僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【俺的超絶悲報】戯れ言――アンソニー・ジョシュアが7回TKO負けについて【ヘビー級大番狂わせ】

【俺的超絶悲報】戯れ言――アンソニー・ジョシュアが7回TKO負けについて【ヘビー級大番狂わせ】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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引用元――7回、王者ジョシュア(奥)をTKOで下し声援に応える挑戦者ルイス(AP)】

 

 

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AJ、まさかの王座陥落

6月1日(日本時間2日)

会場:米ニューヨーク、MSG

3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ

 (WBAスーパー&WBO&IBF)

TKO7回1分27秒

 勝利 挑戦者WBA5位

    アンディ・ルイスJr(29=米国)

    戦績:33勝(21KO)1敗

      VS

 敗北 3団体統一王者

    アンソニー・ジョシュア(29=英国)

    戦績:22勝(21KO)1敗

 AJはIBFのV8、WBAのV5、WBOのV3に失敗

 

なんとも衝撃的な結末を迎えてしまった。

ジョシュアの楽勝で終わり、わざわざ記事にする予定なんて無かったのに。

明らかに絶不調なジョシュアであったが、それを言い訳にはできない完敗を、代役挑戦者のルイスに喫してしまう。かつてレノックス・ルイスがオリバー・マッコールとハシーム・ラクマンにKOされたポカ負けとは異なる内容だ。レノックスは再戦で「ありゃあ、準備不足と油断が敗因だ」と、両者を完膚なきまでにKOで叩きのめした。倒され方も「交通事故」めいた豪快なワンパンチであった。

だが、ジョシュアの倒され方は違う。アクシデンタル性が皆無といえよう。 

敗因を考える

  1. 代役挑戦者への準備不足
  2. 試合前からメンタルが不調
  3. ルイスの作戦が嵌る
  4. 単純にルイスが強かった

ザッと挙げられるのは、こんなところであろうか。

順番に掘り下げていこう。

 

1.についてだ。

この試合はジョシュアのアメリカ初上陸であり、本場へのお披露目であり、本来ならば調整試合に近かった。来るべきビッグマッチ――デオンテイ・ワイルダーやタイソン・フューリーといったライバル達へのアピールでもある。選ばれた咬ませ犬は、元キックボクサーのジャレル・ミラー(30=米国)だ。

しかし、ミラーはドーピング検査で引っかかってしまう。出場停止処分だ。

そこから代役挑戦者探しに奔走し、快諾してくれたのがルイスであった。4月20日に試合をしたばかり(5回TKO勝ち)だが、急遽のオファーを即決で快諾してくれた。

当然ながら、両者は立場が異なる。

ワイルダーかジョシュアへの挑戦を常日頃から睨んでいたルイスに対し、ジョシュアはルイス対策をする時間なく、ぶつけ本番に近い調整で試合に臨むのを強いられた。対ルイス用のスパーリングも、ほとんどやれていないだろう。

試合でも、「どうしてAJは自分より背の低い相手に、あんな戦い方をするんだ?」という場面が目立っていた。単純にスパーリング不足が原因と思われる。

 

2.についてだ。

元々からして、ジョシュアはメンタル的な不安が指摘されていた。

図太さよりも繊細さが出ている顔立ちで、試合中も割と弱気を表情に出してしまう。初となるアメリカでのリング、そして対戦相手の変更――試合直前のジョシュアはハッキリと自信なさ気に見えた。

というか、緊張で咥えていたマウスピースを何度も口から出す始末。

動きもガチガチで、バランスが悪く、ジャブで上体が流れる時さえあった。

しかし、メンタル面は言い訳にはならない。それも含めてというか、ボクサーにとってメンタル面での強靭さは最も重要なファクターの1つであるからだ。

 

3.についてだ。

ルイスは代役挑戦者であっても、急造チャレンジャーではなかった。

ワイルダーとジョシュア、どちらにも「いつでも」指名されてもよい様に、普段から対策を練っていたと思われる動きであった。

ジョシュアの打たれ脆さを計算に入れた上で、ベストの動きを披露した。

AJ攻略の見本だろう。

 

4.についてだ。

ビア樽みたいな中年おっさん体形であったが、普通にルイスは強い。

唯一の敗戦もWBO王座決定戦で、パーカー相手に接戦での判定を落としただけだ。しかも16年の話だ。それからルイスも進歩している。

チーフトレーナーのロブ・マックラッケンも試合前日に「(ドーピング違反でアウトになった)ジャーレル・ミラーよりもルイスの方が強い」と警戒のコメントを残していた。本当ならば、相性が悪そうなルイスとは(準備不足で)やらせたくなかったのだろう。

身体の厚みこそ流石にヘビー級のトップボクサーであるが、どう見ても運動不足なメタボリックな外見で、ジョギングしただけで息が上がりそうなイメージとは裏腹に、スピードがあり、パワーも充分だった。

ステップイン、フットワーク、ハンドスピード、そして回転力。

いずれの速度もジョシュアを上回っていた。加えて、パンチも充分ときている。

しかも技術も高く、特にディフェンスが巧かった。

モハメド・アリが「蝶のように舞い、蜂の様に刺す」のならば――

このルイスは「豚の様に舞い、闘牛の様に刺す」と僕は形容しよう。

 

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試合を振り返る

まずは試合前の両者。

ルイスは落ち着いている。反面、ジョシュアはナーバスだ。

 

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なんというか、ルイスのリング衣装が凄い。グローブも金色だ。

