僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【AbemaTV 1000万円企画】戯れ言――那須川天心VS亀田興毅について【茶番か世紀の一戦か】

【AbemaTV 1000万円企画】戯れ言――那須川天心VS亀田興毅について【茶番か世紀の一戦か】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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引用元――AbemaTVより抜粋】

 

 

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この対決が実現した経緯

最初は『亀田興毅に勝ったら1000万円』というAbemaTVの企画が発端であった。

今から約2年前となる2017年5月7日の放映だ。現役引退した元ボクシング世界3階級王者、亀田興毅氏(以下、興毅)に、AbemaTVボクシングルール――というか、ぶっちゃけヘッドギアありのスパーリング形式で、4人のチャレンジャーと連戦するという内容だった。1000万円ゲットの勝利条件は興毅をKOする事のみ。判定はなしだ。

公募によりチャレンジャーは選抜される事に。書類選考、オーディション、予選スパーリングという行程を経た。

最終的には2983通もの応募があり、中にはボクシング経験者やアマチュア格闘家も含まれていた。だが、基本的に現役プロや元プロはNGだった。しかし、この企画に那須川天心(以下、天心)がツイッターで参戦希望をツイート。周囲からは「逃げるな亀田、那須川を選べ」という煽りもチラホラ。元からして応募資格はなかったし、(常識的に考えて)本気で挑発していた筈もなく、天心は洒落で云っていたに過ぎなかったのだが。まあ、ジョークが分からない人間は、どの世にも一定数はいるのだ。

この企画は大成功で終わる。

1人目から3人目までをKOで退け、4人目にもKOを許さなかった。内容も興毅がしっかりと押さえており、判定ありでも興毅の勝ちは文句なしだ。現役時代からみるとかなり衰えていたが、それでもまだ日本ランカーとガチンコスパーして五分以上には渡り合える印象といったところか。

 

この企画の成功から『亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円』『朝青龍を押し出したら1000万円』そして企画参加者のYouTuber(ボクシング経験あり)と興毅および協栄ジムによる『亀田✕ジョー プロボクサーへの道』へとシリーズ的に続いていく。ちなみにプロライセンスを獲得したジョーブログはデビュー戦を判定勝利で飾り、「これ以上はボクシングを冒涜する」と、その試合のみでリングに別れを告げた。1000万円チャレンジの時は、興毅にまるで歯が立たなかったジョーブログであるが、デビュー戦前のスパーでは興毅相手に別人だった。

 

興毅と天心――両名は未だ交わらない。

 

この2人がAbemaTVで接点を持つ契機になったのは以下のイベントだ。
◆合わせて読みたい◆

割と辛辣な内容だと、軽く読み直しても我ながら思ってしまったが、世間(日本ではなく世界、海外)からの嘲笑や批判は、あの当時、本当に一種のスーパームーブメントだった。

なんだかんだで天心は絶大な知名度は得る。

その代償として色々失ったけれど。

また天心本人には被害者的な側面も強く、格闘家としての商品価値は2年前に250万円から40万円まで暴落したビットコインのごとしだった。現在、ビットコインは115万円まで値を戻しているが、天心のお値段はまだ戻っていない。

とはいえ、天心もそれなりにしたたかで、このメイウェザー戦をネタに『しくじり先生』に出演するなど、割と上手くメディアを立ち回っている印象だ。冷静に考えたら、どマイナーなキックボクシングの世界タイトルよりも、あの珍妙なエキシビションの世界的評判は、(現役時代は悪評であっても)引退後の話題と飯の種になる貴重な経験である。

 

で、だ。

汚名挽回、名誉回復を期す天心は『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』という企画をAbemaTVで行う。

JBC管轄下の関係者だと応募は無理だが、逆にいえばそれ以外の元プロ、現役プロでも応募可能という条件だった。ボクシング枠1名、格闘家枠1名を決定して天心は連戦した。やっぱりスパーリングで。判定をつけても天心の勝ちは勝ちだが、だから何なんだって感じという他ない。

結論から述べると「挑戦者を決めるトーナメントの方が面白かった」という声があった程の失敗に終わる。挑戦者選びも色々と揉めた。議論も呼んだ。こんな茶番以下ならば、やらない方がマシだった。やってしまった以上、後の祭りだが。

一般には無名の元トップアマ(準備不足でスタミナ不足)がボクシング枠。

格闘家枠の方は、トーナメントで肉離れして本戦は辞退。

ファン投票による代役は元WBA世界Sフライ級王者、テーパリッドだった。

このテーパリッドも酷い状態でリングに上がり、明らかにスタミナ不足という。

 

身も蓋もない話、天心をジャーボンタ・デービスやライアン・ガルシアといったガチの世界レベルと戦らせるワケにもいかない。今の天心だとマジで殺されかねないし。リング禍だ。つーか、ガルシアはWBAゴールド王座に絡むとかいう噂はどうなったのだろうか?

