僕は【戯れ記事《ゴト》遣い】

「戯れ言遣い」ならぬ「戯れ記事遣い」を名乗るブロガーです。 雑記系ですが、読んで損したと憤慨されても困ります。 だってコレは「戯れ言」だから――

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【随時データ更新】戯れ言――『球詠』新越谷の最強オーダーおよび各ポジション(キャラ)を考察・紹介してみる【最新第63話まで】

【随時データ更新】『球詠』新越谷の最強オーダーおよび各ポジション(キャラ)を考察・紹介してみる【最新第63話まで】

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さあ、今日も戯れ言 記事 ゴト を始めますからね

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

目次は邪魔ならば、折り畳むことができるからな

最新話は第63球「一人で勝とうとしてるの?」になりますよ

 

第63話の雑感

若干、軌道修正が入っている印象

3回表、咲桜の攻撃。

7番レフト大友琴羽ちゃん。9球粘ってサードゴロ。

遥菜いわく「上出来! さすが私の眷属よ」

 

ベンチでの遥菜と琴羽が交わした会話。

琴羽「カットもツーシームも来なかったです。あくまで二球種でいくつもりですかね」

遥菜「あの投手、ウチ(咲桜)を見下ろして投げてやがる。なんだか狩られている気分になってくるナ」

琴羽「弱気ですね」

遥菜「いや? そういうメンタルで投げ切れるのが、あの二球種ってことなんだろうナ」

 

詠深の投球に対して、遥菜は臆することなく冷静に分析していた。

 

8番打者に対しては、初球が外れてブラッシュボールに。打者が大きくプレートから下がったのを確認した珠姫は、上手く外角の球で打者を見逃し三振に仕留める。

 

琴羽「いい配球でしたね」

遥菜「(三振した上級生に対して)まあ球筋は見れましたし後半勝負ですよ。あの調子(最初から全力投球)じゃ最後までは保たないだろうし」

 

9番打者に対峙している詠深をスタンドから見る中学時代のキャッチャー。

(野球と少しは真面目に向き合った今だから分かる)

(ヨミ、こんなに凄いピッチャーだったなんて)

(あのキャッチャーも1球も逸らさない上、信じられないような返球精度)

(中学時代、私も真剣にやってれば、一緒に一勝はできたよね)

 

見逃し三振。

あの球だったが、受けた珠姫の表情は微妙。

もう球威が落ちてきている?

ダイジェストだった三回表終了時とは異なって、「ヨミちゃん、ナイスピッチング」という珠姫の言葉に「うん」と詠深は応える。ダイジェスト版だと無視していた感が強かった。

 

3回を終わって球数55。

しかもフルパワーオンリーだ。明らかにスタミナを消耗している。

8番9番は組み立てて何とかなった(=つまりスピードと球威だけでは押せなかった)が、打者二巡目はもっと(配球を)考えないと、と早くも先を危惧し始める珠姫。

 

詠深の状態を芳乃へ相談する息吹。

しかし芳乃の返事は「技術的なことではないからアドバイスできない」

 

3回裏、新越谷の攻撃。

打席には8番の詠深。

 

白菊「この打席に限っては、いつも通り凡退して帰ってきて欲しい気持ちです」

 

新越谷ベンチ内での会話。

詠深は通常の全力――潜在能力の80%を超えた、マックスパワー(潜在能力全開)を使っているのでは、という推察。

希「その状態がずっと続けば」

息吹は右肘を押さえる。前回、詠深のボールをトレースした影響?

 

ちなみに詠深は公式戦で通算1安打と判明。

つまり影森戦でのあれ以外 全打席凡退だから、秋は当然、無安打である。これだと打撃が悪過ぎて、リストアップ組からドラフト候補に駒を進められないのでは?

遥菜(こいつ、何かウチを倒すだけ為に存在していないか。その後はどうでもいいのか?

 

詠深、公式戦で通算2安打目となる三塁打。

前目の守備位置をとっていた右中間を深々と破った。チェンジアップを流し打ち。あるいは引き付けて引っ張れなかったか。スタミナを消耗しているのに、三塁まで激走してしまう。

 

三塁上の詠深からプロテクターを受け取る芳乃が、切なげな笑顔。

指揮官である芳乃のことだから、この時点で詠深の完投には見切りをつけている筈。このスタミナの状態で、どこまでエースを引っ張れるか。消耗具体からして準決勝は確実に詠深は使えない(決勝で先発予定)。ローテーション通りならば準決勝先発予定の光先輩がリリーフするイニングを、できるだけ少なくしたいだろう。5イニングを投げ切ってくれれば御の字か。6イニングで上出来だ。光先輩は光先輩で、この試合リリーフすると、深谷東方戦⇒咲桜戦⇒美園学院戦と実に3連投になる。しかも決勝を捨てない限り詠深をリリーフで使えないので、光先輩には次の準決勝は完投が求められる。

だが、咲桜打線相手だと「本職野手の」理沙と息吹でのリリーフは無謀だろう。

 

息吹「チームの陰口を聞いた時だけは、(詠深は)一瞬だけど様子がおかしくなったんだ、何回も。それなのに私は気付かないフリしてた」

 

珠姫「ヨミちゃん、あれだけみんなで全国とか言ってたくせに、嫌なことだけ全部一人で背負って、一人で勝とうとしてるの?

 

稜はサードゴロ。ランナー釘付け。

希は申告敬遠で一三塁に。

 

打席は2番の菫。

芳乃のサインは強攻。

(ったく、バカヨミ)

(勝手にキレて黙っちゃって)

(試合は一人でやっているわけじゃないのよ)

 

ライトフライが犠打になり1点を先制。

しかし詠深は全力疾走し、代償は小さくない。

 

消耗しきって自軍ベンチに座る詠深。

左隣には息吹。

右隣には珠姫。

 

詠深の左手に自分の右手を重ねた息吹に対して、珠姫は詠深の右手に左手を添えるタイミングを逸してしまう――

 

このまま勝つのか、あるいはノックアウトか

最低限のリアリティを重視するのならば、詠深は完投できる筈がないと断言できる。

咲桜の打者が真に全国一流レベルならば次の4回表で打たれても不思議ではない。Lフライ級最強で絶対王者だった拳四朗ですら、新柄コロナ感染からの無茶(無謀)なスケジュールで試合を強行(なんと12日しか延期しなかった!)したら、格下だった矢吹正道に10回TKOで敗れた(V9に失敗)。そりゃ負けるだろうよ、コンディション的には50%以下だったろうし。下手に実力差があったから「無理な日程でも勝てる」と踏んだ結果がコレ(19戦目で初黒星)である。このまま詠深が勝ったら茶番だ。

the-ans.jp

 

●すでにスタミナが厳しくなっている

●7番、8番打者に粘られていた

●8番、9番は珠姫の配球で躱していた

●遥菜の言葉通り「球筋を見られた」

●二球種だけの勝負がバレている

 

希も「(咲桜の打者は)振りは鋭い」と評しているし、打者二巡目に捕まるのが王道だ。夏に全国ベスト8だったチームがこのまま無策で負ける事もないだろう。

まあ、物語の組み立てとしても主人公覚醒前のイニシエーションともいえる敗北イベントではあるのだが。珠姫と菫から「独り相撲」を指摘されているし。滅多打ちにあってKOされる程度ならば軽傷で、最悪で肘を故障するという結果すらあり得る。

詠深の2打席目が回ってくる前に、降板(ノックアウトか、芳乃が早めに降ろす)すると予想するが、果たして。

 

危険球で退場では、という意見もあるが「漫画的な演出」としては考えにくい。次の展開に繋がらないからだ。

雨中の投球になる意味は、雨によって制球を乱すだと想像している。

それから光先輩に交代してから、雨雲が去り「光が差す」という演出もありか。結果はどうあれ「中学時代と同じく1人で勝とうとしている詠深」が否定されなければならない試合なので、詠深が打たれて、「野手を信頼して打たせて取る投球の」光先輩が咲桜打線を封じないと、エピソード的な意味がなくなる。

 

前回まで隠されていた工藤夏雲の背番号が1と明かされた。

メタ的に考えると、第62話の時点では他にエースナンバーを背負った投手を考えていたのだろう。つまりリリーフでエースが登場する展開だ。夏雲がエースという事は、この試合は完投(というかサヨナラ負け)するシナリオになった可能性が高い。

強豪校ならば先発完投型(イニングイーター)の投手を最低2枚は揃えるのは常識になっているので、夏雲は準々決勝⇒決勝というローテーションになる。

 

試合中に詠深のメンタルが回復しても、見られた球筋と失ったスタミナは回復しない。

芳乃も「飛ばし過ぎ」と早くから見抜いているし、芳乃がよほどのボンクラ指揮官でない限り、(光先輩への)継投のタイミングを考えている筈。通常の野球ならば、制球の乱れが始まるか、ベンチから見て球威かボールのキレが落ちてきたら、大火傷する前に早めの投手交代がセオリーである。というか、自分が芳乃ならば詠深が二巡目もパーフェクトで抑えたとしても、打者三巡目は投げさせない。詠深は決勝に先発登板させなければならないし。ファンタジー的な超回復(奇跡)でも起こらない限り、この試合中での詠深はすでに手遅れだ。

逆に言えば、スタミナロスした詠深に完投を許す様だと、咲桜はクソ雑魚になる。

この詠深に完投されたとしたら、咲桜の打者と今井監督はネットで「直球と大きな縦スラだけで押す一本調子な上に、後半スタミナがヘロヘロだった投手にやられた(笑」とボロクソに叩かれると思う。

どうも監督は百戦錬磨らしいので、打者二巡目からは普通に適切な指示を出して詠深を攻略する筈だ。できなければ、百戦錬磨どころか遥菜より試合を見る目がない置物である。

 

一巡目で球筋は見ているので4回表は――

1番2番打者はセーフティバントで、詠深に揺さぶりをかける。

バントの仕草はフェイントでも良いから、とにかく詠深をダッシュさせる。それだけでスタミナを削れる。アウトになっても球数を放らせられれば合格点。

遥菜以降のクリーンナップには「あの球」は捨てて、真っ直ぐ狙いを指示。カットボールとツーシームがないと分かっているので、確率は1/2だ。ゾーンから外れる確率は「あの球」の方が高そう。遥菜は高確率でヒットを打てる筈。

打者二巡目以降の引き出しはない(なにしろ投球の幅を広げる為に身に着けた筈のカットボールとツーシームを投げるのを拒否状態)し、球速と球威も維持が精一杯である。

本格派にとっては生命線であり奥の手である「通常は80%のボールで、ここぞという時にフルパワーのフォーシーム」が使えない。だって常に100%だから。

直球と縦スラだけでは配球にも限界がある。

投球パターンを変えられる精神的余裕が詠深にある様には見えない。

4回表は無理でも、5回表と6回表で詠深を捕まえられなければ、咲桜打線はヘボの部類に入ると思う。

 

この試合で途中降板(おそらく初のノックアウト)し、次の登板となる決勝戦の先発マウンドまで、中学時代のキャッチャーとの秘密特訓イベントがある可能性も。

なお、この第63話で「中学時代の詠深の在り方」が作者によって完全に否定された。

光の加入で、クラスメイトに「エースの座が危機」とか話していたメンタルが改善されて、本当の意味でのエースに(主に精神面で)成長して欲しいと思う。

9人ギリギリしかいなかったのに「エースの座」も何もない筈なのに(苦笑。

詠深の言動から推察するに「作者は主人公をあまり好きではない」と思われるが、漫画(作品)としては正しいだろう。明らかに作者がお気に入りとして贔屓している希と光が主人公だと、主人公が無双するだけの酷い漫画になる。この両名は『一騎当千』に喩えると趙雲子龍ポジションくらいに抑えておく方が賢明だ。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

最初の練習試合での詠深だが、この「私が」「私が」思考は、この後の珠姫のフォローで収まった感じではあった。その後に意識が変って、治った筈だった。

とはいっても珠姫「逸らさないから信じろ」というフォローだったが。「みんなで抑えよ。一人で背負わないでね」と後に続けて、稜「さっきからなんか恐いぞ」だから、結局はこの時の間違い(というか回想していた中学時代)も含めて、今回の先桜戦と同じ状態だ。

 

ただ、この試合の一幕だけを切り取ると「捕球できなかったキャッチャーが悪い」と解釈されかねない場面なので、プクイチ先生はここの是正にきたのかな?

 

まあ、連載が梁幽館戦で終わっていれば、そのまま放置であったであろう。

長期連載が確定した後、対比となる光先輩の登場に合わせて「私が」的な思考がぶり返している感じか。1巻を見直すと、第1話での中学最後の試合では、パスボールのシーンではなく「最後の試合だから投げたい(これもどうかと思うが)」という主張に対して、「気持ちの悪い球、投げないで」というやり取りのみだった。

とにかく自分で抑えたい。

自分「が」相手を抑えたい。

光先輩が登場する前は、詠深の主人公的な性格と言動はかなり好印象だったが、光先輩の登場後に、割と急激に「嫌な奴」「自分本位」な性格にシフトしている印象かなぁ?

深谷東方戦で「光の調子次第で、出番がある」という芳乃の台詞に対して、「やった」だったし。主人公なのにこりゃ酷いな、と思った。詠深がリリーフするという事は光先輩が打たれるか、その兆候が出るという事に他ならないし、チーム全体を考えると次戦での先発予定なのだから光先輩が完投した方が良い。

自分がエースとして投げたい>チーム

光にエースナンバーを渡したくない>チーム

となっている可能性さえ「最悪で」ある。

対比となっている光先輩は「野手を信頼(して捕手のサイン通りに打たせて獲る)」「チームの為」「このチームで全国」が、やたらと強調されているし。

チームの陰口で「一瞬、様子が変になる」というのも、最悪で裏があるかも。チームという部分よりも陰口に反応しているという。

 

問題は珠姫だ。

本来ならば、二巡目以降を想定したキャッチャーの投球プランを無視し、自分勝手な投球をしている詠深を叱らなければならない立場だが「良い球がきているから否定したくない」と、今の詠深に対して正面から向き合えていない。いや、否定しろよ、と。

深谷東方戦で「この試合も(連投になるが先発で)投げたかった」と愚痴った詠深に対しても、珠姫は「ローテーション通りに準備している光先輩に失礼だ」「今はチームの事を考えろ」と釘を刺さねばならなった。

なんていうか、珠姫も現状だと「本音では」光先輩のリードをしている時の方が「楽しい」という描画になっている。表面上は親友に見えていても、実際は上っ面の関係なのかもしれない。少なくとも、怜と理沙、菫と稜といった親友関係とは違う。

詠深自身、黄泉(闇)の名が示す通りに「かなり心の内に闇を抱えていそう」なキャラだし。基本的に「とても良い子」な分、時折みせる独善的な部分が毒気強く映る。

 

この試合は両軍ともに点が入る展開になって欲しい。

というか、エースがノックアウト降板を食らった後からのド派手な逆転サヨナラ勝ちが見たい。姫宮戦では先制を許したが、秋以降は基本的に中盤からはリードを許さない盤石な勝ちっぷりが続いている。3点リードを許したまま7回裏ツーアウトランナーなしくらいまで追い込まれてくれれば、劇的な勝利になると思うのだが。

 

準決勝はVS美園学院になる。

園川萌VS川原光だと、打撃戦を描けない。

だって園川から大量得点できないから、必然として光先輩も抑えなければならない。

また1対0とか、2対1とか、2対0だ。

ロースコア展開必至である。

それに「漫画的に」光先輩が先発登板する試合を負けゲームにはできないというお約束も。同じ負けるにしても、ピッチャーが主人公でなければドラマにならないからだ。仮にであるが光先輩で敗戦するケースならば、ダイジェストで結果だけだろう。

 

それから1番に希で2番に菫だと、希の申告敬遠はこれからもあると思う。

というか、自分が相手チームの監督ならば希⇒菫の打順だと、思い切って希は全打席申告敬遠する。希の場合、3打席に2打席以上はヒットを打たれる上に、二塁打以上のリスクも背負ってしまう。だったら全打席敬遠で、次の菫勝負で併殺打を狙う(あるいは塁を埋める)か、犠打で1アウト貰う方が確率的に分がいい。

希敬遠で菫勝負は、作者的に描き易い。

普通に考えれば、1番キャップ、2番に希、3番に光が最も得点能力が高い打順なのであるが。1番に希、2番に光、3番にキャップでもOKだ。要はプロのスカウトがリストアップするレベルの打者を上に詰め込んで並べるだけ、というシンプルさだが、それが打順としては最適解だとは思う。

希⇒光にすると、希⇒菫と比べると希の敬遠ケースは劇的に減る。

エンゼルスに例えると、希(大谷)が2番、光(トラウト)が3番という感じ。前途した様に、自分が相手チームの監督だったら「希の後ろが光以外の打者」ならば希は全て申告敬遠を選択する。希と勝負なんて馬鹿らしい。

まあ、希を簡単にアウトにできない今、1番に希で5番に光の方が、作者的に試合を描き易いのは凄く分かるのだが。

第63話時点での打者評価

気のせいか、自身の願望と憶測で新越谷の打者を評価している読者が、割と散見できる感じなので「これまで示された客観的な描画を元に、新越谷の打者を考察」してみる。

 

大前提:スカウトの評価

この作品世界において、絶対的な価値基準にならなければおかしい。

作品世界内におけるプロであるスカウトの評価(審査眼)よりも「自分の先入観と願望が大事!」という人は、この項目は読み飛ばすことを強く推奨する。

 

リストアップ組(総合評価)

怜(外)、希(一/外)、光(投/外)、詠深(投)

評価漏れ組

理沙、珠姫、白菊、息吹、菫、稜

 

この時点での打者評価は――

(怜、希、光、詠深)>(理沙、珠姫、白菊、息吹、菫、稜)

 

ところが詠深は野手として評価されておらず(=詠深(投/内)ではない)、また公式戦で通算2安打だから、打者としての評価からは間違いなく漏れており――

 

修正した打者評価は――

(怜、希、光)>(理沙、珠姫、白菊、息吹、菫、稜、詠深)

 

ここまでは絶対的に動かしがたい事実。

更に踏み込んで考察すると、怜と理沙では打撃内容に大きな差が見られない。打者としてのデータはむしろ理沙が上回っている。この作品の特徴である「黒い軌跡の超速打球」を打ったことがない怜の方が「純粋な打力」としては理沙以下の可能性が高い。つまり評価されている点は、足(スピード)、守備、フィジカルといった素質部分だろう。

 

よって打者評価は――

(希、光)>(理沙、珠姫、白菊、息吹、菫、稜、詠深、怜)

 

こうなる。

最後に希と光であるが、打者としてのタイプが真逆なので優劣を明示するのは難しい。しかしながらスカウト以外での評価および打率を考慮すると、希>光となるだろう。

なお、打率については――

希=全試合でマルチヒット以上

光=全試合で1安打以上

他の面子=ノーヒットの試合が存在

 

猛打賞を含めると、打率では希が光を大きく引き離している可能性がある。二塁打以上を打つ割合(長打率とは別で)は、光の方が高いかもしれない。光の単打は姫宮戦と深谷東方戦で1本ずつあるが、姫宮戦でベンチから「そろそろ大きいのを狙いましょう」という声を掛けられている。フルスイング、打球速度、フリーバッティングでの飛距離、VS松岡凛音との打席内容からしても、光が希より長距離砲なのは間違いない。

 

つまりスカウト基準だと――

①希②光>③④理沙・怜(ほぼ同格?)>それ以外の面子>打率1割の詠深

 

という結論になる。

 

参考値:遥菜スカウター

これも総合評価である筈だ。

上のスカウト基準での序列に遥菜スカウターのデータを当て嵌めると――

 

①希:95点

②光:??点

③④理沙:??点、怜:75点

⑤~⑧白菊、息吹、菫、稜:50点台

⑨珠姫:40点

⑩詠深:75点以上

 

う~~ん、珠姫が40点は低過ぎるというのが個人的な感想であるが、作品内で40点と明示されてしまった以上、トータルで40点の選手として考察しなければならない。

守備やリードはハイレベルの筈だから、やはり40点になっているネックは打撃か。

 

しかしながら根本的な打力は菫、稜、珠姫で大差はないという設定だった。

大差ない打力であるが、夏大の成績では菫>>>珠姫>稜になっている。

その後、稜は左打ちに転向だ。

打撃技術という面においては現時点であっても珠姫>菫>稜という感じか。

 

打撃技術を推察する

希は天才の域で文句なし。

光もフルスイングが身上のパワーヒッターであるが、姫宮戦とVS松岡凛音の打席内容からして、希以外の面子よりも明らかに打撃技術や選球眼においても一段階上のステージにいる。ミート力だけ見ても、光>怜、理沙、珠姫だ。

 

技術的には――

①希>②光>③怜>④珠姫>⑤菫>⑥理沙>⑦稜>⑧息吹>⑨白菊>⑩詠深

 

③~⑥が確定不能ではある。

描画だけならば菫が③でも不思議ではないが、少なくとも現時点では「スカウトの目に留まる」レベルの打撃には達していないから⑤に暫定的に置いておく。

 

パワーを推察する

黒い軌跡の超速打球を披露しているのは、白菊と理沙、そして光の3名だ。

希は夏大でホームランを打ったが、内角の速球を狙い澄まして「思い切り引っ張って」からの打球がギリギリでライトスタンドだから、上記3名よりも確実にパワーは劣る。夏よりもパワーアップしていてもだ。

 

ミート力を考慮すると平均飛距離は――

①光②希③怜④理沙⑤菫⑥白菊⑦珠姫⑧稜⑨息吹⑩詠深

 

ミート力を慮外したスイングパワーは――

①白菊②~④(光、理沙、詠深)⑤⑥(怜、希)⑦菫⑧珠姫⑨稜⑩息吹

 

こんな感じになるか。

 

走力を推察する

こんな感じかな?

