【学校や職場の遊びに限定】腕相撲で勝つコツについて【素人&初心者向け】
さあ、今日も戯れ言《
このブログの読者さんの内、男性はどれくらいの割合だろうか?
ぶっちゃけ100%に近いと思っているが。
諸君らが男性であれば、きっと学校や職場にて友達、同級生、同僚と腕相撲で力比べをした経験がある筈だ。それも1度や2度ではなく。腕相撲をした経験がない――となると、貴方は周囲から「ひ弱」「陰キャ」と影でレッテルを貼られている可能性があるだろう。すなわち「舐められている」という事に他ならない。
もしも貴方が腕相撲未経験ならば、学校の同じクラスや職場で明るくブイブイいわせている「リア充」や「陽キャ」に腕相撲を挑み、叩き潰し、上から目線でドヤ顔を披露してやるのだ。たったのそれだけで、貴方に貼られた不本意なレッテル――「ひ弱」「陰キャ」を剥がせるだろう。だからといって「リア充」になれる保証はできないけれど。
高校生時代以降、相手が70キロ台以下ならば、遊びでの腕相撲に負けた記憶のない僕が、なんとなく思い付きで、その秘訣を伝授しようではないか。
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大前提、これは素人向きの指南である
くれぐれも勘違いして欲しくないのだが、あくまで「素人VS素人」という枠内での現定的なレクチャーだ。本職のアームレスラーには通用しない。本気で腕相撲に強くなりたいのならば、トレーニングジム(アームレスリングクラブ)に通い、本職の方からレッスンを受けて、しかるべき大会にエントリーするべきだ。
そもそも競技者としてのアームレスラーが学校や職場で素人を負かしても、周囲(特に女性)は軽蔑の眼差ししか貴方に向けないだろう。
繰り返す。
この記事で述べるのは、学校や職場で行う「素人VS素人」の遊び(腕相撲)の範疇である。本格的な競技者向けとは別ジャンルだ。その辺は弁える様に。
前提その2、肘関節が弱い人は諦めて
腕相撲に必要なのは、関節(腱)の強さである。
特に、肘。
台への接地点であり力を伝達するジョイント部に相当する肘が弱いと、どんなに筋力や体重があってもお話にならない。というか、腕相撲で負荷をかけると更に肘を痛めてしまうので、腕相撲をやっちゃダメな類の人といえよう。
無理はものは無理。人間、時には諦めも大事である。
前提その3、最低限必要であろう筋力
ムキムキのマッチョマンになる必要はない。だからといって、出力(パワー)が足りない細腕で腕相撲に勝てるのか? と問われれば、やはりキツイ。
どう考えても「ある程度の」筋力は必須になる。
ここで誤解しないで欲しいのは、ボディビルダーみたいな筋量(バルグ)が要るのではなく、あくまで筋力のみを求めているという点だ。
競技の枠内によってパワーを発揮する=単純な筋肉量ではない。
その理屈が通用するのならば、どの競技の選手もボディビルダー的な肉体になっている筈である。ボディビルダー体形で160キロの剛速球を投げられるのか? と想像すると分かるだろう。
ボクシングでのパワーも同じだ。体重を揃えてもパワー(パンチ力)が段違いだったりする。Sミドル級からライトヘビーに階級を上げた筋肉ムキムキの某日本人ボクサーが、ヘビー級から減量してきた細身の相手と試合をして、パワー差で惨敗したというケースもある。細身のヘビー級の方が遥かにパンチあったのだ。
人間工学の視点からも、動きにおいてパワーを発揮するのに最もファクターは、実は骨格(フレーム)だ。
筋肉ムキムキでも、中の支柱(骨格)が細くて華奢だと、筋量ほどのパワーを発揮するのは難しく、逆に骨格が太くて大きければ、最低限の筋量でも効果的なフォームで大きなパワーを出力可能、という理屈だ。むろん単純な筋肉の質もある。
とはいえ、身長は伸ばせるかもしれないが、骨格自体(特に上半身)を劇的に変化させる事は不可能なので、やはり訓練によって筋力をつけるしかない。
具体的に必要な筋力レベル
- 50キロのハンドグリップを自然に握り込める握力
- 10キロ以上のダンベルを軽々と扱える腕力
- ドンキで売っているパワーダンパーを曲げられる膂力
- 正しい姿勢でゆっくりと15回腕立て伏せできる背筋
- 片手懸垂が10回は可能な腹筋と肩筋
- 腹筋ローラーで膝を着かない立ちコロが可能な体幹
できないという方は、下準備としてこのラインをクリアするまでトレーニングだ。
どうしてこの数字を導き出したのかというと、単純に自分基準である。自分のスペックから若干余裕をもって引いた値(筋力)が上記となる。これを明らかに下回る筋力(パワー)だと、以降で自分が述べるメソッドが通用するのか自信がないのだ。
上記の数値ならば、若ければ3ヵ月~半年で達成できると思う。繰り返すが、筋量を増やす為のトレーニングではなく、筋力を上げる目的で鍛えればいいのだから。
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腕相撲は背中(背筋)を使え