ちょっと脇道に逸れるが、4大メジャー団体の世界タイトルだが――

 

正規王座⇒正規品。本来はこれのみが望ましい。

暫定王座⇒まあ、必要だし、しょうがないよね。

WBCダイヤモンド王座⇒防衛戦やったり無かったり。

WBAスーパー王座⇒単独格上げと統一王者用がある。

WBC名誉王座⇒あくまで称号です。試合で移動不可。

WBAゴールド王座⇒WBA版ダイヤモンド王座?

WBCフランチャイズ王座⇒新登場。カネロが初代。

 

列挙すると、まるで曲芸商法で名を馳せた『D.C. 〜ダ・カーポ〜』だなぁ(汗

世界王座ではないが、WBCシルバー王座もある。いっそWBOも先達に倣ってWBOプラチナ王座とか設定しては如何だろうか? IBFは厳格な運営が売りなので、派生タイトル商法とは無縁のままに違いない。

 

話を本筋に戻すと、天心の現状をみかねた興毅が「こんなんだったら俺が天心くんと試合していれば良かった」「自分ならばテーパリッドとは違い、それなりに体を作り、スタミナ切れもしない」といった旨のツイートをし、これに反応したAbemaTVが即オファー、興毅と天心も対戦を快諾したという次第である。

 

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天心を気遣う温かい人々

メイウェザー戦でのあまりの醜態に、ボクシング界の関係者の一部から天心のボクシング技術や才能について、かなり手厳しい批評も上がっていた。

けれど、ぶっちゃけ商売上のしがらみもあるだろうが、同じAbemaTVで仕事をしている元世界王者の内山高志氏は、天心の(ボクシング技術の)良いところを持ち上げ、アピールしようとしているし、興毅も最初の会見で「自分がメイウェザーと試合したら1回KO負けです」と、天心をフォローしていた。

この天心VS興毅は、どんな結果に転ぼうと天心のイメージを回復させる事が最優先という雰囲気が、僕には伝わってきた。

注目度は期待通り。

バッサリと切り捨てると、狭くマイナーなキックボクシングの世界でいくら連勝を重ねても、世間の大半は関心を示さない。だから天心は耳目を集められる舞台で相応の実力を証明するしか、過去の汚名と嘲笑を剥ぐ手段はないのである。

前日計量でのパフォーマンス

試合前日までは、興毅は素のキャラでメディアに対応していた。

日本人は格闘技の試合前、プロレス的な盛り上げ(演出)を嫌う傾向が顕著に強い。ボクシング世界王者に品格を求めたりする。ボクシングの世界王座って、認定団体による興行を盛り上げる箔付けに過ぎないのだが。

 

古い話だと、オスカー・デラホーヤとフェルナンド・バルガスがガチで不仲(バルガスが一方的に喧嘩を売っていた)らしいが、ほとんどはプロモーションの一環として、不仲や舌戦を演出している。SNS等でのライバルへの挑発も宣伝や売名だ。

ワイルダーVSフューリーはプロモツアーで過激に挑発し合っていたが、ちょっと揃ってやり過ぎた為に「お前ら、実は仲が良いだろ」と一部のファンに突っ込まれていた。

 

そんな試合前の演出。

この日本では辰吉丈一郎と亀田興毅が随一である。

 

畑山隆則は演出ではなく素に近い感じだ。彼の場合はキャラ作りではなく、ほぼ本人そのままだったと思う。リック吉村戦の試合後とか特に。プロの興行なのに自分に正直で本音を出し過ぎである。あのドロー判定の直後、ファンと番組を意識して「しゃおら~~!」「どんなもんじゃい!」と臆面もなく(カメラ目線で)コーナーポストに駆け上がれれば、解説者としてTBSから干される事もなかっただろう。

 