①怜②稜③息吹④希⑤詠深⑥~⑨(光、珠姫、白菊、菫)⑩理沙

だが内野安打は考察要素に入れるのは難しい。

 

しかし光が野手に入る時は、光がレフトで希がファーストなので、ひょっとしたらこうなっている可能性もある。

①怜②稜③息吹④光⑤希⑥詠深⑦~⑨(珠姫、白菊、菫)⑩理沙

練習試合で怜が抜けた時、光はセンターに入って「そこそこ守れていた」との評価だから、あるいは①怜②稜③光かもしれない。

 

厳密には――

直線走力(スピード)

怜>>>>稜>>光>希≧詠深≧白菊>菫>珠姫>息吹>>理沙

 

ベースランニング

怜>>稜>息吹>希≧菫>光>珠姫>詠深>白菊>>理沙

 

ついでに肩の強さ

詠深≧光≧白菊>怜>稜>珠姫≧理沙>菫>希>息吹

当然だが、投手とショート、サード、ライトが弱肩だと話にならない。珠姫は強肩描画はないけれど、そこそこはスローイングできる筈。明らかに「強肩」に類しているのは、希に「肩が強い」と評されている白菊と投手の2名だろう。

 

運動能力

詠深>怜>稜>息吹>その他の面子

希と光の両名は「野球特化の可能性」を考慮した。白菊も剣道では日本一だが、総合的には疑問だ。詠深はバレーボールでの描画を見る限り、かなり万能に近いだろう。怜は打撃の割にスカウトが評価しているので、総合能力はかなり高い筈。稜は描画からして「野球センスの塊」であるし、ショートストップは本来「チームの花形としてナンバーワンプレイヤーが担う」べきポジション。打撃はヘボでも守備が凄ければお釣りがくるのがショートである。息吹はフィジカル不足だがコピー能力を評価した。

 

なんにせよ光がファーストで希がレフトではないとすると、打撃以外での総合能力(アスリートとしてのポテンシャル)は明らかに光>希となってしまう。光はゲームに例えると全パラメーターが準最強クラスという印象だ。

光先輩は読者の年齢層によって賛否が分かれるキャラだよね。実年齢・精神年齢が昭和的な「年功序列&終身雇用」的な思考な読者には、途中加入のキャラが総合力チーム1で投打のナンバー2は受け入れがたいし、若い読者や精神年齢がグローバルな読者にとっては、実力的主義という観点と「新越谷がチームとして全国に行く」為に最低限必要な、追加の大黒柱という認識になる。シビアな見方をすると、投手事情だけでも「理沙+息吹」では光の代わりにはなり得ない。

 

総合評価(暫定)は?

1位:希=確実

2位:光=ほぼ確実

――プロ注の松岡凛音(超一線級投手)とライバルになれるか否かの壁――

3位:怜=理沙よりも四球を選んでいるっぽい?

4位:理沙=最近は下降気味みたいだから+鈍足なのを加味して

5位:菫=2番固定だけあり下位打線の面子よりも総合的に上の筈

6位:珠姫=遥菜の評価は40点の選手と辛いが、光が抜けると5番に入る程度には芳乃に信頼されているので

7位:稜=足がある理想的な「打順をトップに返せる」9番打者

8位:白菊=まだまだ初心者

9位:息吹=まだまだ初心者

10位:詠深=スイングは良いが、いかんせん打撃技術が低過ぎる

 

姫宮戦以降の描画から推察すると「現時点では」こんなイメージかな? 追加データがくればその都度、適切に修正していくが。

 

希>>光>>>>>>>怜≧理沙≧菫>珠姫>>稜>>>白菊>>>息吹>>>>>詠深

 

実際は四死球による出塁能力もあるけれど。

ただ打力ツートップと「怜・理沙・菫」の上位打線トリオには、野球に取り組むマインドも含めて『絶対的な壁(将来、プロになれるか否かの差異)』がある感じ。

そもそもからして、理沙と菫は「将来はプロ」なんて微塵も考えていないだろうし。

 

希のスランプを光が救済したエピソードで、(上級生であっても)怜と理沙は実力差から希に強く出られなかったと明示されていたが、単純にそれって「希に干渉できた光よりも怜と理沙は格下の選手」という証左に他ならない。打席内容でも明白に差があるが。選手としては総合的に同格であろう詠深は、打者としてはヘッポコだから蚊帳の外だった。現時点で下級生組が「打者として怜と理沙を抜いている」という描画がない以上――

希>光>怜と理沙>他の1年生

としか解釈できないだろう。

 

希が光に懐きだしたのも、恩義を強く感じたのみならず「他のチームメイトよりも自分のレベルに近い」というのも大きい筈。光が相手ならば変な遠慮をしなくて済むから。いくら後輩として慕っていても、自分よりもレベルが下の先輩にベタベタするのには、まともな神経をしていればどうしても二の足を踏む。大概は慕われる方(上級生側)に嫌がられるので。

怜は息吹に(他の後輩たちよりも)慕われている感じだが、ぶっちゃけ希に懐かれてもストレスでしかないと思う。全国レベルの選手(本人は謙虚で自己評価は低めだが、怜以上の選手はプロ注レベルのみ)なだけに、逆に希レベルの格上にはどう接するのか難しいのでは。

 

詠深については「技術に欠けた」打者という描画は徹底されている。

練習試合のホームランも「失投+通常の球場ならばセンターフライ」であるし、第63話の三塁打も「集中力がゾーンに入った状態で、タイミングを外しにきたチェンジアップ」を打っている。つまり捌くのに技術が必要な難しいコースのボールや、一級品のフォーシームやスライダーを捉えたわけではない。「それなりのコースにそれなり以上のボール」がくれば詠深の打撃技術では凡打する、という点は変わっていないのだ。

第63話の打席にしても、スライダーかフォーシームを厳しいコースに投げて「三振ではなく打ち損じ」狙いだったらならば、おそらく詠深は凡退していた筈である。

 

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ここからは過去回の紹介になります

第50話までレビューしている

 

第62話の雑感

試合は2回裏が終わった場面まで

次の3回表が終わった場面で、第60話の終わりに追いつく。

詠深の描かれ方がこの話から少し変わったかな、という印象になったが、ミスリード用も含めて提示されていた情報が少なかったので、これも最初からのシナリオだろう。希と光先輩の試合後の勝負が定番の5打席勝負ではなくエンドレス、なんて予想できる読者はいなかったのと同じだ。

 

前の第61話にて詠深は何故、なにをトチ狂ったのか「一人も走者を許さない」とか勝手に無謀かつ無意味な目標を定めたのだろうと、僕は首を傾げていた。けれどその理由が1回表が終わった後のベンチで判明する。

 

珠「でもカットやツーシームも使いたいな。リリースも確かめたいし」

詠「ごめん。直球とあの球だけでいきたい。集中が切れそうな気がするから。でも一本打たれたらそうするよ」

 

詠深自身、綱渡りの自覚があっての超ハイペースピッチングだった。

カットボールとツーシームという本来ならば投球の幅を広げてカウントを作る上で必須な、得意ともいえるムービング系を使う余裕がない。一本でも打たれたら気持ちを切り替えられる余裕もない。それを自覚している。

珠姫(何か考えがあってのこと。良い球もきてるし否定はしたくない)

息吹(ヨミがやろうとしてることは多分)

パーフェクトを達成できなければ、自爆必至。

立て直しは困難だろう。

 

試合後の珠姫のモノローグにおける「爆発」は、この第62話では不明のまま。

 

試合経過

打者は3番の遥菜。

 

遥菜は詠深のあの球を単純にカーブと定義していた。変化が大きいから単純にカーブと見たようだ。カーブは全体的に大きく弧を描くイメージだったから、個人的には「曲がりの大きいスライダー」だと思う。変化の軌道も「カクン」と折れる(スライドする)感じになっているし、柳大川越の「縦スラ」、梁幽館の「和美のスライダーに似ている」方を押したい。ぶっちゃけ「ナックルスライダー」と「ナックルカーブ」に違いはない気もするが。

 

遥菜には球数を投げらせられる。

投げた球種は分からなかったが、完璧に捉えられてのピッチャーライナー。

レベル的には遥菜の方が格上だろう。

三者凡退でチェンジ。

 

詠深の球を見た遥菜(ちょっと良い球がきてるなぁ)(まあ、このくらいの球があれば梁幽館といえども10試合あれば2、3試合は打ちあぐねることもあるだろう)

 

(75点ってところかな)

この点数は、凡退後のベンチで「75点以上」に訂正されている。

現時点で、詠深のレベルはキャップと同等と示唆された。つまり希(95点)よりは明白に格下のプレイヤーという事だ。

強直球とあの球も、松岡凛音のボールよりも劣っているのだろう。凛音よりも上のフォーシームを放るピッチャーが出てくると、インフレの兆候だとも思うが。正直いって凛音よりも上の球速の投手は出て欲しくない。それまで作中で最速クラスと思われていた朝倉智景よりも更に上の速球というだけで、お腹一杯である。

 

1回裏、新越谷の攻撃。

希がヒット。右中間を破るツーベースコースだったが、相手の好守に阻まれて一塁でストップ。2番の菫がキッチリと送りバントを決める。

3番の怜先輩は、おそらくは四球。

4番の理沙先輩は6ー4ー3のゲッツー。深谷東方戦から凡退が続いている。凛音を打てなかったのは仕方がないが、このチャンスに内野ゴロとは。菫のバントを見る限り、夏よりは全員レベルアップしている筈なのだが。

しかしVS松岡凛音の打席内容から推察すると、超一線級ピッチャーとまともに渡り合えるレベルの打者は、新越谷では希と光の新幹線コンビしかいなさそうだ(汗

 

この攻撃中、息吹が投球練習をする。

というか、芳乃の指示によるリリーフの準備ではなく自主的なキャッチボール。

コピー能力を持つ息吹であるが、なんと対象の内面(心理、想像の中での追体験)まで読み取れる事は判明。「さっきヨミの感情が流れ込んできた」とか言ってしまっているし。明らかに異能力系である。

これについては賛否が分かれそう。

リアリティ重視派は拒絶反応があるかも。

 

息吹が稜に投じた「今の息吹では1球しか放れない」ボール。

球筋が描かれておらず、意味深であった。

深読みすると「強直球を超える」進化したストレートか、ホップ(ライズ)系のフォーシームかもしれない。あの球の強化版ならば、胸元でのキャッチはおかしいので。

松岡凛音のストレートと同等に近いスピードでスピン量が上回る(すなわち浮き上がって見える)フォーシームを、詠深は会得しようとしている可能性――は、どうだろうか? ちょっと分からないかな。会得するにしても、流れ的にこの試合ではなく決勝戦だろう。

 

今話を読む限りでは、「闇落ち」ではなく「自身を追い込んだ賭け」に近いか。

珠姫のモノローグ的には失敗に終わるのだろうけれど。逆に言えば、あのモノローグがなければ、間違いなく咲桜戦で覚醒だと思うが、果たして結果は?

 

2回裏の咲桜は三者凡退。

4番がセカンドフライ、5番がショートフライと連続での内野フライ。

6番打者が三振に倒れて奪三振3つ目。

 

芳乃(はっきり言って秋は光先輩の方が安定している)

しかし『想定外の好投(コレ)』があるから、咲桜に詠深をぶつけた――

やはり明示されている範囲では、どう評価しても光先輩>詠深だもんなぁ。すでに詠深がエースナンバーを付けていたからの今の「背番号1」であって、よーいドンで両者を評価したら、成績的には光先輩の方がエースでなければおかしいし。

関東大会でエースナンバーが入れ替わっても不思議ではないが、どの道、ローテーション投手(本職ピッチャー)が2名ぽっきりなので、あまり背番号は関係ないか。

 

息吹(多分 能力限界ギリギリの投球をしている)

理沙「ねえ怜、気付いている? ヨミちゃんの投球」

怜「ああ。まあな」

 

味方陣営も、詠深がヤバい状態での綱渡り投球をしていると察した。

 

5番の珠姫はショートゴロ。

センター前に抜けるかというコースだったが、ショートが好守備を披露する。余裕があってのアウトだったので、打球速度が十分とはいえなかった。

遥菜「良い打撃だけど、パワーが足りない」

パワーレス(息吹よりは上だが、菫とどっこどっこい)は元々から示されているので、別に驚きはない。夏大のOPSは.70を切っている打者だし。打撃技術は菫と稜より上なのだろうが、スイングと打球の速度およびパワーが完全に不足している模様。早く光先輩抜きでも、珠姫に代わってクリーンナップを打てる打者が出てきて欲しいところだ。

 

6番に抜擢の息吹も凡退。

左腕の工藤夏雲に対して右打席に入り、セカンドゴロに倒れる。気のせいか、夏大よりも純粋な打力が上がった代償として四死球で出塁する能力が落ちている様な(汗

7番の白菊は三振。

まだまだ初心者か。

 

工藤夏雲:夏県大会12回4失点

     夏全国大会2回1失点

持ち球:直球、カーブ、スライダー、スクリューに似たチェンジアップ

 

遥菜スカウター最新版

明示されている範囲に絞ろう

 

希:95

遥菜:85

詠深:75以上

怜:75

息吹:52(おそらく)

白菊:50(おそらく)

珠姫:40

 

52点と50点は外野を見ていての点数だろうから、息吹と白菊と推察した。内野だったら、真っ先に希に気が付くだろうし、希を除いて3名の評価になる筈。珠姫で40点だから初心者コンビのポテンシャルは思っていたよりも凄い、という事になる。

 

それにしても珠姫が40点とは、予想よりずっと低い点数で驚いた。中学時代に全国を経験している名門ガールズの正捕手(それなりにマニアには有名)だったが、後に強打の後輩にレギュラーを奪われるのも納得だ。

遥菜スカウターがどんなにザル判定でも、怜が75点で珠姫が40点では、そりゃスカウトのチェックからも漏れるよなぁ、と。珠姫で40点ならば、二遊間コンビも40~50点なんだろうな、きっと。理沙も50点を割っているかも(泣

 

この回は試合後の回想前まで追い付きませんでした

息吹にスポットが当たり始めたのは意外だったな

第61話の雑感

時間は試合前に巻き戻る

第60話で咲桜戦は打者一巡目の3回表まで終わっていたが、この話で試合前に戻っていた。つまり準々決勝はダイジェストではない。じっくり描画しそうだ。咲桜の個々の選手もモブではなくしっかりと描かれていた。

 

投球練習を終えた詠深は、手洗いにトイレへ。

そこで中学時代の捕手と偶然会う。早かった。こんなに早く顔を合わせるとは。

詠深は相手の名前を憶えていないっぽい。暗い記憶が脳裏をよぎる。

対して元捕手は「夏の大会のピッチングをビデオで見たけど、凄かったよ」と屈託なく笑顔で褒める。「まだ野球を続けていたんだ」という相手の言葉に、詠深も「そっちもやってたんだ。しかも咲桜で。びっくりしたよ」

表情が硬い詠深。

 

元捕手は照れくさそうに「見た通り、一軍なんて絶対に無理だけどね。でもサポートや雑用だけでも充実してるよ」「やっぱり野球が好きだったんだよね」

 

詠深「そっか。私も今、楽しいよ」

元捕手「敵だけど頑張って」

詠深「うん。そっちも」

 

実に爽やかだった中学時代の元チームメイト。

彼女を見送った詠深は――

 

(野球を好きだった、か。だったら、なんで)

(良かったんだ、これで。タマちゃんのところに戻らないと)

 

だったら、なんで

 

詠深の心にわだかまりが渦巻く。

欠片も褒められた思考ではないのだが、(だったら、なんで「中学時代に自分の『あの球』を捕ろうと努力してくれなかった」)――と相手を恨んでしまったのだろう。しかし首を振ってその恨みを頭から追い出した事からしても、その考えは自分が間違っていると詠深が自覚していると思いたい。内申点目当てのエンジョイ勢の中で、空気を読まずに「勝ちに拘って野球を楽しんでいなかった」のは、当時の詠深の方だろうし。

 

そして去って行った元捕手は、咲桜に転校していた元新越谷の先輩と会話する。

それに気が付き、聞き耳を立ててしまう詠深。その前に立ち去るべきだったのだが――

元新越「なに敵と話してんの」

元捕手「知り合いに挨拶してただけっすよ」

別の人「こいつ元新越谷だから今日はピリピリしてんのよ」

元新越「うるさい。試合前の交流は禁止でしょうが」

 

それ以降の会話を詠深は壁の死角から盗み聞きしてしまう。

 

元新越谷だった人は、新越谷というかキャップと理沙に対して悪意ある陰口を叩く。それに対して元捕手は(そんなことはない)と心中で否定した。

どうやら元捕手の出番はこれにて終わり?

