僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【中谷正義は大金星ならず】戯れ言――ロマチェンコが再起戦を圧巻の9回TKO勝ち【日本ボクシング史上世紀の一戦】

【中谷正義は大金星ならず】ロマチェンコが再起戦を圧巻の9回TKO勝ち【日本ボクシング史上世紀の一戦】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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ロマチェンコにパンチを浴びる中谷(AP)

ロマチェンコ、再起戦を飾る

歴史上最高峰の技巧を誇る“ハイテク”ワシル・ロマチェンコにとっては、2度目の再起戦であった。しかし最初の再起戦はサリドの体重超過とダーティファイト込みで「スプリット判定、かつ13ラウンド目があれば倒していた」という事もあり、実質的には再起戦ではなかった。ダイレクトに再びの世界戦だったし。しかし今回は違う。テオフィモ・ロペスに明白な敗北を喫した後の「本当の」再起戦だ。プロキャリア初となる地域王座すら掛けられていないノンタイトル戦。その試合を元パウンド・フォー・パウンド1位は、健在を示す圧巻のレフェリーストップで勝利してみせた。

 

6月26日(日本時間6月27日)

会場:米ラスベガス

   ヴァージンホテルズ・ラスベガス

ライト級ノンタイトル12回戦

TKO9回1分48秒

 勝利 元PFP1位(元世界3階級王者)

    ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)

    戦績:15勝(11KO)2敗

      VS

 敗北 WBO同級5位

    中谷正義(32=帝拳)

    戦績:19勝(13KO)2敗

 

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日本のファンにとっては主役は中谷だった

ロマチェンコについては、過去の記事を振り返って貰いたい。

記事から記事へ過去に飛べる。

彼のキャリアはまだ終わっていないし、これからも伝説は続きそうだ。次戦でロペスに連敗してしまった場合は、その先は分からないけれど。

◆合わせて読みたい◆

 

ロペス戦での敗因が、手術して完治したという右肩の故障にあったのかどうか、リマッチでハッキリとするだろう。リベンジに成功できれば、ロマチェンコのキャリアは再び輝きを取り戻す。PFPキングの復活だ。ダメならば栄光は歴史の1ページへと送られる事になるが、個人的にはまだまだロマチェンコを観ていたい。

というか、ロペスはSライトに上げそうだし、ロマチェンコはロペスとの再戦が終われば適正であるSフェザーに下げるだろう。

 

で、話題を中谷へ。

ロペスとのIBF挑戦者決定戦に、スコア的には完敗だったが内容としては惜敗の判定負けを喫し、プロ初敗北をもって1度は引退してしまう。

日本と東洋圏内では敵なし。群を抜いた存在。OPBF東洋太平洋ライト級王座を11度防衛は素晴らしいが、階級を考えれば、東洋タイトルを何度防衛したところで世界は遠かった。だから無敗でなくなり、引退してしまったのは仕方がないと個人的には思う。

 

だが、ロペスが次戦にて鮮烈な2回TKOによって世界王座を獲得。更にはロマチェンコすら撃破してしまいライト級の4団体統一王者に。

 

皮肉にもロペスの活躍によって、中谷の評価は間接的に上がり、復帰待望論が渦巻いた。その声に応えるかのように中谷は帝拳に移籍してカムバックする。

難敵、フェリックス・ベルデホを相手に見事な逆転KOを披露して、ライト級ウォーズに参戦するチケットを手に入れたのだ。

 

www.youtube.com

 

そしてベルデホ戦の勝利およびロペス戦での内容が評価されて、なんとロマチェンコの再起戦の相手に指名される。日本のボクシングファンは「試合が実現した時点で」中谷の偉業だ、と喝采を送った。

中谷自身は「勝たなければ意味がない」という何とも頼もしい姿勢である。

予想は圧倒的に不利。

賭け率も同様だ。

けれども、ロペス戦での試合内容とベルデホ戦の勝利、加えてロマチェンコの適正階級がSフェザー級という要素を考えて、日本のボクシングファンは万が一のジャイアントキリングが起こる事を期待していた。

もし勝てれば、日本ボクシング史上において最大の勝利であり偉業だ。

 

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試合内容を振り返る

期待は初回に早くも砕かれた。

スピード差が歴然で、頼みとしていたフレームとリーチ差が意味をなさない。ロマチェンコは中谷のサイズを微塵も苦にしなかった。

左ストレートがタイムリーに中谷に決まる。

中谷も無策ではなく、接近した際にはクリンチしてロマチェンコの左へのステップを封じようとしていたが、努力は実らなかった。サイドへの素早い移動と抜群のボディワークは異次元の域だ。5ラウンドは中谷にとって良い感じに見えたが、その回の終了間際にダウンしてしまう。

 

ダウン後はワンサイドだった。

スピードと技術に差があり過ぎて、このまま続けたら危ないなという雰囲気だ。両目が腫れあがっていきダメージも深い。9回に強烈な右フックが炸裂すると、中谷の足元がおぼつかなくなり、立っているだけで精一杯に。追撃で2度目のダウンとレフェリーストップはほぼ同時だった。

ぶっちゃけ、惨敗である。

 

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偉業ならず。残念だった。

これが現実だから受け入れるしかない。

中谷は再起するだろうか?

まだ辞めないで欲しいけれど、世界戦のチャンスはかなり遠ざかった。ロペスかロマチェンコが4団体のタイトルを返上すれば、4つの内、どれかの王座決定戦に呼ばれるだろうか? 相手がロマチェンコとはいえ完敗の直後だからタイトル戦線に戻るのには、また1つ強敵狩りを果たさなければ難しいかな。

 

 勝ったことが嬉しい。チームに感謝している。私は目標を達成した。復帰を遂げました。

談)ロマチェンコ

 

スタッツはロマチェンコが214発のパンチでヒットは104。中谷は250発のパンチを繰り出したが、ヒットは僅かに29発。特にジャブは112発であったが、当たったのは3発のみと、数字上でも差は歴然だった。リーチ差が頼みの1つだったのに、これ程までにジャブが当たらないとは。

スコアもジャッジ2名がフルマーク。

残る1名は4回と8回を中谷に振っていた。

 

ロペス陣営(主に父であるロペス・シニア)は初防衛に成功した後、ロマチェンコとのリマッチを受ける意向を示した。ロマチェンコはロペスとのリマッチが決まるまで試合をしない模様である。

 

 リマッチを受けてくれるのならとても嬉しい。彼には今後の予定があるでしょう、そのあとでいい。12月でも、来年の1月でも2月でもいい。私は待っている。

談)ロマチェンコ

 

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