僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【キズナアイ/ゲーム部】戯れ言――VTuberの中の人(声優)の変更について【バーチャルYouTuber】

【キズナアイ/ゲーム部】戯れ言――VTuberの中の人(声優)の変更について【バーチャルYouTuber】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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これは業界凋落への始まりか――

あるいは政権交代のきっかけなのか。

キズナアイのケース

VTuber(バーチャルYouTuber)の先駆者であるキズナアイ。

かの初音ミクと同じく先行者利益により、その地位を盤石にすると思われていたが、割と自爆っぽいヴァージョンアップでその人気が揺らいでいる。

今年(2019年)5月の事だ。

キズナアイが分裂したと話題になる。

 

www.youtube.com

この分裂は、格ゲーでいうところの2Pカラーとか、昭和特撮ネタでいえば黄色いマフラーではなく、3Dモデルを変更する事(時に衣装は変えているのだが)なく、中の人(声優)を増やしたのだ。

目的は「回転率(動画作成効率)」を挙げる為——と説明された。

元祖キズナアイの声優は便宜上「1号」と呼ばれる事に。

次いで2号~4号で、合計4人だ。

当然ながら、ファンは困惑した。

1号の声優は特定済みという事実

困惑・批判の原因としては、これが最も大きいと思われる。

完璧にキズナアイ用にデビューさせて、他に一切の活動経歴がなく、かつSNSにおける本人の露出がゼロ――でもない限り今の時代は特定されるのは避けられない。また、声優としての本人の将来や保証を考えると、キズナアイ以外の選択肢を全て封じるのは「よほど高額なギャラを支払わない限り」酷な話といえるだろう。

そして従来のファン達は「1号=中の人込み」で支持してきた。

これに対して真っ向から異を唱えたのが、運営会社であるActiv8という構図だ。

キズナアイたらしめるもの

単に担当声優が4倍になり稼働率が上がったという話とは違う。

元祖キズナアイ——1号の露出頻度が下がったのである。

すると従来のファンは「1号はいずれ消えてしまうのでは」と危惧した。

混乱を収めるべく、8月16日、運営会社Activ8は中国の動画サイト『BiliBili』のチャンネルで、以下の声明を発表する。

 

 「弊社方針により、新規ボイスモデルのKizuna AIをファンのみなさまに知っていただきたく、新規モデルのKizuna AIを中心とした動画配信をしておりました。初期ボイスモデルのKizuna AIは歌を中心とした動画配信をしておりました」

 

 「みなさまがご心配されているような、初期ボイスモデルのKizuna AIに関して、活動を休止するというようなことはございません」

 

また、キズナアイというコンテンツに対して『分人』というアプローチを訴えた。

初耳の人も多いと思うが、この『分人』という考え方——小説家、平野啓一郎氏のエッセイ『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(講談社現代新書)で述べられてた造語だ。個人とは必ずしも他人からして一貫した存在ではなく、様々な相手に対応する時に自分の言動が変化するのは、その相手用である『分人』なる己が在る故としている。

その上で——

 

 「自分というものは他人によって引き出される存在。本当の自分は存在せず、『子供と接しているときの自分』も、『かしこまっているときの自分』も全てが『自分』であるという考え方が『分人』だ」

 

要は、キズナアイとは一貫した存在ではなく、どんなキズナアイであろうとも『分人』という概念においては、ファンがそれぞれのキズナアイを受け入れてくれれば、それはファンそれぞれにとってのキズナアイである、としたのだ。

ファンにとってのキズナアイ

単純に1号のみだった。

炎上した後の結果をみると、ただシンプルにその結論しか残らなかった。

某ポプテピピック(アニメ版)じゃないんだからさ(苦笑

キズナアイが中国語を話す為に、中の人を中国人(4号)にする必要はない。1号が中国語を勉強して、拙くても喋ればいいのだから。

複数の人格を用意するにしても、最初から多重人格キャラとして設定しないと。

アニメやゲームキャラの声優交代も、従来からのファンは強い拒絶反応を示す。高齢による交代や病気による交代であってもだ。キャラが新しい声優に馴染むのには相当な時間を要するし、初代声優を超える評価を得るケースは稀である。