まだ出番あるとしても、詠深の方から会いに行って彼女に謝るパターンかな。

 

直接、暴言を吐かれたわけではない。

悪口・陰口を言うのは褒められた事ではないが、詠深は可能ならばこの件を自分の裡にため込まずに、怜と理沙に報告および相談するべきだった。盗み聞きだから、打ち明けにくいのは分かっているけれど。

 

話してさえいれば、怜と理沙は「相手には相手の事情もあるし、必要以上に気にしない」と、詠深の心の重りを取り除いてくれた筈。仲間だって「気にせずに今は自分たちの野球をやろう」「今は自分たちと野球を楽しもう」と言ってくれるに違いない。

 

けれども詠深は独りで抱え込んでしまう

 

そう。中学時代と同じく

 

独りで野球を始める詠深

プレイボール。

試合前、「打者一巡目はツーシームとカットボールを中心に打たせていく」という珠姫との打ち合わせを無視して、詠深は全力投球でのパワーピッチで打者をねじ伏せにいく。本来、強直球と『あの球』は極力「二巡目までは温存」の作戦だった。

 

先頭打者への初球。

キャッチャーからのサイン(カッター⇒ツーシーム)に2度、首を振って投じたのは――温存する予定だった『あの球』

 

キレのある変化でストライク。

珠姫(少し様子がおかしいけど、すごく良い球がきてる。初回はヨミちゃんに合わせよう)

 

極限まで研ぎ澄まされた集中力により、調整中である詠深のフォームは完成したのか。

二者連続三振。

凄まじいボールがいく。

見えない敵に対して憎悪・憤怒を燃やし「勝つんだ」「一人の走者も許さない」と、気迫の投球をベストピッチにて披露する――が。

 

光「ちょっと飛ばしすぎだよね」

芳乃「一応準備よろしくお願いしますね」

 

1回表の時点ではベンチは冷静に見ていた。

スターターは常時8割程度の力で放って、イザって時だけフルパワーが常識だ。全球を全力なんて終盤までスタミナと集中力がもつはずがない。

3回まではパーフェクトに抑えるのは確定している未来だが、勝手に「完全試合を目指す」ハイペース投球および「極限の集中力(ゾーン)に支えられた未完成の新フォーム」なので、崩れる時はあっという間だろう。

二巡目以降から効果的に使う予定だった強直球と『あの球』を見せまくっているので、球威が落ちて制球が甘くなる三巡目には捕まると予想。オチは、珠姫の(作戦の)方が正しかったという証左になるかな。

 

早い段階から芳乃の指示で光がリリーフの準備をするという事は、理沙か息吹に一時的に交代(後に再登板)ではなく――雨が降る中、高校公式戦で初のノックアウトを食らいそう。

 

主人公が完全なる「悪役ムーブ」をするとは、結構ゾクゾクする。

中学時代、捕れないと分かっている変化球でパスボールを連発させて当時の捕手を晒し者にした時から精神的にまるで成長していない。

相手チームのベンチ外部員の陰口を聞いて、勝手に憎悪を燃やして、捕手との打ち合わせを無視したピッチングおよび完全試合を狙う。直接ではないにせよ暴言に近い悪口を言った元新越谷の人の是非はともかく、詠深の憂さ晴らしと逆恨みに巻き込まれている咲桜の皆さんと、詠深の独り相撲に付き合わされる現チームメイトはたまったものではないだろう。

 

というか、こんな自己中なプレー(投球)に付き合わされたのに、笑顔で再会の声掛けしてくれた中学時代の元捕手はいい子だと思った。

希のスランプとは違い、詠深の場合は性格もあるので根が深いなぁ。この試合内に立ち直るのか、あるいは復活と覚醒は決勝戦までお預けなのか。このまま咲桜を完封してしまったら「中学時代と同じで、捕手(珠姫)は自分の球を受けるだけの壁で良い」となってしまうから、この試合中に自分の間違いには気が付くと思うけれど。

 

打順はこうだった

1:希

2:菫

3:怜

4:理沙

5:珠姫

6:息吹

7:白菊

8:詠深

9:稜

 

稜から希に繋ぎたいから、稜をラストバッターに固定した模様。

3番がキャップで5番が珠姫。これは前後どっちでも良いのかな? なんだかんだで珠姫は光が抜けるとクリーンナップを担うだけの打力があると思われる。逆に言えば、白菊はまだまだ総合的には珠姫に届いていないという事だ。

意外だったのが6番に息吹。初6番というか(パワーレスだから)7番に固定だと思っていたので。でも6番にスラッガーの白菊、7番に両打ちの息吹の方が打線的には機能しそうだが。というか、息吹って6番を打つタイプではない気がする。

これだったら2番に息吹、6番に菫の方がベターな打順だと個人的には思う。

 

正真正銘、打順固定は2番の菫だけか。

今後は稜も9番で固定するのかな?

 

詠深が降板した場合、6番:息吹、7番:白菊、8番:光となり、今回の打順は試合展開から逆算した都合上かもしれないけれど。

チームの雰囲気(カラー)的に「4番サード」理沙先輩が嵌っているが、純粋に打者としての実力を見れば1番が希かキャップで、3番か4番には光先輩を据えるべきだが。というか、能力的なベストは3番に希で4番に光だ。プロ注レベルの打力ツートップをシンプルに中軸で並べた方が効率的に決まっている。

でも、追加キャラの光が「4番ピッチャー」は、個人的な所感としては見たくないかな、チームのイメージ的に。

 

松井稼頭央モデルの遥菜ちゃん

小憎らしい感じで良いキャラしている。相方的な大友琴羽ちゃんも。

咲桜は咲桜でベンチは良い雰囲気だった。

遥菜は独自のスカウター判定を披露。

 

希:95点

遥菜:85点

(名門の咲桜で1年夏からレギュラー。ただし夏のポジションは本職のショートではなくて外野だった。間違いなくプロも注目している遊撃手の筈)

怜:75点

菫?息吹?:52点

稜?白菊?:50点

 

やはりキャップはかなりのレベルだと判明。梁幽館でベンチ外だった中学時代のチームメイトを「自分と同等かそれ以上だった」と言っていたが、この点数(遥菜は怜を希だと勘違いした)からすると、キャップは梁幽館でも普通にレギュラーだろう。

なお遥菜は希とキャップのポジションを把握していない模様だ。推察するに他の面子は以下に示すこんな感じだろうか。かなり適当な当てずっぽうだけれど。

 

凛音:100点

希:95点

遥菜:85点(全国で一流、やや謙遜)

詠深:95~85点

光:90点

怜:75点

==(プロ注レベル)==

理沙:70~60点

珠姫:65点

=(名門校でレギュラー)=

菫、稜、白菊、息吹:55点以下

 

整合性はこれで取れているかな?

「よく見ると平均的にも悪くないチーム」との評だから、50点をクリアできていれば、それなりに優秀(悪くない)な選手と考えて良いだろう。

 

すれ違いが生んだ、不穏な空気のまま試合は進みました

この試合で待つ詠深の結末は果たして――

 

 

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第60話の雑感

投手戦のまま終幕

深谷東方戦は、覚醒した凛音から追加点を奪えなかった(以降の安打も希のシングルのみ)が、光先輩の好投でそのまま逃げ切った。

スコアは2対0だろう。

光は被安打4での完封。凛音は被安打6で2失点。

共に文句のつけようがないピッチングだ。

明示されている範囲では、先発完投した3試合の失点が「1、1、0」なので、光の防御率はかなり優秀である。安定感も素晴らしい。(投げるボールではなく)数字だけで判断すると普通にエースだ。

 

試合前の予想通りでロースコア勝負に。

 57話雑感より:ぶっちゃけ、凛音VS光の投手戦に持ち込んで、1対0とか2対1というロースコアで競り勝つしかないだろう。

 

ゲームMVPは完封勝利の光先輩。

これは文句なしの選出だ。

優秀選手は2失点完投の凛音。勝利打点の稜とマルチ安打(1打点)の希かな。

 

2対1に追い上げられて、最後の打席で光がホームランで突き放すかなとも予想したが、両投手がサクッとその後をシャットアウトしてしまう巻きっぷりだ。カットボールまで使い始めた凛音は、現状では作中で最強のピッチャーだろう。光のライバルとして登場させて、埼玉3強とは当たらせずに退場となった。たぶん埼玉3強でも、凛音が不調でない限り打てない筈。作中最速のフォーシームに、カーブとカットボールがゾーンに入るのだから。

 

試合後には光と凛音が交流するコマも。

チェンジアップの握りを伝授していた。

オマケ的に希も付き添っていた。

 

この試合は徹底して「光、凛音、希」にスポットが当たっていた――というか、稜と白菊が打者一巡目で活躍した箇所を除けば、本当にこの3名の試合であった。詠深は別枠として、高卒後にプロに進む面子って事になるのかな? 光と凛音は今後も交流を持つのだろうか。

 

で、トーナメント表の全貌が明かされる。

予想通りに、次が咲桜だ。

そして準決勝が美園学院。

決勝は梁幽館が順当か。

 

反対側のブロックには、柳大川越に翔栄そして馬宮(夏大とは別?)といった面子も。梁幽館が負けるとは思えないけれど。準決勝で美園学院の園川VS光先輩、そして決勝で詠深VS梁幽館というローテーションになる。これは57話の雑感での予想通りだ。

 

咲桜戦が開幕したが

先発投手はローテ通りに詠深。

なんと咲桜側は選手の紹介シーンがなく、モブばかりの模様だ。少なくとも投手は松岡凛音よりも格下だろう。新チームは先代ほど強くないらしい(無名校と競ってしまうレベル)ので、プロのスカウトがリストアップする素質の選手はいなく、全体的に小粒かもしれない。

 

前戦のスタンドで偵察していた咲桜の生徒には、どうやら詠深の中学時代のチームメイト(おそらくキャッチャー)がいたと思われる描写が。

表情が描かれていない。

詠深が中学卒業を機に野球を断念したのには「捕手があの球を捕れなかった」以外の、深刻な理由があるのかも。そもそも中学時代の捕手が「分かりやすい悪役」だったら、表情を隠すわけがないし。しかも「気持ち悪い球」は言い過ぎにしても、キャッチャーが捕球できないと分かっているボールを執拗に投げようとした詠深にも問題はあった。

 

っていうか、改めて考えると「変化球に対応できない捕手の技量にも問題はある」が、大前提として「キャッチャーがサインで要求していない球種」を勝手に投げてパスボールを量産するピッチャーってどうよ? って話ではあるのだ、実は。いや、野球は個人競技じゃないしバッテリーなんだから、ちゃんとサイン通りに投げろよ、と。

捕れないキャッチャーが悪いのは、まあ、事実なのだが、それにしたって味方の捕手を「自分が打たれたくないから」パスボールで晒し者にするのは、個人的には嫌悪感かな。普通はキャッチャーを晒し者にしない為にも、自主的に『あの球』は試合内では封印する。『ワイルドピッチ』の主人公が合同トライアウトで、(即席で組んだ)捕手の為にウイニングショットのカーブを自重した様に。

 

今の仲間は許容してくれているけれど、中学時代のチームメイトは「詠深の自己中な言動」が我慢できずに、詠深をチームから追放した可能性も――

だから(まだ野球を続けていたのか)という所感になったのでは?

試合中か試合後に、元キャッチャーの表情が明らかになって、試合後に「たまらなくなって詠深に会いに行く」展開かなぁ? 中学時代のことについては、元キャッチャーも後悔している感じだ。

試合前に彼女がわざわざ詠深に会いに行く理由がない(というか、偶然に顔合わせしても避けるだろう)上に、ベンチ入りメンバーではないから、再会は試合後しか考えられない。試合前に超ご都合主義で偶然、電車とかで顔を合わせるとかあるのかな。そのケースがあったとしても、互いに気まずい雰囲気で会釈して、「元気?」「そっちこそ」「じゃ」「うん」程度の会話で終わるだろう。喧嘩別れならば、お互いに避けるのが道理だ。

 

球場には曇天からの小雨が降り注ぐ。

 

フォーム更新で調子を落としている筈の詠深が、打者一巡目をパーフェクトに抑える迫力の投球を披露。

しかし鬼気迫るを通り越して、不穏な感情を滲ませて投げる詠深の姿に、怯えを見せる咲桜側のベンチどころか、味方側の面子も不安げな表情に。明らかに覚醒とは違う空気に、珠姫の顔も曇る。深谷東方戦後のモノローグも詠深の異変を示唆していた。

学校のこと

中学の時のこと

チームのこと

小さな感情(もやもや)の積み重ね

 

推察するに「学校については、尾を引いている不祥事関連(主に怜と理沙)」「中学の時については、当時のチームメイトとの確執」「チームについては、客観的に自分よりも投打で結果を出している光パイセンへの対抗心」と思われる。1つ1つは大したことないが、積み重なって少しずつ詠深の精神を侵食していた?

積み重ねと「未来から振り返っている珠姫のモノローグ」にあるから、試合前に劇的な何かがあったとは考えにくい。あれば次回で明らかにされるだろう。

 

味方の野手とベンチの芳乃と光が、エースの好投に笑顔や喜びどころか微妙な反応をしているという事は、試合前、すでに「小さな」爆発(癇癪)があったのかも。爆発という意味は、プレーではなく感情であるだろうから。3回の投球を終えた時も、詠深は隣に寄って来ている珠姫を一瞥すらしていないと思われるし。

 

メンタルが闇堕ちしている感じだ。

確かに、夏大の頃の「チームの為に」という彼女は姿を消し、それは光に取って代わり、対して詠深はチーム事情よりもエースの座に固執するかのように(先発ローテーションを無視して)「投げたい」と主張する様に変化していた。深谷東方戦の先発に備えて用意している光の立場を考えられれば、そんな無神経な台詞を「たとえ珠姫1人に、であっても」口には出来ない筈。チームは詠深の為に存在しているのではない。

 

かなりキャラ設定を練っていたと思われる川原光の光はダブルミーニングで、希(のぞみ)に対しての光(ひかり=新幹線の名前)だけではなく、「黄泉=闇(ヨミ=ヤミ)」に対しての「光(ヒカリ)」という意味もあるかもしれない。

『球詠』というタイトルだから「詠深」と単純に思っていたが、黄泉を想起させる読みで、かつ周囲からは「ヨミ」とカタカナ記載で呼ばれていたのには、意味(伏線)があったのかなぁ、と深読みしてみたりして。

 

一体、詠深に何が起こっているのか――

 

笑顔が消えた詠深。

覚醒イベントの前振りとして、最悪で初の公式戦ノックアウトを食らうかもしれない。天候が雨という演出からしても、いきなり大崩れ⇒自滅的に炎上⇒KOとなりそう。このまま無失点に抑え続けるとしても、それはそれで不気味だ。ポテンシャル的には主人公である彼女は、松岡凛音に匹敵かそれ以上である筈だから、今後の投球に注目だ。

 

意表をついてノーノ―達成もあるかもしれないが、その場合はどういった描画になるのだろうか。

 

球場の空と詠深の心に光は射すのか。

 

余談だけれど、美園学院戦の先発に備えて(スタメン時には中軸打者の)光をベンチに置けるという芳乃の判断からして、チーム力の底上げは相当なレベルなのだろう。仮に詠深がノックアウトされても、控え投手の理沙と息吹で凌いで、最後は詠深が再登板という流れと予想するが、果たして。

フラグ的には、試合は勝つが詠深はノックアウトで傷心状態。周囲は「?」で困惑。そんな中、中学時代の元キャッチャーが詠深に会いに来る――かな? 詠深の覚醒よりも精神的な改心の方がイベントとしては先っぽい。

これまでの登板通りに、突如として制球を乱して自滅(またしても3失点、降板に対して感情が爆発)⇒光がスクランブル登板(つまり試合内で詠深の再登板は不可能)となると、最悪な流れだよなぁ。準決勝は光の連投になってしまうし。いや、連投を避けるために、そうなったら常識的には準決勝は理沙が先発か。

 

というか、マジで咲桜は雑魚っぽいなぁ。無名校とロースコアで競っていたので、打線は大したことないと思われる。代替わりしたとはいえ、夏の県大会覇者で全国ベスト8である筈なのに。

 

スカウトのリストアップ表が劇中で明示され、物語に進路問題も入ってきた感があるので、各選手のレベルを主に素材面から考察してみました

 

 

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どのレベルでスカウトにリストアップされるのか?

ドラフト候補>リストアップ組と仮定

いわゆる『プロ注』としてマスコミに報道されている選手は、複数球団のスカウトがリストアップしている上で、各球団のスカウト会議でドラフト指名がほぼ確実視されているレベルだろう。

つまりドラフト指名される際は、複数球団が競合しての上位指名か、相思相愛ならば単独1位指名か2位指名といった水準。

 

中田奈緒と陽秋月はこのレベルと推察される。

 

中田世代の梁幽館には、他のプロ注に名前が挙がっていなかったので、この2人以外はスカウトにリストアップされていなかっただろう。二遊間コンビが夏大会で入れ替わり、かつこの新・二遊間コンビが2番と3番を打っていたからだ。つまり他の3年生は全国レベルで超高校級の選手ではあったが、スカウトがリストアップするまでの素材ではなかった筈。実際、未完成の詠深を打ち崩せないバッターばかりで、しかも長打は2本しかなかった。明らかに「守備力を除外して」希&光>梁幽館の平均的なレギュラークラスだ。

中田世代の2年生レギュラーである小林依織、西浦麻友の2人はスカウトがリストアップしているかもしれない。この2名は来年のドラフト組である。

通常は強豪校で1~2名と推察

スカウトにもキャパシティがあるので、節操なくリストアップはしないだろう。

目を付けた選手の状態および成長を定期的にチェックする必要があるし。故障でリストから除外したり、急成長で新しくリストアップする選手も出てくる。

それに野球はチーム競技なので、プロのスカウトにリストアップされる水準の特別な選手に頼るのではなく、全国レベルで一級品の高校球児を多数、バランス良く揃えた方が強い。

 

姫宮高校だと金子小陽がスカウトが注目してもおかしくない素材かも。

レベルの高いショートストップで快足だ。ただし打者としての素材が未知数(理沙から三塁打を打っても、スカウトレベルでは評価されないだろう)であるが。一年間のブランクも評価に響くだろうし。

 

中田や陽みたいな全国区の知名度を誇る選手は、各球団での取り合い必至になる。

 

松岡凛音も来年にはそんな扱いになりそう。

朝倉は3年時の成長で、知る人ぞ知るドラフト下位か、ドラフト上位に指名されるかに評価が分かれると思う。詠深も同じだろう。2年生になってからの成長と活躍で、スカウトの評価が決まる筈。現時点では関東圏での超新星といった評価だ。

新越谷メンバーはどのレベル?

九州圏で名を馳せていた中村希は、ようやく関東圏の高校でも名が知られてきた。

スカウトは夏大会時点で把握してただろう。

複数球団がチェックしている筈。チェックの結果、順当にリストアップした。

陽秋月のスケールダウン版だが、成長具合によっては「単独球団なら」ドラフト1位指名もあり得る選手の様に思える。大学組もいるのでドラフト2位くらいが現実的か。高校生組ではトップクラスの選手には違いない。

 

川原光は「中学以前での知名度は不明」「新越谷で1年間ブランクを作り軟式をやっていた」にも関わらず、夏の練習試合~秋大会数試合という短期間で、早くも最低で1球団のスカウトがリストアップした。つまり一見で分かる程の素材という事だ。

まだ硬式球の感覚に戻っていない点と、打者としては希に大きく劣らない点から考えて、ドラフト下位指名には引っかかると予想する。ただし投手ではなく野手として。

本人も希とマインドが似ており、迷わずプロを選択しそう。スカウトがリストアップする選手なので、大学野球ならばセレクションなしの推薦・特待生は余裕の筈。

 

岡田怜は中学時代に全国で名を馳せていた名センター。

スカウトのチェックも早かった筈。

ただし1年間のブランクがあった。

足と守備は現時点でも作中最高レベルだろう。しかし自己評価は低く、メンタルも弱い。本人はプロを視野に入れておらず、高校では野球を諦めて、理沙と共に大学で野球を続けるつもりであったし。

実際、希との「モノの違い」に、希に対して無意識下で遠慮してしまっている。

VS朝倉、VS松岡の打席内容を見ても、希と光よりも格下の選手としか評価できない。

ただしスカウトはあくまで「将来的にプロで活躍できるか否か」といった素質と素材を見極めているので、素材としてみれば怜は希に劣ってはいないのだろう。

大学野球ならば特待生は確実だ。

 

武田詠深については前述した通り。

本人は現時点では「野球推薦で大学」を狙うという自己評価だ。

主人公だし、二十代前半~半ばくらいでプロを代表する投手になっていたりして。

 

藤原理沙は中学スタートなので、スカウトが目をつけるか否かは、今度の成長具合だと思う。少なくとも現時点では「埼玉3強だとベンチ入り」レベルの選手かも。足が遅く守備位置がファーストかサードの二択というのも、ちょっと辛いか。

大学で野球を続けるのだろうけれど、特待生扱いで推薦をゲットできるのかどうかは、3年生時での活躍次第になるだろう。現時点だと理沙レベルの選手(打者)は、全国レベルの強豪校にはゴロゴロいる。

 

山崎珠姫は中学で野球を諦めているだけに、本人が自分の上限を誰よりも理解していてそう。捕手としては素晴らしいけれど、プロという上の舞台で戦える素材や才能は皆無なのだろう。中学時代に名門ガールズから全国に出ており、相応の知名度もあった。つまりスカウトは山崎珠姫の存在を知っていた。夏まで練習試合にすら出ていなかった光とは逆パターンだ。それなのにリストアップから漏れているという事は、そういう事に他ならない。

というか、中学シニアの名門で全国出場したくらいのレベルで、ほいほいと簡単にプロのスカウトがリストアップしていたら、多くのスカウトは過労死するだろう。

詠深が大学野球を選択すれば、同じ学校で捕手を続けそう(大学レベルまでなら充分に超一流)だが、詠深がプロを選択すれば珠姫は高校を最後に野球を辞めるんだろうな、と思う。

 

大村白菊は強肩を含めたフィジカルと剣道インターミドル王者という経歴からしても、将来的には充分にプロ入りを狙えそう。

というか、プロで大打者になれるのでは。

今でいうと佐藤輝明パターンで。

流石に高校在学中にプロのスカウトが目をつけるレベルは無理っぽい。現に、深谷東方戦でスカウトが白菊のプレー(打撃)を見ても、食指が動かなかったし。白菊本人はアピールする気満々だったが。

大学野球でどれだけ成長できるか。

初心者である現在はライトがメインだけれど、大学ではショートにコンバートしても面白いだろう。白菊のフィジカルならばショートで一流を目指せると思う。セレクションを受ければ、一流大学の野球部にだって入れるし一年目からレギュラーも狙える。特待生云々はそんなに甘くないと思うが。

スペック的にはチート級の選手なので、大学卒業時には複数球団がドラフト1位指名する怪物バッター(中田奈緒以上)になっていても、微塵も不思議ではない。

 

川口息吹に関しては、フィジカルが(汗

センスだけなら天才だけれど、土台が土台なだけに大学野球でどこまで伸ばせるか。

天才高校球児ではあるが、イコール、プロ選手になれるのではないという典型。

 

川﨑稜は、左打ちに転向してようやく本当のスタートに立った選手。

高校時代に大化けすれば、1球団くらいならば「隠し玉」的にドラフト下位で指名しても良いんじゃないかな――って感じにセンス(才能)を秘めている。

現実的には、新越谷が全国に出て稜も相応に活躍できれば、複数の大学から推薦オファーがくるってレベルの選手ではないかと。いや、それでも充分に凄い事だが。

 

最後に藤田菫について。

彼女は高校野球までならば非常に優秀な選手だが、先の舞台(プロ、大学野球、社会人野球)は無い様に感じる。

コンビである稜が「荒々しくミスもあるが、時折、才能やスケールを感じさせる」のと対比になっており、「才能やスケール感とトレードオフで、ミスない堅実なプレー」というキャラになっている。

確実に仕事をこなしミスはしない反面、「特別な才能(モノ)がない」と、これほど暗に強調されているキャラも珍しいのではないか。プロのスカウトからすれば、最も興味が湧かないタイプの選手だろう。

大学で野球を続けるのだろうか?