皮肉にも辰吉は「稀代の天性、最強」という当初の売りから、いつの間にか「勝つ時も負ける時も派手で大味な試合」「ザル防御からの豪快な倒されっぷり」に変化しており、興毅も「亀田とKOはセット」から「亀田と判定はセット」「キャラ付けに反した塩ボクサー」になっていたが。

両名、世界戦で強敵相手にKOを連発できなかった。

共通していたのは、ビッグマウスに比例して、試合内容が、うん、その、なんだ。裏を返して、そのギャップを楽しむのも一興かもしれない。

それでも、とにかくこの2人は試合前の盛り上げが絶妙に上手い。他の日本人ボクサーが苦手過ぎという見方もあるけれど。

 

そして興毅は、この天心戦において往年のパフォーマンスを復活させた。

 

いわゆる亀田節に、日本でもすっかり定着したフェイスオフだ。

きっちりとヒールを演じる。職人芸的な盛り上げ方は流石の一言。

懐かしくもあり、どこか微笑ましくもあった。

ただこのパフォーマンス、簡単そうで実は難しく、天心は上手く応える事ができなかったのが少々残念である。それもプロに必要な技術なので。

 

abematimes.com

 

天心の乗りの悪さは、河野公平との試合を前にしたパフォーマンスを思い出す。

あれはちょっと失敗だったと思う。滑っていた。

どう考えても、お膳立てされていなければ(河野のワタナベジムでの会見への)興毅の乱入は無理があったし、ほとんどの者は「本当に乱入したらジムへの不法侵入だろ」「会長の「亀田、ここはワタナベジムだぞ」が棒読み過ぎ」「控室でスタンバってたと思う」「河野だけ台本を知らされずに、本当に驚いていたっぽい」と、突っ込みを入れまくっていた。しかも興毅のドキュメント用のカメラも回っていたという。

公式戦ラストファイトとなった河野戦での、ボクサーとしての衰えっぷりも悲しかったが、最後は代名詞だったパフォーマンスもコントに近くなっていたんだよなぁ。

 

契約体重が58キロ以上だったのが気掛かりではあった。

ベストがSフライの骨格なのに、ほぼSフェザー級である。

 

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盛り上がった勝敗予想

これは本当に盛り上がった。

直前までルールが伏せられていたにも関わらずにも、だ。

  • ヘッドギアの有無
  • グローブのサイズ
  • 何ラウンド制か

これらによって戦術がまるで変ってくる。

現役の天心に対して、元プロの興毅。

どれだけ現役時代のコンディションに戻せるのか、が大きな焦点だ。ただし、現役時の状態でも河野戦の頃だったら、たぶんお話になりそうにない。まだ30歳くらいだったのに、すでに足が動かなくなっており、ベタ足で河野と打ち合っていたのだから。

そして、ついに対決へ――

番組放映が始まり、多くの視聴者が興味深々で釘付けとなる。

試合開始は22時半とアナウンスされていたが、放送開始から皆が視聴だ。

そして22時半を迎える。

試合はまだ始まらない。

なんと試合が始まったのは、番組開始から4時間後であった。

 

前振りが4時間という世紀の大イベントだ。

 

その挙句、発表されたルールとは。

3分3ラウンド、12オンスでヘッドギアあり。――やはりスパーリングだ。

散々指摘されていたが、この試合でKOされたり大きなダメージを被ると、天心は後の試合をキャンセルする羽目になるので、安全対策には万全を期すのは当然なのだが。

繰り返す。

 

本番9分で、前振りが4時間である。

 

12ラウンドを予定して3回KO決着ではない。

フルラウンド戦って9分ポッキリである。

 

AbemaTVの番組構成は、マジで超天才かよ。

この4時間と9分の絶妙な配分に、世間は絶賛であった。

待ちに待った試合が幕を開ける。

ゴング後、両雄は――

 

ええぇえ!?

よ、弱い! めっちゃ弱いよ、興毅!

