僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【労働政策研究・研修機構】戯れ言――非正規社員を増やした結果、正社員不足になることが判明について【人手不足】

【労働政策研究・研修機構】戯れ言――非正規社員を増やした結果、正社員不足になることが判明について【人手不足】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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引用元――一般社団法人共同通信社より抜粋】

 

正規と非正規。

ボクシングの世界王者ならば正規(レギュラー)王者よりも、WBAの非正規(スーパー)王者やWBCの非正規(ダイヤモンド、フランチャイズ)王者の方が格上という規定であるが、サラリーマンにとっては「正規>非正規」というヒエラルキーおよびカースト(それも社会的に)になっている。

規制緩和により、非正規社員(労働者)が当たり前になった日本社会であるが、先日こんなニュースが話題になった。

 

 人手不足が深刻化する中、企業の64.6%で正社員が不足していることが、労働政策研究・研修機構の調査で31日、分かった。
正規・非正規を問わず従業員が足りない企業の70%近くが「経営に影響がある」と回答。

引用:共同通信(KYODO)

https://this.kiji.is/562540364875777121

 

どうも、このままだと正社員が足りなくなるらしい

今回はこの現象について語ってみようと思う。

正社員が足りないという意味

これは非常に単純明快で、現場やプロジェクトを仕切って「責任をとれる」「判断を下せる」「指揮をとれる」従業員が足りなくなるという事だ。

判断力が鍛えられていない、臨機応変にできないとは上記を指す。

業種・業界にもよるが、こういった人材(人財)は極一部のスーパーマンを除き、育成するのに時間がかかる。もしくは他所からヘッドハンティングするしかない。

 

基本的に企業(会社)とは業績が安定すると次は事業拡大を狙う。成長していかなければ、色々と停滞し、いずれは衰退に繋がるからだ。しかし前途した正社員(会社にぶら下がっているリストラ候補を除く)が足りていないと、その事業拡大は困難を極める。というか、そんな有様の会社だと管理職やエース社員が引退したり、他所に転職してしまえば、途端に仕事が回らなくなり窮地に陥る。

 

こういった状況を踏まえて、経営者の多くは「このままでは経営に影響(悪影響)が出てくる」と危機感を抱いているのだ。

他社が育成してくれるという幻想

日本人はその国民性において「自分はやらない(変わらない)が、他人がやって何とかしてくれる」という発想が身に染みてしまっている。皆と同じ、右へ倣え主義だ。

ほとんどが中小企業である日本社会だが、激務薄給だったりブラックだったりする会社の経営者は「ウチは社員をギリギリまで搾取するが、内需を支えたり家庭を持って子供を育ててくれるホワイトな社員(国民)は、他の会社が担ってくれる」と、皆が同じ考えを持ってしまうのだ。結果、搾取される社員ばかりになり、内需は先細り、少子化は加速している。国力の衰退は顕著で、すでに先進国といえるか怪しげだ。

通称『働き方改革』なる大鉈は「政府が甘い対応だと、ウチは今のままで、他所は改革してくれれば」という思いをほぼ全ての経営者が抱くので、だったら「ウチは守らない」なんて舐めた真似させないと、超強引に「有給休暇の取得義務」「長時間の禁止および是正」を罰則つきで断行した。色々と無茶で無理な改革だが、そう(罰則つきに)しないと日本の経営者の大半は「ウチは知らない」と白を切る。自業自得といえよう。

 

現場やプロジェクトを牽引してくれるエース社員や管理職についても同じだ。

経営者は皆が思った。ウチは人材育成をする余裕はない。だから即戦力が欲しい。その即戦力は他社が育成してくれるだろう。その人材がウチの中途採用(できるだけ安い給与で)に応募してくれないかなぁ。そうしたら正社員で囲い込みたいのに。

揃ってそんな発想の経営者ばかりになり、結果、育成された人材は少なくなっていく。

また優秀な人材はそんな発想の会社には居付かずに、条件の良い他社に移ってしまう。

 

 

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正社員不足のタイプ別分析

ビジネスモデルが原因型

飲食業界、特にチェーン店がこれに該当する。

アルバイトが主戦力という構造にし、徹底的にマニュアル化した。社員は店長か、地域(エリア)マネージャー、そして本部のみ。それはアルバイトが潤沢に供給されてくれれば、実に効率(コスト)の良いシステムといえよう。

その反面、アルバイトが不足し始めると地獄絵図、阿鼻叫喚となる。

現場はシフト制なのだ。

そしてアルバイトには責任がない。

つまりアルバイトを騙して言いくるめられないと、どう足掻いたってシフトは破綻する。その穴埋めをするのが「シフトに対して責任がある」正社員だ。当然ながら責任と負担が集中する正社員は疲弊して、やがては使い潰されてしまう。

店長がバイト。バイトリーダーなる謎の肩書き。善人を騙してどうにかシフトをアルバイトだけで切り抜けようとしても、やはり無理が重なっていく。騙して責任を押しつけている現場も存在するが、彼等非正規は「定型的な仕事」以上をやる義務がない。ある日、店長を押しつけられているバイトがトンズラこいても、どうにもできないのである。本来ならば責任を背負わせられないアルバイトなのだから。