稜と同じ大学で野球部に入ったと仮定しても、才能開花の稜はレギュラーで活躍してプロのスカウトがリストアップ、菫はレギュラーも怪しいって感じに差は開いていくのでは。

もちろん、ここから殻を破る感じに大化けするって可能性もゼロではない。

ダイナミックな菫を見てみたい気もするが、それだと菫ではない気もする。

 

深谷東方(フカトー)戦は、両投手が火花を散らすナイスゲームです

何気に劇中で新越谷が相手をゼロ封した試合はまだないんだよな

 

 

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第59話の雑感

成長していく怪物投手

凛音が光の投球フォームを参考にし始める。

フォーム改造を試合中に行うという規格外。

対する希も一歩も引けを取らないが、希に脅威を感じた凛音は「投げる直前に」ボールのリリースを変化させて、疑似的なカットボールを放った。ボテボテのゴロに打ち取るが、前進守備の一二塁間を抜けてしまう。

タイムリーヒット。

 

これで2対0とリードを広げた。

 

続く菫もセンター前にクリーンヒット。初球打ちだったが、「上を振って空振るくらいのスイング」だったのに、芯に当たった。それだけのストレートという事だ。

なお、強豪ピッチャー相手に菫がまともに打った場面は、これが初めてと思われる。

 

4連打で無死13塁。

 

さらにフォーム修正を進める凛音は投げるボールの質を向上させていき、3番の怜、4番の理沙を球威で圧倒。怜が内野フライ、理沙が三振に倒れる。

そして第一打席でヒットを打っている5番の光がバッターボックスに。

 

火花を散らす好敵手同士

意識し合う2人。

 

凛音(直球勝負で)

光(フルスイングで)

 

真っ向勝負の結果は――

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

右中間への大飛球だったが、センターが追い付いてスリーアウトに。

実に見応えのある激突だ。

次の打席も楽しみな両者であった。

これまでの描画からも分かっていたが、やはりチームナンバー2の打力は総合的に見て光であろう。メタ的に見ると、試合展開から逆算しての5番だと思う。打線としては普通に1番が怜、3番に光で4番が希の方が機能する。でも打力ツートップの2人を並べちゃうと、予定している最終スコアよりも余計に打ってしまう(点が入ってしまう)から。

 

詠深のリリーフはないと予想する。

次の第3打席は光がフルスイングで三振。最終の第4打席はフルスイングで試合を決定づけるダメ押しのホームラン、だと個人的には最高かつ劇的な結果かな。

 

なお、凛音の球種はストレート(フォーシーム)とカーブしかないと判明。

球種が2つでは流石に厳しいか。

 

3回裏を光が無得点に抑えて次号へ。

9番の牧野にヒットを許し、1番バッターをゲッツーに仕留めているので、走者を2名許した模様だ。おそらく2安打浴びたと思われる。

 

新越谷高校にプロ注が4名

タブレット端末にリストアップされていた。

深谷東方からは凛音の他に、9番キャッチャーでスタメン(正捕手で2番手投手)の牧野一美もリストに入っている(第1打席でレフト前ヒット)。負担の大きい捕手をラストバッターに置けるって事は、それだけ打線が充実している証左だ。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

怜は守備を買われてだろう。

光は打者としての評価だと思う。投外と書かれているので。ぶっちゃけ、投手としては大したことないし(苦笑

当然、詠深と希も入っていた。

他球団の評価は不明であるが、ガールズで中学時代に全国に行っている珠姫が入っていない点からしても、それなりに厳しい査定だと推察できる。2年生トリオで理沙だけが漏れているのが悲しい。現状での理沙と白菊の打撃は「プロ目線」の評価だと、根本的に希と光には及んでいない模様。

個人的な予想では光が高卒後にプロ入り(希も翌年、同じ球団を希望して追いかけての入団)、怜と理沙は同じ大学で大学野球に進み(その4年で理沙がプロ注に成長)、それから2人揃ってプロ入りかな?

理沙は中学スタートだから伸び代は充分に残っている筈。ただし足がないので内野は二遊間への転向は厳しいし、外野も無理っぽい。ファーストとサードの専従になると、相応の打力は求められるので、スケールアップは必須だろう。

 

遠目から観戦しているスカウトから見ても、凛音の速球が進化したのが分かるっていうのは、かなりヤバい才能(素材)である。なんていうか、この試合の印象として「現時点では」だが、凛音と希と光の3名だけが「モノが違うステージ」で戦っている感じ。

大野 彩優美が朝倉 智景に対して「本当は自分とはモノが違うと分かっている」と理解していた上で対抗意識を燃やしていたが、プクイチ先生は割とリアルにそういった残酷さ(素材・才能の差)をこの作品に入れているなぁ、と。

凛音は詠深とは明らかに「モノが違う」し、稜が最初に「光は希に似ている」と直感していた通りに、希と光は他の新越谷メンバーとは「モノが違う」感じで描かれている。

 

速球だけで比較すれば――

覚醒松岡>松岡>朝倉>詠深の強スト>久保田(球速のみで伸びとキレがない)>中田=宗陣のエース>吉川>理沙>(本格派の壁)>光=大野=日高>詠深の通常直球>中山>息吹

 

こんな感じになる筈、たぶん。

園川はまだ不明なので除外した。

球速・球威オンリーではなく伸びやキレも含めた総合評価。ただし制球力は度外視。

 

詠深VS中田奈緒、陽秋月

(ナックルスライダーもあるが)

覚醒松岡VS希、光

 

打席内容を比較すると、新幹線コンビの打力は中田奈緒と陽秋月の両名にそう劣っていない道理になるし、高校生レベルだと作中最高レベルに近いと推察できる。 打者の久保田と比較しても劣っている筈がなく、希と光はドラフト下位には最低でも引っかかる筈。

詠深は投手なので、ちょっと分からない。素材的には松岡と朝倉より下っぽいが、朝倉が上位指名されるレベルならば、詠深も下位指名は確実。朝倉でも下位指名だと、詠深は指名漏れの可能性も。

光は久保田と同じで、投手としてはドラフト指名されない(外野手指名)と思う。

キャップはメンタル面でもっと自信を付けて、バッティングをもう一段階上げないと、調査書止まりの様な。覚醒松岡の球威に圧倒されるままのメンタルでは、下位指名(上位指名は想像できない)でプロ入りしても、1軍で活躍できるイメージが湧かないし。

 

『ビッグシックス』って漫画で語られていたが、格下ピッチャー相手に稼いだ数字には意味はなく、プロの舞台で戦えるか否かは、相応の相手(投手)から打てるか打てないかになる。そういう意味では、岡田怜はスカウトのリストアップ組からドラフト候補にまで進むのは厳しいかな。

 

見応えのあるライバル対決でしたね

光と凛音はこの先も競っていくんだろう

 

 

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第58話の雑感

現時点でベスト16と判明

これは凛音の(さすがベスト16クラスになると違うな)という心中から判明。

つまり、次の咲桜(予想)戦は準々決勝(ベスト8)になる。

 

祝! 理沙先輩が4番サード!!

これはガチで嬉しかった(感涙

前回(姫宮戦)の4番ピッチャーは(希と光の事情も絡んで)やや例外的なオーダーであったので、今回はついに公式戦における「正式なオーダー」で4番に座ってくれた。もう4番の理沙先輩は見られないかと悲観していたよ。

 

――っていうか、詠深は普通にベンチ(スタメンではなくスタベン)だったという。

 

前回(57話)の引きはなんだったの?

珠姫が「(投げなくても)打つ方で頑張れ」と詠深に言ったから、スタメンかと思ったのに。どうして打率1割未満の詠深を理沙に代えてサードでスタメンなのかと首を捻っていたが、そりゃそうだろうな、と。

というわけで、新越谷のスタメンを。

 

1(一):希

2(二):菫

3(中):怜

4(三):理沙

5(投):光

6(捕):珠姫

7(左):息吹

8(右):白菊

9(遊):稜

※詠深は次戦先発に備えて休養

 

贔屓目なしで(現在まで描画されている範囲内における実力的に)オーダーを組むと、1番が希ならば「4番ピッチャー光、5番サード理沙」になってしまうが、個人的には「4番、理沙先輩」が好きだから、これで大歓喜である。

ってか、7番に(出塁率の高い)息吹を固定して、6番に珠姫で白菊を8番に下げるのね、プクイチ先生(芳乃)は。まあ、9番(ラスト)に稜は、トップ(1番)に回す意味で正解(最適)だとは思う。

 

希については、2021年の中村晃の成績(4月時点)と打順を思えば、もう「最強2番」なんて見る影もないなぁ。今の中村晃を見る限り、2番は菫で固定だろう。MLBで大谷がトラウトに代わって「最強2番」をやっているから、それはそれでいいや。

 

予想通りの熱い投手戦

先攻は新越谷。

1回は共に三者凡退に終わる。

 

そして2回表1死ランナーなしから、5番の光が両チーム通じて初ヒット。

しかし6番の珠姫、7番の息吹が倒れて無得点に終わる。

 

2回の裏を光は三者凡退に抑える。

松岡凛音は6番打者だった。基本的に3番か5番を打つ光とは違い、深谷東方は凛音を6番に置く余裕がある打線だ。ぶっちゃけ、珠姫か白菊に(打者としての)力があれば、光は(投手で先発している時は)6番か8番に置いておきたい(MIXの投馬やダイヤのAの降谷でも、中軸を打てる力があっても、投手は可能な限り6番に置いている)。野手スタメンの時はクリーンナップで良いけれど。

 

3回の表に試合が動く。

新越谷はこの回から(二者凡退でも)トップの希に帰り、打者二巡目に入る。

で、8番の白菊が速球を痛烈にはじき返し、センターを抜け、ゴロでフェンスに到達という超速打球のツーベースヒットで出塁。9番の稜もカーブを捉えてピッチャー強襲&エラー(セカンド悪送球+カバーのもたつき)で三塁まで進むタイムリーヒット!

 

ガチで良い! 9番の稜は打線に嵌っている。

 

新越谷が1点先制、ノーアウト三塁で希。

ピンチの中、プロ注である凛音の視線は、ベンチにいる光に注がれている――

 

才能に溢れてプロのスカウトが注目している凛音は、投打に非凡な才能をみせる光を意識している模様。光の投球フォームを真似しようというのか。加えて凛音は(下位打線の方が嫌な打撃をしてくるな)と、感じており、7番:息吹、8番:白菊、9番:稜といった面子は、やはり将来を感じさせるなぁ。

 

プロのスカウトと思われるスーツ姿の女性2名が「新越は概ね武田川原を交互に先発させています」「武田も見ておきたかったけど、こういう使い方は感心できる」「かたや深谷東方の松岡は前回も完投」「先発にも慣れていないだろうに、頼りすぎでは」という台詞を言っている。

VS深谷東方戦は、スターターが左右の2枚である新越谷と、右の松岡1枚しかない深谷東方との投手陣の差が、明暗を分けそうである。

 

実は、ベスト8ではなくてベスト16でしたね

 

 

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第57話の雑感

夏大と同じベスト8に進む

予選2試合を消化しており、見切れているブロックが計10校だから、本大会の初戦となる2回戦の突破で、ベスト8になっている計算だ。でないと、埼玉の参加校がどえらい数になってしまう。

なお、予選2試合の本戦進出条件が2勝ではなく1勝+得失点差ならば、現時点でベスト16の可能性もある。トーナメント表の全容が明かされていないので、ちょっと考察に困るといえば困る。ベスト16だった場合は後述しよう。

 

北本実業戦は10対2で勝利

5回コールド(裏なのでサヨナラ)

投手は詠深が完投(2勝目、2完投)

 

予選2試合、本戦2回戦目と盤石の3試合だ。

秋の通算:新人戦2勝1敗(準々決勝敗退)

     県大会予選2勝(予選突破)

     県大会本戦1勝(ベスト8進出)

     合計で5勝1敗

投手成績:詠深 3試合3勝0敗

     光 1試合1勝0敗

     理沙 2試合1勝0敗

     息吹 2試合0勝1敗

 

ただし、姫宮戦は「本来ならば」光が先発予定だったので、そのケースだと、詠深3試合、光2試合、そして次戦が光先発なので、3試合ずつと左右のスターターが交互に投げている王道的なローテーションだ。

 

ほぼオーダーは固まった模様

次戦(準々決勝)で先発の光先輩は休養。

この辺は『ダイヤのA』でもチーム屈指の強打者であるピッチャー降谷(登板時は6番バッター)が、非登板日はスタメンから外れるので、不思議でもなんでもない。新越谷打線の選手層に青道高校の様な厚みがあるのかは疑問だけれど。

従ってスタメンは以下になっていた。

 

1(中):怜

2(二):菫

3(捕):珠姫

4(一):希

5(三):理沙

6(右):白菊

7(左):息吹

8(遊):稜

9(投):詠深

 

光が抜けると珠姫が3番に入るのが基本路線と判明した。トップバッターがキャップで、4番に希は固定か。つまり理沙先輩は4番に戻ることはなさそう。白菊も6番が基本で定着か。希はこの試合で3安打以上(本塁打以外を全て打っている)をマーク。絶好調だ。

メタ的に見てしまうと、雑魚P相手に可能な限り下位打者を打たせない(打数と安打を稼がせない)と、通算成績が悲惨なことになってしまうので、そういった意味でも光は外した方が、作者的に好都合だろう。

なお、この試合。少なくとも菫は二塁打か三塁打を打っている。サヨナラ前に三塁にいたので。それから珠姫は次の打席で凡退(防具を付けていた)。最後に希がレフト線を破ってサヨナラ安打。

 

残り3試合の相手予想

準々決勝:深谷東方

準決勝:咲桜(予想)

決勝:梁幽館か美園学院(予想)

 

柳大川越とは当たらないのは確実だ。

深谷東方(格下ではなく有名校、去年のB~Dシード)のエースナンバーは、ショートから投手に転向して数ヵ月で頭角を現した『プロ注』――松岡凛音。その球速・球威は朝倉智景(柳大川越)と同等かそれ以上である。そしてボールは低めにコントロールされていた。普通に世代最強クラスのピッチャーだ。

 

新・怪物ピッチャー相手に、新越谷打線はどう対抗するのだろうか、注目しよう。

 

メタ的に見てしまうと、関東大会出場ラインは決勝進出なので、勝つには勝つ筈。というか、理事長と監督の約束を考慮すれば、県大会と関東大会は優勝しなければ、学校側からのバックアップがなくなってしまう恐れがあるし。

格下相手とはいっても、光抜きの夏大メンバーのみの打線で10得点。埼玉3強を相手にしても、がっぷり四つで戦えるという説得力のアピールだと思う。前途した「強豪Pを打てない下位打者の通算成績の帳尻合わせ」という側面もあるけれど。

 

準決勝は詠深が先発予定なので、決勝は誰が投げるのか。

控え投手2名の出番はないと思う。

 

ローテ通りに光か。

エース詠深が連投か。

光⇒詠深の継投か。

 

この秋からフォーム改造の影響で制球が定まらない詠深は四球と失点が多い。とはいっても、防御率は3点を割っているけれど。

投手戦でのロースコア勝負になると、光先輩の場合、初登板のお試し(途中登板)で4回2失点した試合を除けば、先発した試合(明白に描画されている範囲に限り)は2完投で共に1失点。

負けたら終わりのトーナメント、と考えると信頼度は光>詠深って感じかなぁ? けれども投げさせないと詠深の調整は終わらないので、可能な限り詠深を登板させなければならないというジレンマも。

 

ここまでの県大会3戦は、全て大量得点で勝っている。

実の蓋もない話、別にエースが投げる必然性はなく、理紗⇒息吹⇒理沙であっても勝てた試合だ。芳乃は(難しいのはここから)と深谷東方戦を捉えていた。ここまではチームの地力的に自軍の投手が誰でも、打順が適当でも勝てる相手。実質的な本番は次戦からと考えても良いだろう。

 

プロ注2名が抜けても強い梁幽館

中田奈緒から1番を引き継いだ吉川和美は、スターターからクローザーに転向していた。

元からして超が付く強力打線であったが、監督の采配が絶対の緻密な管理野球をモットー(チームカラー)としていた旧チームに比べ、新チームは桁違いの得点力で、相手を真っ向から叩き潰すスタイルに変貌を遂げていた。

火力重視の戦い方。

 

戦略マネージャーだった高橋友理が選手に復帰しており、背番号3でホームランをレフトスタンドに叩き込んでいた。

中田「次期キャプテンにはお前を推薦する」

高橋「今は選手ですらないんですよ?」

中田「まだ選手を諦めていないのだろう?」

どうやら深刻な故障を抱えて(一時期)選手から退いていたが、リハビリに成功したと推察できる。いや、他の理由があるかもしれないけれど。

 

詠深は野手で先発する?

スタメンならば主人公をスタベンにしない為の漫画的な都合に他ならないと思う。

となると、ベンチに回るのは守備位置からして理沙先輩だろうか。

予想されるオーダーは――

 

1(中):怜

2(二):菫

3(投):光

4(一):希

5(捕):珠姫

6(右):白菊

7(左):息吹

8(遊):稜

(三):詠深

ベンチ:理沙

太字を固定したい?

