【介護施設】職員に虐待されない老人ホームの選び方について【ブラック業界】
さあ、今日も戯れ言《
深刻化する介護問題
実際は、入居している老人のセクハラ、パワハラに苦しめられている介護職員の方が多いという事は、充分に分かっている。
その上で、この記事を執筆する次第だ。どうか理解して頂きたい。
では、本題に入る。
決して安くない料金を支払い、入居されるご老人や、そのご家族にあって老人ホームのサービス(における質)は最重要だろう。
まあ、最高のサービスが提供されても、入居者同士のトラブルや色恋沙汰があったりするケースもあるが、それは本当に入居してから発生する事なので、事前に判明しようがない。
結論から述べる
サービスの質=介護職員の待遇
たったのこれだけだ。
勤務している介護職員の雇用条件が低ければ、それに比例してサービスの質も「他の老人ホームより」低くなるし、介護職員が劣悪な環境に晒されていれば、必然として提供されるサービスも相応に劣悪だ。小学生でも理解できる道理である。
経営者が従業員を(使い捨ての)歯車として扱う会社は、その顧客をも道具や金蔓としてしか認識していない。
だから面接に向かう前に、求人情報くらいは事前知識として入れておこう。ただし、求人詐欺が蔓延しているので、鵜呑みにはしない様に。どうせ下駄を履かせている。
以上を踏まえ、地雷を避ける為の面接術を示す。
勤務シフト表の提出を要求
綺麗事という名の嘘で装飾された案内用パンフレットよりも有効だ。
守秘義務がどうとか拒むのならば、その老人ホームは外れだ。ブラックだから破談にするべき。やましいシフトでなければ、普通に見せてくれる筈である。本音をいえば離職率も正確に把握したいが、流石にそれは教えて貰えないし、正直に教える経営者もいないだろう。
新人から職場事情を訊く
シフトを提出してもらったら、次は新人さんを呼んでと要求しよう。
可能ならば責任者に一時的に退出して頂き、その新人さんのみから話を訊く。隠し事はなしという念押しをして。
人の入れ替わり(定着率、離職率)具合、職場の雰囲気、教育状況など気になる点を訊くのには、その組織の新人に確認するのが確実だ。経営者は都合の悪い事を隠そうとするケースがあるので。ブラック施設の経営者は貴方を騙そうと躍起になっているのだ。
新人を呼べない、と拒否されたら入居(契約)は見送ろう。
やましい扱いをしていなければ、新人を呼べないなんて事はない。あり得ないし、あってはならないのだ。忙しいから呼べないとか寝言を言われたら、新人をそんな状況でコキ使っているという事なので、真っ黒な地雷案件である。
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職員の休日を把握する
で、見せて貰ったシフト表で確認するのは休日だ。
少ない人数でカツカツの日程を組んでいる老人ホームは避けるべし。
別に老人ホームに限らず、最低限の人員でシフトがギリギリで、ちゃんと休日が取れていない職場は、どう考えてもブラックだ。
最後に、契約後も毎月のシフト表を提出可能かと確認を。
これを渋る様だと、やはりブラック老人ホームといえる。人員の入れ替わりが激しいという可能性が高いだろう。
大事なのは従業員用の設備
施設の見学も、入居者用の場所なんて見なくていい。
どうせ綺麗に取り繕っている。参考外だ。
バックヤードとか、裏通路とか、従業員控え室やトイレ、ロッカールーム、そして仮眠室を見るのだ。ここに金をケチる施設は、まあ、禄でもないだろう。
入居者用の部分だけ体裁を整えて、見えない部分を手抜きする老人ホームは、やはり入居してはいけない。 仕事振りも杜撰に決まっている。
狭く汚い仮眠室で休み、給与は安く、休日も少ない――こんな状態で働いている人間が、果たして真心を込めて入居者に優良なサービスをできるのか否か、自分をその状況に置き換えて想像してみれば、分かると思う。
以上を参考に、少しでも良い老人ホームと契約して欲しいと願う。