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【WBC暫定王座決定戦】戯れ言――亀田和毅のSバンタム級世界戦について【三兄弟2階級制覇へ】

【WBC暫定王座決定戦】戯れ言――亀田和毅のSバンタム級世界戦について【三兄弟2階級制覇へ】

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さあ、戯れ言 記事 ゴト を始めようか――

 

 

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元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(27=協栄)が待望していた世界戦(WBC暫定戦)の実現が、10月3日に発表された。

 

以前から世界戦の交渉が難航していた模様で、本人、陣営共に「試合をしてくれるのならば主要4団体の世界王者、誰が相手でもOK」との姿勢だったが、それも虚しく相手が決まらない日々が続いていた。

ボクシングは興行であり、かつ相手側の事情があるので、それは仕方が無いといえば仕方が無い事である。超ネームバリューのある人気選手(興行が大きくなるので王者側が喜んで指名してれる)でもなければ、基本的に指名挑戦者以外はウェイティングサークルの中での順番待ちを強いられる。しかもランキング順に挑戦できるわけではなく、プロモーター側の事情(力関係)と興行的、スポンサー的な事情(資金)が複雑に絡むのだ。

 

要するに、未だにアンチの存在(声)が大きく、かつ業界内での威光が落ち、過日の名門である協栄ジムでは、元世界王者で世界上位ランカーの和毅に、世界戦の舞台を用意する事がなかなか出来ないでいた。

ここ最近では世界ランクを維持する為に、年1回~2回の調整試合を消化しているだけといった印象だ。1番もどかしいのは本人だろう。世界挑戦者決定戦でもなければ、まともな世界ランカーがノーメリット(ギャラが超破格なら別だが)で、わざわざ日本まで来て和毅と試合してくれる筈もない。それが出来れば、とっくに世界戦を組めているだろうし。

 

和毅の戦績は37戦35勝(20KO)2敗

世界戦では4勝(1KO)2敗(0KO)

 

結果論であるが、井上尚弥に1回TKOで敗れたWBA世界バンタム級王者マクドネルに喫した2敗がキャリアに大きく影を落とした格好だ。しかし2敗はいずれも接戦で、バンタム級での減量苦の影響が顕著であった為、ボクサーとしての評価は落ちていない。

マクドネルとの連戦を最後に、Sバンタム級へ上げている。後半の失速ぶりからするに、もうバンタムの身体(体重)は造れなくなっていたのだろう。

 

和毅はメキシコからアメリカへ主戦場を移した。しかし契約したヘイモンの元ではマクドネル戦以降に試合枯れが続いてしまった為か、2016年に現在の協栄ジムに移籍。日本国内で試合をしている。

現在のランキングは以下の通りだ。

 

WBA2位

WBC2位

IBF3位(1位2位は空位)=指名挑戦権あり

WBO9位

 

王者陣営から選択試合の防衛戦に指名してもらえない以上、下位であるWBO以外は指名挑戦者としてリングに上がるか、王座決定戦しかない状況だ。弱くて安全パイならば手頃な挑戦者として呼んでもらえるが、生憎と和毅は噛ませ犬レベルではない。和毅は脂の乗った二十代後半という時期を、悶々として過ごす羽目になる。

もっとも堅実なのがIBFの指名挑戦者として王者ドヘニーへのアタック。

ただしドヘニーは前王者である岩佐亮佑を破り戴冠したばかりなので、指名挑戦権の行使まで間が空いてしまう(選択試合を挟まれる)かもしれないリスクが。

それに加えて、協栄ジムと懇意のTBS系列ボクサーである和氣慎吾(25勝17KO5敗2分)がいる。

最新試合で日本王者の久我勇作(WBA/WBC7位)に勝利した和氣(IBF8位、WBAはバンタムでランクイン)であるが、ランキングが更新されれば主要4団体全てで上位に顔を出すだろう。

で、久我VS和氣は世界挑戦者決定戦と銘打たれていた。

これは久我が所属しているワタナベジム側がブチ上げたのだろうけど、自前の久我が勝てば「さあ世界戦!」、相手の和氣が勝った場合、「ウチは知らん」じゃ、ボクシングファンから顰蹙を買う事が必至だ。あまりにも久我とファンをバカにした詐欺だ、と。ファンへのモラル的に考えて、日本ボクシング界において和毅と和氣より先にSバンタム級で世界挑戦する者は居ない筈。TBSとワタナベジムにはその義務があるし、和氣の世界戦を実現できなかったのならば、今後2度と「世界挑戦者決定戦」なんてやるべきではない。