 

打率1割のエースをサードとして先発させるメリットは皆無だけれど、6番:白菊、7番:息吹、8番:稜を固定できるので、そちらを優先したのか。あくまで、このスタメン予想が当たったならば、の仮定が大前提である。9番に稜を置いて、トップのキャップに返した方が打線は繋がると考えるのだが。

 

現在、ベスト16だった場合

こんな感じになるのかな?

 

3回戦:深谷東方

準々決勝:咲桜(予想)

準決勝:美園学院(予想)

決勝:梁幽館(予想)

 

ローテーションを考えると、深谷東方の松岡および美園学院の園川といった大会屈指の好投手には、詠深ではなく光を当てる予定と推察できる。

 

芳乃が分析力に優れた指揮官という設定が守られている――という前提条件での話になるが、新フォームが固まっていない詠深は「投手戦を想定とした試合には使えない」と考えている筈だ。

今の詠深は練習試合から通算して以下の投手。

  • 相手打線に関係なく四球絡みで失点
  • 7イニングで3点ほど相手に献上
  • 制球が乱れて突如として崩れるリスク

新越谷打線の公式戦5試合の最少得点は、越谷一戦と負けた翔栄戦の3点だ。越谷一戦で詠深が青柳戦に続いて連投していたと仮定(無理しない新人戦だからあり得ないが)すると、3対3までは計算に入れなければならないので、下手をすると負けていた。

 

深谷東方戦も詠深先発のローテーションだと、ほぼ確実に「現状の」詠深ならば負けるだろう。仮に新・怪物ピッチャーの松岡から「普通に」計算できる範囲として4点以上を取れるのならば、どんな好投手であっても新越谷打線は抑えられないという理屈になってしまう。園川だって普通に打ち崩せる道理だ。

 

ちなみに、松岡凛音は今まで対戦してきた朝倉、大野、吉川、久保田(打者本領)、中田(打者本領)といった面子よりも投手としてのポテンシャルおよび基礎スペックは上と想定する。

 

ぶっちゃけ、凛音VS光の投手戦に持ち込んで、1対0とか2対1というロースコアで競り勝つしかないだろう。取れても3点か。凛音の投手経験の浅さを突いて、後半に大量得点パターンもあるが、捕まえても打者3巡目以降と想定しなければならない。

というか、打者2巡目までの新越谷打線に捕まる程度の投手が、プロのスカウトの目に留まる筈もないし(笑

 

咲桜と梁幽館との試合で詠深を先発させる場合は、打撃戦での点の取り合い上等、エースと心中、試合中での覚醒を期待――という覚悟が必須になる。

 

漫画的な都合で、深谷東方戦に詠深が9番サードでスタメンと思っていたが、芳乃が詠深本人に「咲桜戦での先発」を告げていないのであれば、ベンチで代打待機が予想される理沙が咲桜戦で先発する可能性が残っている。

 

ってか、野球としてのリアリティを考えると、咲桜戦は理沙を先発させた方が期待値的にマシだよなぁ、としか思えない。

フォーム改造に着手して以降、毎試合「四球絡みで失点」を繰り返しているのに、「深谷東方戦も(連投して)先発したかった」とか、詠深は自分の投球内容とかデータを理解しているのだろうか?

 

強直球と「あの球」が狙ってゾーンに入らないのがデータとしてバレているのだから、咲桜と梁幽館のバッターは強直球と「あの球」を捨てて、ツーシームとカットボールが甘く入るのを待てば、与四球の多さと相成って3~5点は楽に取れるという簡単なお仕事になる。

咲桜と梁幽館のブレーンが大馬鹿でない限り、どうすっ転がっても「現時点の」詠深だと制球の不安定さを突かれて炎上⇒KOというオチだ。勝ち目はほぼゼロ。

 

野球漫画としてのリアリティを優先して、咲桜戦を理沙と息吹で乗り切り、決勝の梁幽館戦でエースと心中⇒ボコボコに炎上するも「新フォームに開眼」という流れかな?

それとも咲桜戦で詠深は覚醒するのか。

リアリティか、漫画的な面白さか。

後者を優先ならば、咲桜戦は詠深先発だろうし、前者優先ならば理沙先発だろう。

 

話が一区切り付いた感があったので、今までをまとめてみたぞ

あくまで1ファン目線による独自解釈で、公式見解ではありません

 

 

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ここまでの『球詠』のまとめ

レビューしているのは第50話からなので、一区切りついた第56話の時点で、おおまかなストーリーを振り返ってみる。連載時から修正が入っている、最新コミックス9巻の内容も含めての考察。

名称は便宜上で正式ではない。

①新越谷ナイン集結編

連載開始から新生・新越谷ナインが集結して、練習試合で初勝利をあげるまで。

人気が不振ならばここで打ち切りになる筈、という区切り。実際は人気が出て内容も好評だったので、アニメ化が内定してプロジェクトが動き始めた。TVアニメは放映開始時期から2~3年前に決定する事が多い。

長期連載を想定していないので、この連載最初期はエピソードとして区切りのあるプロットにはなっていないだろう。

②梁幽館高校戦編

TVアニメ放映の範囲まで。文字通りに夏大の天王山――3回戦(2戦目)である梁幽館との試合をメインに描かれ、その勝利を区切りとする。

人気や売り上げが落ちれば、ここで連載を完結としたに違いない。更に長期での連載が決定したので、追加キャラである光が、顔見せ的にスタンドに立っているコマが。

③夏の県大会(1年目)編

梁幽館戦以降の試合――準々決勝で柳大川越との再戦にて敗退するところまで。

戦力的に負けるべくして負けた。

ベスト8は快挙であったが、チーム力的に「その先」がなかったと後に明示される。

④新幹線コンビ編

光が登場・加入すると同時に、夏大の影響で希が深刻なスランプに陥る。希がスランプを克服し、希&光に強い絆が生まれるまで。時系列としては夏大後の合宿(練習試合)⇒新人戦⇒秋の県大会地区予選2試合、という箇所で区切られている。

希&光のエピソード(プロット)を大枠に、詠深のフォーム改造着手、稜の左打ち転向、旧友との再会による怜のトラウマの克服、と小エピソードも補完されている。

そして、ここからは――?

⑤秋の県大会編、⑥関東大会編、⑦春の全国大会編、と勝ち進んでいくのかは不明。

ただし、全国大会に届かずに敗退してしまうと、今度は春に新入生(新入部員)が入ってくる事となり、メンバーが更に増えてしまう。最低でも新入生2名は追加しないと、今度は2年目の秋以降、人数不足で試合に出られなくなってしまうし。

合宿中に藤井先生が夜ラン時、「(遠征バスと引き換えで)優勝を理事長と約束してしまいましたからね」と心中で語っているので、県大会か関東大会で優勝する流れだとは思う。

 

物語のグランドフィナーレは、芳乃が名門復活した新越谷野球部(部員50名くらい)に監督として戻ってくる、なんて想像しているので、新1年生もそれなりに入ってくると思う。芳乃が大学卒業して教職に就いた頃には、詠深はプロの世界で活躍しているだろう。他のプロ入りは、希、光、息吹、白菊あたりかな? 他の面子は大学野球⇒ノンプロという感じで。珠姫だけは高校で野球に区切りをつけて、詠深をサポートしているとかね。

追記)第59話にて、プロのスカウトにリストアップされているのは、チーム1年目秋大会時点で、怜、詠深、希、光の4名と判明している。

 

実際に「プロ注」としてマスコミに取り上げられるのには、もう一段階上の知名度および活躍が必要みたいですけどね

希なんかは、もっと以前から注目されていてもおかしくない活躍だ

 

 

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希復活で打線は完成形に近いのか?

夏大のメンバーでは明らかに駒不足

戦力的に1枚、強打者が足りていなかった。

トップバッターにチーム最高打者である希を据えると、人材的に怜を4番にもってくるしかなくなる。本来ならば、チーム最速の怜は1番打者が適正だ。

怜本人も自覚がある模様で、姫宮戦での第一打席で凡退した後、「すまん。1番に入ったのに」と口にしている。スタメン発表での理沙と交わした言葉からキャラ心情を推察するに、本心では「自分の足(スピード)を最大限に活かせるトップバッター」を打ちたがっているのは、ほぼ間違いないだろう。4番だと自慢の足を活かす機会が激減する。

チャンスで献身的なバッティング=中軸向きの性格ではないし、1番センターや1番ショートとかは、長距離砲以外のバッターにとってチームの顔、花形的な打順でもある。

 

そういった個々の希望はさて置き。

 

希を活かす打線ならば、希と怜は並べて使いたい。

パターンとしては、1番と2番。

3番と4番。そして4番と5番。

 

強力打線だったら、1番と2番に希と怜を(順番はどっちでも)並べてしまう。

(夏大の時点では)貧打に部類される新越谷打線だと、打力上位打者2名を1番2番にもってくると、3番以降が悲惨になってしまうので、この1番2番は現実的ではない。

 

希以外だと、息吹が1番に入っていたが、これはフォアボールでの出塁狙いでの打順。

夏の大一番だった梁幽館戦だと、相手投手(吉川和美)をよく知っている珠姫を例外的にトップバッターに据えた。結果は猛打賞で策は嵌る。

この時の梁幽館の新越谷打線の評価は「恐いのは怜と白菊のみ」だった。

 

梁幽館戦、5番に打順をあげる前の理沙はノーヒットに終わり、3番に抜擢された稜に至っては、最終打席で中田奈緒の速球を送りバントすらできない始末(内野安打1本)である。

2番の菫は全打席、犠打と四死球というご都合展開にするしかなかった。菫と息吹に対しては、吉川和美のキレと球威ならばド真ん中に直球とスライダーを放っていても、たぶん抑えられた。犠打、進塁打、四死球、パスボール、相手エラーは野球漫画で打力の低い打者に見せ場を作る方法「あるある」だが。

 

理沙は3番タイプではない(3番は1番2番の連打が出れば、犠打やケースバッティングが必要という、打率+長打力+小技が理想)ので、3番:理沙、4番:希、5番:怜もあまり機能しない様に思える。ぶっちゃけ、理沙は鈍足の部類だし。

 

夏大での3番に入ったのは、珠姫4試合、稜1試合で、共にOPS0.7未満の打力。

捕手は守備の負担(疲労)が大きいので、OPS0.8を超える打者でなければ、珠姫はトータルで考えると7番か8番に置くのが理想だ。お世辞にも強打者とはいえないデータ(打力)なのに「他のバッターよりマシ」という理由で3番は、理想の打線からは程遠い。

『おおきく振りかぶって』の田島ですら、阿部の負傷で途中からキャッチャーに入った試合で、打席に割くリソースが捕手の負担により激減した(意訳、と敗戦の弁で語っている。

 

要するに3番に適任な打者が欠けていた。

 

希1番、珠姫3番、怜4番で1点しか取れなかった、柳大川越2戦目の敗退(3対1)が、夏大メンバーでの得点力そのものだ。

例外的な主力バッターの途中追加

先発投手が1枚足りていない問題もあったが、そちらは理沙と息吹を成長させれば、埼玉3強相手以外では、どうにかなるかなって印象ではある。実際、理沙⇒息吹のリレーで姫宮クラスは抑えられるまでに成長した。

翔栄校戦では両者で合計8失点だったが。

 

まあ、そんな投手事情はともかく。

3番バッターがいないのならば、3番バッターを追加すればいいじゃん、という火の玉ストレート的な解決方法はド肝を抜かれた。普通はタブーだと思う。

 ※)光の打者モデル選手の柳田悠岐は、新越谷高校のチームモデルであるSBホークスにて不動の3番打者

アニメから球詠に嵌り、コミックスを大人買いし、フォワード本誌を買う様になったのだが、アニメ放映時は光がここまで強キャラとは思っていなかった。詠深が調整中という事もあり、完全に投打の主軸になっている。人気が出たからか、大ゴマ連発だし。

単行本9巻のチーム紹介でも、詠深、珠姫と同ページでの大枠だった。

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

高校野球を舞台にした本格野球漫画で、連載が進んだ状態から新しい中軸打者(描画からすると、おそらくチームナンバー2の打力)を、追加するケースは記憶にない。

この件の衝撃で、アニメ放映当時とは違った意味で今では球詠に注目している。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

詠深が「あの球」で無双する? ⇒ いいえ、本当の姿は本格派ピッチャーでした。

最初の9人をレギュラー固定で10人目は野手としてはリザーバー(代打メイン)? ⇒ いいえ、追加の10人目は3番打者でチームの主力でした。

 

意表を突くのが好きだよね、プクイチ先生。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

上は、チームの打者全員を格下認定していた希が、姫宮戦の第3打席における光のスイングと打球速度、パワーを目にして見惚れているという象徴的なシーン。

たとえ味方であっても格下の打者がホームランを打つと、涙を浮かべて悔しがる負けず嫌いな性格の希が、こういった反応を示すのは劇中で初だ。

小学~中学時代の光は謎のままだが、それなりの指導者から本格的な指導を受けている回想はあった。高校一年時はバイト先のチームで軟式野球漫画(クラブチーム? 草野球?)をしていた(硬式球に慣れていない為に、コントロール等が悪かったと推察できる)。おそらくこの時点(希が見惚れた瞬間)で、光は怜と理沙の先輩コンビよりも「かつて自分がいたステージに近い選手」と認識したと推察できる。

稜いわく本質は似ている2人。

そして打者としては真逆のタイプ。

希がないもの(柳田スイング、パワー)を光はもっており、光がないもの(圧倒的なバットコントロール、技術)を希はもっている。

2人は対等に近いのだろう。

実際に、第59話で怜と詠深だけではなく、希と光は揃ってプロのスカウトのリストに名前が載っていたので、素質と実力は同レベルにある筈だ。

希がスランプになったメタ的な理由

メタ的にいうと「希&光の新幹線コンビ」を精神的な意味でも結成させる為。

  • 名前は「のぞみ」「ひかり」
  • モデルが「中村晃」「柳田」
  • 希に新幹線Tシャツを着せる

夏休みに希が着ていた新幹線Tシャツがなければ、「のぞみ」「ひかり」に気が付く読者は激減だったと思う。中村晃とギータには皆が気が付いていたが。

これでもかと「希と光はセット」とアピールしていても、単純に二人を打順で並べて「新幹線コンビ」にしたところで、あまり心に響かない。どうしても二人を強固に結びつける大きなイベントが必須だった。

 

最後まで「新幹線コンビ」に気が付かなった読者にすれば、希の長期スランプはかなりのストレス展開ではなかったのだろうか?

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

光が芳乃に2つのお願い(1つ目の「希を先発から外す」は芳乃の予定通りだった)をしなければ、「3番ピッチャー光」「9番ファースト詠深」だった。

希のスランプが深刻で、早急に改善する必要に迫られていたとはいえ「スタメン構成に口を出す」というのは、かなり意外に思った。自分は「菫がブレーキになっているから、打順を変えてみては?」という進言だと予想したし。

それから球詠の読者層の問題か、野球漫画ファン以外の読者からは「希をスタメンから外して自分(光)をスタメンで使って欲しい」という予想があった。いやいや、戦力的に、休養を除けばどう考えても希と光、両方とも上位打線で使うだろ、と。シートに工夫が要るが、それでも希と光、どちらか一方しか使わないなんてアホな選択肢を採る指揮官は、超ド級の間抜けだと思うよ?

希&光を核に打線は完成形が近い?

第56話より前の試合では、希が1番 光が3番(合宿前半は5番)がベースで「新幹線コンビ」を連結(打順を並べて)させていなかった。

 

希復活後の試合は、3番に光で4番に希と二人の打順を並べて、芳乃は起用する。

 

新越谷打線に欠けていたピース= 能力的に適した3番打者が埋まり、怜を1番に固定しても問題ない選手層になった。

下の組み合わせ(1~4番までに限定)が、最も効果的な打線だと思われる。

 

1: 怜

2:(希)

3: 光

4:(希)

※)2番 希はMLB式の組み方

 

下位も含めて完全固定はしないだろうが、とりあえず打線のコンセプトは形になってきていると思う。最終的には作者であるプクイチ先生次第であるが、芳乃をポンコツ指揮官するつもりがなければ、トップをキャップで固定、「新幹線コンビ」を核、で打線の大枠は決定だろう。でなければ、希のスランプが無意味になるし。

5番~9番に関しては、オーソドックスな並び(捕手を下位打線に等)にするか、(主に選手層が厚い強豪校に許される)8番9番にトップ(上位打線)へ繋ぐ強打者を置くという2パターンがある。

バランス型(パワーレスが欠点)の菫を8番、理沙を9番という下位重視の配置も面白いといえば、面白いだろう。ただし「光が8番で希が9番」は流石にあり得ない(無意味)というか、打線の核、コンセプトとはそういう意味だから。

 

この第56話にて、光さんの活躍で、希さんの長かったスランプがやっと解消されました!

 

 

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第56話の雑感

特に捻りがなかった新幹線コンビの対決

光が投げて、希が打つ。

ただし打数制限なし。

普通に5打席対決とか思っていたから、この部分が予想できなかった。そりゃ、試合での登板を(芳乃に説明して)回避するわけである。

スランプの元凶である夏大敗退の幻影を振り払い、復活の打棒が火を噴いたのが3割ヒットゾーンにいき18アウトを取った後。要するに、ほぼ1試合分も光は投げている事になる。

希復活の為とはいえ、冷静に考えるとこの対決、光はどんどん消耗していき、希は光の球に慣れていくから、左対左を考慮しても、試合での打者何巡目どころではなく打数を重ねる度に希が有利になっていく。そこを指摘するのは無粋というものだが。

 

この号のきららフォワードの表紙は『球詠』で、希メインで後ろに大きく光。プクイチ先生は希に対する思い入れが強いのだな、と感じた。ぶっちゃけ、光は希のために用意した「翼くんに対する岬くん」みたいなキャラだし。

つーか、光の芳乃への2つのお願いって「試合後の挑発のために希をスタメンから外す(芳乃は最初からその予定だった)」「試合後に勝負でエンドレス投球するので、登板NG(⇒芳乃は先発を理沙に変更)」だった。お願いがなければ、本来、姫宮戦は3番ピッチャー光だったのね。姫宮に対して超舐めプだったとは。

もしも姫宮戦が負けだったのならば、芳乃と光の敗退行為に他ならないのだが(滝汗

理沙と息吹への信頼もあったのだろうが、本業スターター2名を温存して格下に負けたら愚かの極みである。

 

それから怜と理沙は「実力格上の希」に対して遠慮しているというモノローグがあった。対して光は物怖じせずに「全国にいくのに必要な人」と、真っ向から対峙した。

投手としても「全国出場がゴール」ではなく「全国で抑える」事を視野に入れている。

姫宮戦での光の打撃に、希は見惚れていた。

練習試合の段階では、2年生トリオは全員ほぼ同格と解釈していたが、描画されている情報を拾うと、光の立ち位置は希寄りで、怜&理紗コンビよりもワンランク上の選手っぽい。少なくとも、希はそう判断しているだろう。

新・基本オーダーの明示はなし

2戦の地区予選⇒県大会本戦⇒各県の準優勝(必要なのは4~5勝)以上が揃っての関東大会⇒4強以上で春の全国出場権、という流れは現実準拠だ。

 

打順でハッキリしているのは――

●怜はトップバッターのままでいく模様

●希は「4番に入った」と明言されてた

●希のタイムリーで光が生還(=3番打者)

 

1番:センター怜

2番:セカンド菫

3番:ファースト光

   (レフト光)

4番:レフト希

   (ファースト希)

5番:サード理沙

6番:?(ライト白菊)

7番:?(キャッチャー珠姫)

8番:ショート稜

9番:ピッチャー詠深

リリーフの為の待機:息吹

 

1:怜、2:光、3:理沙、4:希でも辻褄は合う。けれども足が遅い理沙は4番か5番で使いたいタイプだ。というか、3番タイプって新越谷では希と光だけである。

 

姫宮戦でのスタメン発表で「あれ、ファーストが光先輩で、レフトが息吹って事は」という台詞を覚えているだろうか? ついでに「1番センターキャプテン」で怜本人が驚き、「3番ファースト光先輩」で誰も驚かず、「4番ピッチャー理沙先輩」で理沙本人が驚いていた。