ビックリするくらい興毅が弱いのだ。

 

天心が速いというよりも、興毅が遅い。

そりゃ現役時は52~53キロ(計量時)なのにブランク後、僅か1ヵ月半の調整で58キロ以上である。減量どころか増量だ。明らかに重すぎ。これで速く動ける筈がない。どれだけ現役に近い状態に戻せるか、とかいう段階ではなく、これじゃ並の8回戦にすら歯が立たない感じである。見る影もないとは、まさにこの事だ。

そもそも、たった50日程度のトレーニングで筋肉量が増えるわけないし。見た目はそれなりにマッチョであったが、現役の頃の身体に程遠いのは当たり前であった。

 

それにパンチへの反応が。

試合勘の問題ではない気がする。アルコールを一切飲まなかったストイックで節制的な現役時代とは違い、今は仕事の付き合いの関係もあり、ハイボールを愛飲しているそうだし。人間の目と反射神経って、こんなに極端に落ちるものだったとは。

 

スタミナは予想を上回る酷さだった。

アスリートが引退後に真っ先に、そして顕著に衰えるのがスタミナである。そして回復させるのが最も難しいのもスタミナだ。興毅は云っていた。自分ならば最低限は仕上げて、テーパリッドみたいにスタミナ切れしないと。

だが、正直いってテーパリッドよりもスタミナ切れしている様な(汗

全く仕上がっていない。間違いなくデブったテーパリッドにも負ける。

 

遅い、鈍い、体力ない――の三重奏。

 

想像以上のダメっぷりに興毅自身も己に絶望している雰囲気で、途中から天心が忖度して手を抜いている感じとなる。現役時を彷彿とさせる興毅ならばKOすれば画になるかもしれないが、今の興毅をKOしても単に気まずくなるだけ

 

そして迎えた第3ラウンド。

 

両者、ヘッドギアを外す!

 

これにはネットの実況が大盛り上がりだ。

台本キタァーーーーーッ!!

 

まあ、台本でなければ、途中でヘッドギアを勝手に外すとか、大問題だからね、実際。そこにツッコミを入れるのは野暮ってものである。

体力が尽きてヘロヘロな感じの興毅は、歯を食いしばって打ち合った。

かなり熱いシーンだ。

 

気のせいか、天心ではなく興毅が主役っぽくなっているが。

 

伝説となった9分間が幕を閉じ、両者はお互いを称え合う。

何だかんだで感動的な9分間であった。

しつこいが、前振りが4時間でなければなぁ(苦笑

 

この試合を元世界2階級王者、大毅氏は自身のブログでこう記した。

引用はAbemaニュースより。

この日、大毅は「お疲れ様」というタイトルでブログを更新。兄・興毅と那須川の試合中の写真を数枚公開。

続けて「最高の試合やったね。」興毅と那須川を労い、「あんなに強かったお兄がこうなるんやから人間ってそりゃ衰えるよな。寂しいけどそこがまた美しい。」と感慨深い様子でつづり、試合終了後に抱擁し合う2人の写真を公開しブログを締めくくった。

ameblo.jp

www.excite.co.jp

これでプロボクサーとしての亀田興毅のストーリーは完結だ。

まだ32歳。

かつては時代の寵児でもあった興毅だが、幸運と不運に晒されたそのボクシング人生は荒波のごとく迷走し、早熟のまま、きっと本当の全盛期を迎える事なく、切なくピークアウトしてしまった。もっと周囲と環境が興毅に味方すれば、4階級制覇だってできだろう。

 

本心としては、リングで叩きのめされてスッキリ引退したかったのかも。

 

河野戦では、すでに本来の亀田興毅ではなかったし、引退なんて考える時期ではないポンサクレック戦は別にして、現役としての終わりどころを切望していた様に感じる。だから、たとえ非公認のエキシビジョンででも引退して久しいポンサクレックと再戦し、ロマゴンとの試合実現をアピール(それは叶わず)し、2度目の現役引退を表明するも、亀田興毅劇場の最後として、この舞台を選んだ――

 

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亀田興毅の試合後コメント

ゴング格闘技からのYahoo!ニュースより引用。

ここから先、無粋な文章は控える。

ただ、亀田興毅という生き様を少しでも感じて欲しいから――

試合後、亀田は報道陣に次のようにコメント。自身の最後の試合であること、那須川と戦った感想、そしてボクシングへの想いを語った。

 

試合が終わって一番は清々しい気持ちですね。もう終わったな、という。去年の試合に出た時は次もちょっと頭の中に考えがあったけれど、今回に関してはもうないから終わったなっていう。戦いながらも楽しい気持ちもあるし、寂しい気持ちもあるし。でもこれからの格闘技界を引っ張っていく、格闘技界の中心でやっていくファイターと引退したボクサーと、拳を交えるということも凄い嬉しいことやし。

 

こういう戦いってなかなか実現させるのが難しいんですよね。いろいろなものを乗り越えて、多少は批判もあるし、いろいろなものがある中で実現した。でも批判もあってその中でもこの試合を引き受けてやったというのは、自分なりに格闘技界に伝えたいものがあったし、これから格闘技界全体が盛り上がってきてくれればと思っているから。