これほどまでに似合っておらず、そして、見慣れてくると割と格好よく感じてしまう豪奢な衣装は初めて見た。このファッションセンスは如何にして培われたのだろうか。

そして歴史が変わる運命の一戦が始まる。

 

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この外見からは想像できないシャープな動きとテクをみせるルイス。

対するジョシュアも身長とリーチを生かし、ほぼ互角で序盤は推移した。あえて評価するのならば、ジョシュアのジャブか。しかしルイスは軽快だ。手数も豊富だ。

試合が動いたのは3回。

 

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左フックがタイミングよく引っかかり、ルイスが尻もち。

ダメージは軽微だ。動揺もない。

改めて見ても、ルイスは本当に酷い体付きである。風呂上がりのおっさんみたいだ。

ルイスの強さを肌で感じているジョシュアは、ここで距離を取らずに一気に仕留めにいってしまう。結果論だが、これが墓穴を掘る。判定狙いで落ち着いて戦っていれば、別の結果だったかもしれない。距離が詰まり、これを待ってましたとばかりにルイスは猛然と受けて立ち、そしてジョシュアを圧倒した。

 

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ダウンを奪い返すルイス。

ジョシュアのパンチを臆しておらず、真っ向から殴り倒す。

というか、やはりジョシュアは打たれ弱い。対してルイスは頑丈だ。

さらにルイスの攻勢が続き、ラウンド終了間際――

 

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ロープ際で横なぎに嫌だ倒れするジョシュア。脆いと言わざるを得ない。

力なく立ち上がるも、この表情である。

4回と5回、ダメージからの回復はしていないが、ジョシュアも頑張る。

けれど、ルイスはマイペースでジョシュアを削っていく。ポイント云々ではなく、仕掛けるタイミングを見極めている戦いぶりだ。両者共にスピーディだった。

技術的にも見応えのある試合といえよう。ルイスのディフェンスが随所で光る。

6回に入り、ルイスがスパートをかけた。もう倒せると踏んだのだろう。

ジョシュアはボコボコにされ、次の7回――

 

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連打に晒され、またしても嫌倒れするジョシュア。ダメだ。

もう心が折れている。逆転の芽はないし、ここでストップでもよかった。

ルイスは4度目のダウンを追加して、試合を終わらせる。

ジョシュアは膝から崩れ落ち――

 

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ルイスが完勝で、3団体統一ヘビー級世界王者に君臨した。

まさに《デストロイヤー(破壊者)》の異名に恥じないKO劇である。国籍はアメリカであるが、ルーツ的にメキシコ系で初のヘビー級世界王者が誕生だ。

試合後、ジョシュアは「アメリカと私と戦ってくれたルイスに感謝したい」とコメントしており、潔いのは紳士的だが、ちょっと再起が心配になってしまった。

 

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個人的な感想、気持ち

僕はジョシュアのファンだ。

ワイルダーとの4団体統一戦を制し、名実共にヘビー級のトップに立って欲しかったし、オールタイムでもヘビー級ナンバーワンにと願っていたのだ。

歴史上で最強のヘビー級ボクサー。

ラリー・ホームズ、若き日のジョージ・フォアマン、おそらく彼が最強であろうレノックス・ルイス、そしてクリチコ兄弟。モハメド・アリは別枠で、オマケでマイク・タイソンを入れてもよいか。ただし、タイソンって自分より身長のある相手をKOしてはいたが、実のところ、大半がタイソンよりも体重が軽い咬ませ犬だったりする。

フューリーとワイルダー、そしてジョシュアはどこまで評価を伸ばせるのか。ひょっとしたら、フューリーが歴史上で最強かもしれない。

◆合わせて読みたい◆

 

正直いって、フューリーには分が悪いと思っていた。

でも、KOモンスター同士となるワイルダーとの頂上決戦で光り輝き、ジョシュアにヘビー級史上での星になって欲しかったのである。そんな夢が砕けた。

まあ、今となってはルイス対ワイルダー、ルイス対フューリーも興味深いファイトとなっているが。この中だと、やはりフューリーが頭一つ抜けているか。

 

人気声優の戸松遥が結婚を発表した時。

多くのファンが「ちょっと横にるわ」とSNSでコメントした。

僕も人気声優の悠木碧ちゃんや水瀬いのりちゃんが結婚を発表したら、冗談交じりで「ちょっと横になるわ」とツイッターでツイートするかもしれない。

しかし、今回のジョシュアの敗戦を目の当たりにして――

 

ちょっと横になるわ

 

ショックだ。くそ、ちくしょう。

ぅうわぁぁぁあぁああああぁぁぁああああああああぁぁああああ!!

なんてこった。

ルイスを恨む気持ちはない。おめでとうルイス。

でも、こんなのってないよ。酷いよ。

あひゃぁぎゃぁぁあぁああぁぁうぽへぉぽぽぽぽ。

パーカー相手にパーフェクトレコードが途切れた時も悔しかったが、こんなのって、こんなのって、AJの戦績に傷がぁぁぁあああああああぁぁ~~。

ぁぁあああああああああぁぁあああああああああああぁぁぁあああ~~~~~~~~。

嫌だ、いやだ、イヤだ、いやぁぁぁあああああああああぁぁあ!

あぁんまりぃだぁぁああああああああぁぁあああああぁぁああああああああ~~!

今まで、好きなボクサーが負けてもそれなりに「仕方がない」と受け入れていたし、好きではないボクサーが勝っても「実力勝負の世界だから」と割り切っていたが、初めてだ、こんなに心が傷ついたのは。

ジョシュアが負ける事について、心の準備ができていなかったし。

僕にとって6月2日は、最悪の日であった。

 

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