要するに、元IBF1位で世界挑戦の経験もある和氣の存在を考慮すれば、IBFタイトルへの挑戦は『可能であるのならば』和氣に譲らなければならない状況だ。IBF以外の選択肢がないのならば話は変わるが、和毅はWBO以外はいつ挑戦が決まってもおかしくない上位ランカーである。和氣がWBAタイトルへの挑戦を決めたのならば、IBF一本に絞っても問題ないだろうが。

 

そんな状況下――

 

負傷で防衛戦を行えない王者レイ・バルガスに代わっての暫定王座が設置される事に。

WBC世界Sバンタム級暫定王座決定戦

1位 アビゲイル・メディナ(30=スペイン)

       対

2位 亀田和毅(27=協栄)

www.nikkansports.com

 

常設されているWBAの暫定王座(現在、JBCでは1位扱いで世界王座としては未公認)とは異なり、WBC暫定は立派な世界タイトル歴となる。

これによって正式決定すれば、和毅は慣例によりWBC以外の世界ランクを外れる。

従って、和氣のターゲットは現実的にIBFかWBAになるだろう。

 

現在のSバンタム級における最強ボクサーは、WBO王者のドグボエだ。

なにしろマグダレノをKOしているボクサーである。井上尚弥がSバンタムに上げたとして、このドグボエに勝てるか否かは少々微妙か。それくらい強い。井上のベスト(適性)階級がフレーム的にバンタムという事もある。

和毅、和氣ともに世界戦のチャンスを見送れる余裕はないので、たとえ相手が最強王者ドグボエであってもオファーがくれば、ほぼ間違いなく受けるだろう。とはいっても、戴冠確率は高い方が良いので、和毅は結果的に避けられてラッキーだ。

 

今回のメディナ戦、7-3で和毅有利とみる。

正直いって盛り上がる対戦相手とはいえないが、それだけに取りこぼしする事なく、キッチリと実力を示して戴冠して欲しいところだ。

順当にWBC王座統一戦まで駒を進めるとして、アマチュア時代に苦杯を舐めたバルガスとは、ほぼ5-5とみる。和毅は雪辱したいだろうが、怪我の具合(さらに長期化)によってはバルガスが王座を返上し、フェザーに上げるかも。調整試合なしで復帰戦がダイレクトの王座統一戦となると、バルガス陣営が試合を回避する判断をしてもおかしくない。

 

一方、和氣もIBFのドヘニー相手ならば、充分にチャンスありとみる。

WBAのローマンだと5-5か、それ以下かもしれない。

いいキャラしているので、次戦か次々戦に世界戦が決まり、是非とも戴冠して欲しい。ただし、現状で和氣の世界ランクが指名挑戦権獲得までジャンプアップする可能性は低いので、ワタナベジム会長の手腕(とTBSマネー)に期待するしかないだろう。

 

和毅が2階級制覇に成功すれば、史上唯一の三兄弟世界王者に新たな勲章が加わる。

三兄弟全員が2階級制覇以上という偉業だ。

 

www.zare-kiji-tukai.com

 

井上尚弥と拓真でも、兄弟での2階級制覇は難しいと思う。

ヤップを下して世界挑戦者としての実力は証明したが、拓真がSバンタム以上で世界タイトルを獲得できる可能性は低いと思われるからだ。現時点での和毅と拓真を対戦比較するとなると、ボクシングが分からないニワカはともかく、生粋のボクオタは怒るだろう。現在の拓真がいるステージは未だその段階なのだ。

WBCバンタム級は獲れる流れになってはいるが、世界レベル云々という証明はまだ(これから)であるし。拓真のキャリアって国内サバイバルマッチがメインである。

 

まあ、井上兄弟がSバンタムに上げるのは、当分、先の話だろう。

 

元世界王者の和毅を筆頭に、復活した和氣、引退から復帰する元IBF王者の小國、出直し組である岩佐、松本、久我、大森といった面々。残念ながら大竹は無理だろう。勅使河原はどうだろうか?

小國は引退原因だった右手首の故障が完治したとの事だが、それだけで対サウスポーの酷さが直る(治る)とは思えない。しかし反面、オーソドックス相手ならば期待が持てる。

 

三兄弟全員が2階級制覇以上の達成。

リーゼントボクサーの世界王座奪取。

 

この2つの後、他の日本人ボクサーもSバンタム級の世界戦線に加わり、盛り上げて欲しいと、今から楽しみである。

 

 

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