僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【メキシコのスター】戯れ言――カネロのSミドル級王座挑戦について【サウル・アルバレス】

【メキシコのスター】戯れ言――カネロのSミドル級王座挑戦について【サウル・アルバレス】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

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カネロ(中央)がゴロフキンに判定勝ち。常に真価を疑問視されてきたメキシカン・スターが実力を証明した【写真:USA TODAY Sports/アフロ】

 

サウル・アルバレス(28=メキシコ)

彼は今年の9月、因縁となったPFPトップボクサーでミドル級統一王者――GGGことゲナンジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)を判定で下し、初戦の引き分けに続く再戦を見事に飾り、正真正銘、世界ボクシングのトップシーンへと躍り出た。

 

愛称は"カネロ(Canelo)"。

スペイン語でシナモンを意味し、アルバレスの髪の毛が赤毛であることに由来する。

日本人には馴染みないニックネームで、時にはカネロ・アルバレスが名前だと誤解しているファンもいるだろう。サウル・"カネロ"・アルバレスが正解だ。

 

このカネロ、GGGに勝利する前から絶大な人気を誇るスーパースターだ。因縁の相手となったGGGが長らく不人気で、知名度を得るまで細々とWBAタイトルを地方巡業の様に防衛していたのとは、対照的ともいえる。

これまで獲得した世界タイトルは――

 

WBC世界Sウェルター級王座(防衛6)

WBA世界Sウェルター級王座(防衛0)

※)両タイトルは王座統一を果たした。

WBC世界ミドル級王座(防衛1⇒返上)

WBO世界Sウェルター級王座(防衛0⇒返上)

WBA世界ミドル級スーパー王座(防衛0、保持)

WBC世界ミドル級王座(防衛0、保持)

※)両タイトルは統一王座として獲得。

 

他にもSウェルター級とミドル級でリングマガジン誌認定王座を得ている。

通算戦績は53戦50勝(34KO)1敗2分

唯一の敗戦は、WBA・WBC統一世界Sウェルター級タイトルの防衛に失敗した、フロイド・メイウェザーJrとの一戦だ。

 

キャリアとしては、ほぼ文句の付けようがない。

メイウェザー戦は約5年前で、まだ23歳の頃であるし、現在のカネロは28歳というボクサーとしては身心共にピークを迎える年齢だ。

 

これから円熟期が訪れるスーパースターの彼に対して、動画配信サービスDAZNは、11試合で3億6500万ドル(約401億5000万円)という大型契約を結んでいる。

 

ただし、カネロの過去に全く汚点がないというわけでもなかったりする。

最初のミドル級時代――ミゲール・コットやアミール・カーンといった世界的な人気と実力のボクサーと対戦し、勝利を収めているが、ミドル級リミットではなく155ポンド(70.3キロ)のキャッチウェイト(契約体重)で戦っている。

 

要するに、この時点でのカネロはミドル級としてのフィジカルが完成しておらず、再びSウェルターに舞い戻った。

それもつかの間、チャベス・ジュニアとの試合でミドル級に復帰する。

今後はミドル級リミットを上回るキャッチウェイト(契約体重)であった。

同胞であるチャベス・ジュニアに圧勝したカネロは、その絶大な人気と地位、名声を盤石のものとする為、最強王者――ゴロフキンに挑む。

 

だが、ここで2つ目の汚点を刻んでしまう。

やや不利にみえた試合内容はドロー判定という形で、決着は再戦へと持ち越されたのだが、試合後の検査で尿サンプルから禁止薬物のクレンブテロールに対する陽性反応が、2度も出てしまった。

これに対しては、半年間の資格停止処分で決着している。

 

そして冒頭で述べた勝利へと結びつく。

 

僕はGGGが好きなので、カネロの勝利には苦い思いを味わったが、試合自体には文句がなかった。ミドルのトップに君臨したカネロの次戦は――

 

なんとWBA世界Sミドル級正規王者、ロッキー・フィールディング(31=英国)

 

一時的だと強調しているが、Sミドルに上げるというのだ。

まあ、最も与しやすい相手を選んではいる。

WBAスーパーはカラム・スミス(25戦全勝18KO)

WBCは空位(休養王者はいる)

IBFはホセ・ウスカテギ(28勝23KO2敗)

WBOはヒルベルト・ラミレス(39戦全勝29KO)

 

この3名を相手にするのは、やはり無謀だろう。

ミドルからSミドルの壁は思いの外、厚く、前途したチャベス・ジュニアもSミドルではフィジカル的に通用しなかった。

ミドルとしても大柄とはいえないカネロが、このSミドル級へのアタックは、やはり3階級制覇という肩書きが欲しいからか。

 

近年、複数階級制覇が当たり前というか、最低限のステータスだ。

2階級では物足りなく、スターならば3階級は当然という感じである。

 

戦前、カネロが負けると予想した者は皆無だった。

しかしサイズ差がある(身長、リーチともに10センチ以上のハンデ)ので、あるいは苦戦するかも、という見方もあった。判定決着が濃厚だとも。

 

日本時間にして12月16日――答えは出た。

 

WBC・WBA統一世界ミドル級王者

 サウル・"カネロ"・アルバレス

 (51勝35KO1敗2分)

   TKO 3回2分38秒

WBA世界Sミドル級王者

 ロッキー・フィールディング

 (27勝15KO2敗)

 

カネロの圧勝だった。

強烈な左ボディが何度も火を噴き、初回にファースト・ダウンを、2回にも、そして3回に2度のダウンを追加して一方的に試合を終わらせた。 身長差を苦にしない完璧な勝利。

 

うん、フィールディングは普通に噛ませ犬以外の何物でもなかった。

 

3階級制覇を達成したカネロは、再びというか三度、ミドル級に戻ってくる。

次戦の相手は果たして?

GGGとのラバーマッチだろうか。

それともジャーモール・チャーロ(27戦全勝21KO)になるのか。

 

世界のボクシング・シーンは今、カネロを中心に回っている。

 

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