 

ボクシングだけが盛り上がったらいいってわけではないんですよね。ボクシングも、キックボクシングも、総合格闘技も、全てリングものがひとつになって戦って、それでも野球やサッカーには勝てないんですよね。だから今、これからの格闘技界っていうのは、もっと横のつながりをもってみんなで力を合わせて巨大な野球やサッカーと戦っていけるようなメジャーコンテンツに格闘技がなっていけばいいな、と。

 

今日の戦いも自分なりのこれからの格闘技界に対して伝えたいことでもメッセージでもあるし、やっぱり今日の戦いをみんな注目して見てくれたわけで。ただ、元ボクサーとして世界チャンピオンとして、もうちょっといい戦いが見せられたらよかったんですけれど、さすがに衰えにはかなわないかな。そういうところもあります。 

 

でも凄く楽しかったし、天心君は戦っていて思ったんですが頭もいいし、勘もいい選手ですよ。だからこれからどういう風な格闘技の道を進んでいくのかわからないですけれど、未来は明るいんじゃないですか。

 

だから自分は間を取ってこれでやって。自分はボクシングの世界チャンピオンという誇りを持ってリングに上がりますよ。最後は興奮してヘッドギアを取ってしまいましたけれどね。それは申し訳ないと思いますけれど。でも本来はヘッドギアを着けて、大きいグローブを着けて、言わばボクシング風じゃないですか。あくまでもボクシングじゃないから。というところで、ギリギリのラインなんですよ。

 

そのギリギリのラインで、自分は今ボクシングの競技人口が減っているから、そこに新規のファンを取り入れるためにやったつもりなんですけれどね。それがやっぱりボクシング界的にはよくないと言うのなら仕方がないし、そこに反論するつもりもない。だから自分としては個人的なそういう思いで、ボクシングというものをもっともっとこれから盛り上げていきたいなと。

 

たまにこういう刺激的なものがあって新規を入れる。でも新規が入った時に、みんながボクシング面白いな、カッコいいなって来た時に中がしっかり体制がとれていなかったら、バラバラやったら、せっかく来た人間も離れていくじゃないですか。飲食店もそうですよね。ここ有名やおいしそうやって行って、まずかったり接客が悪かったら次に行かないじゃないですか。でもおいしかったらそこのファンになってリピーターになるのと一緒で、ボクシングだってこういう企画があって、亀田と天心の試合面白かった、楽しかった、僕もボクシングやってみようと入ってきた人たちが、今のボクシング業界の体制やったら続くのかなって不安はあります。だからまずは体制だけ作り上げた方がいいんじゃないかなって個人的には思います。

 

もうさすがに戦わないですよ。亀田興毅劇場は終幕ですよ。よかったですよ、終わらすことができて。でもこれからいろいろなことを、今のボクシング界におる人たちともっと歩み寄って、みんなの意見を聞きたくて、気持ちをひとつに作っていかないといけないのかなって。自分一人で作るのはできないし、そんなに偉い人間でもないし、そんな立場もないし。だから皆さん、ボクシング界の重鎮と言われる方がいっぱいいてるじゃないですか。そういう人たちと力を合わせてみんなで意見を交換し合って、いいものを作っていけたらなと。

 

自分が客観的に見てバラバラになってるじゃないですか。誰がこのピラミッドを作って誰がここにおってというものがないわけじゃないですか。そういうものをしっかり確立していかないと。みんなそれぞれが個々にやっている状況が自分はよくないと思います。

 

(父・史郎氏がセコンドに就いたこと)親父とちっちゃい頃からボクシングを始めてここまで来ましたからね。だから最後のリングも一緒に上がることができて凄く楽しかったです。いい思い出になりましたよ。試合の時は親父の声しか聞こえない。そういう耳になっているから。これが相手がめちゃめちゃ弱い相手だったらぱっとせえへんけれど、凄く強い選手で今格闘技界で一番注目されていてこれから背負っていく選手と、ああして一緒の場で戦えたのは嬉しいですよ。

 

凄い楽しかったですね。今の自分、6月22日の亀田興毅ができる全てのことを出して終わることができたので、これだけ多くの人に見てもらえて嬉しい限りです。これからはもっともっと強い選手がいっぱいいてるんで、そういう人たちの応援をしてあげてもらえたら、と思います。

 

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