、というタッグが最もベーシック(スタンダード)かも。
コツをまとめよう。
- お湯の塩分濃度は1%超
- 柔らかめのアルデンテを意識
- 最後の塩加減は茹で汁で調整
- 肉系の具材に火を入れ過ぎない
- お皿は軽く温めておく
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今回は材料として特筆するほど紹介しようというものがなかったので、パスタ用のフライパンと鍋を紹介してみた。両方ともお勧めできる。