【家庭用レシピ】おいしい揚げ出し豆腐の作り方について【プロのコツ】
【 注)写真はフリー画像によるイメージです】
揚げ出し豆腐とは
誰もが知っているとは承知ではあるが、一応、正式にメニューの解説を。
豆腐を油で揚げて、醤油ベースのツユと大根おろし、刻みネギ等をトッピングして食べる料理。主菜というよりは、料亭や居酒屋で小料理や副菜として出される事が多い。
実践レシピ
材料(4人分)
- 木綿豆腐一丁(350g)
- 薄力粉(適量)
- 片栗粉(適量)
- 卵1個(Sサイズ)
- だし汁(150ml)
- 醤油(50ml)
- 本みりん(50ml)
- 青ネギ(適量)
- ショウガ(適量)
- 大根(適量)
- 刻み海苔(1パック)
- かつおぶし(2パック)
- 油(こめ油)=揚げ用
4人分としてあるが、主菜として満足できる量ではない。あくまで小料理として。
青ネギ、ショウガ、海苔、かつおぶし(1パック)はトッピング用。残りの1パックは天つゆに使う。各自の好みで他の具を添え合わせても構わない。天つゆ作りは時短したいのならば、市販品でOKだと思う。
下拵え
①ショウガと大根をすりおろす
好きなだけ。凝りたければ紅おろしにしても乙であろう。
色合いを鮮やかにする為、皮は剥くように。
面倒ならば市販されているチューブ物で間に合わせても問題なし。
②青ネギを小口切り
これも好きなだけ。
包丁でもできるが便利グッズがある。
③豆腐を水抜きする
キッチンペーパーでくるみ、電子レンジで1分ほど加熱すればOK
重しを使用した正式な方法なら、なお良し。
④豆腐を切る
好みの大きさで。ここでは8等分を前提にする。
上下に分けてから、そのパーツを4等分に。かなり大きめだと思う。小さめが好きという人は2センチ四方とかにすれば良い。
調理スタート
①天つゆを作る
小鍋にだし汁を入れ、中火以下で軽く煮立たせる。
次いで醤油と本みりんを入れ、中火~強火に。みりんのアルコールを飛ばしたら、かつおぶしを1パック分加えて、ひと煮立ち。かつおぶしを濾してツユは完成。
②豆腐に衣をまぶす
隠し味というか繋ぎも兼ねて、溶き卵を入れた皿の上を転がす。
次いで衣であるが、薄力粉と片栗粉を1対1の分量で混ぜたものをまぶす。溶き卵の効果で充分に粉が付くはず。薄い衣が好きならば溶き卵を使わない。
③豆腐を揚げる
油の分量であるが、最低で豆腐の半分が漬かるだけ。できれば充分な量が好ましい。
温度は180度を目安に。
少量の油で揚げる場合はひっくり返す必要がある。その際、返す回数は1度にしよう。
衣がカリッとしたら引き上げのタイミング。
また、油を使うのが面倒(特に油の管理と後片付け)ならば、ノンフライヤーを使う手もある。方法はマニュアル通りにすれば簡単にできる。
④仕上げ
揚げ豆腐は充分に油を切ること。
おろし大根とおろしショウガは水分を絞る。
天つゆは皿の縁から回すように注ぐ。
――で、皿に盛り付け完成。
参考にしたYouTube
お手軽な料理だけあり、どんな作り方をしても「それなり」には完成すると感じた。コストパフォーマンスを考えたら、出来合いよりも自作の方が良いと思う。時間が掛かる料理でもないし。揚げ物料理の入門として最適かも。
最後に皆さんへ
居酒屋で注文すると割と値段が張るが、宅飲みならば是非とも自分で用意したいメニューといえよう。安く上がるし料理の腕も付く。まあ、揚げ出し豆腐ばかりをつまみにできるか、と問われると疑問であるが。飽きるので一丁は無理だ。
揚げ出し豆腐を入口に、自宅でも天ぷらやトンカツが上手く作れるようになれば、素敵な事だと思う。
コツをまとめると――
- 豆腐の水切りはしよう
- 油の温度は180度で
- おろし物は水分を絞る