僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

ヘッダーPC画像 ヘッダーSP画像
淡雪の簡単お料理チャンネル
  •   
  •   
 — 最 新 記 事 —

【フューリーが3度目の対戦も制す】戯れ言――ワイルダーが11回KOで轟沈させられる【WBC世界ヘビー級タイトルマッチ】

【フューリーが3度目の対戦も制す】ワイルダーが11回KOで轟沈させられる【WBC世界ヘビー級タイトルマッチ】

区切り線

 

さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

f:id:ayafumi-rennzaki:20211009205639j:plain

スポンサーリンク

 

 

ジプシーキング、再びブロンズボマーを粉砕

ダウンの応酬。その数は合計で5。

この試合だけでも十分にスペクタクルだが、3戦全てを通じて評価すると「ハリウッド超大作を超える」ストーリーだと、歴史に残る評価を得たのではなかろうか。フューリーは決して本調子ではなかったもしれない。新型コロナに感染した影響がゼロはない筈。けれど、4ラウンドに喫した2度のダウンを跳ね返し、理想的にファイトプランを実行してみせた。驚異的な回復能力および危機回避スキル。劣勢になってもパニックに陥らない冷静さが、このスピーディーな大巨人には備わっているのだ。

純粋な能力・強さのみに着目するのならば「歴史上で最強のヘビー級」である事は、もはや疑いなくなったタイソン・フューリー。ウシクを倒して主要4団体のベルトを統べた後、彼に敵は残っているのだろうか。

 

10月9日(日本時間10日)

会場:アメリカ、ラスベガス

   T-モバイル・アリーナ

WBC世界ヘビー級タイトルマッチ

KO11回1分10秒

 勝利 同級王者(元3団体統一王者)

    タイソン・フューリー(33=英)

    戦績:31勝(22KO)1分

      VS

 敗北 前王者

    デオンテイ・ワイルダー(35=米)

    戦績:42勝(41KO)2敗1分

 ※)王者はV1に成功

前2戦を振り返る

過去記事があるので、それを参照して欲しい。

詳細はそちらで、という事で。

 ◆合わせて読みたい◆

 

個人的には第1戦もフューリーのゲームだと思う。

しかし、最後の最後で2ダウンを奪ったワイルダーの役者ぶりは称賛に値するし、だからこそ第2戦、第3戦への序章および間奏となった。この三部作は本当に偉大だ。

第2戦はフューリーの完勝。

作戦勝ちでもあった。ラバーマッチはないと思われた内容だったが、セコンドの棄権(TKO)に納得がいかなかったワイルダーにより、第3戦が実現する運びとなる。そのセコンド、首になったんだよなぁ。

 

伝説の3マッチとしては、イベンダー・ホリフィールド対リディック・ボウがある。

第1戦:ボウの判定勝ち

第2戦:ホリフィールドの判定勝ち

第3戦:ボウの8回TKO勝ち

 

ボウに喫した8回TKOが初のKO負けだ。

ホリフィールドの対戦相手を調べてみると――ジョージ・フォアマン、マイク・タイソン、リディック・ボウ、レノックス・ルイス、ジェームズ・トニーと錚々たる面子と戦っている。やっぱり伝説の中の伝説だなぁ、ホリフィールドは。

それに対して、リディック・ボウは――

 

44戦42勝33KO1敗1NC

 

あれれ?

ひょっとしてホリフィールドに負けた判定敗だけ?

29歳の若さで引退したんだっけ。WBCのベルトをゴミ箱に棄てたり、アンドリュー・ゴロタとの反則合戦が悪い意味での伝説として残っている。

ライバルだったレノックス・ルイスとの対戦が実現せず、才能を無駄にしまくった人生の模様。2005年に破産している。2013年にはムエタイの試合で2回KO負けか。真面目な人生を送っていれば、ひょっとしたらレノルイ以上の王者なれた可能性があった。

まあ、ホリフィールドも経済状況は厳しいらしく(実娘に養育費の裁判で負けたり)、2021年9月にエキシビションで復帰しているが、1回TKO負けと、こちらもお世辞にも綺麗な晩年とは言い難いかもしれない。

思っていた以上に、伝説だったイベンダー・ホリフィールド対リディック・ボウ三部作がアレだったから、話題をフューリー対ワイルダーに戻そう。

 

スポンサーリンク

 

試合内容を振り返る

余計な装飾は要らない。

これぞヘビー級の試合。

ヘビー級チャンピオンこそが「ボクシングのキング・オブ・キングズ」である証明とも言えるド迫力の戦いだった。2メートル級の巨人が拳を応酬させる様は、まさしく地球上ナンバーワンのボクサーを決める試合に相応しいと強く感じた。