アームレスリングの競技テーブルや、ゲーセンの腕相撲マシンを見れば分かるが、台には反対側の手で握る為の棒(グリップ)が付いている。右手で腕相撲するのならば、左手で握る。左手で腕相撲するのならば右手で握るシャフトだ。
あの棒の意味を考えて欲しい。
棒を握った腕を利用して、背筋を発揮する為にあるのだ。
だから学校や職場での腕相撲でも、同様に背筋を使えば良いのである。具体的には、反対側の手で机の端をしっかりと掴む。その上で、両脇を引き絞る要領で背筋を使うのだ。
このコツを知っているか否かで、出力は雲泥の差となる。
相手の態勢に応じ手首を捩じる
遊びとはいえ、貴方が腕相撲をする際にはギャラリーとレフェリーがいる筈だ。
というか、無観客で腕相撲するほど腕相撲が好きなのだったら、競技者としてアームレスラーを目指そう。この記事における腕相撲(目的)は、貴方に貼られた「ひ弱」「陰キャ」というレッテルを剥がす為の示威行為なのだから。注目されてナンボである。
で、だ。
スタート直後までは、レフェリーが両者の手首を真っすぐに維持する。そして「レディ、ゴー」でレフェリーが手を放し、双方がパワーを開放だ。
その際、手首の角度が重要になってくるのだ。
基本は手首を内側へと巻き込んで、自分の後ろへと相手を引っ張る。
それで相手の脇が甘くなればオッケーだ。逆にこちらは脇を締めていき、背筋を利かせて上体を被せていく。それでフィニッシュできるだろう。
しかし相手も上手く脇を締め、体重を後ろへもっていき、さらに上体を反らす様に防御してきた場合、一気にフィニッシュできない可能性が出てくる。凌がれると、スタミナを消耗したこちらが不利になるのは明白だ。筋肉に乳酸が溜まると力が半減する。
よって、相手が脇を締めて体重を後ろにやる防御態勢になったら、手首を外旋させて、相手側へと押し込む様に、かつ肩を前に入れて腕を畳もう。そうすれば、相手の体重を利した防御は無効化できる。
この手首の使い分けができるか否かで、勝率はグンと変わってくるのだ。
腕相撲に勝つ為のトレーニング
攻撃用のトレーニングは必要ない。
というか、専用の機器を使わないと攻撃のトレーニングは無理だろう。やるのは防御用のトレーニングである。テーブルに肘を立てた状態で、ダンベルを使って「追い込まれた姿勢から立て直す」動きを繰り返し身体に染み込ませるのだ。
割と色々な角度で負荷が掛かり、純粋なトレーニングとしても有用だと思う。
このトレーニングをやっていれば、相手の攻撃を持ち堪えられ、かつ余力を残して反撃可能になる。逆に相手の消耗を誘える筈だ。
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腕相撲をするに至るシチュエーション
準備は万端だ。
ここまでマスターした貴方は、クラスや職場で屈指の腕相撲家になっているだろう。本職のアームレスラーとは別枠の話でだ。しかし自信がついたからといって、むやみやらたに貴方から、貴方にとって憎き「リア充」「陽キャ」に、腕相撲を挑んではダメである。それだと周囲から貴方はDQNのレッテルを貼られてしまう恐れがあるのだ。
あくまで自然な流れで腕相撲にならなければ。
ここで、ほんの一例(学校での休み時間)を挙げてみよう。
学校で腕相撲に至る経緯(寸劇
陽キャ男子「おい、陰キャ! お前、なに雑誌みてんだよ」
リアル女子「ちょっと陽キャくん、これって声優雑誌ってやつ?」
貴方「いいだろ別に。個人の趣味に口を挟むなよ」
リアル女子「声オタってやつ? 陰キャくんキンモ~~」
陽キャ男子「本当だよな、キモイぜ。お前、マジでオタクって感じだ」
リアル女子「どれどれ。うちだまれい? 変な名前~~」
貴方「ま、まれいたそを変な名前なんて言うな!」
陽キャ男子「はははは! まさに声豚といった反応だな、陰キャ」
リアル女子「キモ。まれいたそ、だってさ」
陽キャ男子「それな。真礼って書いて「まあや」って読むんだよ。芸名っぽいが実は本名だったりする。鈴村健一の嫁でもある坂本真綾と読みが被っているから、ファンは読みを変えて「まれいたそ」って愛称を付けた。南條愛乃の「ジョルノ」「ナノジョルノ」と同じだ。弟は声優の内田雄馬で同じアイム所属。最近は姉弟での共演が目立つな」
リアル女子「陽キャくん、物知り~~。いけるぅ~~」
貴方「ぐぬぬぬぬぬ」
陽キャ男子「キモいんだよ、お前は、オタク野郎。大体なんだ? 内田真礼が主演だからといって『グリザイア:ファントムトリガー』のグッズかよ。いいか、俺たち一般人にとって『フロントウイング』といえば『魔界天使ジブリール』シリーズなんだよ、この声豚が!」
リアル女子「よく分からないけど、陽キャくんは一般人の代表って感じ~~」
貴方「いいだろう。そこまで俺をキモオタだとバカにするんだったら、正々堂々と腕相撲で勝負だ! どちらが上かハッキリさせてやる」
こんな感じで、貴方がバカにされたのならば、腕相撲で叩きのめせ。
腕相撲によって、貴方の生活が少しでも良くなる事を心から祈っている。