僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【真ヒロイン】戯れ言――ガンダムSEEDがファンから叩かれ続ける3つの理由について【フレイ・アルスター】

【真ヒロイン】戯れ言――ガンダムSEEDがファンから叩かれ続ける3つの理由について【フレイ・アルスター】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

【ガンダム】『SEED』が叩かれ続ける3つの理由 「記号的なキャラデザ」「露骨な性描写」「ファーストに寄せ過ぎ」
https://news.careerconnection.jp/?p=63401

 

先日、こんな投稿がちょいと話題になった。

『機動戦士ガンダムSEED』かぁ、懐かしい。

『鉄血のオルフェンズ』も盛り上がったと思ったが、SEEDシリーズの人気ぶりは、鉄血の比ではなかったと記憶している。ガンダムWをピークに以降のTVシリーズが悉く失敗に終わり、商業的あるいはブランド的なピンチに陥っていたのを一発逆転的に救ったのが、このSEEDシリーズである。

人気イラストレーター平井氏をキャラデザに抜擢し、アナザーガンダムで初となる機動戦士を冠したタイトル

宣伝も充分で、かつ期待を上回る話題となった。

 

ファーストガンダムに匹敵する人気を誇り、ガンダムブランドを復活・再興、あるいは新規層を開拓したのである。

その人気が根強く今も続くとは、流石に放映当時は予想していなかったけれど。

 

あの頃、ネットは今とは違うニュアンスで流行っており、アニメ感想ブログ等でSEEDシリーズはよく話題になっていた。おもしろおかしく突っ込みどころを上手くネタにしているブログは人気を博していた。

むろん突っ込みを入れるのは作品愛が前提であって、アンチ活動と定義されている非難とは対極である。

 

――話を冒頭の批判記事に戻そう。

その3つとやらを挙げるとこうなる。

 

反感ポイント1・キャラクターデザインが極めて記号的

反感ポイント2・物語に深みを与えるでもない露骨な性描写

反感ポイント3・昔からのファンを捕まえるため、ファーストと似せ過ぎたストーリー展開

 

1と3については、個人の見解だから他人がゴチャゴチャと否定しても、それはしょうがない事だと思う。『ひだまりスケッチ(作:蒼樹うめ)』のゆのっち風に言えば、こうだ。

 

 

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【 注)『ひだまりスケッチ(原作:蒼樹うめ)』の超有名なゆのっちコラです】

 

 

特別出演ありがとう、ゆのっち。感謝する。

問題は反感ポイント2である。その内容を抜粋すると以下だ。

 

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ん? ヒロインというほどでもない女性?

 

おかしいな。これって『ガンダムSEED』の話なんだよね?

僕が知っているSEEDとは全く違うのだが。

フレイが『ヒロインというほどでもない女性』だと?

嘘はダメだろ、嘘は。

批判するならば真実を基にしなければ。

こういったデマをさも事実だと広めるのは、非常によろしくない。

 

 

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引用元――はじめの一歩(漫画:森川ジョージ、講談社)より抜粋】

 

 

い、一歩、お前――

一歩がわざわざSEEDファンの気持ちを代弁してくれるなんて。

温厚な一歩がこんな台詞を吐き出す気持ちが、僕にはよく分かる。

 

それでは本題に入ろうか。

 

アンチは時にライトなファンよりも作品への造詣が深いが、この記事に対して言えば、批判できるだけの理解度はないと思われる。

決定的にそう感じたのは、フレイ・アルスターをヒロインと認識できておらず、また、彼女の役割とキラとの関係性を誤解しているからだ。

 

『ガンダムSEED』で僕が最も評価しているのが、キラとフレイの関係だ。

 

特にフレイの立ち位置については、完璧に制作サイドに裏を掛かれたといえる。僕は最初、ヒロイン3人の内、キラに対する真ヒロインはカガリであるとミスリードされていた。ラクスに関しては、髪の毛の色からして、本当はハマーンのポジションだろうとも。
そしてフレイはカガリを引き立てる為の噛ませ犬であり、当て馬――そう予想して視聴していたのだ。

 

非難の槍玉にあがったキラと彼女の肉体関係は、それ(噛ませ犬)を際立たせる為の演出で、ならば過激に過ぎるという意見もありかもしれない。

 

実際は違った。
SEEDシリーズにおけるヒロインはラクスといえるが、SEEDという作品の中においての真ヒロインは、最初から最後までフレイだった。
曖昧な記憶頼りだが、こんな流れだったと思う。

 

①キラはフレイに片思いしていた。
 フレイはキラの親友、サイの許嫁であった。
 サイはフレイが好きである。
 対するフレイもサイを好き(と、思い込んでいた)。

 

②事務次官だったフレイの父親が戦死。
 心が壊れたフレイは、コーディネイターに憎しみを向ける。
 そうするしか正気を保てない状態だったといえる。
 キラが父を護れなかったのが悪いと。
 そしてコーディネイター同士で滅ばし合えばいいと願う。
 その復讐の為、キラに取り入る。
 でなければ民間人のキラはAEを退艦してしまう。
 パイロットになったキラであったが、幼女を護れず心に傷を。
 フレイに誘われたキラ、心が弱っておりサイからフレイを寝取る。
 サイ、許嫁を寝取ったキラを非難。
 キラ、サイをねじ伏せて伝説の「やめてよね」

 

③キラ、戦場で精神を病んでいく。
 カガリ(生き別れの双子)との出会いで、心が安らぐ。
 フレイはカガリの出現に焦りを覚える。

 