 

スタートが好調だったのはワイルダー。

ジャブが良い感じに見えたが、フューリーも対応していた。速いね、フューリーは。

スピードがあるヘビー級ボクサーとして、よくマイク・タイソンが挙げられるが、タイソンは小柄だったのでスピードが必須だった上にクイックネスも重要だった。

フューリーよりタイソンの方が速い、という意見があるが「大巨人のフューリーには小柄なタイソンのようなクイックは必要ない」のだ。ひょっとしたらフューリーはタイソンと同等の動きをタイソンに劣らないスピードで実行可能かもしれないが、フューリーのフレームと体重でタイソンみたいな動きをする必要(メリット)がない。よってタイソンとフューリーのスピードを直接的に比較するのはナンセンスだ。

 

――で、3ラウンド。

最初のダウンシーンはフューリーが演出する。

 

 

とにかく「巧い」の一言。

体格・体重を利した圧力の掛け方、ロープへの詰め方、肩の使い方、そしてワイルダーが長身を生かしたスウェーを多用する癖を織り込んだ動き。無駄なパンチが1つもない。全て「意味がある布石としてのパンチ」を意図して繰り出している。

速いし、テクニカル。

この巨体でこれだけスピディーかつ無駄なく詰められると、どうしようもない。これってライト級のボクサーがバンタム級のボクサーと試合している様なものだ。

 

しかしワイルダーも4回に見せ場を作る。

 

 

右がモロに当たっている。

これでKOにならないって凄い耐久力だ。

体重約126キロだもんなぁ。ワイルダーは約108キロ。105キロ前後の軽いヘビー級ならば、一発で昇天KOでもおかしくないパワーショットである。そして続けざまにダウンだ。

 

 

この2度目のダウンでもフューリーは冷静だった。

次のラウンドに生き延び、試合を立て直す。回復力も尋常なレベルではない。

フューリーは体格差を活かした戦い方を徹底するのと同時に、スピードでも明白にワイルダーを凌駕してパンチをコネクト。

6ラウンドくらいから、スタミナを消耗した感のあるワイルダーをワンサイドで支配していく。というか、ワイルダーがガクンと失速した。

 

技術と速度でもフューリーが上。

 

第2戦以上に格の違いが浮き彫りになっていく。

それでも見応えは充分な戦いだ。

10ラウンド。

 

 

右フックを痛打されて、ワイルダーが崩れ落ちた。

前のめりだから見た目よりも効いている。もう勝負は着いているに等しい。ここからの逆転は無理だ。ワイルダーのパンチはもう手打ちになっていた。

判定まで生き延びる事ができるのか――

 

 

11ラウンドに惨劇が訪れる。

ワイルダーはマットに深々と眠った。今度こそ文句の付けようがない完璧な決着だ。第2戦のTKOに不満があったという事は、負ける時はこれが良かったという事に違いないので、本人も納得だろう。

第2戦よりも第3戦の方が、ワイルダーは頑張ったと思う。

負けはしたが、この試合でワイルダーはレジェンドの仲間入りを果たせただろう。ちょっと相手が悪かったというか、フューリーが強過ぎただけだ。

 

フューリーに勝てるボクサーか。

正直にいって「フューリーよりデカくて」彼と同等のスキル、スピード、タクティクス、圧力そして贅沢を言えば「それなりのパンチ力」を備えているボクサーかなぁ。

ってか、フューリーのサイズでこれだけスピーディーに動けて、スタミナあって、パンチもそこそこ、圧力も充分、技術も文句なし、打たれ強くて回復力もありピンチに強いとか「体重無制限の利益」を最大限に享受している。存在自体がチート級だ。

 

クリチコを攻略して、ワイルダーを寄せ付けないとか、歴史上最強のヘビー級である。

ウシクとの統一戦は興味深い

対抗できそうなのは、ウシクくらいだろう。

技術的にはウシクもフューリーに劣らない筈。もちろんスピードも引けを取らない。

ただサイズ差が絶望的だ。

 

フューリーはAJとは違って、体格差と体重差を最大限に活用した戦い方をしてくるだろう。ジョシュアはバカ正直に左を突き合ってウシクの土俵に乗せられてしまった。

来年中に実現したとして、結果はフューリーの圧勝と予想するが、果たして。

 

管理人による電子書籍はコチラ。

◆配信電子ストア◆