つまり「3番ファースト光」の時はレフトに希が入り、先発が詠深というのが通常になっているのだ。

え~~と、野球を知らない人の為に背番号3の希がどうしてファーストではなくレフトに回るのかを説明すると、ファーストが最も楽な守備位置だからに他ならない。姫宮戦でも「投手:理沙⇒息吹」「ファースト:光⇒詠深」「サード:詠深⇒理沙」「レフト:息吹⇒光」と、ややこしくシート変更しているのは、これが理由だ。サードしかできない詠深にレフトは任せられないからである。

センターライン(捕手、二遊間コンビ、中堅)の4名が守備の要だ。残りのポジションは肩が強い方がレフトではなくライトをやる。同じく内野でも、肩が良い方がファーストではなくサードをやる。で、左利きの新幹線コンビは内野はファーストしかできないのだ。

 

守備(捕球)に不安が残るが、強肩で打順を6番まで上げている白菊をスタメンに使うのは、理にかなっている。投手兼任で体力がない息吹を休ませるのも。

最終ページの1ページ前の1コマ目。

投手の詠深がのんびりマウンドに向かっている。センター(外野)の怜は駆け足だ。ライト(で後輩)の白菊は、怜よりも先に駆け出している必要がある。攻撃が5番の理沙で終わっているので打席に立っていないし。仮に息吹がレフトなら、すでにベンチから姿を消して走っていなければいけない。居場所が怜の後ろはあり得ない。

タイムリーヒットの希が2塁から戻ってくるのを生還した光が待っていたが、これは光がファーストだからである。光がレフトに入っているのならば、早く守備位置に着くために駆け足で外野にいくべきだ。

 

打順とポジションを明示しない時のプクイチ先生は、ベンチ等の描画で別解釈可能なフェイクを、意図して織り交ぜているかもしれない。

練習試合でのベンチ描画で、フェイクではなく自然ならば3番が珠姫、5番が光と思われるコマがあった(公式戦ではないので、光がネクストバッターサークルに向かうのが遅い)が、得点シーンから考えると光が3番でないと不自然だった。何よりも「特別な理由」なしで、打者としての実力が光>珠姫なのに、3番に珠姫、5番に光というオーダーは根本的に意味不明である。

姫宮戦のベンチ描画だと、1番の怜が適時打を打つスイング始動の最中に、ワープしたみたいに光の頭にヘルメットが出現している。というか、光と理沙との位置関係が瞬間的にワープしまくりだ。よってベンチ描画はそこまで厳密に捉えなくても良いだろう。

この第56話のコマだって、最終回の守備だから「守備固め」というか「守備練習」の為に、7回のみ息吹が「お役御免になった」理沙に替わってサード、も可能だし。

 

光登場時はブランクおよび遠慮により「実力を発揮できていない」状態(珠姫談)で、話数を重ねる度に(希を除く)1年生組と光の実力差は開いている印象だ。合宿最初のシート打撃で光が外野オーバーをかっ飛ばすシーンにて「すごいっす、試合で見たいっす」と稜が絶賛していたから、登場初期から稜達とは実力差はあったのだが。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

そもそも単行本の見直しで気が付いたのだが、夏合宿初日の最初のシート打撃の時点で、希⇒菫⇒(間不明)⇒光⇒(間不明)⇒珠姫、となっている。投手は理沙で打席に入らない。つまりどう考えても、2番の菫以降(3番)~5番の珠姫以上(4番)=推定で3番が光、4番が怜だ。並べると1:希、2:菫、3:光、4:怜、(5:理沙=投手で抜けている)、6:珠姫が「この時点での」基本オーダーである。

 

練習試合とは違う。

打撃好調で体力モリモリの白菊を引っ込めて、ライトに光でファーストが希という先発だとすると、芳乃がホームラン級のアホ指揮官になってしまう。前日にフル回転させた息吹を無駄に酷使して、かつ前日に疲れ切っている光を外野って、何を考えているんだ、となる。

前日に球数を投げている理沙と光は、基本的に連投NGだ。

もしも(フォーム調整中の)詠深が乱調で初回からストライクが入らない事態になったりすると、レフトから息吹をスクランブルさせなければならなくなる。アクシデントも含めて、先発が絶対に完投できる保証もない。まともな指揮官なら、無駄にスクランブルさせるリスクを排除して、息吹をリリーフとして待機させておく。詠深がKOされそうになっても、待機させておけば(戦況を見ながら)充分に肩を作る時間を稼げるからだ。

 

グラブとミットの違いであるが、プロではない高校野球で使い分けてはいないと思う。プロ予備軍でもない高校の部活で、1つ数万円の代物を複数持てるとは考えにくい。家が狭い(だから家で素振りできない=居残り練習する)と言っていた希だと、ファーストミットで外野に入るしかないだろう。

ただし、外野の守備範囲が明らかに光>希の場合は、光を外野で起用する。外野の守備範囲は投手の負担(ヒットゾーン)に大きく影響するので。

息吹は投手用のグラブを持っているが、川口家は裕福な部類に入る家庭だろうし。家が金持ちの白菊も複数のグラブを所持していても不思議ではない。

 

基本オーダーが4番:希になるのかは不明。

 

3番:光は確定だろうから、コンビとして希にはその前後を打たせると思う。理沙は4番降格したままなのか。キャップは適正のトップバッターに固定するべきだし。

やはりメジャー式の「2番打者最強打線」にシフトしていくと予想はしているが。9巻のキャラクター紹介では、理沙の打順は5番や6番との記載だったので、怜が1番固定なら希が4番固定になるかも。

とにかく長かった「希スランプ編=新幹線コンビの絆誕生編」は一区切りついた。

次号から秋の県大会本戦が幕を開ける。

 

余談だが、希のツーベースで光のみ生還という事は、光と希の連続タイムリー(光は状況から二塁打か三塁打が決定的、出塁+盗塁は考えにくい)というケースを除いて、2番の菫は打てていないという結果になる。上位打線のアウト要員として菫が便利キャラなのは分かるが、もうちょっと菫の打撃にスポットを当てた方が、という気にもなる。犠打、進塁打、エンドラン、四死球とまともに打たせてもらっていない。まともな打席は描画されている範囲では、ほぼ凡退ばかりだし。

 

この第55話で、姫宮戦が決着だ

サクサクと進んでいきましたね

 

 

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第55話の雑感

2番・菫は合格点か?

54話の雑感の最後の方にて「芳乃から菫へのスクイズのサインは出るのか?」と書いたが、答えは以下のツイートを貼っておこう。

 

ショートゴロで1打点。最低限の仕事は果たしたといった感じ。

2線級校の急造左腕を相手にしての打者二巡目で、このバッティングはちょっと。2打席共にヒットを打てそうな打撃内容ではない。打ち上げない様にで精一杯な雰囲気だ。不調ではなく好調でこれなのだから、打力が根本的に足りていないのか。

続く4回の表のチャンスでも、セカンドに転がしての進塁打(別に三振でもOKな場面)。下位の稜が出塁⇒トップの怜という流れが機能している反面、菫2番だとせっかくの流れが打力不足で(強攻強打で続けないゆえに)途切れてしまう印象だ。

 

9番・詠深のハンデ戦で快勝

3回表、菫の内野ゴロで逆転。2対1。

続く3番の光先輩がきっちり犠牲フライを打って3対1と突き放す。二巡目になって、しっかりと美月の球を捉えていた。中軸打者のお手本的バッティング。この辺の描画からしても、菫と光では打者としての格が明白に違う。

ツーアウトでランナーなし。4番の理沙がシングルで出塁。5番の珠姫がフォアボール。一二塁と再びのチャンス。6番に打順が上がっている白菊が、セカンド強襲のタイムリー内野安打。野手正面への打球だったが打球が速く、強かった。ポテンシャルはピカ一であるが、技術面でも初心者から次のステージに進んでいる。

 

4対1と3点リード。

 

7番の息吹がファーストゴロに倒れて、4点で攻撃終了。打てる打者(怜、光、理沙、白菊)と打てない打者(菫、息吹)が、二巡目の打席内容で明示されている。珠姫は元々からして可もなく不可もなくといった打力。

 

4回表。4対1のまま。

稜が死球で出塁。セーフティバントでの内野安打に続き2出塁目。貢献している。

打力的に上位(適正的には1番打者)に置くのは厳しいけれど、上位に回す下位としては優良な打者になってきた。

9番のアウト製造機は、まあ、ご愛敬。送りバンドなしで普段通りの三振に終わる。

しかしチーム2番目の足を活かして、稜が盗塁に成功。いい仕事をしているなぁ。詠深はディレイドスイング(捕手の送球を邪魔する、遅れたタイミングでの意図した空振り)ではなかったので、盗塁アシストという三振ではないだろう。

怜は四球(カウントが悪くなったので敬遠気味)を選んで一二塁。

前述した通りに菫が進塁打。

芳乃からのサインなのか、信頼されて任されても進塁打が精一杯だったのか、どちらにせよ菫が目指す「結果を出す打者」には程遠い結果だ。リードしているし、思い切って長打狙いでも許容範囲なケースだが、ゲッツー避けて転がすのを選択した。

ツーアウト二三塁。

格下相手だからこれでOKだけど、埼玉3強クラスを相手にすると(夏大とは違い、研究されているし)菫がブレーキになるなぁ。繋ぎしか出来ていない。いくら2番とはいっても、ここでタイムリーを狙えないのはベンチとしても辛いだろう。

光がライト前にタイムリーヒット。打球が速すぎて、ツーアウトかつ快足の怜であったが、二塁からホームには還ってこれず。今日の光は2打点目。これで最低限という自己評価だから、練習試合から通算してかなり打っている模様。

5対1。

理沙がセンターフライで4回表は終了。大飛球だったが相手の好守備に阻まれた。

 

5回裏に1点を返されたが、6回7回と1点ずつを追加して7対2。

最終の7回裏の時点で、ピッチャーは息吹に交代していた。おそらく6回の頭からだろう、展開的に。理沙が本職のサード、光がレフト、ハンディキャップがファーストにシートをチェンジしている。

5回は珠姫、白菊、息吹という打順で無得点。出てもワンヒットかな。6回は8番か9番からのスタートで、怜がヒット。そして光が3打点目か、怜からスタートして理沙が打点をあげているかのパターン。7回表は打順からして白菊が打って、7番以降で上手くランナーを還したと推察できる。

 

7対2で完勝した。

 

エースが登板どころか、アウト製造機の野手スタメンというハンデ戦だったが、格下相手に披露する盤石の勝ちゲームだったと言えよう。

ゲームMVPは勝利投手の理沙かな。

優秀選手は稜、怜、光の3名を選ぶ。姫宮からは小陽を選出しても良いだろう。

怜と光は実力通りの仕事をトップバッターおよび3番打者として十全にこなした感じだが、稜は現時点での実力以上の仕事をしてみせた。怜が引退した後はトップを打てるまでに成長している感じだ。

 

姫宮が新越谷を苦しめて、土壇場での「代打、希!」をやると思っていたのだが、理沙⇒息吹の継投で普通に2失点に抑えてしまうとは予想外だった。菫の代わりに希が「中村晃的な最強2番」に入っていれば、楽にコールド勝ちできていた試合なのだが、この試合で「のぞみ&ひかり」の新幹線コンビ(2番・希、3番・光)を結成すると思っていたから、希出番なしは本当に意外だったなぁ。

 

希の今後は?

この試合を見ても、2番・菫は強豪校相手だと限界がある。

夏大で影のMVP的な成績を残しているけれど、(練習試合も含めて)力不足でのゴロ凡退が多い。現状だとチャンスでタイムリーを期待できない打力だ。というか、プクイチ先生は意図して菫の凡退シーンを描いていると思われる。

光との勝負がどうなるかは不明だ。しかし控え投手の理沙と息吹とは違い、先発完投型の光は、疲労抑制の為に全試合スタメンで出すわけにはいかない。贅沢を言えば、先発する試合だけ3番ピッチャーをやり、他の試合は代打の切り札で良いだろう。

 

格下相手(光が休養)

1番 怜(希)

2番 菫

3番 希(怜)

4番 理沙

 

強豪相手のベストオーダー

1番 怜

2番 希

3番 光

4番 理沙

 

で、使い分けるべきだと思う。

理沙が休養ならば、1番・怜、2番・菫、3番・光、4番・希にする。モデルの中村晃と同じく1番~7番までマルチに打てるチーム最高打者が中村希なのだから。

それに白菊は遠くないうちに5番に上げても良いのかな、というイメージだ。ガールズで全国出場経験があるという理由で珠姫に上位を打たせているが、本来は守備型の選手だし、元チームメイトだった吉川和美から3安打した以外は、大して打っていない。

8番に固定してリードに専念させたい選手だ。

 

この回(第54球「主将と主将」)までがコミックス第9巻に収録されているぞ

是非とも単行本を購入して下さいね

第54話の雑感

姫宮のスタメンラインナップ

タポック@ザッ区民@tapokku325146という方が解読したので引用。

姫宮高校スタメン(モデル選手)
1番 遊 金子(金子圭輔(元ホークス)
2番 三 原(原拓也)
3番 一 後藤(後藤駿太)
4番 投 吉田(吉田修司(元ホークス)×吉田正尚)
5番 中 呂花(ラロッカ)
6番 左 下山(下山信二)
7番 右 菊地原(菊地原毅)
8番 捕 日高(日高剛)
9番 二 塩崎(塩崎真)

 

オリックスベースのチームの模様。

ちなみに1番 ショート 金子小陽(背番号6)と4番 ピッチャー 吉田美月(背番号8)が元新越谷である。小陽と美月が元ホークス⇒オリックス選手をモデルとしているのは、実に芸が細かい。感心する。吉田豊彦という説も。転校した為にガールズ出身の実力があっても1年間、対外試合に出場できないでいた。この秋からようやく出場解禁になっている。

キャプテンは小陽だ。

怜と同じくトップバッターである。そして花形であるショートストップを務めている。注目なのは4番ピッチャーの美月だ。背番号は8で理沙先輩と同じく(おそらく)急造ピッチャー(エースは別?)。完璧に小陽&美月と怜&理沙は対比になっている。

参考までに新越谷の方は――

 

新越谷高校スタメン(モデル選手)
1番 中 怜(岡田幸文(元ロッテ)
2番 二 菫(藤田一也(楽天)
3番 一 光(柳田悠岐×川原弘之)
4番 投 理沙(藤原満(元南海ホークス)
5番 捕 珠姫(山崎勝己(元オリックス)
6番 右 白菊(大村直之)
7番 左 息吹(川口憲史(元楽天)
8番 遊 稜(川崎宗則)
9番 三 詠深(武田翔太)

控え 希(中村晃)

 

ソフトバンクホークスがベースと考えると詠深、希、光、稜、理沙、白菊の5名がポジション的に重要になっていくのであろうか?

序盤の攻防は互角

先行は新越谷。

トップの怜はショート(小陽)の好守備に阻まれてアウト。菫はサードゴロ、光は打ち上げてライトフライ(セカンドフライ?)に倒れて三者凡退に終わる。姫宮ナインは希がベンチにいる事を「飛車落ち」と例えていた。

 

裏になって姫宮の攻撃。

トップの小陽が右中間を破るスリーベースヒット。かなり足がある選手だ。2番がゴロで返して姫宮が1点先制。

 

2回の攻防は共に無得点。

 

3回の表、新越谷は8番の稜から。

つまり4~6番の内の誰かが出塁していた。稜はセーフティバントで内野安打。ラストの詠深にはバントのサインが出ていたが、フォアボールで出塁。ノーアウト一二塁の好機。芳乃の怜への指示は強攻。2番がやや打力に乏しい菫なので正しい判断だろう。

トップに返って怜はレフト線へのタイムリー。

これで1対1の同点。

レフトは追い付いて捕球したのだが、怜は快足を飛ばしてスタンディングでのツーベースに。(流し打ちを想定していたシフト⇒引っ張って逆を突いたとはいえ)通常ならばシングルの当たりだがチーム1の俊足を見せつける。これぞリードオフガール、そして打点マニア。選手の特徴的にやはりトップバッターが最適だ。8番(か9番)稜から1番の怜は打線として良く機能しそう。

 

ノーアウト二三塁のチャンス。

次の打者は2番の菫だが果たして――

 

美月がエースかどうかは不明だが序盤の攻防は互角と評せるだろう。格下である姫宮と互角は、目標が全国なのであまり喜ばしい展開(流れ)ではないが。

次の菫に対して、芳乃はスクイズのサインを出すのかどうかが55話の注目点だ。

ぶっちゃけ、2番が希ならばこのまま一気に畳みかけて大量得点の流れである。菫で強攻して満額回答を得られるのか、それとも地力的に「2番が希に変わる」展開になるのか。

希のモデルが中村晃(最強2番が代名詞)でなければ、そこまで深読みしないのであるが、モデル選手へのリスペクトを考えれば、新越谷が強豪校と真っ向から戦うのには菫2番(モデル選手が楽天の藤田)は限界な展開になっていくと予想する。

希が2番にならないのならば、中村晃的にもう6番しか打順が空いていないし。

 

ついに球秋が本格的にスタートする

1年2年生のほとんどの高校球児にとっては、新人戦こそがデビューの舞台ですからね

 

 

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第53話の雑感

新人戦(東地区)は慣らし運転

3試合目(東地区の準々決勝)で敗退。

秋の県大会シード権を獲得すればOKなトーンメントで、南地区は「シード校が決まれば打ち切り」という程度だ。東地区ベスト8でシード権をゲットできたので「順調な滑り出し」と芳乃は評価。投手起用については、連投などの無理をする必要はない大会だった。

 

青柳校戦:先発は詠深(6対3)勝利

越谷一戦:先発は光(3対1)勝利

翔栄校戦:先発は息吹、リリーフは理沙

     息吹5失点(3対8)敗退

 

息吹が「翔栄で詠深が先発していれば勝てたんじゃないの?」と芳乃に言った事から、初戦が詠深、2戦目が光と判断できる。逆ならば翔栄での詠深登板はあり得ない。

フォワード本誌掲載時だと、ダイジェストシーンの対戦校のロゴは『青柳』だけだったが、単行本では2戦目は『越谷』とヘルメット『K』に修正されていた。詠深が9番で凡退&相手の悪送球で白菊(3塁走者)が生還している。光は「3番ピッチャー」で確実だろうから、二遊間コンビと捕手以外は順番に抜いている=詠深がサードで理沙がベンチだと推察できる。打順は1:希、2:菫、3:光、4:怜、5:珠姫、6:白菊、7:息吹、8:稜、9:詠深だろう。

 

秋大会初戦は暫定オーダー

相手が強豪ではない姫宮高校という事もあり、先発は理沙先輩に。詠深は新フォームの調整で不安定な状態が続いているので、ローテは光を中心に組むだろう。

 

1番:怜(中)=確定

2番:菫(二)=希復活後は?

