僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【新世紀ヘヴィ級戦国時代】戯れ言――ワイルダーVSヒューリーについて【次戦はジョシュアとの頂上決戦か】

【新世紀ヘヴィ級戦国時代】戯れ言――ワイルダーVSヒューリーについて【次戦はジョシュアとの頂上決戦か】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

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パンチを打ち込むワイルダー(写真:ロイター/アフロ)

 

WBC世界ヘヴィ級タイトルマッチ

(12月1日(日本時間2日)、ロサンゼルス ステイプルズ・センター)

王者   デオンテイ・ワイルダー(33、アメリカ)

     40戦全勝(39KO)=8度目の防衛戦

         VS

挑戦者  タイソン・フューリー(30、イギリス)

     27戦全勝(19KO)=元3団体統一王者

     獲得タイトルはWBA・IBF・WBO

 

試合前――両者の比較および勝敗予想

ボクシングファン垂涎のカードが実現した。

2015年11月28日――フューリーは当時のWBA・IBF・WBO統一王者、ウラジミール・クリチコを判定で破り、長年続いていたクリチコ時代に終止符を打った。

しかし、だ。

彼はそのクリチコ戦後、1度もリングに上がることなく現役引退してしまう。

ドーピング問題やら私生活でのトラブル(酒や麻薬)といった様々な要因で。

そんでもって、2年のサスペンデッドおよび生活の更正を経て、元統一王者は再びリングに戻ってきた。2度のチューンナップバウトを問題なく消化し、本格的カムバックとして世界タイトル奪還へと始動だ。

 

その最初が、まだ自身が手にしていない唯一のアルファベットタイトル――WBC。

 

そしてWBC王者に君臨しているのがワイルダーである。

戦績は凄まじい。40勝39KO無敗。

KOを逃したのはWBCタイトルを獲得したバーメイン・スタイバーン戦であるが、V6戦でリマッチして初回KOで退けている。対戦相手全てをKOしているのだ。

ただし、強敵との対戦がなく実力を疑問視する声も少なからずあった。

それを払拭したのが元WBA世界ヘビー級暫定王者、ルイス・オルティスとの防衛戦だった。激闘の末、10回TKO勝ち。実力を証明した反面、その上限も露呈しつつある。

 

両者のファイトスタイルを比較する。

 

ワイルダーはとにかく右強打が規格外といえる。

左も強くKOを量産するのも道理だろう。

フィジカル的には優れているとはいえない。特に今の時代、100キロを下回るヘヴィ級ははっきり言って軽い。身長が201センチでリーチが211センチなのだから、90キロ台後半だと痩身だろう。

 

スピードは普通。遅くはない。

 

技術的、戦術的にもこれといって光るモノはないといえる。コンビネーションもレベルは低いだろう。『でんでん太鼓』みたい、と揶揄される不器用な連打だったりする。

打たれ強さも今ひとつ。

それでも勝ち続けているのは、まともに当たれば劣勢を一発でひっくり返せる規格外の強打がある故だ。重量級のパンチだと、たとえ強打者ではなくとも顎やテンプルにクリーンヒットすればKOに至る威力はあるのだが、ワイルダーの強打は彼のKO率が物語る様に、『まとも』という基準がかなり広い(緩い)と思われる。当て勘もいい筈だ。

 

勝敗を分ける鍵は、ワイルダーの強打がフューリーにも有効か否か。

 

強打が通じないワイルダーは割と普通のボクサーに成り下がるだろうから。

実際にYouTubeにて公開されているワイルダーのトレーニング風景は普通そのものだったりする。正直いって拍子抜けといったトレーニング動画だった。アンソニー・ジョシュアのトレーニング動画は凄かったのに。

余談だが、ルイス・ネリのトレーニング動画も観た。うん、この動画を観たら、山中では歯が立たないのも当たり前だと思った。

 

対照的にフューリーは普通のボクサーではない。

身長で206センチ、リーチで216センチとワイルダーを上回るだけではなく、とにかく重い。ワイルダーよりも20キロも重いのである。

しかし彼はビルドアップはされておらず、見た目は肥満体のそれに近い。それなりに動けるので、筋肉量はかなりあるとは思うが。そんなフューリーの戦い方は、とにかく塩=しょっぱい、KOではなく明白に判定狙いのスタイルだ。

 

強打はあるにはある(体重があるのだから当たり前だ)が、メイウェザーと同じで基本的に使わない。あまり知られていないが、判定王、メイウェザーはかなりの強打者である。リスク回避の為、試合で強く打たないだけで。階級を上げるに従って、タッチボクシングになっていった。上の階級でも倒せる強打はあるが、対戦相手の耐久力と攻撃力が増していくからね。必然として防御中心になったのだ。

 

大巨人なのに鈍重ではなく防御技術が高く、そして戦略的かつ頭脳的。

 

だからこそ彼は絶対王者クリチコを攻略し得たのだ。

クレバー(私生活はともかくリング上では賢い)なフューリーはその恵まれた巨体を活かして、相手の良さを消す術に長けている。

懐内への接近を許してしまった時のクリンチおよびホールディングは芸術だ。20キロも軽いワイルダーがこれを許して後半までいってしまうと、体力的に消耗は激しいだろう。

 

本日の午後0時から放送が始まる。

 

僕の勝敗予想は鉄板だ。

ワイルダーの超強打がフューリーにも有効で、かつ前半に当てられれば、ワイルダーの前半KO勝ち。逆で通じないのならば、フューリーが判定か後半KOで圧勝だろう。

もっともフューリーのブランクによる錆が綺麗に落ちている事が前提であるが。

 

試合後――勝者は

まさかのドロー!!

スコアは1-1で割れた。1人が115-111でワイルダー。1人は114-112でフューリー。そして最後の1人が113-113だった。

個人的には安堵した。

 

ワイルダーも強打爆発で2度ダウン(9Rと12R)を奪ったのだが、それ以外はほとんどフューリーが支配していた様に見えた。あくまで個人的見解だが。

ぶっちゃけ、最終ラウンドに仕留め切れなかったので、僅差でフューリーが逃げ切ったかなと。ドローでも納得ではある。しかし115-111でワイルダーは流石に不可解に過ぎるジャッジだ。

まあ、最終回のダウンはド派手で、よく立ったなぁと感心した。

 

期待としてはワイルダーにKO勝ちして欲しく。

予想としてはフューリーの判定勝ちであった。

 

ワイルダーも評価は下げなかったと思う。

2度のダウン=4ポイントのアドバンテージなのに、僅差の判定が誰の目にも明らかだったのは、それだけフューリーが試合全般を制していたという裏返しでもある。

再戦したら、圧倒的にフューリーが有利かな。次は研究&体験済みという事で、もうワイルダーの一発は当たらないだろう。

 

本音をいえばアンソニー・ジョシュアに4団体を統一して欲しい。

 

そういった意味では、このドロー防衛は僥倖だった。

ダイレクトリマッチにいかなければ、ジョシュア対ワイルダーになるだろう。

 

もしもダウンなしでフューリーが勝っていたら、ジョシュア対フューリーになっていた。次の試合、ブランクによるフューリーの錆は更に落ちて、より研ぎ澄まされている筈。

 

フューリーやや有利と予想せざるを得ない。

 

だからこそ、次の試合でジュシュア対ワイルダーが実現しくれと切に願う。

フューリーはその勝者とでいいだろう。

 

とにかく素晴らしい試合だった。

この12ラウンドで、共に商品価値が高まったのは間違いないだろう。

敗者はいない。

単に戦績上の話だけではなく。

そして――勝者は両方だ。

 

 

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