④フレイが自分を好きではないと分かっていたキラ、別れ話を。
 キラからの別れ話に、フレイは愕然。
 別れを拒絶しつつ、フレイはサイとよりを戻そうとする。
 フレイの本質を見抜いたサイは、フレイを非難。
 サイ(自分)への気持ちは、父親への依存の延長だと。
 誰かに依存しなければ自我を保てない弱さが、フレイの本質。
 そしてフレイは無自覚の内にキラを好きになっていた。
 その指摘に衝撃を受けるフレイ。
 別れ話はうやむやに。

 

⑤キラ(ストライクガンダム)撃墜される。
 しかし生存しており、ラクスのもとへ保護される。
 撃墜=キラの死を知り、フレイは心が空っぽに。
 復讐として望んでいた筈のキラの戦死を契機に、本心を自覚。
 その後、フレイはザフトの捕虜へと。

 

⑥フリーダムガンダムを奪ったキラ、AEへと帰還。
 けれどもフレイはAEにいなかった。

 

⑦戦場(宇宙)でキラはフレイと再会。
 キラ、彼女へと公衆電波にて必死の呼びかけ。
 フリーダムのパイロットがキラだと知り、フレイは歓喜。
 キラとフレイは互いの名を叫び続ける。
 フリーダム半壊まで追い込まれ、フレイ奪回ならず。
 コクピットで呻くキラ。
 アスランからの問いに「護らなければならない大切な人」
 余談だが、ラクスと婚約解消してキラに譲ったつもりだった彼の心境は如何に。「お前、ラクス以外の本命いたのかよ」だろう。
 涙するフレイは「キラに謝りたい」
 気持ちを察するに、今更「本当は好き」等と都合良く言えないのだろう。
 この時点で、フレイの真ヒロインは確定。

 

⑧最終決戦でキラに再びフレイを救出するチャンス。
 キラ、脱出挺の中のフレイを流れ弾からフリーダムのシールドで防ぐ。
 間に合った。冷や冷やものの笑顔を、窓際のフレイに向ける。
 フリーダム(キラ)の勇姿に、フレイは最高の笑顔に。
 次の瞬間、クルーゼのビームで脱出挺が爆散。
 キラ「うわぁぁぁああああああああぁ!」
 ショックのあまりフレイの幻影(妄想)を造り出す。
 フレイの幻影(妄想)で自己完結したキラ、クルーゼを討つ。

 そしてSEEDは終劇――

 

こんな流れだった様な。
本来ならば、キラも戦死でSEEDは終わる予定だったらしい。
続編&プラモの売れ行きを考え、生存ルートになったが。

キラ・ヤマトという主人公の物語としては、SEEDは普通にバットエンドである。

否定した力で怨敵を倒し、護るべき人(フレイ)を護れなかったのだから。

 

SEEDは基本的にファーストをなぞっている部分が多かった。
続編のSEED DESTINYでは、Zだ。

 

カミーユ=シン。
フォウ=ステラ。
サイコガンダム=デストロイガンダム。
ファ=ルナマリア。

 

個人的には、アムロ=キラにしておけば。
そして、ハマーン=ラクスで。

 

フレイを生存させれば、キラはラクスではなくフレイを選んでしまう。
キャラ人気(商売)を優先させれば、フレイは退場一択だった。
仮にフレイが生存し、キラと二人で隠居(もしくは軟禁)していれば、フレイの身柄を盾にキラをアムロの様に扱えたと思う。
そうすればラクスも『ピンクの教祖様』とか揶揄されず、若きカリスマとして上手く表現できただろうに。

 

擁護不能で、ファンにも叩かれたのはSEED DESTINYである。

 

鉄血のオルフェンズは、主人公サイドが道(選択)を誤って敗北した。
SEED DESTINYは、シン達ではなくキラ達が間違っていたというか、色々と倫理的におかしかったが、正義風に無理矢理なコーティングをしてしまったが為に、矛盾・破綻したストーリーになってしまった。

 

人間関係においてもSEED DESTINYは失敗している。
場当たり的に陣営を変えるアスラン。
理論破綻して、テロリストそのもののラクス陣営。
シンとルナマリアの関係もだ。

 

成功したフレイの真ヒロインで味をしめたのか、意外性を重視した。


戦場で亡くなった妹(マユ)を重ねていたステラとシンのパート(悲恋風に演出したかった)に、ルナマリアの存在が邪魔だったのもあるが、ルナマリアにもアスランに興味を持たせる事により、視聴者にミスリードを誘った。物語の後半で悲劇をきっかけに二人が恋人関係になったら視聴者は驚くだろうと。
だが、最初から二人は恋人同士にしておいた方が、ストーリーはスムーズだったと思う。

最初からシンのヒロインはルナマリアというのは既定路線だけあり、実のところ要所要所において、ルナマリアは常にシンを最優先している。シンに至っては尺の都合で、そもそも気安い女性がルナマリアのみだったし。
シンとルナマリアが恋人同士になって最もおかしかった箇所は、それまで同期として上手くやっていたレイとルナマリアが、唐突にシンにとっての一番を巡って、いがみ合いを始めた事だと記憶している。
レイを邪魔者扱いするルナマリアはハッキリとイヤな女だった。レイのルナマリアへの言動も、同じく酷いものであったが。

 

ストーリーにおいて中核の一つであったキラとフレイの関係とは異なり、シンとルナマリアの関係は、当人同士の恋愛(世界)のみで完結しているので、ルナマリアが『シンの心の救い(彼女の劇中での役割はそれのみだった)』にはなっても、二人の関係はストーリーの中核にはなり得なかった。キラとフレイにはなれなかった。SEED DESTINYという物語でそれを担っていたのは、シンとステラ(マユ)の関係の方である。

 

そんなSEED DESTINYはともかく。
SEEDの方は、割と名作だったんじゃないかな、と今では思う。

 

 

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