3番:光(一)=確定

4番:理沙(投)=暫定

5番:珠姫(捕)=暫定

6番:白菊(右)=流動

7番:息吹(左)=確定

8番:稜(遊)=流動

9番:詠深(三)=本来はベンチ

希:復活後はどの打順?(2番が最有力)

好調な面子:白菊、菫、理沙

 

チーム最高打者である希はスランプが長引き、ついにスタメンを外れる事態に。

希が復活(姫宮戦で代打に入ると予想)後、どの打順に入るのかが注目である。2番:中村晃(希)、3番:柳田(光)という線が最も高いと考える。復活イベントで両者の絆ができて「のぞみ&ひかり」の新幹線ペアを結成だと思うし。菫も「最近の芳乃バントのサインを出さないのよね」と稜に言っていた。昔の日本式の繋ぎの2番ではなく、メジャー式(近年のNPBも)に2番打者最強オーダーにするのでは? 元ネタ(モデル)の中村晃が1番から7番までマルチに打てるとはいっても、近年はエンゼルスのトラウトに代表される様に、最強2番がメインになっているので。

 

では、各打者についてコメントを。

1番の怜は「4番から解放されたので」この打順が最適だと思う。理沙に「4番ピッチャーおめでとう」と怜が言った時、理沙に「そっちこそ」と返されている。怜本人も中軸より「1番か2番の方が向いている」と自己分析しているのだろう。梁幽館戦で5番に回った時、芳乃に「怜の打力だと4番以外ならば、本来1番か2番」と謝られていたし。発表時にみせた表情からして今回が初1番で、50話の怜は1番ではなかった模様。50話の打順は1番・希、2番・菫、3番・光が正解だった。

今まで「不動の2番」である菫は、希復活後の打順次第か。菫2番に愛着ある読者も多そうだが、格上相手に2番打者が菫だと、トップが出塁しても梁幽館戦みたいに「打撃を棄てて」犠打、エンドラン、進塁打、四死球を狙うしかなくなる。

3番の光は最初に「柳田スイング」を披露した時点からこの打順(3番)ベースだと予想していた。小技もできるのでスペック的には2番も可能だろうが、柳田が打者モデルで2番はなかった。練習試合を含めて秋で最もOPSと打点が高いのは彼女かも。

4P理沙先輩、念願叶っておめでとう。長打力に夏大でチーム最多打点。その迫力ある打棒は4番に相応しい。

5番のタマちゃんは暫定っぽい。中心打者の1人である希が抜けている打順だから。理想としては捕手というポジションの負担を軽減する為に、彼女は下位に置いておきたい。

6番まで打順を上げてきた白菊はこのまま6番に定着か、あるいは5番に抜擢はあるのか。ポテンシャル的には中軸を期待したいけれど、果たして。

7~9の打順は無理に固定する必要はないと思っている。詠深が先発しない試合は、基本的にポジションがダブらないので、オーダー全固定でもいいけれど。

 

夏の合宿に学校の宿題と、絶妙なバランスで描かれていた

これぞ青春って感じですね

 

 

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第52話の雑感

夜明林工との練習試合の結果が示されていた。夏合宿前半の残り練習試合(最終日のダブルヘッダー)はオーダーどころか勝敗すら描かれなかった。

その後は4日間のお盆休み(日常シーン)を挟み、第53話から夏合宿後半および新人戦に突入する流れだ。

 

詠深のホームランについて

某掲示板やSNSで「ヨミが長距離砲として打撃開眼した」と誤解した書き込みが割と目に付いていた。エゴサくらいはしているだろうし、プクイチ先生は「あの事故ムランはギャグシーンですよ」と、念入りに誤解に対して火消しを行った。

そもそも学校グラウンドだから柵越えしたに過ぎず「普通の球場ならば単なるセンターフライ」と、本当はHRですらなかったという。

 

守備の課題は残っていた

息吹がクッションボールの処理をミスっていた。終盤は「守備にもキレがなく」とモノローグでも明示されていたし、2試合目だとまだ体力と集中力が維持できない。

 

夜明林工には5対4で勝利

5回の表に2点を追加して、5対0

そこから2点1点1点と追い上げられたが、辛くも逃げ切った。息吹と理沙がリリーフしたのかどうかは不明。おそらく詠深が完投したと思われる。

勝つには勝ったが、詠深のまぐれ本塁打による得点を抜けば実質的には2対4となるので、手放しで喜べる結果とは言えないだろう。公式戦で、仮に普通の球場ならば間違いなく負けていた。夜明林工は控え選手の出場が多かったし。

 

光は5番ではなく3番?

場面は5回表の追加点になるが、希が単打、菫が四球かエラー、光がセンター超えの2点タイムリーツーベース(2死満塁だと走者一掃の3点適時打)を放っている。51話では1回表のベンチの様子から珠姫が3番だと推察したが、それを例外的に(フェイクとして)除けば、光が3番の方が自然な状況になっている。

菫が出塁した後で、珠姫と理沙が続けて凡退でもまだツーアウトで辻褄は合うが、それはそれで中軸としては(本来の3番は怜であるとしても)問題だ。

第50話で怜が1番ならば最も辻褄が合っていたので、それを考えれば3番が珠姫、4番が光、5番が理沙というオーダーも考えられる。チームは各自のOPSを把握しており、現時点では理沙が4番に最も適したデータなのだが、光が理沙以上のOPS(長打力はほぼ互角と推察)ならば、(理沙が3番で)光が4番に入っていても不思議ではない。

 

白菊の覚醒は?

大村邸で、白菊が使っているトレーニングバットが(パワーのある)詠深ですら扱えない重さと判明。小柄で打者としては完全に底が見えている感じの珠姫よりも、可能ならば白菊を6番に据えたいポテンシャルである。クリーンナップを担う現2年生トリオが引退した時を想定すれば、(条件として)打率が2割5分くらいまで上昇してくれれば、5番起用もありだろう。どの道、来年の秋からは白菊が4番なのだし。

 

いよいよ光さんが新越谷のスターター(先発投手)として本格的に始動です

 

 

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第51話のオーダーを振り返る

ダブルヘッダーで行われた練習試合。

第1試合は熊谷実業戦(2度目)

第2試合は夜明林工戦

光が先発の第1試合

1番:希(一)

2番:菫(二)

3番:怜(中)

4番:理沙(三)

5番:光(投)

6番:珠姫(捕)

7番:白菊(右)

8番:息吹(左)

9番:稜(遊)

 

この第51話から理沙が4番に昇格し、キャプテンの怜は3番に下がった。

先発が光ならば、極めてオーソドックスな顔並びといえよう。6番~9番の面子は、現時点では明らかに上位打線に見劣りしているし。

試合は光が完投勝利(4対1)

詠深が先発の第2試合

1番:希(一)

2番:菫(二)

3番:珠姫(捕)

   (光:中)

4番:理沙(三)

5番:光(中)

   (珠姫:捕)

6番:白菊(右)

7番:息吹(左)

8番:稜(遊)

9番:詠深(投)

 

なんとキャプテンの怜がセンターから外れて、センターに光が入っている。

これは芳乃の意図で、連戦での体力と他のメンバーに経験を積ませる目的があってのオーダーだ。光を外野スタメンとしても活用する為のテストと思われる発言を怜がしており、怜が入る場合は3番(中)で怜、5番(外野)で光となる模様。やはり珠姫は6番が基本オーダーだろう。まだ白菊には6番は荷が重い。

出塁能力を考えたら、息吹をスタメンに残したいと思うが、果たして?

いや、投手兼任の負担を思えば息吹をベンチで温存すべきか。

どちらにせよ、現時点で先発投手として光をベンチで温存するという余裕は、今の新越谷打線にはないとハッキリしている。

 

余談になるが、詠深のホームランはギャグ描写だと思う。相手投手、日高の失投(チェンジアップの抜け球)をスタンド(グラウンドのフェンス)インしただけだし。打者としての評価が上がる打撃内容ではない。

 

この考察から当記事は始まります

 

 

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第50話での稜の打順は?

ネットというか、某掲示板の作品スレで話題になっていたので、考察してみた。

1年目の夏大後(ベスト8敗退)に行われている夏合宿中での練習試合――熊谷実業戦(初日目)においての打順(オーダー)である。明示がなかった為に、稜の打順は何番なのかと意見が分かれた。

2番説。

3番説。

9番説。

この三パターンがメインだ。

 

ぶっちゃけ、夏の埼玉県大会において稜の打撃成績は振るわなかった。特別オーダーであった梁幽館高校との三回戦(2試合目)こそ、例外的に3番を任されたが、基本オーダーとしては5番から6番に降格されている。クリンナップ失格だ。

そんな中での9番疑惑――

 

流石に9番はないんじゃないか、という感じで2番か3番だろうと推察する読者もいたが、9番説が濃厚だ、とシビアに判断する読者も。

 

結論から述べよう。

第50話での稜の打順は――ズバリ、残酷だが9番バッターです。

 

実は9番から3番までは描かれている状況から断定可能だ。

まず試合の状況を確認しよう。

 

ワンアウトでランナーなし。

これは1塁コーチャー、3塁コーチャー、ベンチの人数(顔ぶれ)、ネクストバッターサークル、打者の数をカウントすれば分かる。ランナーは0だ。

 

詠深は最終回のみの登板。

息吹が3イニング、理沙が3イニング、クローザーとして詠深は7回のみの登板である。そんでもって光が加入したので打撃がポンコツの詠深を野手として使う意味はない。スタメン落ちで打席には立っていないのだ。2番手ピッチャーである光は、この試合は投手としてではなく純粋に打者としてスタメン出場している。

つまり攻撃時の1塁コーチャーは詠深で固定されていると考えて問題ないはず。

 

ヘルメットを手にベンチでタッチしていた菫。

ランナーなしだから送りバント成功ではない。

そのケース(ワンアウト、ランナー2塁)ならば、2番が菫、3番が稜、4番が希という打順も考えられる。だがランナーなしの時点で3番が稜という説は消えるのだ。

では、どうして菫はヘルメットを持っていたのだ? 答えは1つ。自分の打順(2番)が近づいてきたから、3塁コーチャーを光と交代してベンチに戻ってきたのだ。

 

3塁コーチャーの順番は?

人数的に専属で置けないのならば、当然ながらローテーションになる。

そのローテーションだが、ピッチャーとキャッチャー(そしてランナー)を除いて打順の通りに担当してトコロテン方式にするだろう。無意味にランダムにはしない筈。

つまり――

 

三塁コーチャー ⇒ ベンチ帰還 ⇒ ネクストサークル ⇒ 打席

 

こういった並びになる。

よって9番から3番が判明するのだ。

 

9番:稜 ⇒ 1番:希 ⇒ 2番:菫 ⇒ 3番:光

 

4番から8番も推察しておく。

下のラインナップで当たっていると思う。違うとすれば、6番が白菊、7番が息吹、8番まで珠姫を下げて負担を減らす、かな。

守備位置の疑問としては、理沙が投げている時のサードは誰が担当したのか。左利きコンビ(名前からして新幹線コンビともいえる)はファーストとレフトが基本になるので、息吹がサードに入ったのだろうか? あるいは白菊か。初心者の2名に二遊間は無理だし、キャップをセンターからは外せない。

 

対熊実戦:練習試合オーダー

1番:希(一)

2番:菫(二)

3番:光(左)

4番:怜(中)

5番:理沙(三/投)

6番:珠姫(捕)

7番:白菊(右)

8番:息吹(投/三)

9番:稜(遊)

抑え:詠深(代打要員ではない)

 

1番がチーム最高・最優秀打者。2番は不動。3番は上級生のスラッガー。4番は強打者のキャプテン。5番は覚醒しつつある上級生のスラッガー(夏大後半の内容的にはチーム最強打者)。左⇒右⇒左⇒右、と交互になるし、上位打線はこの顔ぶれで問題ないと思われる。

 

追記)実は意表を突いて場面は「1回表の攻撃時」であり、1番が怜(三塁打⇒菫で得点)、2番が菫(犠打か進塁打で打点)、3番が稜、4番が希――という意見もあった。

辻褄はこちらの方が合う。

でも、梁幽館戦で3番があった稜はともかく、キャップの初1番を明示なしでもってくるというのは、ちょっと卑怯かなぁと。ただし、これが正解ならば秋大以降の基本オーダーは1番が怜になるかも。

1回表時の三塁コーチャー担当となると、光は下位打線だったのだろう。

再追記)53話で怜が初1番に指名されている(1番センターでのスタメン発表で驚いていた)事から、この説は明白に否定された。

 

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ここから先は、チーム1年目の夏大会までのデータをメインに、新越谷高校ナインを分析してみました

 

 

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チームとしての戦力分析

ピッチャー

4名が投手だ。

実力と経験から分類すると以下になる。

 

先発:詠深(エース)

   光(2番手)

サブ:理沙(本業は野手)

   息吹(本業は野手)

クローザー:詠深

 

埼玉県大会成績

  投球回数 自責点 奪三振 防御率 WHIP
詠深 15回2/3 16 2.23 0.89
息吹 07回0/3 1.00 1.43
理沙 10回1/3 4.07 1.74

※)詠深は2試合で完投

  理沙と息吹は梁幽館、柳大川越という強豪校相手では登板せず

 

夏大の成績をみても、理沙と息吹は「エースの酷使を避ける為に用意」した控え投手という枠組みを超えた数字にはなっていない。本業が野手の急造ピッチャーだ。基本的には、理沙と息吹は本業ピッチャー2名の負担を減らす役割での登板になるだろう。

彼女達が先発するにしても、イニングイーターや完投を期待されるスターターというよりは「いけるところまでいく」というオープナーだ。基本は打者一巡から二巡目、3回~4回を目安に交代する事を前提としている。

追記)秋の県大会初戦、姫宮高校戦にて理沙⇒息吹のリレーで2失点に抑えた(7対2での勝利)。夏大よりも両名共に投手としてレベルアップしているのは間違いない。

 

第50話にて、練習試合ダブルヘッダーの先発は、1戦目(熊谷実業2度目)が光、2戦目(夜明林工高)が詠深。参謀の芳乃からは完投司令が出ているので、右と左の先発2本柱というオーソドックスな布陣がベースになると予想される。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

埼玉県内にて屈指の好投手という評価を1年目の夏大で得た詠深に、チーム内での評価もまずまずな光。反面、控え投手2名は経験不足もあり少々頼りないが、先発2名が実力通りに仕事をすれば、やや駒不足ながらも投手力としては高いチームという評価になるだろう。

 

ちなみに1年目の夏大だが、仮に準決勝まで勝ち進めても詠深を2試合連続で先発はさせられないし、もしも無理に2試合連続で先発させれば、決勝で投手として使えなくなるので、すなわち決勝戦を捨てるのと同義になってしまうのだ。

どの道、夏大時点の投手事情では選手層的にベスト8かベスト4が限界だった。

キャッチャー

珠姫のみで控えなし。

捕手としての経験、実力ともに全国レベルの好プレーヤーだ。

だが、代わりがいないので仮に珠姫が怪我や病気で脱落すると、その時点でチームごとアウトになってしまう。来年度、新1年生から有望な捕手が入り、控え捕手として機能するまで、危ない橋を渡る事を強いられる。

内野

ファーストの定位置は左利きの希。

同じく左利きの光が、サブで入るかも。

1年目の夏大は詠深もサブで入っていた。

 

セカンド&ショートの二遊間コンビは、菫と稜。

内野の要だ。

この両名は替えがきかないが、対外的な評価はお世辞にも高くない。特に、派手なプレーを好む稜はイージーミスもある。ハッキリとレベルアップが必要な2人だ。光が加入して先発メンバーをローテーションで休養させる様になっても、この二遊間(と捕手)は守備の関係で常にスタメンしている。

 

サードの定位置は理沙。

サブで「投げない時の」詠深が入る事も。ただし光が加入したので、これからは「投げない時は」ベンチに回る機会が増えるだろう。

外野

センターはキャプテンの怜が定位置。

彼女の守備は全国レベルで評価が高い。

サブで光も入れる事が第51話で判明。とはいっても、センターは怜以外では不安だ。

 

レフトは定位置が息吹。

サブで希と光の左利きコンビか。

 

ライトは定位置が白菊。

初心者なので、ほぼ白菊で固定。

守備力はぶっちゃけ低い。ただし身体能力は高いので肩は強いはず。ライトが弱肩だとシングルが2塁打に、2塁打が3塁打になってしまったりする。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

 

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打線

埼玉県大会成績(一年目の夏)

  打率 出塁率 長打率 OPS その他
.563 .588 .813 1.401 1HR 5打点
.364 .563 .455 1.017 四死球5
珠姫 .286 .375 .286 0.661 猛打賞1
.333 .294 .533 0.827 6打点
理沙 .500 .563 .786 1.348 1HR 8打点
.267 .294 .333 0.627  
白菊 .154 .200 .385 0.585 1HR
息吹 .143 .571 .143 0.714 IsoD 4.29
詠深 .100 .250 .100 0.350  

※)赤字が優秀青字が問題

 

貢献度を加味した打撃総合評価

①希(ただし準々決勝は戦犯の1人)

 OPS:1.401

②菫(影のチームMVP)

 OPS:1.017

③理沙(チーム最多打点)

 OPS:1.348

―――OPS1.0(Sランク)の壁―――

―――OPS0.9(Aランク)の壁―――

④怜(まんべんなく活躍)

 OPS:0.827

 ※)ここまでが数字的に優良な打者

―――OPS0.8(Bランク)の壁―――

⑤息吹(1番打者としても機能)

―――OPS0.7(Cランク)の壁―――

⑥珠姫(梁幽館戦で猛打賞)

⑦稜(活躍した場面もあった)

―――OPS0.6(Dランク)以下―――

⑧白菊(数字より内容は良かった)

―――OPS0.5(Eランク)以下―――

―――OPS0.4(ゴミ)以下―――

⑨詠深(打撃では貢献0)

 

1年目の夏大5試合における通算成績から判断すると、チーム打力は明白に課題。

続いてデータのみならず内容から評価。

 

希⇒極めて優秀な打者

  ネックはややパワーレス

  3番での起用がベストか

菫⇒総じて優秀だがこじんまり

  相手からしたら恐さがない

  2番に固定で良いだろう

珠姫⇒並バッター

   OPS:0.661の3番って(泣

   本来ならば8番に置きたい

怜⇒そこそこ強打者

  足があるので1番が適正?

理沙⇒夏大後半からは強打者に覚醒

   パワー的にも4番でOKか

   馬宮戦以降の理沙は文句なし

稜⇒残念賞

  夏大はチームブービーな打者

  現状、上位打線では使えない

白菊⇒見所はあったが全体的には✕

   飛距離と打球の質は良い

息吹⇒大活躍だったが打力は低い

   まともにヒットが打てない

詠深⇒論外(アウト製造機)

   野手としては使えない

 

走力:①怜 ②稜 ③息吹 ④希

長打力:①白菊 ②理沙 ③怜

    ※)光は理紗と同等か若干上?

