僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【フィリピン人に】戯れ言――小浦翼の東洋王座陥落から考える日本人ボクサーのレベルについて【無残なTKO敗】

【フィリピン人に】戯れ言――小浦翼の東洋王座陥落から考える日本人ボクサーのレベルについて【無残なTKO敗】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

それは去る3月31日の出来事であった。

デビューから14連勝(9KO)中のOPBF東洋太平洋ミニマム級王者、小浦翼がタイトル防衛戦に臨んだ。相手は同級13位のリト・ダンテ(フィリピン)。ハッキリいって噛ませ犬である。

 

小浦は24歳のホープ。所属はE&Jカシアス・ボクシングジムだ。

全日本新人王にもなっている。V4戦となるこの試合は、カシアスジム15周年記念興行として地元(会場、大さん橋ホール)のメインイベントだった。WBA、WBC、IBFで世界ランクに顔を出し、ウェイティングサークルにいる小浦はこの試合に快勝して、可能ならば次で世界挑戦を――

陣営が描いていた青写真に対し、結果は。

 

OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ

TKO12回1分18秒

勝利――13位 リト・ダンテ(比国)

    16勝(9KO)10敗4分

  VS

敗北――王者 小浦翼(E&Jカシアス)

    14勝(9KO)1敗=V4に失敗

 

予想外のKO負けでタイトルを失ってしまう。

結果のみを考えれば、大番狂わせだ。

ちなみにこのダンテ、現WBOミニマム級王者であるビッグ・サルダール(比国)に完敗しているボクサーで、ぶっちゃけダンテを圧倒できないのならば、世界戦なんて組んでも金と時間の無駄(記念挑戦)でしかないという。

 

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14戦全勝9KO――レコードだけみれば輝かしいのだが、対戦相手の質は世界ランカーとしては低かった模様だ。

前途したサルダールのWBO王座に挑み、全く歯が立たなかった谷口将隆(ワタナベ)と、どっこいどっこい(ほぼ同等のレベル)だったので、谷口を物差しにするのならば、小浦もサルダールには分が悪いだろうという見方は多かったが。

ちなみに小浦と谷口はOPBF王座決定戦で激突し、小浦の判定勝ちである。

谷口(11勝7KO3敗)はその後、WBOアジアパシフィック王座を比国選手相手の決定戦で獲得し、その恩恵でWBO王座に挑戦できたのだ。加えて記せば、小浦と谷口が争った東洋王座は現WBA世界Lフライ級スーパー王者(前IBF世界ミニマム級王者)の京口紘人(ワタナベ)が返上したタイトルだったりする。凄いね、軽量級における地域タイトルの日本人によるたらい回し。これ、昔からだけど。

 

今時はボクシングファンではなくても、階級(クラス)が上がるに従って日本人は海外のボクサーに通用しなくなっていくのは周知されている。また、フェザー級から上になると競技レベルが上がる事も。

ここ近年でSフェザー級の世界王者が4名も誕生(粟生は微妙だったが皆、泡沫王者ではない)している事から錯覚しそうだが、日本人ボクサーにとってはSバンタム級が階級の壁といえよう。

井上尚弥は別格ゆえにSバンタムでも通用しそうだが、他の日本人ボクサーを見渡しても、近年に限定すると元WBC王者の西岡利晃くらいしか長く世界戦(のレベル)で戦えなかった。その西岡も全盛期のドネアに一蹴されたが。他は亀田和毅くらいか、実力的に光っているのは。これはSバンタムのみの話ね。

 

逆にいえばバンタム以下(の軽量級)ならば、日本人ボクサーはそれなりに海外基準でも強い、と思っているファンが多い。

 

かつて亀田三兄弟に「日本人と戦え!」と云っていた層は、まさしくそれだ。

日本人相手の勝ち星や新人王、日本タイトルを過大評価する連中である。

外国人選手(来日するタイ人、フィリピン人、メキシコ人、インドネシア人)は弱い咬ませ犬と認識されており、彼等に勝った(買った)ところで評価なんてできないと。

実際、ほとんどのケースにおいて間違いではないが。

 

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大真面目に海外でのビッグマッチ志向は、現WBO世界Sフェザー級王者、伊藤雅雪(伴流)くらいなものだろう。伊藤の場合は、近辺階級にビッグネームが揃っているという事も大きい。無名相手に10回防衛成功させるよりも、ロマチェンコ戦やデービス戦を実現させて負けた方が後世に名を残せる。WBC世界ライト級王座の防衛よりも、ロベルト・デュランと戦った事を(海外のファンに)記憶されているガッツ石松と同じだ。

 

だが、改めて考えてみて欲しい。

国内に外国人ボクサーを招聘できずに、海外に出る日本人ボクサーの事情を。

裏を返せば、日本にやってくる外国人ボクサーだって似た様な状況が多いのだ。特に貧困層出身のボクサーならば、その内実はもっと深刻であろう。実力があっても世界戦のチャンスなど契約(というか下請けや奴隷に近い)しているプロモーターとの関係から夢を見ることすらないボクサーは、日本人ボクサーに勝つ実力があっても「次も仕事として呼んでもらう為に」負け役を演じるのだ。これは批難できる事ではない。

 

だから世界ランキングやOPBFやアジアパシフィック等の地域タイトルが掛かった試合だと、負け役をやめて本気で勝ちにくるケースがある。ボクサーだからね。

今回の小浦を倒したリト・ダンテも同様だろう。とはいえ、ダンテはサルダールと対戦できる程度の位置には付けているので、完全な職業かませではないが。

 

日本人ボクサーのレベルについては、『世界のボクシングと日本のボクシング』というブログが有名だったりする。

世界のボクシングと日本のボクシング

かなり辛辣に日本人ボクサーの実相を語っている反面、ちょっとばかりアンチ日本ボクシング界のバイアスが強過ぎるかな、といったブログだ。一部のマニアには知られている。

ちなみに管理人は井上尚弥が好きではない模様。

www.maywetherj.work

個人的には、新人王⇒日本ランカー⇒日本タイトル⇒世界ランカー(とのテストマッチ)⇒世界戦、が日本人ボクサーにとっての王道だと思う。

だが、それは国内ルートが最も確実かつ安全なレベルにおさまっている日本人ボクサーにとってであり、実力と才能があるのならば、別に日本人と対戦する必要性はないと考える。軽量級になるに従って、世界王者や世界ランカーの日本人率は高くなっていくので、必然として軽量級は日本人との対戦が必須になるが。

 

ま、あまりニワカが日本人ボクサーを過大評価するのは、アレだよって話。

 

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