【WBC世界Lフライ級戦】王者、拳四朗が大差判定でV8に成功【敗戦の久田哲也は引退へ】
さあ、戯れ言《
不祥事を乗り越えてのV8
泥酔して車をボコボコにした件については、示談が成立しているのだったら、個人的には気にしていない。詐欺とか不倫とか不貞、暴行や恐喝ではないし。気の毒だったのは、昨年の12月に挑戦できる筈の久田だった。とはいっても、新型コロナ禍で外国人ランカーを招聘できないからという事情でのWBC1位(指名挑戦者)っぽく、可能ならば次戦で統一戦が組めますように、というWBCの配慮かも。試合結果は予想通り。実質フルマークに近いユナニマス・デシジョンで王者の手が上がった。
4月24日
会場:エディオンアリーナ大阪
WBC世界Lフライ級タイトルマッチ
判定3-0(119-108×2、118-109)
勝利 王者
寺地拳四朗(29=BMB)
戦績:18勝(10KO)無敗
VS
敗北 同級1位
久田哲也(36=ハラダ)
戦績:34勝(20KO)11敗2分
※)拳四朗はV8に成功
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両者については以下の記事を
拳四朗と久田に関しては、過去に記事しているので、そちらを参照の事。
Lフライ級で最強王者と目されている拳四朗に、ぶっちゃけると同級世界王者の中で最も評価が低い京口紘人(WBAスーパー王者)に負けてから、新型コロナ禍という事情があり、ダイレクトに世界再挑戦する久田という構図になっている。
最低評価王者の京口に勝てなかったのに、どうやって最高評価王者の拳四朗に勝つんだ? というボクオタの所感を、久田は覆せるのか。
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試合内容を振り返る
TV放送されていないから、観ていない。
独占配信しているチャンネルもマイナーである。それに、スコアとニュースを見れば、想像するのは容易だ。
お情けで1Rは久田に振れるかもしれないが、2Rに奪ったダウンで早くも拳四朗が試合を支配。久田の動きを見切り、間合いを掴む。序盤4回まではジャッジも2ポイント、久田に与えていたが、そこから先はフルマークで拳四朗。
KOこそならなかったが、圧倒&圧勝。
久田は「倒されなかったから健闘」と形容するべきかもしれないけれど、実力差が大きく惨敗といったところだろう。相手になっていなかったという評もチラホラ。
試合内容(とスコア)を比較しても、京口より拳四朗は数段上にいるボクサーだ。
後の記者会見で久田は引退を表明している。
V13&四団体統一を
目下の敵は、新型コロナと時間とマッチメーク(人気がない故に困難)だ。
京口とは違い、例の不祥事が足を引っ張ってYouTubeチャンネルは失敗に終わっている。WBAスーパーの京口はWBOのソトとの統一戦路線が濃厚だ。共にマッチルームと契約しているので。
よって統一戦のターゲットは、一度は流れてしまったIBF王者のアルバラードになるだろう。来日できれば、になるけれど。
京口がタノンサック・シムシー(タイ)とのV4戦をクリア後に、WBO王座を吸収&WBA内の統一戦に生き残る――という少なくても3戦を挟んだ後、首尾よくIBF王座を吸収した拳四朗と四団体統一戦ができれば理想だと、個人的には思っている。
新型コロナ禍が続くと仮定して
V9戦:日本王者の矢吹正道=安パイ
V10戦:木村 翔=やや強敵
V11戦:加納 陸=超案パイ
V12戦:IBF王者=勝利濃厚
V13戦:京口紘人=案パイ
IBFとの統一戦だけは、頑張って日本に呼ぶか、あるいは敵地に赴くしかない。
京口も正直いってソトとカニサレスに勝てるか微妙なところだ。ソトがWBA王座を吸収してしまった場合は、ファイトマネーも含めて日本に呼べるかなぁ?
比嘉大吾が西田凌佑に敗北
西田に判定負けを喫してしまった。
別に驚かないし、意外でもない。
単純に西田が強いってだけ。
Sバンタムで日本5位にランクされており、3戦目で大森将平(ウォズ)に勝っている逸材だからね、西田は。比嘉が不利と思っていたボクオタも多かった筈。
普通に世界戦線に絡んでくるボクサーだ。
戦績は4勝(1KO)無敗
実力的に完敗なだけに、比嘉のロードバックは厳しい道のりになりそうだ。
比嘉の方は17勝(17KO)2敗1分
堤 聖也(7勝5KO2分)との試合も限りなく負けに近かったしなぁ(汗