 

秋の大会に臨むにあたり、稜、白菊、息吹は根本的なレベルアップが必須だ。菫も可能ならばパワー(スケール)アップしたい。ソフバンの柳田がバッターモデルの光は打者として強力だろうが、投手業との兼ね合いでフルには使えないだろう。

 

エース詠深が先発の試合は、9番の彼女が自動的にアウト1つを相手に献上しているに等しいのがちょっと厳しいか。詠深先発の試合、光は投手として休養(ベンチ)、代打の切り札として使用するのが望ましいが、この層が薄い貧弱打線では現時点だと光は中軸打者で起用せざるを得ないかも

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

負担が大きい捕手の珠姫が8番を打てるくらいの打線でなければ、全国レベルを相手にするのは苦しいと思う。

詠深たちが3年になる世代だと、現メンバーでは長距離砲が白菊のみとなる。彼女が4番を打てるまで成長できるのか。そして2年1年生以下に、強打者揃いである現2年生トリオの穴を埋められる打者が何名入ってくれるのかがチームとしての鍵だ。

まあ、現2年生トリオの卒業で連載終了するかもしれないが。

 

追記であるが、チーム1年目の秋でプロのスカウトにリストアップされているのは「詠深、怜、希、光」の4名である。素質という面では、白菊もいずれリストアップされるのではなかろうか。

 

◆合わせて読みたい◆

アニメ版の特集は以下の記事から!

www.animewokill.com

 

 

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ここから先は、各キャラクターを独自解釈にて紹介していくからな

可能な限り、最新のデータで上書きして刷新していく予定ですよ

 

 

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新越谷ナインの解説

背番号1:武田 詠深

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ポジションは投手(三塁手)

基本オーダーは9番(8番)

 

主人公。

基本アホの子系なのに成績は優秀。

まだ1年生であるがチームの中では最も体躯に恵まれている。

上級生(2年)の怜と理沙に引けを取らない優れたフィジカル。

1年の秋にはプロのスカウトにリストアップされるまでに成長。

 

新生・新越谷としてのスタート直後の打順は、白菊と息吹が初心者なので2人より上の7番を打っていた。しかし春の練習試合での通算打率が.050しかなく、夏大からは9番で固定される事となる。なお、夏大の打率は5試合で.100に終わった。

練習試合の通算打率にちなんで「ゴブ(5分)リン」と読者には揶揄される事も。

打者としてはバッティングがダメなだけではなく、バントも苦手気味である。

 

投手としては傑出している。

中学時代に無名(公式戦未勝利)で終わったのは、彼女の変化球(通称、あの球)を捕球できないキャッチャーが原因であった。

高校入学を機に野球から離れる決意をしていたが、「あの球」を捕れる幼馴染の珠姫と再会した事により、再び野球に取り組む。その後、クラスメートの芳乃が参謀となりチームが出来上がっていく。希の目標に触発されて、全国を目指す様に。

 

スタミナが豊富で尻上がりに調子を上げていく。

柳大川越のキャプテン、大野 彩優美いわく「暴力的なピッチング」

奪三振能力も高い。加えてメンタルも強く、チームメイトに恵まれなかった中学時代の境遇もあり、野球を楽しんでプレーしている。大崩れしない信頼できる投手だ。

ピッチングスタイルとしては、物語開始から1年夏大の梁幽館戦の中盤までは「あの球」をウイニングショットに組み立てていく変化球投手。そして梁幽館戦の中盤以降は、通称「強直球(強ストレート)」に覚醒して、球速・球威による「真っ向からの」力勝負ができる本格派ピッチャーへとスタイルチェンジを果たしている。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

通常の直球、ツーシーム、カットボールでカウントを整え、あわよくばツーシームで凡打に、「強直球(強ストレート)」か「あの球」で打ち取りにいく。対戦相手のレベルが上がっていくに従い、「あの球」を見せ球(布石)にする事も増えている。

『おおきく振りかぶって』の主人公、三橋 廉をオマージュしている部分も散見できる。性格は正反対であるけれど(笑

 

夏大で敗退した後は、「強直球(強ストレート)」の制球と、リリースポイントおよびステップ幅の修正というフォーム改造に着手しており、第50話の時点ではその影響で調子を崩している様子が伺える。

まだまだ未完成で、投手としての潜在能力は更に上の領域にあるのかもしれない。

 

球種は以下――

強直球(強ストレート)

詠深のウイニングショット。

彼女にとって最強のボール。

正統なフォーシーム・ファストボールであり、彼女が秘めていた「本来のストレート」でもあった。投球ではなく、中継時にみせた詠深の送球の速度・威力に気が付いた珠姫が、詠深のストレートを本来のレベルまで引き出していく。ネーミングはその珠姫から。

詠深が「本来のストレート」を投げられなかったのは、「あの球」を捕ってもらえなかった中学時代のトラウマが原因で、精神的なリミッターが無意識下に掛かっていたからと、珠姫は考えていた。実際は心理的なストッパー以上に、ステップ幅とリリースポイントが他の球種時と異なっており、それが球速と球威の物理的な差異を生み出していた。

梁幽館高校の戦術担当の参謀マネージャー、高橋友理は「変化球を先に覚えて、本当のストレートは未習得なのでは」と評したが、奇しくもそれは正解に近い。指導者に恵まれずに、独学(我流)で「あの球」をマスターした弊害(代償)として、詠深に最も適した投球フォームから遠ざかっていたのだろう。また、フォーシーム・ファストボールは正確なバックスピンを要求される「最も難易度の高い変化球」とも定義できる。

夏合宿の時点では制球が悪く、高めに外れる事が多い。ゆえに待球に弱い面もある。

純粋な球速としては、熊谷実業の久保田や柳大川越の朝倉に劣らないと推察される。伸びとキレは久保田よりも上だろう。

仲間内では「強直球(強ストレート)」と呼称されているが、対戦相手からは「あのストレート」「例の直球」と畏怖されている。速球派投手によくあるスタミナ切れによる球威の衰えどころか、彼女は回を追うごとに球速・球威を増していくので、バッターにとっては脅威そのものだ。

このストレートは、詠深の成長に追従して更に威力を増していく可能性も。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

あの球(ナックルスライダー)

ウイニングショットその2。

詠深にとって絆と想いが宿る球種。

幼少時におもちゃのカラーボールで投げていた「魔球(大きなカーブ系)」を、硬式でも再現しようと、詠深が独自に編み出した変化球。

再現(酷似)しているのはボールの軌道であり、当然ながら「魔球」と「あの球」では投げ方(特にボールの握り)は異なっている。打者の胸元から縦方向に大きく鋭い変化をみせ、低めにまで落ちる軌道。打者のレベルによっては、顔面付近のビーンボールから変化すると錯覚を起こさせる程だ。

フィクションなファンタジーボールではなく、リアルに実在する変化球で、その正体は「ナックルスライダー」である。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

仲間内では「あの球」呼びで一貫されているが、対戦相手(主に強豪校)には球種が「ナックルスライダー」だと看破されている。(強豪校ではない)馬宮高校の面子は「エグい高速カーブ」と見誤っていたが。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

県大会上位レベルには初見で対応される事も。

高校通算50本超えの中田奈緒を真っ向からの力勝負で捻じ伏せた「強ストレート」(注)とは違って、全国レベルでは決して突出した球ではない。

 注記)最終打席、中田は「あの球」にはタイミングが合っていたが、「強ストレート」に対しては「完全に振り遅れ+スピンに負けてボールの下を叩く」というファーストフライに倒れる。

このボールも低めに外れる事が多く、待球には弱かったりする。

物語開始当初は、この「あの球(ナックルスライダー)」で強敵を倒していく漫画だと思っていたら、強打者には割と通用しなく、良い意味で予想を裏切られて驚いた。

余談だが、春の練習試合で連敗街道を突っ走っている時、冗談で「魔球デスサイズ」と名付けられたネタがあり、それによりゲーム等で「あの球」を「デスサイズ」と表記していたりする。あくまで冗談であり、当然ながら作中での定着はしなかった。

ストレート

並の球だが、コントロールは良い。

女房役の珠姫は、詠深の「遅いストレート」を配球に使えると高く評価している。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

ツーシーム

何気に詠深が投げるボールで、最も頻度が高い球種だったりする。

コントロール、キレ、変化と珠姫が配球するのに使い勝手が良く、好みなのだろう。実際、このツーシームを中心にカウントを作る場面が多い。

フォーム改良に成功すれば「強ツーシーム」を投げられるのだろうか?

カットボール

詠深としては今ひとつだった変化球。

使用頻度は低いし、ツーシーム程は使えないと珠姫は評している。しかしリリースポイント修正のフォーム改造で使える球に進化した。

チェンジアップ

単に緩急を利用したスローボールではなく、本物のチェンジアップは減速しつつ手元で独特の沈み具合をみせる。詠深の場合は練習試合でパーム系の握りで投げようとしたが、バックフェンス直撃の暴投をしてしまった。

第50話の時点では、取り組んだばかりで完成には程遠い出来である。

 

球詠 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

球詠 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

背番号2:山崎 珠姫

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ポジションは捕手

基本オーダーは3番⇒6番(3番、5番)

 

詠深の幼馴染で、疎遠になっていたが高校で再会した。

第2主人公的な立ち位置か。

中学時代には強豪「美南ガールズ」で正捕手を務めており、全国出場の経験を持つ。しかし、最後の大会では強打の控え捕手にレギュラーを奪われてしまった。その件もあってか、高校では「本気の」野球から身を引こうと思っていた。けれども「あの球」を習得していた詠深との再会で、高校でもエンジョイではなくガチで野球をやる事に。

 

捕手としては「強気の」リードを含めて、文句の付けようがないスキル。

データ分析能力も優れている。

その反面、打者としては物足りない。1年目の夏大だが、梁幽館との試合は先発ピッチャーの吉川和美がガールズ時代のバッテリーだった事もあり、例外的に1番を打って猛打賞だったが、それ以降の打棒は振るわなかった。

秋大会に舞台を移し、打線が全体的に強化されている中でも詠深が先発時は3番か5番を打つ事も。光が先発する場合は、6番に下がる模様である。

背番号10:川口 芳乃

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マネージャー

実質的なチームの指揮官

 

川口姉妹の双子の妹。

重度の高校野球マニアにして、データ収集と解析を得意としている。野球知識も深い。幼少時から家の近所である新越谷野球部の大ファン。

その頭脳から成績も非常に優秀。

 

参謀役を自任しており、監督以上の発言力をチーム内にて発揮する事も。

采配やオーダーも基本的に彼女の意向で決定される。それもそのはずで、新生・新越谷硬式野球部は「芳乃が集めた芳乃のチーム」という側面があり、監督がチームの実権を委ねられるのは彼女が引退してからになるだろう。

背番号11:川原 光

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ポジションは投手(一塁手/外野手)

基本オーダーは3番(5番)

 

1年目の夏大終了後に加入した新戦力。

戦力的なテコ入れ要員ともいう。

「がんばるぞい」ポーズの使い手。

2年生であるが、去年入部を見送ったのは不祥事にも繋がる結果となった当時の上級生からの過剰な下級生シゴキを目撃して委縮してしまった故。その過去に対して、同じ2年の怜と理沙に引け目を感じている。

 

一部の読者からは「幼女先輩」と人気。

ロリで美少女かつ可憐な外見とは裏腹に、脱いだらガチムチなアスリート筋肉を纏っている。形容するのならば、パワー系ロリ。

貴重なサウスポーでもある。

通常ならば、新戦力は来年度まで補充できない。しかしレアケースとして投入された強キャラクターだ。決定的に足りなかった投手の台所事情を補い、かつ打線の破壊力不足をも一気にカバーできる存在。リザーバー型が多い追加キャラでは珍しい「中途参加なのにチームの主力」タイプだ。

全国経験がありガールズで名を馳せた怜、世代最高クラスでチーム最優良打者の希、主人公の詠深と並んで、プロのスカウトにリストアップされる実力と素質を備えている。

 

投手としては、コントロールがアバウト(これは高校一年時に軟式に所属していた為、まだ硬球になれていないのが主因)で球質が軽いという欠点を持つ。持ち球は「スピンが良質な直球」「スライダー」「チェンジアップ(おそらくサークルチェンジ)」の3つが判明。他にも持っているかも。珠姫いわく「駆け引きのし甲斐がある投手」

エース詠深と比較すると投手としての能力は格落ち感が否めない。

その反面、打者としては詠深より遥に上で、小技とパンチ力を兼ね備えている貴重な左打者だ。スイングのモデルがソフバンの柳田(ギータ)そのまんまである。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

名前的には「のぞみ」と「ひかり」で、希と新幹線コンビになっている。モデル選手的にも中村晃とギータだ。第56話にて二人の絆は強固に結ばれた模様である。

スタメン時の打順は3番が基本。

その56話では3番が光、4番が希で、二人は打線初コンビを組んで機能している。

希が1番に入るケースだと、怜が3番になり光は5番。

夏合宿の練習試合~秋大予選戦まで、豪快なフルスイングからの強打を充分に発揮している。強烈な打球速度およびパワーは理紗、白菊と並んでチームでも屈指。プロ注の天才投手・松岡凛音との対決は、プロのスカウトに「見ごたえのある勝負」と評されるパワフルな打撃を披露した。

背番号3:中村 希

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ポジションは一塁手(左翼手)

基本オーダーは1番(4番)⇒4番(1番)

 

九州からやってきた安打製造機。

「勝負して!」

ややコミュ障(基本的に無口で口下手)な面もある。こと野球においては戦闘民族。ホームランを打った味方への祝福で、本気の蹴りを入れる女である。先輩に敬語を使うのも苦手な模様。けれども誰よりも野球に対して真剣で努力家だ。

芳乃ラブな人で打者の主役ともいえる。

 

チームではナンバーワンの打力を誇る。

1年の秋にはプロのスカウトにリストアップされるレベルのバッターだ。

クラッチ&スプレーヒッター。

俊足好打で打球方向を狙った位置へコントロールできる。高い打率に長打率。ただしパンチ力と飛距離は中距離打者以下で、二塁打で長打率を稼いている。 公式戦のホームランは梁幽館戦での1度のみだ。白菊のパワー(規格外の長打力と飛距離)に嫉妬して、一方的にライバル視している。

 

基本的に1番に入るが、4番を任されるケースもある。その場合は1番には息吹が入り、キャップが5番に下がる。

夏大が終わりスランプに陥る。主に(技術面よりも)精神面が原因だ。

強打者の光が加入して彼女が基本的に3番打者に。加えて、6番だった理紗が4番打者に昇格と、夏大の頃とは打線事情が大きく変わってしまった。そんな中、秋大初戦の姫宮との試合でスランプからスタメンを外れた際、希の定位置だった1番に怜が入って活躍。

第56話でスランプを克服。復活のスタメンでは4番に入り3番の光と初コンビを組む。その後の深谷東方戦では1番に戻っている。

背番号8:岡田 怜

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ポジションは中堅手

基本オーダーは4番⇒1番(3番)

 

キャプテン(主将)を務める。

ガールズ時代から名が知られており、全国レベルでも通用する中堅手。

その守備範囲を支える足はチーム1だ。

チーム1年目の秋大会時にはプロのスカウトにリストアップされているが、評価が高いのは打撃よりも俊足および守備(とフィジカル)だろう。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

面倒見の良い人柄からチームメイト(下級生)達に慕われており、彼女がキャプテンである事に関して不満は一切ない。その反面、キャプテンシーには欠ける面も散見でき、本人も1年目夏大敗退の時点で自覚を持つ。

打者としてもそれなりの力があり、夏大までのメンバーにおいては4番がメイン。ベンチから「打点マニア」と声を掛けられる程度にはチャンスに結果を出している。だが芳乃の評価では「怜の真骨頂は守備」だ。本来ならば中軸よりも1番を打たせたいタイプか。

親友の理沙が4番に昇格した事により、夏合宿の練習試合では3番に降りていた。しかし秋の県大会本番ではスランプの希に代わり最も適性のある1番に入る。

秋大初戦の姫宮戦にて、かつてのチームメイト・小陽と美月と再会。2人との試合および交流を経て、去年のトラウマとキャプテンシーの弱さは克服した模様。

希が1番に入る打順だと3番に。

背番号5:藤原 理沙

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ポジションは三塁手(投手)

基本オーダーは6番⇒5番(4番)

 

チームの副キャプテン的な存在。

ファンの通称「重い人」

走力は「鈍足」と評されるレベルだ。

 

規格外な白菊を除けば、そのパワー(パンチ力)は光とチーム1、2を争う。

控え投手もこなしており、重い球質を利したパワーピッチングを身上としている。

打者としては夏大の馬宮戦まではチームに貢献できていなかった。基本オーダーも6番だった。しかし馬宮戦でのホームランから状況が変わり、熊谷実業戦および柳大川越戦で強打者として覚醒した感がある。5番に定着。自信を得て精神的に成長した。

 

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引用元――球詠(漫画:マウンテンプクイチ、芳文社)より抜粋】

 

春の合宿で、怜に「4番ピッチャーを務めた時、貴女を超える」と言っていたが、投手としてはともかく、打者としては怜を超えて4番に入っても不思議ではない位置まできた。

そして第51話にて、ついに念願であった4番の座をゲットしてみせる。

秋大予選初戦では4番ピッチャーを務め、見事に勝利投手に輝く。内容的に投手としての結果はさておいて、打線の大黒柱として定着した貫録をその打棒によって示した。

だが第56話では、スランプから復活した希に4番を譲り、再び5番を打っている。

希が1番に入る時は4番を任される様に。

背番号4:藤田 菫

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ポジションは二塁手

基本オーダーは2番

 

チームのおしゃれ番長。

不動の2番打者。

打席での小技も含めて、堅実なプレーを確実にこなしている。派手な活躍は皆無だが、チームの地盤を支えている。夏大では影のMVP的な数字を残した。無失策、犠打成功率100%、四球の数、出塁率に加えて、なにげに打率と長打率も悪くない。極めて上位打線向きの打者。このままスケールアップすれば最高の2番打者になれるだろう。

背番号7:川口 息吹

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ポジションは左翼手(投手)

基本オーダーは8番⇒7番(6番)

 

センス・オブ・ワンダー。

運動センスのみなら天才と形容できる。

芳乃の双子の姉。

野球においては、芳乃のリクエストで幼少時にプロ選手のフォームを物真似していた経験から、いわゆる「コピー能力」を発揮できる。ただしコピー(模倣)可能なのはフォームのみ。スピードとパワーはオリジナルには及ばない。

野球初心者というよりは、アスリートとしてスタートラインに立ったばかり。

コピー能力を発揮してもオリジナルに及ばないのは、単純にフィジカルが不足している為である。

 

1年目の夏大において、初心者とは思えない活躍を披露するが、土台ができていない故の未熟さも目立っていた。

フィジカルとキャリアが彼女の才能に合わされば、3年生になった頃にはチームを牽引できる中心的存在になるに違いない。

背番号9:大村 白菊

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ポジションは右翼手

基本オーダーは7番⇒6番(7番、8番)

 

剣道のインターミドル王者。

強烈な打球速度と飛距離を誇る「ロマン砲」

神仏照覧。

実家が剣道道場を経営しており、その関係で白菊自身も剣道家である。白菊は剣道ではなく野球選手に憧れていた。母親に「剣道で全国一になれれば野球をして良い」との条件を突き付けられ、本当に全国制覇を果たしてしまう。

知的で和風お嬢様な外見や物腰とは裏腹に、どうやら「文武両道」とはいかない模様。

 

全国でも屈指のスポーツエリートだ。

しかし野球初心者である為、ライトの守備はおぼつかない。打撃もミート力に欠ける。

技量的には未熟そのものであり、息吹の様なセンスには恵まれていないが、そのスイングから弾き出される打球は規格外の一言。芯を食えばホームラン。掠った当たりでも角度がつけばフェンス際。本人いわく「ドン詰まり」でも痛烈なライナー。

 

白菊が初心者から脱した時には、堂々と中軸を任せられる打者に成長している筈だ。少なくとも3年生時は4番を打っているだろう。

1年目の秋大初戦においては、自己最高打順である6番を任され、相手のシートを真っ向から打ち破る痛烈なタイムリーヒットを放つ等、非凡な活躍をしてみせた。

光が先発時のベスト攻撃陣(詠深が打線から抜ける)だと、6番を珠姫に譲り、白菊は8番まで下がる。いずれはベスト攻撃陣でも(珠姫を8番にして)6番を打てる様になりたい。

背番号6:川﨑 稜

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ポジションは遊撃手

基本オーダーは5番⇒6番⇒9番(8番)

 

菫と同じ中学出身。

悪友と呼べる仲。

ボーイッシュで奔放だ。そしてイメージを裏切らずに学業は劣等生の部類か。

チームの花形ポジションであるショートを任されている。二遊間コンビを組む菫とは対照的に、派手なプレーを好む。その反面、丁寧さや正確さに欠ける場面も。

打撃に関しては、芳乃に「フリースインガー(自由に打つ人)」と評されていた。だが、好き勝手に振り回すわりにパンチ力はない。夏大では打撃が振るわずに、クリンナップである5番から6番に降格されている。例外的に3番を任された梁幽館戦でも第1打席の内野安打以外は活躍できず、クリンナップ失格という芳乃の判断は妥当といえよう。

 

第50話では俊足を活かす為に左打ちにチャレンジ。強打者である光の加入もあり、第51話の練習試合では(詠深がベンチである為に)9番にまで打順を下げている。

左打ちに開眼して、足が武器であるトップバッターになれるか。あるいは彼女が3番を打てるまでに成長すれば、打線として面白くなるだろう。

秋大が始まり、上位に繋ぐ優良な下位打者として、その俊足も含めて(モデルのムネリンに恥じない)才能の片りんを見せ始めている。

監督:藤井 杏夏

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新任であるが野球部のOGで、新越谷高校が県内の強豪だった頃の世代。

高校教師としての担当は家庭科。

実質的にチームをまとめている芳乃がいる為、チーム方針をその芳乃と相談しつつ、大人でしか出来ない役割を担当している。ノッカーとして非常に出来る女。ただし現役時代の体力はすでにない模様。

 

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