そもそも正社員ではなくアルバイトが店の実権と実務を掌握してしまうと、責任を背負っていないアルバイト達が一斉に店から抜けてしまえば、その店は終わりだ。

加えて、アルバイト不足の業界の現状がSNS等で広まってしまった今の時代、有望な若者が正社員を希望する事も減ってきている。

これは飲食業界に限らない。

現場の戦力をアルバイトや非正規に依存していると、人手不足の進行具合によっては、いつ崩壊してもおかしくない危機的状況なのだ。

社内人事、無能正社員が原因型

2・6・2の法則ではないが、多くの中小企業だと「上の2」に相当するエース社員は非常に貴重となる。大企業よりも人材のレベルは格段に下がるので。だから会社はそのエース社員を厚遇して、余所に流れたり使い潰さないように細心の注意を払うべきだ。

現実は逆である。

使い潰すまでそのエース社員を酷使するのだ。

こいつは便利で使える、と判断されたが最後、周囲は徹底して利用・搾取しにくる。

エース社員に「真ん中の6と下の2」がおんぶに抱っこ状態で、自分達は楽をして美味い汁を吸う――という企業文化が日本全体に蔓延している。

仕事が遅くミスの多い社員の仕事を減らす。その負担を有能なエース社員に背負わせる。で、その分だけ給与が待遇が優遇されるという事はない――これが日本式。

また、保身のためにエース社員を正当に評価しなかったり、場合によっては追い出そうとするパワハラ社員までいる始末。

それでもエース社員が一定間隔で供給されていればどうにかなっていた。ご存じの通りの人手不足で、そのエース社員の供給が途絶えがちで危機に陥る企業が出てきている。

非正規が身の丈という会社の質が原因型

人件費カットという目的で、可能な限り正社員を非正規に転換してきた企業が多数であるが、そもそもからして「その会社の身の丈に合った人材レベル」=非正規社員、という図式もありえる。

冷たい言い方をすれば、必要な数の正社員を雇う金と能力がない会社(および経営者)と、世間から見られているのだ。非正規雇用ばかりの会社は、企業としての品と信用を失っていく。責任は言うまでもないだろう。非正規には責任を背負わせられないのだから。

非正規雇用に依存している企業は二流、という自覚が足りないといえる。

他人の善意や責任感を当てにした結果型

やりがい詐欺。やりがい搾取もこれに該当だ。

安い給料、少ない休みでも責任感をもって働いてくれる人材を募集。人手が余っていた時代ならばともかく、人手不足でこんな理屈が通る筈もない。

正社員が不足ならばアルバイトや非正規に正社員の代わり(業務や責任の押しつけ)をして貰えばオッケー。だが、それは「その場凌ぎ」に過ぎず、そのアルバイトや非正規は責任を担うだけの契約となっていないので、いつ無責任にトンズラするか分からないという。

しかも真面目にやってもバカをみるのが、SNS等で拡散された。

また「名ばかり」正社員の存在も広く知られてしまっている。

だから正社員で働ける能力のある人材も、あえて契約社員を選択しているケースも多い。囲い込み目的の社員登用を拒む。逆に社員登用を望む人は、人手不足でなければ首を切れるのに、という者ばかりというミスマッチが発生しまくりだ。

分かり易い寸劇を書いてみた

社長「正社員なんて非正規に置き換えても、仕事は回る

非正規「明日から長期休みとります

社長「おいおい。そんなのは現場状況からして無理だろ

非正規「正社員とは違い僕には関係ないので、休みます

社長「次の契約なくなるよ?

非正規「その時は他の会社で働きますから

社長「正社員、正社員はどうした! フォローしろ

現場「その正社員がいません。現場はボロボロです

 

社長「A君は良く働く。最高の奴隷や

上司「もっともっとコキ使いましょう

現場「あの、A君が過労で壊れました

社長「じゃあ、A君の代わりはいないか?

上司「B君が中途採用で来てくれました

社長「拾い物じゃないか。最高の奴隷や

上司「もっともっとコキ使いましょう

現場「あの、B君、他社に転職してしまいます

社長「だったらB君の代わりは――」

上司「募集を掛けても、もう応募は

社長「自前で育った戦力は?

上司「社内での育成ノウハウなんてありません

社長「A君は育てられただろう?

上司「彼は勝手に育ってくれたスーパーマンでしたので

社長「A君とB君、もっと大事にしておけばなぁ

現場「破綻です。仕事が回らなくなりました

 

社長「上手く現場は非正規だけで回っている

社員「いいんでしょうかね、店長までバイトで

社長「最高のコストカットや

社員(もう現場の状況、把握できないんだけど

バイト店長「この店は俺等のモノよ

バイトリーダー「好き勝手にやっちゃいましょう

アルバイト「うぇ~~~~~い♪」

社員、不祥事でバイトを叱る。

バイト店長、リーダー、店員が揃ってトンズラ。

社長「あの店どうなってんのや。責任感とかないのかよ?

社員「そりゃ、店長ったってアルバイトですからね

社長「お前がフォローに回れ。正社員だろ

社員(でも現場の実務、分からなくなっているんだけど

結果、その店は一時休業へ。

まとめ:
今こそ人材に投資を惜しむな

悪い点は分かりきっている。

問題点も明らかだ。

そしてピンチはチャンスである。

今までの非正規頼りのやり方は、いわば未来を食い潰す方法に等しかった。それが食い潰す未来すら枯渇し始めたのが現状だ。

つまり「未来をつくる事ができる経営者」がこれからの勝ち組になる。

この日本社会は自己責任だ。そう言って労働者に負担を押しつけてきた。

正社員が足りない?

人手が足りない?

そんな泣き言は言い訳にはならない。

経営者の自己責任だ。甘えるな。

 

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