【家庭用レシピ】スーパーの安いステーキ肉を自宅で焼く方法について【プロのコツ】
【 注)写真はフリー画像によるイメージです】
ステーキとは
誰もが知っているとは承知ではあるが、一応、正式にメニューの解説を。
厚切りにした肉などを焼いた料理。ただ「ステーキ」と言い、他に補う言葉が特には無い場合には、基本的には牛肉のステーキ(「ビーフステーキ」)を指していることが多い。
肉のステーキの場合、厚さは1~2cmくらいの場合が多い。一人前の量は、100~200g程度の量であることが一般的。しっかり火を通す焼き方を「ウェルダン」、表面だけ火を通す焼き方を「レア」と言い、その間の状態に「ミディアム・レア」がある。
引用:Wikipedia
実践レシピ
材料(1人分)
- 半額セールのステーキ肉(1枚)
安い外国産の肉でOK - 牛脂(適量)
肉屋なら無料で貰える - 生クリーム(適量)
- 塩(適量)
- コショウ(適量)
- ニンニク(1個)
- 赤ワイン(適量)
- 醤油(適量)※ソース用
- バター(一欠片)※ソース用
- みりん(適量)※ソース用
肉質は100グラム120~150円くらいを想定。それ以下は流石に(苦笑
付け合せの野菜などは含まない。ソース用の材料については、出てくる肉汁の量に依存するので、目分量かつ各自の好みとした。市販のステーキソースでも良い。付け合せは人参、ジャガイモ、ブロッコリー等のソテーを。フライドポテトやサラダでも良いだろう。
下拵え
①肉を常温に戻し、筋を切る
1時間は事前に冷蔵庫から出しておくこと。
特に厚手の肉だと冷えていると中まで火が通り難くなる。
脂身(それと背脂)の大きい流れも丁寧に。小刻みな切り込みを包丁で入れていく。
大きな脂肪は除去した方が良い。
②肉に細かい穴を開ける
フォークでも可能だが、できれば肉の繊維を傷めない+肉汁を逃さない為にも専用の調理器具で行う。手抜きせず、両面に穴を。それからハンマーで肉を叩くのはNG
用具は下リンクから購入できる。
③肉の両面に牛脂を塗り込む
塗るというか擦り込むイメージで。
安い肉は脂が足りておらず、パサパサな感じなのでそれを誤魔化す為。
④肉の両面に生クリームを塗り込む
これは肉の臭みを取る為の処置。
⑤ラップでくるんで寝かせる
塗り込んだ牛脂と生クリームを肉に馴染ませる。
脂が固くならない様、必ず温かい室内の常温で。間違っても肉を冷やさない様に。
15~30分くらいで良いだろう。
⑥ニンニクの皮を剥きスライス
普通に包丁で構わない。焼きニンニクをステーキに添えたいのならば、丁寧に。
調理スタート
①肉に塩コショウをふる
両面に大量でOK
下拵えの段階ではふらない様に。
②フライパンを熱し牛脂を溶かす
通常のフライパンでも可能だが、できればステーキパンで。
ステーキパンを用いる理由は焼き目が綺麗になる+余計な脂が溝に落ちてくれるから。
サラダ油やバターではなく牛脂がポイント。
香り付けの為にニンニクも一緒に炒める。
③強火で肉の表面を焼く
火加減はマックスで。
溝に対して肉を斜めに敷いて、焼き目を付ける。焼き目が付いたら✕字(交差状)になる様に肉を敷き直す。それを両面に行い、最後の焼き目を付けたら肉は動かさない。
「ミディアム・レア」を目指すので、完全に焼き上がる前に次の工程にいく。
④赤ワインでフランベ
大量に注ぐ必要はない。小さじ2くらいで充分。
火が出て、アルコールが飛べばOK
ステーキを焼く場合、蓋をして「蒸し焼き」にはしない様に注意。脂や肉汁が多く出ている場合、蒸し焼きにしてしまうと、ほぼ煮てしまうので。
⑤保温状態で肉を休ませる
フランベが終わったら肉を取り出す。
アルミホイルで全面をくるみ、3分ほど肉を休ませる。ステーキを食すのはアツアツの一歩手前が理想の温度。予熱で中まで火を通す為と、こうすることにより肉が柔らかくなる。
この3分の間に付け合せを用意。
⑥ステーキ皿を加熱しておく
最初(スタート)の段階から並行で。
オーブンがないのならばトースターで代用。
冷えた皿にステーキを乗せるなど言語道断。
⑦ソースを作る
ステーキパンからフライパンに肉汁と脂(ニンニクは要らない)を移し、バター、醤油、赤ワイン、みりんを加えて軽く煮詰める。加える物のバランスは適宜、味見をしつつ調整。醤油と赤ワイン多めでいいだろう。 仮に失敗しても市販品のソースを使えばカバーできる。
――で、皿に盛り付け完成。
参考にしたYouTube
使う肉にもよるが、穴開けと塩コショウはほぼ全員が行っていた。本物の超安肉であると、やはり牛脂の塗り込み工作は必須だろう。そこそこ質のある肉ならば、下拵え③④は逆効果かもしれない。ぶっちゃけ、安い肉なので工夫に失敗し値段相応な出来(味)になっても、それはそれで仕方がない。
焼き方はシンプルなだけに、回数をこなしてコツを掴む必要性を感じた。
最後に皆さんへ
安い安いといいつつ、半額品でもステーキ肉(ビーフ)は、それなりに高い。今回、紹介した手間暇を惜しむのならば、ステーキは回避して、もっと安い肉で生姜焼きやソテーにしておくべきだ。この記事がご家庭での割安なご馳走の一助になればと願う。
コツをまとめると――
- 肉は絶対に常温に戻す
- 筋は切る
- 牛脂を使う
- アルミホイルで肉を寝かせる
- 熱したステーキ皿に盛る
購入は以下のリンクから
楽天からどうぞ。
とはいっても、記事の趣旨からするとご自身でスーパーマーケットに足を運び、是非ともお買い得な半額品をゲットしてもらいたい所存だ。