ゲーム版、ドラマCD版、アニメ版で声優が異なる——とかいうケースを除き、初代声優を超えた交代声優だと、近年では病気療養(現在は復帰)により種田梨沙が降板して、マシュ・キリエライト役を引き継いだ高橋李依くらいしか、僕には思い浮かばない。まあ、種田マシュの方が良かったという声も残っているが。

運営にとってのキズナアイ

声優(中の人)は、あくまで1ファクターに過ぎず、その気になれば「代用が利くパーツ」だと思っていたのかも。声優ではなく自分たち運営がメインなのだと。

その証左に1号を「初期ボイスモデル」と形容している。

この表現にも、ファンは拒絶反応を露わにした。

あげくツイッターで偽者呼ばわりするファンも。

 

1号じゃない誰か「私は偽者じゃないよ!! 偽物って言い方だけはできればやめてほしいです」

 

だが、そりゃファン的には無理だと思う。

せめて増殖ではなく「止む無い理由をでっち上げて」の交代だったらなぁ。

 

正直にいえば、モデルの使い回しや複数声優制に関しては、色々と「大人の事情」が絡んでいるのは容易に想像できる。おそらく運営(の中の人)の大半は、この増殖が失敗に終わり、キズナアイ自体がオワコン化するリスクを孕んでいると理解はしていた。していた上で止まることができないのが、大人の事情というヤツである。

ファンは2号~4号を偽者と定義

中身が声優であると判明している時点で、この結論にしかならないの自明だった。

完全に中身までAIならば話は別であるが。

運営が考えている、あるいは理想とする「キズナアイたらしめるもの」は、ファンの思う「キズナアイたらしめるもの」とは決定的な溝があった。

言い方を変える。

キズナアイたらしめる何か。

こうすると答えは瞭然だろう。ガワ(3Dモデル)と中身(声優)である。

割合においてはそれこそ各人によって異なるが、中身がどうでもいいというファンは皆無だった。だからこそキズナアイの分裂——分人化を拒否したのであって。

ファンの為のキズナアイではなく、運営の為のキズナアイになった時点で、現状の苦境は避けては通れない道だったに違いない。

 

 

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ゲーム部プロジェクトのケース

こちらは声優変更である。

理由は大人の事情というか、内部のイザコザだ。

運営から声優のパワハラ(および発覚)だったり、声優のツイートが運営の逆鱗に触れたとか、まあ、そのファンにとっては欠片も嬉しくないコト、満載だった。

キズナアイとは異なり「変更せずにやっていけるのならば、そうしたいが、変更せざるを得なかった」ケースだ。

最終的にはゲーム部の声優4名全員がチェンジ。

ほぼ別物と化してしまう。

 

声優を代えたらダメになる事くらい、運営の株式会社Unlimitedだって承知の上だと思うが、モデリングに金掛かっているし、キャラ人気(声優込みなのだが)があるので、一か八かで再トライ——って感じだろうか。

 

結果は至極当然で再生数激減&登録者数激減だ。

 

www.youtube.com

 

生身の芸能人は芸能人で色々と事務所やTV局、マスコミと揉めたりするが、VTuberというキャラクターには人格権がないから、運営はモノとして扱いたいんだろうなぁ。実際は声優が命を吹き込んでいる時点で、もうモノではないのだけれど。

例を挙げよう。

今さら川澄綾子じゃない声優がアルトリア(青セイバー)の声を当てても、だれもセイバーだって認めないでしょ? 川澄が引退とか逝去とかしない限り、ファンにとっては「セイバー=川澄の化身」だ。型月やスポンサーが川澄をないがしろにしてセイバーというキャラを扱ったら、長年のセイバーファンが激怒するのは必至だ。

にじさんじ方式が理想か

いきから株式会社が運営する『にじさんじ』が、今のところファンとVTuber(いちから的にはヴァーチャルライバー)にとって理想的な関係だろう。

ライバー作成用のアプリによって安価に製造できる3Dモデルが強みだ。

デビュー、引退、クビと憂いなく行えるシステムとなっている。

 

にじさんじ - Wikipedia

nijisanji.ichikara.co.jp

www.youtube.com

 

まとめよう。

ぶっちゃけ、声優変更してでも継続しなければならないアニメやゲームのキャラとは違い、VTuberは声優変更するくらいなら引退した方がマシだと思う。

 

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