僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

ヘッダーPC画像 ヘッダーSP画像
  •   
  •   
 — 最 新 記 事 —

【ライト級主役の帰還】戯れ言――ロマチェンコが元王者のコミーに圧巻の大差判定【カンボソスJr.戦を希望】

【ライト級主役の帰還】ロマチェンコが元王者のコミーに圧巻の大差判定【カンボソスJr.戦を希望】

f:id:ayafumi-rennzaki:20180529140913j:plain

 

さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

f:id:ayafumi-rennzaki:20211213055650j:plain

ロマチェンコ、復活をアピール

歴史上最高峰の技巧を誇る“ハイテク”ワシル・ロマチェンコの再起2戦目。前戦である中谷との試合よりもハードルを上げて、獲物は元IBF王者のコミーだ。ロマチェンコ有利の予想ながらも、KO勝率90%にして凶悪な1発を秘める危険なパンチャーが相手である。この試合をクリアすれば世界挑戦となる算段が高い。さて、かつてのPFPナンバー1はどんなパフォーマンスを見せたのだろうか――

 

12月11日(日本時間12日)

会場:米ニューヨークMSG

WBOライト級IC王座決定戦

判定3-0(119-108✕2、117-110)

 勝利 元PFP1位(元世界3階級王者)

    ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)

    戦績:16勝(11KO)2敗

      VS

 敗北 元同級IBF王者

    リチャード・コミー(34=ガーナ)

    戦績:30勝(27KO)4敗

 

スポンサーリンク

 

コミーは実績充分な好ファイター

彼は十二分に強敵と定義できるボクサーだ。

初の世界戦となるIBF世界ライト級王座決定戦でスプリットの判定負け(これが初黒星)、次の再起戦もスプリットの判定で落とした以外は、倒しまくっている。

2度目の世界戦(またIBFの決定戦だが)を2回KOでものにし、V1戦も「あの」ライムンド・ベルトランを相手に8回KOで飾る。

倒し屋としての順風満帆なキャリア。このまま当時の3団体統一王者ロマチェンコとの4団体統一戦に駒を進めるのか――と期待した矢先の悲劇であった。ティオフィモ・ロペスの1発をもらい2ラウンドに撃沈されてしまう。

しかし再起戦をKOでクリアし、世界戦線に復帰する為の試練としてロマチェンコと戦う事になる。実相は「ロペスに不覚をとった者同士」によるサバイバルマッチというよりも、ロマチェンコの復調具合を見極める為のアンダードッグであった。

 

結果はロマチェンコの超絶技巧に翻弄され、終始、手酷く痛めつけられてしまうが、コミーの持ち味を十分に発揮して、自身の評価を下げる事は避けた。

相手が悪過ぎたのだ。

判定まで生き延びたとはいっても、あまりにワンサイドかつダメージを考えれば、個人的には途中でレフェリーがストップするべき試合であったけれど。

 

◆合わせて読みたい◆

試合内容を簡単に振り返る

多忙ゆえにじっくりと腰を据えてレポートする余裕がない。

立ち上がり――1ラウンドはサイズ差とパワーを活かしてコミーが取ったと思う。でも、開始して1分も過ぎた辺りから、もうロマチェンコが独特のアクションを開始していた。

 

コミーもロマチェンコの入り際を右ショートアッパーで迎撃しようと試みたり、サイドへステップさせまいと腕を横に伸ばしてクリンチしようとしたりと、それなりに研究をしていた模様。ちゃんとロマ対策を用意していた事は伺えた。

 

だが、ロマチェンコのステップ、スピード、変幻自在なパンチの回転力――

 

早々にリング上でコミーを分析し終えたロマチェンコのボクシング・コンピュータが、コミー陣営のロマ対策を楽々と上回る。

回り込みながらコミーの死角から多彩な攻めを披露。

普段通りの、これぞ“ハイテク”だ。

そしてコミーはロマチェンコに普段通りのボクシングをさせてしまっている時点で、もう勝機は無かったと断言できる。回を追うごとにワンワイドの様相を呈していた。

 

最大の山場は第7ラウンド――

 

www.youtube.com

 

超絶技巧からの左ショートフック。

コミーは大の字にダウンする。ロープを背負わせた後、身体を密着させてコミーの動きを制限、すかさずステップで僅かなスペースを作り出すと、その隙間へ左ショートを滑り込ませてピンポイントでコミーの顎を捉えるという、まさしく神業だった。無駄なパンチと無意味な動きが一切ない、研ぎ澄まされたパフォーマンである。

これが試合を決定づけた。

 

このダウンの時、ロマチェンコは相手陣営に棄権を薦めるという一幕もあった。

その行為の是非については名言しない。ぶっちゃけ、どぅでもいいし。

7ラウンドより先は、世界最高峰の技術がリングで躍動する「ロマチェンコ劇場」が開幕して、観客を堪能させる。

コミーの頑張りに敬意を表すように、顔面への強打は激減する。後遺症を懸念しての手加減なのか、KOを諦めての安全運転なのかは分からない。判定決着濃厚になっても、そのディフェンス・テクニックだけでも見惚れてしまう。

コミーを完璧にシャットアウトしたまま最終ラウンド終了のゴールテープを切った。

 

30歳前後の頃より若干だが下り坂って印象だったが、技巧と駆け引きは衰え知らず――“ハイテク”完全復調およびロペス戦での敗因は「肩の故障」だと改めて印象づけた。

ロマチェンコの次戦は?

4団体統一王者に挑む事になりそう。

これ以上のテストマッチは不要だ。

それとも、もう1戦だけ挟むのかな? ロペスはSライトに上げるだろうから、リベンジの機会はないと思う。流石にリマッチの為にSライトまで追いかけないだろう。ライト級でさえ適正階級ではないのだから。

ロマチェンコの悲願はあくまでライト級の完全制圧だ。帝王の復権は近いとみる。

マッチメイクの行方を見守りたい。

 

管理人による電子書籍はコチラ。

◆配信電子ストア◆